【全国】建築オーナー・自治体向け最大5億円!建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業の申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象者
申請要件
- ZEB化に資する空調設備、照明設備、給湯設備、換気設備、BEMS、再生可能エネルギー設備、断熱材等の導入費用
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 40.0% |
補助金概要
Overview環境省が主導する令和7年度『建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業』は、脱炭素社会の実現に向けて建築物のエネルギー消費を大幅に削減する取り組みを強力に支援する補助金です。新築・既存を問わず、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を目指す民間企業や地方公共団体を対象に、設備導入費用の最大2分の1から3分の2、金額にして数億円規模の支援が行われるため、大規模な改修や新築計画において極めて重要な財源となります。
この記事でわかること
- 令和7年度公募の最新スケジュールと詳細な事業メニュー
- ZEB普及促進、LCCO2削減型、国立公園、水インフラの4つの支援枠の違い
- 採択率を高めるための申請書類の作成ポイントと技術的要件
- 補助金活用によるライフサイクルコスト削減のメリットと注意点
建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業の概要
本事業は、2050年のカーボンニュートラル実現、および2030年度の温室効果ガス46%削減目標の達成に向けて、建築物におけるエネルギー消費の抜本的な削減を目的としています。日本のエネルギー消費において業務部門の割合は高く、特に建築物の省エネ化は喫緊の課題です。環境省は、ZEBの普及を加速させるため、先進的な技術導入や地域特性に応じた脱炭素化を多角的に支援しています。
1. ZEB普及促進に向けた省エネルギー建築物支援事業
最も一般的な支援枠であり、新築および既築の建築物において、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化に資するシステムや設備機器の導入を支援します。空調、照明、給湯、換気、BEMS(ビル・エネルギー管理システム)などの高効率化が対象となります。既存建築物の改修においては、断熱強化などの建築皮膜の性能向上も重要な評価ポイントとなります。
2. LCCO2削減型の先導的な新築ZEB支援事業
運用時のCO2排出量削減だけでなく、建築時から解体・廃棄に至るまでのライフサイクル全体(LCCO2)での温室効果ガス排出量を算定し、その削減を目指す先導的なプロジェクトを支援します。資材の選定や工法の工夫までを含めた、より高度な環境配慮型建築が対象となります。
3. 国立公園利用施設の脱炭素化推進事業
『ゼロカーボンパーク』として指定された国立公園内の宿舎事業施設などを対象に、省CO2性能の高い設備への改修や再生可能エネルギー設備の導入を支援します。自然環境との調和を図りつつ、観光拠点としての脱炭素化を推進するモデル事業となります。
4. 水インフラにおける脱炭素化推進事業
上下水道施設やダムなどの水インフラにおける脱炭素化を支援します。電力消費の大きいポンプ設備や処理設備の高効率化、太陽光発電等の再エネ設備導入が主な対象です。公共性の高いインフラの維持管理コスト削減にも寄与します。
注意:申請時の重要ポイント
- 原則として、補助事業の完了期限(年度末)までに支払いを終える必要があります。
- ZEBの定義(ZEB, Nearly ZEB, ZEB Ready, ZEB Oriented)ごとに補助率や要件が異なります。
- 交付決定前に発注・契約を行った費用は補助対象外となります。
補助金額と補助率の目安
本補助金は事業メニューによって上限額や補助率が細かく設定されています。一般的には以下のような基準が適用されることが多いですが、詳細は公募要領の確認が必須です。
ZEB普及促進(民間)
最大5億円
補助率:1/2 〜 2/3
水インフラ/国立公園
最大3億円
補助率:1/3 〜 1/2
| 対象事業メニュー | 補助対象設備 | 主な対象者 |
|---|---|---|
| ZEB普及促進支援 | 空調、照明、給湯、換気、BEMS、再生可能エネルギー設備 | 民間企業、地方公共団体、独立行政法人 |
| LCCO2削減型ZEB | ZEB化設備に加え、低炭素資材や高度な制御システム | 民間企業、地方公共団体 |
| 国立公園脱炭素化 | 宿舎、ビジターセンターの省エネ・再エネ設備 | 宿泊事業者、地方公共団体 |
令和7年度公募スケジュール
令和7年度の主要な公募期間は以下の通りです。本補助金は予算が限られているため、期日前の準備が採択の鍵を握ります。
本公募(令和7年度分)の実施期間
令和7年6月10日(火)〜 令和7年7月18日(金)17時必着
また、令和6年度の繰越予算や追加公募として、以下の期間でも一部メニューの受付が行われています。
- LCCO2削減型の先導的な新築ZEB支援:令和7年2月18日 〜 4月30日
- 水インフラにおける脱炭素化推進事業:令和7年2月18日 〜 3月28日
申請から交付までの5ステップ
採択されやすい申請書の書き方と専門家活用のメリット
本補助金は先着順ではなく審査制であるため、いかに『環境省の趣旨に合致しているか』を論理的に説明する必要があります。多くの申請者が陥る失敗パターンとして、単純な設備の更新(老朽化対策)のみを動機としてしまうことが挙げられます。
評価を高めるためのポイント
- 定量的な効果の明確化: 導入前後でどの程度のCO2削減、省エネが実現できるかを標準値に基づき正確に算出してください。
- 波及効果の提示: 単一建築物の脱炭素化にとどまらず、地域や業界全体にどのように好影響を与えるか、モデルケースとしての価値を強調しましょう。
- 運用体制の信頼性: BEMSを活用した運用改善や、エネルギー管理責任者の配置など、導入後の継続的なパフォーマンス維持を約束する体制をアピールします。
専門コンサルタント活用のメリット
ZEBの技術要件は非常に複雑で、WEB上での計算システム(WEBPROなど)の使用が必須となります。補助金申請に精通した設計事務所やコンサルタントを活用することで、採択率が飛躍的に高まるだけでなく、交付決定後の膨大な事務手続きをスムーズに進めることが可能です。
よくある質問 (FAQ)
補助金活用の成功事例と類似補助金との比較
ZEB化・省CO2化普及加速事業を活用した成功事例として、中小規模のオフィスビルが既存改修を行い、高効率空調と太陽光発電、高性能断熱窓を組み合わせることで『ZEB Ready』を達成した例があります。このケースでは、初期投資の約半分を補助金で賄い、年間の光熱費を40%削減することに成功しました。これにより、投資回収期間が大幅に短縮され、企業のESG投資としての評価も向上しています。
他の補助金との違い
経済産業省が実施する『ZEB補助金』と本事業は非常に似ていますが、環境省の事業はより『脱炭素化の先導性』や『地域共生』に重点を置いています。また、東京都など一部の自治体では独自のZEB上乗せ補助金を実施しており、これらと併用可能かどうかを確認することが、資金計画の最大化につながります。
令和7年度のZEB化・省CO2化普及加速事業は、建築物の資産価値を高めつつ、運営コストを劇的に下げる絶好の機会です。公募期間は短く、要求される技術レベルも高いため、今すぐ専門チームを編成して準備を開始することをお勧めします。脱炭素社会のリーダーとして、次世代の建築物への一歩を踏み出しましょう。
詳細な公募要領の確認と申請相談
執行団体:一般社団法人静岡県環境資源協会の公式ウェブサイトにて最新情報を確認してください。問い合わせは原則として電子メールで行う必要があります。
免責事項: 本記事の情報は作成時点(2025年)の公募資料に基づき作成しています。補助金の要件やスケジュールは変更される場合があります。申請にあたっては、必ず執行団体である静岡県環境資源協会や環境省の公式サイトで最新の公募要領を確認してください。
申請前チェックリスト
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| 比較項目 |
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大5.0億円 | 標準的燃費基準自動車との価格差の2分の1 | 最大160万円 | 最大365億円(交付金全体規模)/ 個人住宅最大160万円 | 最大160万円 |
| 補助率 | — | — | — | — | — |
| 申請締切 | 2025年7月18日 | 令和8年1月30日まで | 令和11年3月30日まで(事業により異なる) | 令和7年度末まで(各事業により異なる) | 令和7年度内(事業により異なる) |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 40.0% ※参考値 | 80.0% ※参考値 | 80.0% ※参考値 | 45.0% ※参考値 | 60.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |