【全国】設備導入に最大1/2補助!プラスチック・太陽光パネル等リサイクル支援申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象事業者(法人・個人)
主な申請要件・条件
- 設備費、設置工事費(附属装置、制御システム等を含む)
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 40.0% |
補助金・助成金の概要
Overview環境省は、令和6年度補正予算において、プラスチック資源や金属資源のバリューチェーン全体を通じた脱炭素化を促進するため、高度なリサイクル設備の導入を支援する補助金を公募しています。本事業は、排出増加が見込まれる太陽光パネルやリチウム蓄電池のリサイクル、化石資源由来素材の代替を目指す企業を対象に、設備導入費用の最大1/2を補助する大規模な支援制度です。
この記事でわかること
- 補助対象となる5つの主要リサイクル事業の詳細
- 最大1/2の補助率と申請に必要な要件
- jGrantsを利用したオンライン申請の手順と注意点
- 採択率を高めるためのCO2削減効果の算出ポイント
- 申請期限や問い合わせ先などの最新スケジュール
本補助金の目的と公募の背景
日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現、および2030年度の温室効果ガス削減目標の達成には、単なる省エネだけでなく、資源の循環(サーキュラーエコノミー)を脱炭素化と同時に進めることが不可欠です。本補助事業である『プラスチック資源・金属資源等のバリューチェーン脱炭素化のための高度化設備導入等促進事業』は、リサイクルプロセスそのもののエネルギー消費を抑制しつつ、高度な資源回収を可能にする設備投資を強力にバックアップします。
特に近年、廃棄量の急増が懸念されている太陽光発電パネルや、電気自動車(EV)普及に伴うリチウム蓄電池の処理は、国家的な課題となっています。これらの製品から有用な素材を効率的に、かつ低炭素で回収する体制を構築することが、持続可能な社会の実現に直結します。本事業は、これらの先進的な設備を導入する日本国内の事業所に対し、その経費の一部を補助することで、企業の競争力強化と環境負荷低減を同時に達成することを目指しています。
公募対象となる5つの補助対象事業
本公募では、対象となるリサイクル対象や素材に応じて以下の5つのカテゴリーが設定されています。申請者は自社の事業計画がどのカテゴリーに該当するかを正確に把握する必要があります。
1. 省CO2型プラスチック高度リサイクル設備導入事業
プラスチック資源の循環利用を促進するため、従来の処理手法と比較してエネルギー起源CO2の排出量を大幅に削減できる高度なリサイクル設備を対象とします。単なる破砕だけでなく、高品質なペレットの製造や素材選別の自動化など、リサイクルの質を向上させる設備が重視されます。
2. 化石資源由来プラスチックを代替する再生可能資源由来素材の製造設備
石油などの化石資源を原料とするプラスチックを、バイオマス素材や再生素材などで代替するための製造設備を導入する事業です。製造プロセス全体の脱炭素化を図りつつ、社会全体のプラスチック依存度を低減させる取り組みを支援します。
3. 太陽光パネルリサイクル設備導入事業
今後大量廃棄時代を迎える太陽光パネルについて、アルミフレーム、ガラス、セルを高い純度で分離し、素材ごとにリサイクル可能な状態にするための設備導入を支援します。プロセス全体でのエネルギー消費を抑えることが条件となります。
4. リチウム蓄電池リサイクル設備導入事業
車載用リチウムイオン電池等から、コバルト、リチウム、ニッケルなどの希少金属(レアメタル)を効率的に回収する設備を対象とします。安全性を確保しつつ、環境負荷の低いプロセスで金属回収を行う技術が求められます。
5. 金属破砕・選別設備導入事業
家電製品や産業用機器に含まれる金属資源を、より高度に選別・回収するための設備導入を支援します。省エネ型のシュレッダーや光学選別機など、エネルギー効率の高い設備が補助の対象となります。
補助率のメリット
本補助金の補助率は一律で最大1/2となっており、非常に高い補助率が設定されています。特に数億円規模の設備投資を行う企業にとって、費用の半分を国が支援する仕組みは、投資回収期間の劇的な短縮に寄与します。
補助金額と対象経費の詳細
補助金の規模感と、何が対象となるのかを事前に把握しておくことは、資金繰り計画において極めて重要です。
補助率
最大 1/2
公募期間
2025年4月25日まで
| 経費区分 | 具体的な対象内容 |
|---|---|
| 設備費 | リサイクル設備本体、附属装置、制御システム、計測器などの購入費 |
| 設置工事費 | 設備の設置に伴う据付工事、配管・配線工事、基礎工事などの費用 |
| 事務費等 | 事業の実施に直接必要な人件費や管理費(※限定的な場合に限る) |
対象外となる経費の例
- 土地の取得費および賃借料
- 建物の建設費(設備設置に不可欠な一部の基礎工事を除く)
- 中古設備の購入費
- 公募開始前に契約・発注した費用
採択率を向上させるための4つのポイント
本補助金は環境省の予算で行われるため、単に『新しい設備を入れたい』という理由だけでは採択されません。以下の視点を申請書に盛り込むことが重要です。
1. 定量的なCO2削減効果の算出
本事業の核心は『脱炭素化』です。既存の処理方法と比較して、新設備の導入によりどれだけのCO2排出量が削減されるかを、公的な計算式に基づき精密に算出する必要があります。この数値の根拠が脆弱だと、審査で大きく減点される可能性があります。
2. 資源循環の継続性と事業性
補助金を受け取って設備を入れたものの、数年で事業が頓挫しては意味がありません。原料(廃棄物等)の安定調達ルートの確保、回収した素材の売却先(出口戦略)、および中長期的な収支計画の妥当性が厳しくチェックされます。
3. 先進性と波及効果
一般的な設備よりも、業界内での先進事例となるようなモデルケースであることが望まれます。この取り組みが他社や地域社会にどのように波及し、日本の資源循環をどう底上げするのかというストーリー性が評価を分けます。
4. 専門家による多角的なチェック
技術的なデータだけでなく、財務諸表や法令遵守の誓約など、多岐にわたる書類が必要です。行政書士や環境コンサルタントなど、補助金申請の実績豊富な専門家にドラフトのチェックを依頼することで、形式不備による不採択を未然に防ぐことができます。
申請ステップとスケジュールの確認
申請は補助金申請システム『jGrants』にてオンラインで行います。事前の準備が合否を左右します。
よくある質問(FAQ)
失敗しないための注意点:よくある不採択の原因
補助金申請において、優れた技術を持っていても不採択になるケースがあります。以下の点に留意してください。
要注意!不採択の典型的なパターン
- 書類の不備・不足: 決算書や見積書の不足、署名漏れなどは形式審査で落とされます。
- 削減効果の根拠不足: 単に『高性能だから削減できる』ではなく、稼働時間や電力消費量に基づく具体的なエビデンスが必要です。
- 締め切り直前のシステムトラブル: jGrantsは締め切り間際にアクセスが集中します。余裕を持った申請が鉄則です。
- 事業継続性の疑念: 赤字が極端に続いている、または債務超過の場合、設備を維持できないと判断されるリスクがあります。
まとめと今後の展望
本補助金は、プラスチック、金属、太陽光パネル、リチウム蓄電池といった、今後の日本において極めて重要な資源循環の要(かなめ)となる設備投資を最大1/2支援するものです。2025年4月25日の締め切りに向けて、まずは『jGrants』のアカウント確認と、導入予定設備のCO2削減ポテンシャルの試算から始めてください。脱炭素と資源循環の両立は、単なる環境貢献にとどまらず、企業の持続的な成長を支える強力な武器となるはずです。
公募の詳細・お問い合わせ先
公益財団法人 廃棄物・3R研究財団
TEL:03-5638-7162 | E-mail:r.koudoka-1@jwrf.or.jp
最新情報は公式サイトをご確認ください。
免責事項: 本記事の情報は2025年3月時点の公募情報に基づき作成されています。補助金の詳細な要件、対象、期間等は変更される可能性があるため、申請前に必ず環境省および執行団体の公式サイトにて最新の公募要領を確認してください。当サイトは本記事の情報に基づく損害等について一切の責任を負いません。
申請前チェックリスト
類似補助金との比較
| 比較項目 |
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| 補助金額 | 最大50円 | 最大100万円(太陽光発電設備ありの場合) | 設備により異なり、上限70,000円~300,000円。集合住宅用設備は最大1,000,000円/基。 | 定額5万円 | 最大30万円(子育て世帯等) |
| 補助率 | — | 2025/12/10 | 【定率】窓の断熱改修:補助対象経費の1/4、V2H充放電設備:補助対象経費の1/10、集合住宅用充電設備:国の補助金額の1/2または2/3。 【定額】家庭用燃料電池システム、定置用リチウムイオン蓄電システム、電気自動車等は定額補助となります。詳細は本文の表をご確認ください。 | — | 2025/12/10 |
| 申請締切 | 2025年4月25日 | 令和7年12月25日まで | 令和7年5月12日(月)~令和8年2月27日(金)正午まで ※先着順、予算上限に達し次第終了 | 令和8年1月30日まで | 令和8年2月2日まで |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 40.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 100.0% ※参考値 | 100.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |