【東京都】新築・オーナー向け最大240万円!東京ゼロエミ住宅・給湯省エネ補助金申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象事業者(法人・個人)
主な申請要件・条件
- 住宅本体の建設費、太陽光発電設備、蓄電池システム、V2H充放電設備、高効率給湯器(単独申請の場合)
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 85.0% |
補助金・助成金の概要
Overview東京都内で新築住宅を建築する個人や事業者、および賃貸集合住宅のオーナーにとって、省エネ性能の向上は避けて通れない課題です。本記事では、最大240万円の助成が受けられる『東京ゼロエミ住宅普及促進事業』を中心に、国の『賃貸集合給湯省エネ事業』との関係性や、太陽光発電・蓄電池導入時の加算額、申請時の注意点を専門的な視点から詳細に解説します。これらを活用することで、環境負荷の低減と建築コストの最適化を同時に実現することが可能です。
この記事でわかること
- 東京ゼロエミ住宅助成金の最新水準別(A/B/C)の助成金額と要件
- 太陽光発電設備、蓄電池、V2H設置における具体的な加算額と計算方法
- 国の『給湯省エネ事業』と東京都の助成金の併給可否に関する重要判断基準
- 賃貸オーナーが直接申請できない『賃貸集合給湯省エネ事業』の仕組み
- 不備を防ぎ、確実に交付決定を受けるための電子申請ステップと必要書類
令和7年度(2025年度)東京ゼロエミ住宅普及促進事業の全体像
東京都は、家庭部門のCO2排出量を削減するため、都独自の省エネ住宅基準である『東京ゼロエミ住宅』の新築に対して手厚い助成を行っています。2025年度は予算規模約294億円を確保しており、住宅の断熱性能や設備の省エネ性能に応じて3つの水準に分類されます。特に『水準A』は、高い断熱性能を誇り、冷暖房効率が極めて高い住宅を指します。
【水準別】住宅建設費の助成金額一覧
| 住宅種別 | 水準C(基本) | 水準B(推奨) | 水準A(最高峰) |
|---|---|---|---|
| 戸建住宅 | 40万円/戸 | 160万円/戸 | 240万円/戸 |
| 集合住宅等 | 30万円/戸 | 130万円/戸 | 200万円/戸 |
集合住宅の場合は、全戸が水準C以上であることが助成の条件となります。各住戸の水準に応じて助成額が適用されるため、1棟の中でも異なる助成額が混在するケースがあります。新築建築主(個人・事業者)が対象であり、床面積が2,000平方メートル未満のものが対象となります。
創エネ設備(太陽光・蓄電池・V2H)による加算制度
住宅本体の助成に加え、太陽光発電設備や蓄電池、V2H(Vehicle to Home)を設置することで、助成額をさらに大幅に上乗せすることが可能です。特に東京都では、太陽光パネルの設置が事実上義務化される方向にあるため、この助成制度を活用することの経済的メリットは非常に大きいです。
太陽光発電設備の助成詳細
太陽光発電設備は、発電出力および『オール電化住宅』か否かによって助成単価が変動します。
- 3.6kWまでの設置: オール電化住宅の場合、1kWあたり13万円(最大39万円)。一般住宅の場合、1kWあたり12万円(最大36万円)。
- 3.6kW超〜50kW未満: 単価は10万円〜11万円/kWとなります。
- 機能性PV加算: 小型住宅や景観に配慮した『機能性PV』を導入する場合、1kWあたり1万円〜8万円が別途加算されます。
- 集合住宅向け架台加算: マンション等の陸屋根に架台を用いて設置する場合、1kWあたり最大20万円が加算されます。
蓄電池・V2Hの助成金額
蓄電池システム
12万円/kWh
V2H充放電設備(最大)
100万円
蓄電池については、環境省のZEH補助対象機器としてSIIに登録されていることが条件です。V2Hは、電気自動車(EV)等を所有し、太陽光発電設備と連携させる場合に、導入費用の10/10(最大100万円)が助成されます。EV単体や太陽光のみの場合は1/2(最大50万円)となるため、システム全体の設計が重要です。
国と東京都の補助金の併給(ダブル受給)に関する注意点
補助金活用において最も誤解が生じやすいのが『併給可否』です。東京都の助成金と、国の補助金は内容によって併用できるものとできないものが明確に分かれています。
【重要】東京ゼロエミ住宅助成金と併用できない補助金
- 給湯省エネ事業/賃貸集合給湯省エネ事業: 高効率給湯器に対する国の補助金は、東京ゼロエミ住宅助成金と併用できません。
- ZEH支援事業(国): 戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギーハウス化支援事業との併用は不可です。
- LCCM住宅整備推進事業: ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅の補助金も併用できません。
- 東京ゼロエミポイント: エアコンや給湯器の買い換えに対するポイント付与制度も併用不可です。
【推奨】東京ゼロエミ住宅助成金と併用できる補助金
- 子育てエコホーム支援事業: 若者夫婦・子育て世帯向けのZEH住宅等への補助は併給可能です。
- 子育てグリーン住宅支援事業: 一定の条件(長期優良住宅等)を満たせば併給可能です。
- 地域型住宅グリーン化事業: 地域材を活用した省エネ住宅への補助金も併用可能です。
賃貸オーナー必見:賃貸集合給湯省エネ事業の活用法
既存の賃貸集合住宅において、小型の省エネ型給湯器(エコジョーズ、エコフィール等)に交換する場合に活用できるのが国の『賃貸集合給湯省エネ事業』です。この事業は、東京ゼロエミ住宅(新築)とは異なり、既存ストックの改修がメインとなります。
申請の仕組みとオーナーが注意すべき点
本事業の最大の特徴は、『オーナー自身が直接申請することはできない』という点です。あらかじめ事務局に登録された『賃貸集合給湯省エネ事業者』(施工業者やリース事業者)が、オーナーに代わって申請手続きを行い、補助金をオーナーに還元する仕組みとなっています。
失敗しないためのチェックポイント
契約前に、施工業者が『住宅省エネ支援事業者』として登録されているかを必ず確認してください。登録のない事業者との契約による工事は、一切補助金の対象となりません。また、予算に対する申請額の割合が100%に達し次第、受付終了となります(2025年12月末時点では約58%の進捗)。
補助金受給までの5ステップ(東京ゼロエミ住宅の場合)
よくある質問(FAQ)
専門家による申請のコツと成功のポイント
補助金申請において最も多い失敗は、設計段階での確認漏れと、実績報告時の添付書類不足です。特に東京都の助成金は、独自の技術基準に基づいているため、ハウスメーカーや設計事務所が『東京ゼロエミ住宅』の認証手続きに慣れているかどうかが成功を左右します。また、複数の補助金を併用する場合、それぞれの実績報告期限が異なるため、ガントチャート等でスケジュール管理を徹底することが重要です。
東京都の『東京ゼロエミ住宅助成金』は、これからの住宅スタンダードを先取りするための非常に有利な制度です。最高水準の住宅性能を確保しつつ、創エネ設備を組み合わせることで、光熱費の大幅な削減と高い快適性を両立させることができます。予算には限りがあるため、新築計画の初期段階から専門家へ相談し、確実に助成枠を確保することをお勧めいたします。
公式窓口での詳細確認と事前相談のご案内
東京都環境公社 クール・ネット東京では、申請に関する個別相談を受け付けています。最新の様式や電子申請の操作方法は、公式サイトからご確認いただけます。複雑な案件については、早めの相談がスムーズな交付への近道です。
免責事項: 本記事の情報は2025年時点のものです。補助金の内容、要件、金額、および予算状況は、行政の決定により随時変更される場合があります。申請にあたっては、必ず東京都環境公社(クール・ネット東京)および住宅省エネ2025キャンペーンの公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事に基づく判断により生じた損害について、当方は一切の責任を負いかねます。
申請前チェックリスト
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大240万円 | 最大30万円 | 太陽光7万円/kW、蓄電池1/3補助 | 最大100万円 | 最大5.0億円 |
| 補助率 | — | — | — | 対象経費の20%から50%の範囲内。対象者(中小企業、管理組合等)や導入する設備によって補助率が異なります。補助上限額は100万円です。 | — |
| 申請締切 | 2026年3月31日 | 2026年3月2日(月曜日)まで ※予算がなくなり次第終了 | 令和8年1月15日まで | 令和8年3月31日(予定)※予算上限に達し次第終了 | 令和6年7月12日まで(最新回は公式サイト参照) |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 85.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 40.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |