【兵庫・山口】中小企業向け最大600万円!業務改善助成金の申請ガイド(2026年)
補助金詳細
対象者
申請要件
- POSレジ, 特殊車両, 業務システム, 自動調理機, コンサルティング費用等(生産性向上に資するもの)
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 80.0% |
補助金概要
Overview業務改善助成金は、中小企業・小規模事業者が生産性向上のための設備投資等を行い、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)を一定額以上引き上げた場合に、その費用の一部を助成する制度です。令和7年度は制度の拡充が行われ、特例事業者の場合は最大600万円の受給が可能となっており、賃上げと経営基盤の強化を同時に目指す事業者にとって極めて有効な支援策です。
この記事でわかること
- 最大600万円が支給される助成金の仕組みと受給要件
- 令和7年9月から実施された最新の制度拡充内容と対象拡大
- POSレジや特殊車両など、助成対象となる設備投資の具体例
- 不採択や返還を避けるための申請時の重要注意点
業務改善助成金の概要と令和7年度の変更点
業務改善助成金は、単なる資金援助ではなく、企業の生産性向上を賃金引上げに繋げることを目的としています。令和7年度においては、物価高騰等の経済状況を踏まえ、より多くの事業者が活用できるよう要件の緩和と拡充が図られました。
1. 助成対象となる事業者の基本条件
本助成金を利用できるのは、日本国内に所在する中小企業・小規模事業者です。ただし、以下の条件を満たす必要があります。
- 事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が一定範囲内であること(最新の拡充により範囲が拡大されました)
- 解雇や賃金引き下げなどの不交付事由がないこと
- 事業場単位での申請であること(企業全体ではなく、工場や支店ごとの申請が必要です)
- 引き上げる対象となる労働者の雇用期間が6か月以上であること(令和6年度までの3か月から延長されました)
令和7年9月5日からの拡充ポイント
- 対象の拡大:地域別最低賃金との差額50円以内から『改定後の地域別最低賃金未満』まで拡大されました。
- 計画提出の省略:特定の期間に賃金引上げと支払いを完了した場合、計画の事前提出が省略可能となりました。
助成金額と上限額の詳細
助成される金額は、引き上げる賃金の額(コース)と、対象となる労働者数によって決定されます。また、事業場の規模や現在の賃金水準によって助成率が変動します。
| 引上げコース | 1人引上げ | 2~3人 | 7人以上 | 10人以上(特例) |
|---|---|---|---|---|
| 30円コース | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 120万円 |
| 60円コース | 60万円 | 90万円 | 230万円 | 300万円 |
| 90円コース | 90万円 | 150万円 | 450万円 | 600万円 |
最大助成額(特例・10人以上)
6,000,000円
助成率(賃金1,000円未満)
4/5(80パーセント)
助成対象となる設備投資等の具体例
本助成金の最大の特徴は、生産性向上に資する幅広い設備投資が認められている点です。単なる経費削減ではなく、業務の効率化やサービス品質の向上に直結する投資が対象となります。
1. 機器・設備の導入事例
- POSレジシステム:在庫管理の自動化や売上分析による発注作業の短縮。
- リフト付き特殊車両:介護事業所等における送迎・移乗時間の短縮。
- 自動洗米機・調理機:飲食店における調理プロセスの効率化。
- CAD/CAMシステム:製造業における設計から加工までの時間短縮。
2. ソフトウェア・システムの導入
- 顧客管理システム(CRM):情報の共有化による営業効率の向上。
- クラウド型勤怠管理:バックオフィス業務の劇的な削減。
- ERPパッケージ:全部署の情報を統合管理し、意思決定を迅速化。
助成対象外となる経費に注意
- 単なる職場環境の快適化(エアコン、送風機の設置など、生産性向上と直接結びつかないもの)。
- 社会通念上当然に必要とされる経費(法令遵守のための備品など)。
- 原則としてPC、スマートフォン、タブレット等の汎用機(特例事業者の物価高騰等要件に該当する場合を除く)。
申請から受給までの5ステップ
助成金の手続きは、計画の策定から実績報告まで正確に行う必要があります。交付決定前に設備を購入してしまうと、助成対象外となるため細心の注意を払ってください。
よくある質問(FAQ)
採択率を高めるための申請のコツ
業務改善助成金の申請において最も重要なのは、導入する設備がどのように業務を改善し、生産性を向上させるのかを論理的に説明することです。単に『新しい機械が欲しい』だけではなく、『この機械を導入することで、これまで3時間かかっていた作業が1時間に短縮され、その分を接客や付加価値向上に充てられる』といった具体的な根拠が求められます。
成功するための3つのポイント
- 正確な見積書の準備:2社以上からの相見積もりが必要になるケースが多いため、早めに複数の取引先へ依頼を行いましょう。
- 労働局への事前相談:不明点がある場合は、管轄の労働局雇用環境・均等部へ事前に電話等で確認を行うことで、手戻りを最小限に抑えられます。
- 就業規則の整備:賃金引上げは口頭だけでなく、必ず就業規則や賃金規定への明文化が必要です。
業務改善助成金は、生産性の向上を目指す中小企業にとって非常に心強い制度です。令和7年度の拡充により、活用の幅がさらに広がりました。物価高騰や人手不足といった厳しい経営環境を打破するために、ぜひ本助成金を戦略的に活用し、賃上げと経営強化のサイクルを実現してください。
公式窓口・コールセンターのご案内
業務改善助成金コールセンター:0120-366-440(平日 9:00から17:00)
申請先の詳細は各都道府県労働局のホームページをご確認ください。
免責事項: 本記事の情報は作成時点(2025年最新情報に基づく)のものです。補助金の内容や受付期間は予算の執行状況や各労働局の判断により変更・終了される場合があります。申請にあたっては必ず厚生労働省公式サイトの最新の交付要綱・要領を確認し、管轄の労働局までお問い合わせください。