【全国】事業者・自治体向け最大5億円!建築物ZEB化・省CO2改修の申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象者
申請要件
- 空調設備、換気設備、照明設備、給湯設備、BEMS、窓・外壁の断熱改修費用、再エネ設備(太陽光・蓄電池等)、設計費、工事費
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 45.0% |
補助金概要
Overview建築物等のZEB化や省CO2化普及加速事業は、既存建築物の断熱改修や高効率設備の導入を支援する環境省の主要な補助金です。民間企業から地方公共団体まで幅広い層が対象となり、SHIFT事業などの大規模設備投資では最大5億円、民間建築物の改修では最大5,000万円の補助を受けることが可能です。本記事では、令和6年度補正予算を含めた最新の公募情報と、採択を勝ち取るためのポイントを徹底解説します。
この記事でわかること
- ZEB化・省CO2改修支援事業の具体的な補助額と補助率
- 令和6年度補正予算で追加された業務用建築物・住宅向けの最新メニュー
- 自治体や民間事業者が申請する際の必須要件と対象設備
- 採択率を高めるための申請書の書き方と専門家活用のメリット
- 公共施設のレジリエンス強化(避難所等の防災機能向上)への支援内容
1. 建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業の全体像
本事業は、温室効果ガス排出量の削減目標達成に向け、日本の建築物ストックの脱炭素化を強力に推進するために設計されています。特にエネルギー消費の大きい業務用ビルや、老朽化した公共施設の改修が急務となっており、多額の予算が投じられています。2025年度に向けては、従来のZEB化支援に加え、レジリエンス(災害対応力)の強化や、テナントビルにおけるビルオーナーと入居者の協調取組(グリーンリース)への支援が拡充されています。
主要な補助メニューと目的
本補助金は大きく分けて以下の4つの柱で構成されています。それぞれのメニューにより、対象となる建築物の種類や求められる省エネ性能が異なります。
- ZEB実現に向けた先進的省エネルギー建築物実証事業:新築・既築を問わず、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を目指す先導的なプロジェクトを支援します。
- 民間建築物等における省CO2改修支援事業:既存のオフィスビルや店舗等において、空調・照明・窓などの改修により30%以上のCO2削減を目指す取組を支援します。
- テナントビルの省CO2改修支援事業:オーナーとテナントが協力して省エネを行うグリーンリース契約をベースとした改修を支援します。
- 公共施設へのレジリエンス・脱炭素化同時実現事業:災害時に避難所となる施設等へ、太陽光発電や蓄電池を導入する費用を補助します。
2. 補助金額と補助率の詳細(令和6年度補正予算含む)
補助金額は事業の規模や内容によって大きく変動します。以下に主要なメニューの補助上限と補助率をまとめました。
| 事業メニュー | 補助率 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| 民間建築物省CO2改修 | 1/3以内 | 5,000万円 |
| テナントビル省CO2改修 | 1/3以内 | 4,000万円 |
| SHIFT事業(設備更新) | 1/3以内 | 5億円 |
| 業務用建築物の脱炭素改修加速化 | 1/2〜1/3相当 | 定額・要件による |
| 公共施設レジリエンス強化 | 1/3〜2/3 | 事業規模による |
SHIFT事業 最大補助額
5億円
民間改修 最大補助額
5,000万円
3. 申請対象者と必須要件
本補助金は、国内で事業を営む民間事業者、一般社団法人、地方公共団体などが主な対象です。特に以下の要件を満たしていることが採択の前提となります。
採択に向けた必須チェックリスト
- 既築建築物の場合、改修によりCO2排出量を30%以上削減できる計画であること(一部メニューでは40%以上)
- 導入する設備がトップランナー基準等、一定の省エネ基準を満たしていること
- BEMS(エネルギー管理システム)を導入し、補助事業完了後にエネルギー使用状況を報告できる体制があること
- 法定耐用年数を通じて補助対象設備を継続的に運用・管理できること
- 暴力団排除に関する誓約事項に同意できること
対象となる主な設備
補助対象となる設備は多岐にわたりますが、中心となるのは以下の省エネ・創エネ設備です。
- 高効率空調設備:業務用エアコン、チラー、ボイラー等の最新モデルへの更新。
- 断熱改修:窓の二重サッシ化、真空ガラスへの交換、外壁や屋根の断熱材施工。
- 高効率照明:LED照明器具および調光制御システムの導入。
- 高効率給湯設備:エコキュート、潜熱回収型給湯器等。
- 再エネ設備:太陽光発電システム、蓄電池、地中熱利用システム等(レジリエンス強化枠等)。
4. 令和6年度補正予算の注目事業:脱炭素改修加速化
令和6年度補正予算では、『業務用建築物の脱炭素改修加速化事業』が非常に大きな注目を集めています。これは、既存建築物の外皮(窓・壁)の高断熱化と高効率空調をセットで導入することを促すもので、総額300億円を超える大規模な予算が編成されています。
ここがポイント:脱炭素改修加速化事業
この事業の特徴は、オフィスだけでなくホテル、病院、百貨店、学校、飲食店など非常に多岐にわたる用途が対象であることです。また、ホテルや病院では30%以上、事務所等では40%以上のエネルギー削減が要件となりますが、外皮改修(窓断熱など)を組み合わせることで、より高い補助率や採択優先順位を得られる可能性があります。
5. 申請から受給までのステップ
補助金の申請は、計画的な準備が不可欠です。一般的に以下のような流れで進行します。
6. 採択率を向上させるための秘訣
ZEB化補助金や省CO2改修補助金は、予算に対して多くの申請が集まる激戦の補助金です。単に要件を満たすだけでなく、以下の点に配慮した計画が求められます。
1. 削減率の最大化と費用対効果
補助金は『1円あたりのCO2削減量』が重視されます。過剰に高価な設備を導入するよりも、費用に対して効率的にCO2を削減できる計画の方が評価が高まりやすい傾向にあります。また、要件の30%をギリギリ満たすよりも、40%や50%の削減を目指す計画の方が採択順位で有利になります。
2. BEMS活用による運用改善の具体性
ただ設備を入れるだけでなく、導入後にどのようにエネルギー管理を行うかが重要です。BEMSを活用した空調の自動制御や、全従業員での省エネ行動の徹底など、運用の工夫を事業計画書に盛り込むことで、事業としての説得力が増します。
3. 専門コンサルタントや設計事務所との連携
ZEBや省CO2の計算には専門的な知識が必要です。計算ミスや書類の不備で不採択になるケースは非常に多いため、実績のある設計事務所や省エネコンサルタントをパートナーに選ぶことが、結果として受給への近道となります。
7. よくある質問 (FAQ)
8. よくある失敗パターンと対策
不採択や補助金返還を避けるため、以下のパターンに陥らないよう注意してください。
要注意!失敗の典型例
- 見積書の不備:内訳が不明瞭な一式計上の見積書は受理されません。設備単価、施工費、諸経費などを詳細に分ける必要があります。
- 削減計算の根拠不足:基準年度のエネルギー使用量の根拠(検針票等)が不足していると、削減率の妥当性が疑われます。
- 補助対象外設備の混入:事務用備品や汎用的なPC、直接省エネに関係ない内装工事などは補助対象外です。これらを混在させて申請すると修正に膨大な時間がかかります。
- スケジュール遅延:年度末までに工期が終わらない場合、補助金が1円も支払われないリスクがあります。余裕を持った工期設定が不可欠です。
まとめ:早めの準備が脱炭素経営の鍵
建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業は、光熱費高騰対策と企業の環境イメージ向上を同時に実現できる非常に強力なツールです。令和6年度補正予算により、業務用建築物から住宅まで支援の幅はかつてないほど広がっています。しかし、その分申請プロセスは高度化しており、技術的なシミュレーションや緻密な書類作成が求められます。公募期間が始まってから動くのでは遅すぎるため、今すぐ自社の施設の現状を把握し、信頼できるパートナーと共に計画を策定することをお勧めします。
補助金活用・省エネ診断のご相談はこちら
専門のコンサルタントが採択の可能性を無料で診断いたします。お気軽にお問い合わせください。
免責事項: 本記事の情報は作成時点(2025年)のものです。補助金の内容や公募期間は変更される場合があります。申請にあたっては、必ず一般社団法人静岡県環境資源協会、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)、または環境省の公式ウェブサイトで最新の公募要領をご確認ください。
申請前チェックリスト
類似補助金との比較
| 比較項目 |
この補助金
環境省(執行団体:一般社団法人静岡県環境資源協会、一般社団法人環境共創イニシアチブ等)
|
【全国】ビルオーナー必見!最大数億円規模のネット・...
一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)
|
【北海道】中小企業向け最大10万円!省エネルギー診...
北海道内各自治体(音更町、小樽市等)および一般財団法人省エネルギーセンター
|
【2025年】墨田区LED補助金|経費の80%・最...
墨田区
|
【2025年最新】LEVO補助金とは?EVトラック...
一般財団法人 環境優良車普及機構(LEVO)
|
|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大5.0億円 | 最大数億円規模(案件による) | 最大10万円 | 対象経費の4/5(80%)以内、上限150万円 | 約295億円(令和6年度補正予算・トラック分) |
| 補助率 | — | — | — | — | 【車両】電動トラック車両価格とディーゼルトラック価格との差額に対し、BEVは2/3、PHEVは1/2、FCVは3/4を乗じた額をベースに基準額を設定。【充電設備】機器購入費の1/2または10/10(上限あり)、工事費の10/10(上限あり)。詳細は設備の種類による。 |
| 申請締切 | 2025年3月31日 | 令和8年1月23日まで(登録申請) | 令和8年2月27日まで | 令和7年4月1日(火)から令和8年1月30日(金)まで ※予算上限に達し次第終了 | 令和7年3月31日~令和8年1月30日 |
| 難易度 |
|
|
|
|
|
| 採択率 AI推定 | 45.0% ※参考値 | 60.0% ※参考値 | 80.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |