【全国】輸出支援事業者向け最大2000万円!中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金の申請ガイド(2026年)
補助金詳細
対象者
申請要件
- 人件費、旅費、会議費、謝金、備品費、借料・損料、消耗品費、外注費等
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 20.0% |
補助金概要
Overview令和7年度(2025年度)の『中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金』の公募が開始されました。本補助金は、複数の民間事業者が連携し、国内の中堅・中小企業の海外展開を強力にバックアップする体制(エコシステム)を構築することを目的としており、1プロジェクトあたり最大2,000万円の支援が受けられます。単独企業では解決が難しい輸出障壁を、多様なプレーヤーとの協力によって突破したい事業者にとって、極めて有効な公的支援制度です。
この記事でわかること
- 最大2,000万円の補助金が支給される公募要領のポイント
- 申請に必須となる『2者以上の連携体』の構成ルールと要件
- 採択されやすい輸出拡大プロジェクトの具体例と活用イメージ
- gBizIDを活用した電子申請システム『jGrants』の手続き手順
中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金とは
本補助金は、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)が実施主体となり、中堅・中小企業の輸出拡大を目的とした先進的な取り組みを支援するものです。国内市場の縮小が懸念される中、海外販路の確保は急務ですが、個別の企業が通関手続きや物流、現地マーケティングをすべて担うには限界があります。そこで、サービスプロバイダーや地域商社などが連携し、ワンストップで支援できる環境を作ることで、日本全体の輸出競争力を高めることを狙っています。
事業の背景と目的
近年、輸出を支援する民間のサービス事業者は増えていますが、支援を求める中堅・中小企業にはその情報が十分に届いていない、あるいは活用しきれていないという現状があります。本事業では、これらのサービスを網羅的に組み合わせ、輸出拡大につながる『効果的なパッケージ』として提供する仕組みづくりを支援します。そのため、単なる個社の輸出支援ではなく、業界全体や地域全体の輸出モデルを確立するようなプロジェクトが期待されています。
ここがポイント:単独申請は不可
本事業は『個社の海外展開のみに裨益する案件』は対象外です。必ず2者以上の事業者が連携し、複数の中堅・中小企業の輸出を後押しする座組みである必要があります。
補助金額・補助率・採択予定件数
本補助金は、比較的大規模なプロジェクトを想定した予算設定となっています。1件あたりの補助金額は目安として2,000万円までとなっており、海外現地でのプロモーションや物流網の構築など、コストがかかる取り組みにも対応可能です。
補助上限額(1件あたり)
最大2,000万円
補助率
1/2以内
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 採択予定数 | 4件程度 |
| 事業実施期間 | 交付決定日 から 2026年1月31日まで |
| 対象国・地域 | 全世界(危険情報レベル3以上の地域を除く) |
応募対象者と連携体の要件
本補助金において最も重要なのが、申請を行う『連携体』の構成です。申請は、連携体の代表である『コア事業者』が行いますが、パートナー事業者との明確な協力体制が求められます。
コア事業者になれる組織
- 中小企業・中堅企業
- 特定非営利活動法人(NPO)
- 一般社団法人
- 商工会議所、商工会、都道府県商工会連合会
連携体(コンソーシアム)のルール
連携体は、以下のすべての要件を満たす必要があります。
- 2者以上の参加:コア事業者に定義される組織が2者以上参加していること。大企業や大学も加えられますが、過半数はコア事業者の要件を満たす組織である必要があります。
- 責任体制の明確化:各事業者の役割分担が契約や書面で明確になっていること。単なる外注関係や一時的な売買関係は連携体とは認められません。
- 同一グループ不可:親会社と子会社など、同一グループ内企業のみの構成は不可となります。
重要:連携の質が問われます
- 単なる下請け関係ではなく、共同でリスクを取り、相乗効果を生む体制であること。
- コンソーシアム協定書など、連携を証明する書類の準備が必要です。
補助対象となる事業のイメージ(類型例)
どのような事業が採択されやすいのか、事務局から示されている類型例を紹介します。これらはあくまで例示ですが、これらに準じた『輸出の仕組みづくり』が高く評価されます。
1. 地域商社×IP(コンテンツ)連携型
地域の有望な商材を取り扱う地域商社が、アニメキャラクターなどの人気IP(知的財産)と連携。商品の付加価値を劇的に高め、海外の若年層などの新しい層へ訴求し、輸出額を増やす取り組みです。
2. インバウンド×越境EC連動型
訪日外国人が滞在中に日本産品を購入し、帰国後も継続して越境ECでリピート購入できるようなシステム・仕組みを構築する事業です。観光と輸出をセットで捉えたモデルです。
3. 物流効率化・共有プラットフォーム型
海外現地の倉庫や配送網を複数の企業で共有することで、1社あたりの物流コストを低減。商品の販売価格を抑えることで、現地での価格競争力を高め、輸出拡大につなげる取り組みです。
4. デジタル技術(AI/DX)活用型
AI等の先進技術を用いて、現地ECサイトでのレコメンド機能を強化したり、複雑な貿易手続きを自動化するサービスを提供したりすることで、多くの中堅・中小企業が手軽に輸出できる環境を構築する事業です。
申請から採択までの5ステップ
本補助金は電子申請システム『jGrants』での応募が原則です。gBizIDプライムアカウントの取得には2週間程度かかる場合があるため、早めの準備が必要です。
採択を勝ち取るための審査ポイント
採択予定数が『4件程度』と非常に狭き門となっているため、審査基準を深く理解し、質の高い事業計画書を作成する必要があります。一般的に、以下の要素が重要視されます。
1. 輸出拡大への寄与度(KPIの妥当性)
『この事業を実施することで、どれだけ輸出額が増えるのか』を数値で具体的に示す必要があります。根拠のない数字ではなく、市場調査データやこれまでの実績に基づいた現実的かつ意欲的な数値を設定してください。
2. 連携体の相乗効果(シナジー)
『なぜこの2者(あるいはそれ以上)が組む必要があるのか』というストーリーが不可欠です。それぞれの強みを補完し合い、単独では実現不可能な価値を生み出しているかが問われます。
3. 事業の持続可能性
補助金が出る期間(2026年1月まで)だけでなく、補助金終了後も自立してビジネスとして継続し、日本企業の輸出を支え続けられるモデルかどうかが重視されます。
よくある失敗パターン
- 特定の1社の利益にしかならない(エコシステムになっていない)
- 既存サービスの単純な延長線上で、革新性がない
- 人件費の比率が極端に高く、具体的な事業活動が見えにくい
専門家活用のメリット
本補助金のように連携体が複雑で、かつ採択率が低いと予想される案件では、補助金コンサルタントや行政書士等の専門家を活用することが有効です。
- 連携体構築のアドバイス:適切なパートナー企業の選定や、契約書の作成支援を受けられます。
- 採択率を高める計画書:官公庁やジェトロが求める語彙・ロジックを用いた説得力のある書類作成が可能です。
- 実績報告の伴走:補助金は採択後の『実績報告』が最も大変です。証憑書類の管理などをプロに依頼することで、確実に補助金を受け取ることができます。
よくある質問(FAQ)
まとめ
令和7年度『中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金』は、日本の優れた商材を世界に届けるための『新たなインフラ』を作る事業者を支援するものです。最大2,000万円という手厚い補助を受けながら、複数のパートナーと協力して輸出拡大のブレイクスルーを目指せる貴重な機会です。公募締切は2025年5月30日。早急なパートナー選定とgBizIDの準備、そして緻密な事業計画の策定を始めましょう。
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免責事項: 本記事の情報は2025年4月時点の公募情報に基づき作成しています。補助金の詳細要件や審査基準は変更される場合がありますので、申請前に必ずジェトロ公式サイトの募集要領をご確認ください。
申請前チェックリスト
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| 比較項目 |
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大2,000万円 | 最大約170.8万円(条件による) | 最大500万円 | 最大2,000万円 | 最大10億円 |
| 補助率 | — | — | — | — | — |
| 申請締切 | 2025年5月30日 | 令和8年1月30日まで(予算に達し次第終了) | 予算がなくなり次第終了(または事業実施の10日前まで) | 前年度8月末までに事前協議が必要な場合が多い | 令和8年1月16日まで(各制度による) |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 20.0% ※参考値 | 80.0% ※参考値 | 80.0% ※参考値 | 80.0% ※参考値 | 45.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |