【全国】法人・ビルオーナー向け最大5億円!ZEB実証事業補助金の申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象事業者(法人・個人)
主な申請要件・条件
- 本工事費、機械器具費(空調、照明、給湯、BEMS等)、付帯工事費、業務費
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 75.0% |
補助金・助成金の概要
OverviewZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の導入は、企業の脱炭素経営を推進し、光熱費の大幅な削減や建物の資産価値向上を実現する重要な戦略です。本記事では、経済産業省や環境省が主導する最大5億円の補助金『ZEB実証事業』をはじめ、2025年度(令和7年度)に活用可能な各種支援制度の要件や申請のポイントを詳しく解説します。
この記事でわかること
- ZEBの種類(ZEB, Nearly ZEB, ZEB Ready, ZEB Oriented)の明確な違い
- 令和7年度『ZEB実証事業』の補助率・補助金額・対象要件
- 千葉県や福岡市など自治体が独自に提供する設計費補助金の最新動向
- 申請に必須となる『ZEBプランナー』の役割と選定のメリット
- 採択率を高めるためのスケジュール管理と必要書類の準備方法
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の定義と重要性
ZEBとは、先進的な建築設計と高効率な設備導入により、建物内の快適な環境を維持しながら、年間で消費する一次エネルギー消費量をゼロに近づけることを目指した建築物のことです。日本政府は2050年のカーボンニュートラル実現に向け、2030年度までに新築建築物で平均的なZEB化を目指すという高い目標を掲げています。
エネルギー削減率による4つの分類
ZEBは、エネルギー消費量の削減状況や再生可能エネルギーの導入量に応じて、以下の4段階に分類されます。申請する補助金によって求められる基準が異なるため、自社のプロジェクトがどのランクに該当するかを事前に把握することが不可欠です。
| 分類 | 定義と削減率の目安 |
|---|---|
| 『ZEB』 | 再生可能エネルギーを含め、一次エネルギー消費量を100%以上削減した建物。 |
| Nearly ZEB | 再生可能エネルギーを含め、一次エネルギー消費量を75%以上削減した建物。 |
| ZEB Ready | 外皮の高断熱化や高効率設備により、一次エネルギー消費量を50%以上削減した建物(再エネ除く)。 |
| ZEB Oriented | 延べ面積10,000平米以上で、基準に応じた省エネ措置を講じ、30%〜40%以上削減した建物。 |
令和7年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業の詳細
経済産業省が実施する本事業は、ZEB化に資する高性能な建材や設備機器の導入費用を強力にバックアップするものです。実証事業としての側面を持つため、導入後のエネルギー使用状況の報告や情報の公表が義務付けられています。
最大補助金額(年度あたり)
5億円
補助率
最大 2/3
対象となる主要な技術項目(選択必須要件)
本補助金の採択を受けるためには、SII(環境共創イニシアチブ)が指定する以下の15の技術のうち、1項目以上を導入する必要があります。これらは単なる省エネ設備ではなく、実証に値する先進的な技術であることが求められます。
- 自然換気システム: 煙突効果や風圧を利用し、冷房負荷を低減する技術
- 地中熱利用の高度化: 地中熱ヒートポンプ等により空調・給湯エネルギーを低減
- 照明のゾーニング制御: 人感センサーや照度センサーによるきめ細かな調光制御
- 熱回収ヒートポンプ: 冷水と温水を同時に生成し、効率的に熱を利用する技術
- コージェネレーション設備の高度化: 発電時の廃熱を有効利用するシステム
申請時の重要注意点
- 補助金の交付決定前に着工(発注・契約)したプロジェクトは対象外となります。
- 電子申請システム『jGrants』を利用するため、事前に『GビズIDプライムアカウント』の取得が必要です。発行には2〜3週間を要する場合があるため、早めの手続きを推奨します。
- ZEBプランナーによる関与が必須要件となります。
環境省・国土交通省によるZEB関連補助金
環境省:建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業
環境省は、新築だけでなく既存建築物の改修に対しても手厚い支援を行っています。特に既存建築物の場合、延べ面積に関わらずZEB、Nearly ZEB、ZEB Readyのいずれに対しても最大2/3の補助率が適用される場合があり、改修を検討中のオーナーには非常にメリットが大きい制度です。
国土交通省:サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)
省エネ性能だけでなく、先導的な技術の普及に貢献するプロジェクトを支援します。補助上限は3億円で、補助率は1/2以内です。LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅や中小規模建築物部門など、複数のカテゴリーが用意されています。
【自治体別】ZEB導入を支援する独自補助金制度
国だけでなく、多くの自治体がZEB化のハードルを下げるために、主に『設計費』や『BELS認証取得費用』の補助を行っています。国の補助金と併用可能な場合も多く、事前の確認が推奨されます。
| 自治体名 | 補助内容・金額の目安 |
|---|---|
| 千葉県 | ZEBのBELS取得にかかる設計費等を最大200万円補助。 |
| 福岡市 | 市内の建築士事務所への設計委託を条件に、最大300万円を定額補助。 |
| 静岡県 | ZEB化検討の上乗せ設計費を最大230万円、補助率1/2で支援。 |
| 札幌市 | 積雪寒冷地の特性を踏まえたZEB設計費を最大300万円補助。 |
ZEBプランナーの役割と活用のメリット
ZEBプランナーとは、ZEB化の実現に向けた相談窓口を有し、建築設計やコンサルティング業務を行うものとしてSIIに登録された専門家です。多くのZEB関連補助金では、このZEBプランナーの関与が必須の交付要件となっています。
専門家(ZEBプランナー)を活用する3つのメリット
- 複雑な省エネ計算の代行: 建築図面や設備仕様に基づいた精密なエネルギー計算を正確に実施できます。
- 補助金申請のトータルサポート: 膨大な申請書類の作成から、jGrantsでの電子申請操作まで一貫して支援を受けられます。
- 最適な設備選定のアドバイス: 予算と目標とするZEBランクに応じた、最も費用対効果の高い技術提案が受けられます。
ZEB補助金申請の5ステップ
補助金の採択を受けるためには、計画的な準備が不可欠です。以下に、標準的な申請の流れをまとめました。
よくある質問(FAQ)
ZEB化は、単なるコスト削減だけでなく、災害時のレジリエンス強化やESG投資の呼び込み、そして従業員のウェルビーイング向上に直結する先行投資です。最大5億円という大規模な支援が用意されている今こそ、専門家であるZEBプランナーと共に、次世代のビル経営に向けた第一歩を踏み出しましょう。
ZEB化の検討を今すぐ始めませんか?
補助金申請には高度な専門知識と綿密なスケジュール管理が必要です。まずは最寄りのZEBプランナーへ、自社ビルがどのZEBランクを目指せるか、簡易診断を依頼することから始めましょう。
免責事項: 本記事の情報は2025年1月時点のものです。補助金の内容、公募期間、要件等は各事務局の判断により変更・更新される場合があります。申請にあたっては、必ず一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)や各自治体の公式サイトにて最新の公募要領をご確認ください。
申請前チェックリスト
類似補助金との比較
| 比較項目 |
この補助金
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大5.0億円 | 最大50万円 | バス利用運賃の一部(車種・移動範囲により変動、利用団体の負担額が最小7,500円~最大60,000円) | 太陽光発電:1kWあたり7万円(上限5kW、最大35万円)/ 蓄電池:設置費用の1/3(上限5kWh) | 最大100万円 |
| 補助率 | — | — | バスの車種、移動範囲(市内・市外)に応じて定められた金額を補助します。利用団体の負担額が最小7,500円から最大60,000円になるように設定されています。詳細は運賃一覧表をご確認ください。消費税・高速代は対象外です。 | 太陽光発電設備:1kWあたり70,000円の定額補助(上限5kW)。蓄電池:対象経費(工事費込み・税抜)の3分の1を補助(上限5kWh)。 | 補助対象経費の3分の2(1,000円未満切り捨て), 補助上限 100万円 |
| 申請締切 | 2025年9月26日 | 2025年4月1日から受付開始 | 令和8年3月31日(火) | 2026年1月30日まで ※予算上限に達し次第、受付終了 | 令和8年3月31日 |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 75.0% ※参考値 | 70.0% ※参考値 | 80.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 50.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
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