滋賀県守山市で地域の賑わいを作りたいと考えている事業者団体の皆さまにとって、見逃せない支援制度が動き出しています。’つなぐ守山産業振興イベント支援補助金’は、小規模なイベントでも活用しやすい手軽さが魅力の制度です。地域の事業者同士が手を取り合い、守山市をより盛り上げるための資金として、最大10万円のサポートを受けることができます。この記事では、申請を検討されている方に向けて、制度のポイントや審査を通るための具体的な秘訣を専門家の視点で詳しく解説します。
この補助金の要点
守山市内で事業を営む2者以上の連携団体が対象となり、イベント開催費用の半分を最大10万円まで補助してくれます。チラシ作成や会場設営、ゲストへの謝礼など、幅広い経費に充てられる使い勝手の良さが最大の特徴です。
つなぐ守山産業振興イベント支援補助金の概要
この補助金は、守山市内の経済を活性化させ、産業の基盤を強くすることを目的としています。単独の店舗が行うセールではなく、複数の事業者が協力して実施する’にぎわい創出’のための催しを後押ししてくれるものです。令和7年度の公募では、地域コミュニティの連携を特に重視している様子が伺えます。
誰が対象になるのか
補助を受けられるのは、個人事業主や法人そのものではなく、それらが集まった’団体’です。具体的には、市内で事業を営む2者以上が連携し、かつ構成員の半数以上が市内の事業者である必要があります。これに加えて、商店街振興組合や、守山商工会議所、観光物産協会などがメンバーに含まれる団体も対象に含まれます。地域の商工業を支えるプレイヤーたちが一丸となって取り組む姿勢が求められていると言えるでしょう。
補助上限額(令和7年度)
10万円
※補助率:対象経費の1/2以内
どのようなイベントが補助の対象になるか
単にイベントと言っても、何でも認められるわけではありません。守山市が掲げる条件には、’地域のにぎわい創出のための催しであること’、’誰もが参加できること’、そして’特定の企業や店舗だけの利益にならないこと’という3つの柱があります。例えば、商店街全体で行うスタンプラリーや、地域の特産品を集めたマルシェ、起業家同士が連携して開催するワークショップなどが想定されています。
注意点
過去にこの補助金を受けたことがある団体が再度申請する場合、昨年までと同じ内容では採択されません。新しい’目玉事業’や、これまでにない工夫を盛り込むことが必須条件となるため、企画段階で前年度との違いを明確にしておきましょう。
補助対象となる経費の内訳
お金の使い道については、かなり柔軟に対応してもらえます。まず、イベントを知ってもらうためのチラシ作成費やSNS広告費などの広報費が挙げられます。次に、当日の会場を彩る看板の制作や、テント・音響設備のレンタル料といった設営費も対象です。さらに、イベントに華を添える講師や出演者への謝礼、当日の運営を手伝ってくれるアルバイトへの賃金、万が一の事故に備えた保険料までもカバーされています。このように、イベント開催に欠かせない実費の多くを補助金で賄うことができるのです。
申請から受取までの5つのステップ
手続きの流れを事前に把握しておくと、準備がスムーズに進みます。特に期限については厳格なので、カレンダーに予定を書き込んでおくことをお勧めします。
事業者間での企画会議と団体結成
まずは連携するパートナーを見つけ、どのような目的でイベントを行うか話し合います。2者以上の合意と、団体の規約等の準備が必要です。
交付申請書の作成と提出
イベント実施の30日前までに書類を提出しなければなりません。余裕を持って40日前には書類を完成させるペースが理想的でしょう。
審査と交付決定
市の担当部署で内容が審査されます。ここで交付決定の通知が届いてから、初めて正式な発注や契約が可能になります。
イベントの実施と実績報告
イベント当日の様子を写真に収め、領収書をすべて保管します。事業終了後30日以内、あるいは3月末日の早い方までに報告書を出します。
補助金の振り込み
報告書の内容が認められると、確定した補助金額が指定の口座に振り込まれます。後払い方式であることを念頭に置いておきましょう。
採択率を高めるための3つのポイント
審査を通過するためには、単に書類を埋めるだけでなく、行政側の意図を汲み取った表現が求められます。以下の3点に意識を向けてみてください。
1つ目は’公共性の強調’です。自分たちの利益だけでなく、そのイベントを通じて守山市にどのような良い影響があるのかを具体的に書くことが大切です。例えば、’市外からの来場者を〇〇人見込み、周辺店舗への回遊を促す’といった数値的な目標を添えると説得力が増します。
2つ目は’連携の深さ’を見せることです。ただ名前を貸し合うだけでなく、各事業者がどのような役割分担をして、どう協力し合うのかを企画書に盛り込みます。役割が明確なほど、事業の実現可能性が高いと判断されやすくなります。
3つ目は’情報の透明性’です。予算計画はどんぶり勘定ではなく、相見積もりを取るなどして、1円単位まで根拠のある数字を記載しましょう。誠実な予算計画は、事務局からの信頼を得る第一歩と言えます。
ポイント
もし申請に不安がある場合は、守山商工会議所に相談してみるのが近道です。多くの採択事例を知っている専門家のアドバイスを受けることで、書類の精度を格段に高めることができます。
よくある質問
Q. 飲食店が1店舗だけで開催する周年イベントは対象になりますか?
A. 残念ながら対象外です。この補助金は2者以上の事業者が連携していることが必須条件であり、特定の店舗の販促を目的としたものは認められません。
Q. 補助金はいつ振り込まれますか?
A. イベントが終わり、実績報告書を提出して審査が完了した後になります。そのため、開催にかかる費用は、一旦自分たちで立て替えておく必要があります。
Q. 他の補助金と併用することはできますか?
A. 国や県、市の他の補助金を同じ事業に対して受けている場合は申請できません。資金源は一つに絞るのがルールです。
Q. チラシ印刷が終わってから申請しても間に合いますか?
A. 間に合いません。必ず’交付決定’の通知を受けてから発注を行う必要があります。事後申請は認められないため注意してください。
Q. 領収書はいつまで保管すればよいですか?
A. 事業完了後5年間の保存義務があります。後で市の調査が入る可能性もあるため、ファイルにまとめて大切に管理しておきましょう。
まとめ
‘つなぐ守山産業振興イベント支援補助金’は、最大10万円と少額ではありますが、事業者のアイデア次第でその価値を何倍にも膨らませることができる制度です。地域のにぎわいを作り、自社の存在も知ってもらうためのきっかけとして、ぜひ仲間を誘って挑戦してみてはいかがでしょうか。まずは30日前という期限を逆算して、早めに商工会議所や市の窓口へ相談することをお勧めします。皆さまのイベントが守山市に新しい風を吹き込むことを、専門家としても応援しております。
※本記事の情報は執筆時点のものです。令和7年度の最新の募集要項については、守山市役所または守山商工会議所の公式サイトで必ずご確認ください。