宮城県仙台市泉区で、地域の課題解決や魅力向上に取り組みたいと考えている団体のみなさんにとって、心強い味方となるのが’泉区まちづくり活動助成事業’です。この制度は、住民自らが主体となって行う独創的なプロジェクトに対し、最大50万円の資金を支援するものです。地域コミュニティをより良くしたいという熱意を形にするために、本助成金の詳細や採択に向けたポイントを詳しく解説していきます。
この補助金の要点
仙台市泉区を拠点とする市民団体が対象で、最大50万円の助成を定額(全額)で受けることができます。地域の特色を活かしたイベントや交流の場づくり、課題解決のための調査事業など、幅広い活動が支援の対象となっているのが大きな特徴です。
令和8年度 泉区まちづくり活動助成事業の概要
この助成金は、行政主導ではなく、あくまで区民のみなさんが’自分たちのまちは自分たちで良くする’という視点で取り組む活動を応援するためのものです。泉区内には素晴らしい自然や歴史、そして多様な人材が揃っています。それらの資源を組み合わせて、新しい価値を生み出す活動であれば、分野を問わず応募のチャンスがあります。令和8年度の募集は、例年より早い段階から準備を進める必要があるため、まずは全体のスケジュール感をつかんでおくことが大切です。
補助上限額
50万円(定額)
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 対象団体 | 泉区内に拠点を持ち、構成員の半数以上が泉区に在住・通勤・通学している市民団体 |
| 募集期間 | 2026年1月6日(火)〜2月6日(金)まで |
| 助成率 | 10/10(定額助成ですが、予算の範囲内での決定となります) |
| 実施期間 | 2026年4月1日〜2027年3月31日までのプロジェクト |
過去の採択事例から学ぶ活動のヒント
どのような事業が採択されているのかを知ることは、申請書を書く上での大きなヒントになります。例えば’KAMURIコミュニティプロジェクト’が実施した’IZUMIコメフェス’は、泉ケ岳や七北田川に囲まれた豊かな自然で育った米や野菜をテーマにしたイベントです。地元の食文化を伝えるだけでなく、餅つき大会や交流イベントを通じて地域住民同士の絆を深めることに成功しています。また、子育て中の母親たちがふらっと立ち寄り、相談し合える場を作る’エムケイベース’の活動のように、特定のターゲットに寄り添った居場所づくりも高く評価されています。
対象となる経費と、認められない経費
助成金を活用するにあたって、何にお金を使えるのかを正確に把握しておく必要があります。基本的には、その事業を遂行するために直接必要となる経費が対象です。具体的には、ワークショップの会場費や、外部から招く講師への謝礼、チラシやパンフレットの印刷費などが挙げられます。一方で、団体の運営自体にかかるコストや、特定の個人に利益が出るような支出は認められません。
助成対象となる主な経費
・シンポジウムや交流会の開催費用(会場借上料など)
・専門家や講師に支払う謝金や交通費
・活動を周知するための広報費(ポスター、SNS広告費、ウェブ制作費など)
・事業に直接使用する消耗品費
注意点:対象外となる経費
・事務所の家賃や電話代、光熱費などの維持管理費
・団体メンバー自身の作業に対する人件費や謝礼
・打ち上げや会議での飲食費(弁当代やお茶菓子も不可)
・1点2万円以上の備品購入(パソコンやカメラなど、将来的に団体に残るもの)
・視察旅行の旅費やお土産代
申請から交付までの5ステップ
初めて申請する団体にとっては、手続きの流れが少し複雑に感じるかもしれません。しかし、一つひとつのステップを丁寧に進めていけば大丈夫です。特に泉区では’事前相談’が充実しているため、これを利用しない手はありません。
事前相談会への参加(2026年1月23日)
アイデア段階でも構いません。泉区役所での相談会や、仙台市市民活動サポートセンターで内容をブラッシュアップしましょう。
書類の作成と提出
事業計画書や収支予算書を揃え、2月6日までにメール、郵送、または窓口へ提出します。
事業計画説明会でのプレゼン(2026年3月10日)
審査員の前で事業の意義や熱意を伝えます。この説明会への出席は必須となっています。
助成決定と事業開始
3月末に結果が通知され、4月から活動をスタートできます。領収書の管理を徹底しましょう。
実績報告と精算
事業完了後に報告書を提出し、最終的な助成金額が確定します。報告会での発表も行います。
採択率を高める!計画書づくりのポイント
審査で重視されるのは、単に’やりたいこと’が書いてあるかどうかではありません。その活動がどれだけ泉区に貢献し、継続性があるかが厳しく問われます。審査基準に沿って、以下のポイントを意識して計画を練り上げましょう。
まず重要なのが’公益性’です。参加メンバーだけが楽しむサークル活動ではなく、広く一般の区民が参加でき、地域課題の解決につながることを明示してください。次に、その事業ならではの’独創性’が必要です。これまでの町内会行事にはなかった新しい視点や、現代のライフスタイルに合わせた工夫が盛り込まれていると、評価が高まりやすくなります。
また、事業の’継続性’も見逃せません。助成金がもらえる1年限りで終わってしまう活動よりも、翌年以降も自走できる仕組みや、他の団体と連携して広がっていく展望を示すことが、採択への近道となります。予算計画においては、あまりに高額な謝金を設定せず、実勢価格に基づいた妥当な金額を算出するように心がけましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 個人で活動していますが、申請することは可能ですか?
A. 申し訳ありませんが、個人での応募はできません。泉区内に活動拠点を持つ市民団体である必要があります。これから団体を立ち上げる場合は、規約や会則、役員名簿を整備した上で申請をご検討ください。
Q. 他の補助金と併用して利用することはできますか?
A. 仙台市や市の関係団体が実施している他の助成制度との併用は認められていません。ただし、民間の財団などの助成金や、参加者から徴収する参加費、企業からの協賛金などと組み合わせることは可能です。
Q. 過去に同じ事業で助成を受けたことがありますが、再度応募できますか?
A. 同一の事業に対する助成は、通算で3回までと定められています。4回目以降の応募はできませんので、既存の事業をさらに発展させた別プロジェクトとして企画するか、自立した運営への移行を目指す必要があります。
Q. 政治や宗教に関連する活動は対象になりますか?
A. 特定の政治活動、宗教活動、または営利を目的とした活動は助成の対象外です。公的資金を投入する事業であるため、中立性と公益性が厳格に求められます。
Q. 3月の説明会(プレゼン)にどうしても出席できない場合はどうすればいいですか?
A. 原則として、事業計画説明会への出席は必須です。団体の代表者が難しい場合は、事業内容を深く理解している他のメンバーが代理で出席し、審査員の質問に答えられるように準備しておいてください。
まとめ
泉区まちづくり活動助成事業は、地域を盛り上げたいというみなさんの熱意を、具体的なアクションに変えるための強力なブースターです。最大50万円という金額は、小規模なプロジェクトであれば活動の大半をカバーできる大きな金額と言えるでしょう。申請書の作成は少し大変かもしれませんが、事前相談会を活用してプランを練り上げれば、採択の可能性はぐっと高まります。2026年1月からの募集に向けて、今からアイデアを温め、仲間と語り合ってみてはいかがでしょうか。泉区の未来を創るあなたの挑戦を、心から応援しています。
※本記事の情報は執筆時点のものです。最新情報は仙台市泉区役所の公式サイトでご確認ください。