【全国】物流・IT事業者向け最大数億円規模!モビリティDX促進補助金の申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象事業者(法人・個人)
主な申請要件・条件
- 車両開発費、ソフトウェア開発費、公道実証人件費、センサー・機材費、外注委託費、解析費
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 30.0% |
補助金・助成金の概要
Overview経済産業省が推進する『モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援事業』は、物流業界の『2024年問題』を解決する切り札として注目されています。本補助金は、自動運転レベル4の実現を目指す事業者に対し、車両開発から公道実証までを大規模に支援するものです。自動運転技術を持つ開発企業から、それらを活用する物流事業者まで、次世代の輸送インフラ構築に携わるすべての組織にとって、極めて重要な支援制度となっています。
この記事でわかること
- モビリティDX促進補助金の目的と具体的な支援内容
- 自動運転レベル4実現に向けた実証実験の要件
- 株式会社T2等の採択事例にみる成功のポイント
- 2024年問題解決に向けた政府のロードマップと予算規模
モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援事業の概要
日本の物流業界は現在、深刻なドライバー不足と長時間労働の規制強化に伴う『2024年問題』に直面しています。この社会課題を根本から解決するため、経済産業省は令和5年度補正予算において、無人自動運転技術の開発と社会実装を強力に後押しする補助事業を立ち上げました。
事業の目的と背景
本事業の最大の目的は、自動運転車両の開発・社会実装を促進することで、将来的な輸送力不足に対応し、国民生活に不可欠な生活必需サービスを維持することにあります。特に高速道路における幹線輸送の自動運転化は、物流効率を劇的に向上させる可能性を秘めています。
ここがポイント:デジタルライフライン全国総合整備計画
政府は『デジタルライフライン全国総合整備計画』を策定し、自動運転車優先レーンの設置を進めています。本補助金は、この計画と連動しており、特定の走行区間(例:駿河湾沼津SA-浜松SA)での実証実験を支援の対象としています。
支援の対象となる主な内容
補助金の対象となる事業内容は多岐にわたりますが、中心となるのは以下の3点です。
- 自動運転車両・システムの構築: レベル4相当の機能を備えた車両自体の開発費用。
- 市販大型トラックの改造: 既存の車両にセンサーやAIシステムを搭載し、自動運転化する経費。
- 大規模な走行データの取得: 公道実証を通じて得られる安全走行のためのデータ解析費用。
採択事例:株式会社T2によるレベル4幹線輸送への挑戦
2024年7月、本補助事業の採択事業者として、自動運転トラックのスタートアップである株式会社T2(以下、T2)が選出されました。T2の取り組みは、今後の補助金申請を目指す企業にとって非常に重要なベンチマークとなります。
実証実験の具体的な実績
T2は、2024年6月に新東名高速道路の約116km区間(駿河湾沼津SA-浜松SA)において、90分間ドライバーが一切介入しない連続走行に成功しました。これは、政府が位置づける『自動運転車優先レーン』を活用した公道実証の先駆的な事例です。
成功の要因:強固なパートナーシップ
T2は自社のみならず、佐川急便やセイノーホールディングスといった大手物流プレーヤーと協力体制を築いています。補助金審査において、単なる技術開発だけでなく『将来のユーザー』と連携している点は、社会実装性の高さとして極めて高く評価されるポイントです。
今後のロードマップ:東京・大阪間の実証
2024年10月から2025年6月にかけては、東京・大阪間の高速道路一部区間での実証実験も予定されています。補助事業の活用により、こうした長距離かつ複雑な環境下でのデータ蓄積が加速され、早期の社会実装(レベル4による商用サービス化)が期待されています。
補助金額と対象経費の考え方
本事業は経済産業省の大型補助金であるため、一件あたりの補助額も非常に高額になる傾向があります。一般的な中小企業向けIT補助金等とは桁が異なり、数億円規模のプロジェクトが対象となります。
想定補助上限額(事業規模による)
数億円規模
標準的な補助率
2/3以内
| 対象経費の区分 | 具体的な内容例 |
|---|---|
| 機械装置・システム構築費 | 自動運転センサー(LiDAR等)、車載コンピュータ、通信機器、車両改造費用 |
| 技術開発・人件費 | 自動運転アルゴリズムの設計・開発に従事するエンジニアの人件費 |
| 実証実験関連費 | テストコース使用料、公道実証の安全監視員派遣費、燃料費・高速道路代 |
| 外注・委託費 | 大学や専門機関への調査委託、法規制対応のためのコンサルティング |
採択されやすい申請書の書き方と専門家の視点
このような大規模補助金では、審査員(有識者委員会)に対して、技術的な実現可能性と社会的なインパクトを論理的に説明する必要があります。一般的に、以下の要素が審査の成否を分けるとされています。
1. 独自性と優位性の明確化
すでに存在する技術の焼き直しではなく、自社のアルゴリズムやセンサー統合技術が、他社と比較してどのように優れているのか、また日本の複雑な交通事情(天候、合流等)にどう対応するのかを具体的に記述します。
2. 厳格な安全管理体制
公道実証を含むため、万が一の事故を防止するための多重的な安全策(セーフティドライバーの同乗、リモート監視、緊急停止システムの冗長化など)を詳細に提示することが不可欠です。
注意:よくある失敗パターン
- 補助事業期間内での完了が不可能なスケジュール設定
- 実証後のビジネスモデル(収益化計画)が不明瞭
- 他省庁の類似補助金との重複申請(重複受給は禁止されています)
補助金申請までの5ステップ
経済産業省の大規模補助金に申請し、採択を受けるまでの標準的な流れを解説します。
モビリティDXに関するよくある質問(FAQ)
モビリティDX促進補助金は、物流の2024年問題という国家的な危機を、最新テクノロジーで突破するための重要な支援策です。株式会社T2のような成功事例に見られる通り、産官学が連携して実証実験を積み重ねることが、社会実装への最短ルートとなります。本補助金の活用を検討される事業者の皆様は、まずは最新の公募要領を確認し、強固なパートナーシップの構築から着手されることを強くお勧めいたします。
モビリティDX補助金の申請相談はこちら
最新の公募スケジュールや申請のコツ、専門家による計画書作成サポートについて詳細をご案内します。
免責事項: 本記事の情報は作成時点(2024年7月)のものです。経済産業省『モビリティ DX 促進のための無人自動運転開発・実証支援事業』の内容や要件は、公募回ごとに変更される場合があります。申請にあたっては、必ず経済産業省および事務局の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。
申請前チェックリスト
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大1.0億円 | 経済産業省推進(受講費有料) | 最大400万円 | 最大400万円 | 最大100万円(社会課題解決型)、最大30万円(経営推進型) |
| 補助率 | — | — | — | — | 補助対象経費の1/2以内など(詳細は公募要領をご確認ください) |
| 申請締切 | 2025年3月31日 | 令和7年8月上旬(事業者により異なる) | 令和8年1月30日まで(事業により異なる) | 令和8年1月30日まで | 【社会課題解決型】2025年11月28日 / 【経営推進型】2026年1月20日 |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 30.0% ※参考値 | 84.0% ※参考値 | 20.0% ※参考値 | 45.0% ※参考値 | 40.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
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