【全国】蓄電池・再エネ導入の事業者向け最大1/2補助!令和6年度補正DER補助金申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象事業者(法人・個人)
主な申請要件・条件
- 設備費(蓄電池、再エネ発電設備、EMS)、設計費、工事費、調査費、ソフトウェア購入費
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 50.0% |
補助金・助成金の概要
Overview本補助金は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、再生可能エネルギーの導入加速化と電力需給の最適化を図るための大規模な支援制度です。令和6年度補正予算では、デマンドレスポンス(DR)に対応した蓄電池の導入や、災害時に自立可能なマイクログリッドの構築を目指す民間企業や自治体に対し、設備導入費用の最大2分の1から3分の1を補助します。電力の安定供給とエネルギーコスト削減を同時に実現したい事業者にとって、極めて重要な支援策となっています。
この記事でわかること
- 令和6年度補正予算におけるDER・DR補助金の全体像と主要な補助対象事業
- 家庭用・産業用蓄電池の導入に関する補助率、目標価格、申請要件の詳細
- 地域独立系統(マイクログリッド)構築支援事業の採択条件とコンソーシアム体制
- 補助金受給後の財産処分制限や適切な管理、災害対応訓練などの義務事項
- 審査を通過し採択率を高めるための申請書類作成のポイントと実務上の注意点
1. 令和6年度補正予算における分散型エネルギーリソース(DER)導入支援の概要
経済経済省が主導する本事業は、再生可能エネルギーの出力変動に対応するため、需要家側が保有する蓄電池等の分散型エネルギーリソース(DER)を活用し、電力需給のバランスを柔軟に調整する仕組み(デマンドレスポンス、DR)の構築を目的としています。令和6年度補正予算では、総額127億円規模の枠組みの中で、より高度なエネルギーマネジメントの実現を目指しています。
1-1. 分散型エネルギーリソース(DER)とDR補助金の関係
DR補助金とは、電力の需給バランスを保つための節電プログラム(DRプログラム)に参加することを条件に、蓄電システムの導入費用を支援する制度です。太陽光発電などの再生可能エネルギーは天候によって出力が変動するため、系統全体の安定を維持するには、需要側で電気の使用タイミングを調整したり、蓄電池で充放電を行ったりする『フレキシビリティ』の確保が不可欠です。本事業は、この調整力を提供する設備への投資を強力にバックアップします。
1-2. 補助対象となる主要な4つの事業区分
本補助金は、以下の4つの柱で構成されています。事業者は自社のプロジェクトがどの区分に該当するかを正確に把握する必要があります。
| 事業区分 | 主な内容 | 補助率 |
|---|---|---|
| DR対応リソース導入支援 | 家庭・業務産業用蓄電システムの導入、IoT化の推進 | 1/3以内、1/2以内など |
| スマートメーター活用支援 | スマートメーターを活用したDR実証や電力データ活用 | 定額、1/2以内など |
| 大規模系統整備調査支援 | 海底直流送電などの広域系統整備に向けた調査検討 | 1/3以内 |
| 再エネ電源併設型蓄電池支援 | 再エネ導入を希望する需要家への電源併設型蓄電池導入 | 1/3以内など |
2. 蓄電システム導入支援事業の要件と目標価格
蓄電システムの導入を検討している事業者にとって、最も関心が高いのが補助額の決定要因となる『目標価格』の設定です。本補助金では、市場価格の低減を促すため、設備費と工事費の合計が一定価格以下であることを求めています。
業務産業用蓄電システム目標価格
12.0万円/kWh
家庭用蓄電システム目標価格
13.5万円/kWh
2-1. 補助対象となる設備の仕様要件
単に蓄電池を設置するだけでは補助対象となりません。以下の高度な要件を満たす必要があります。一般的に、最新のEMS(エネルギーマネジメントシステム)との連携が必須となります。
- DR対応能力:電力需給状況に応じて、外部指令に基づき充放電を制御できる機能を有すること。
- BMSの適切性:過去5年間の実績を含め、国際的な基準に反しないメーカーのバッテリーマネジメントシステムを採用していること。
- 登録済製品の選定:SII(環境共創イニシアチブ)等に事前に登録された、ZEH支援事業等の対象製品であること。
重要:補助対象外となるケース
- 補助金の交付決定前に発注、契約、着工したプロジェクト(遡及適用不可)
- 中古品、リース期間中の権利移転が不明確な契約、または自己資金負担が伴わない導入
- 無停電電源装置(UPS)専用設備など、平常時のDR活用が想定されない設備
3. 地域独立系統(マイクログリッド)構築支援事業の詳細
災害時等に一般の電力系統から切り離し、特定の区域内で自立して電力を供給する『マイクログリッド』の構築を支援します。この事業は、地域のレジリエンス(防災力)向上と、再エネの地産地消を促進する極めて高度なプロジェクトです。
3-1. マイクログリッドの必須10要件
申請にあたっては、以下の全ての要件を満たす計画である必要があります。
マイクログリッド構築のチェックリスト
- 災害による長期停電時に発動可能な地域独立系統を構築すること
- 需要家軒数が5万軒未満などの配電事業規模基準に該当すること
- 再エネ発電設備、需給調整設備(蓄電池等)、EMSの3点を全て含むこと
- 既存の系統線を活用し、自営線のみの構成でないこと
- 平常時から需給バランスのモニタリングを実施すること
- 停電時にマイクログリッド運用者が需給調整を行う仕組みを有すること
- 自治体が指定する防災拠点(避難所、役場等)を供給範囲に含むこと
- 自治体、設備所有者、需給調整事業者のコンソーシアムを形成すること
- 発動条件や切り戻し手順を定めたコンソーシアム契約を締結すること
- 完了後1年以内に、実機を用いた災害対応訓練を実施できること
4. 補助金申請から受給までの5ステップフロー
補助金の申請は複雑であり、手順を誤ると不採択となるだけでなく、受給権を失うリスクもあります。以下のフローに沿って確実に手続きを進めてください。
5. 採択を勝ち取るための専門的アドバイスと成功の鍵
補助金は予算に限りがあるため、単に要件を満たすだけでなく、審査項目において高い評価を得ることが重要です。多くの場合、以下のポイントが採択の分かれ目となります。
5-1. 具体的かつ実現可能な事業計画の策定
『なぜ今、この設備が必要なのか』『導入によってどれだけのCO2削減や電力調整が可能か』を数値で示す必要があります。特にDR補助金では、参加予定のアグリゲーターや電力会社との調整状況、過去の節電実績などが評価に影響します。マイクログリッドでは、自治体の防災計画との整合性を強力にアピールしてください。
5-2. 補助金活用の『落とし穴』を回避する
補助金を受領した後、最も注意すべきは『財産の処分制限』です。法定耐用年数(多くの場合6年から17年程度)の間、事務局の承認なしに設備を売却、廃棄、転用することはできません。万が一、不適切な処分を行った場合は、加算金を付した補助金の返還を命じられることがあります。また、証拠書類の5年間保存義務も徹底してください。
厳禁:不正行為に対する措置
虚偽の申請や不正受給が発覚した場合、年10.95%の加算金を加えた返還義務が生じるだけでなく、事業者名の公表、以後の補助金交付停止、さらには刑事罰の対象となる可能性があります。コンプライアンスを最優先した申請体制を構築してください。
よくある質問(FAQ)
令和6年度補正予算によるDER・DR補助金は、脱炭素経営を加速させる絶好の機会です。予算規模は拡大傾向にありますが、要件は年々高度化しており、戦略的な計画策定が不可欠です。本ガイドを参考に、早めの準備と確実な申請手続きを進め、エネルギーコストの削減と防災力の向上を実現してください。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点(2024年10月)の補正予算案および公募要領に基づいています。補助金の内容、要件、予算額等は閣議決定や国会審議、事務局の発表により変更される場合があります。申請にあたっては必ず執行団体(環境共創イニシアチブ等)の最新の公式サイトをご確認ください。
申請前チェックリスト
類似補助金との比較
| 比較項目 |
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大127.0億円 | 最大1,000万円(管理組合向け高断熱サッシ設置の場合) | 最大25万円(V2H充放電設備の場合、対象経費の1/10) | 定額5万円 | 最大1,000万円 |
| 補助率 | — | 助成対象機器ごとに定められた上限額までの定額補助が中心です。一部、対象経費のX分のXという規定がある場合もあります。詳細は公式サイトの助成メニューをご確認ください。 | 【窓の断熱改修】補助対象経費の1/4(上限8万円)、【V2H充放電設備】補助対象経費の1/10(上限25万円)、【集合住宅用充電設備】補助対象経費の1/3または2/3(上限50万円または100万円)。その他は定額補助(エネファーム:上限10万円、蓄電池:上限7万円など)。 | 定額5万円 | 【太陽光発電設備(自己所有型・PPA共通)】 「設備費+工事費(税抜)」と「容量(kW)× 5万円」のいずれか低い額(上限1,000万円)。 【蓄電池(PPAモデル)】 「設備費+工事費(税抜)× 1/3」と「容量(kWh)× 6.3万円」のいずれか低い額(上限100万円)。 |
| 申請締切 | 2025年3月31日 | 2025年4月1日(火曜)~ 2026年1月30日(金曜) | 令和7年4月1日から予算上限に達し次第終了 | 予算額に達し次第終了 | 令和7年5月12日(月曜日)~令和7年12月15日(月曜日)※予算上限に達し次第終了 |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 50.0% ※参考値 | 60.0% ※参考値 | 70.0% ※参考値 | 70.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
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