受付終了 人材育成・雇用

特定求職者雇用開発助成金【2026年版】全コース比較|対象者別の受給額と申請方法

【2024年最新】特定求職者雇用開発助成金を専門家が分かりやすく解説。高齢者や障害者等を雇用する事業主が対象です。

この記事の結論

対象者高年齢者・障害者・発達障害者・難病患者・生活保護受給者・就職氷河期世…
補助額・給付額最大240万円(特定就職困難者コース・重度障害者等・中小企業・3年間)(補助率 特定就職困難者コース:高年齢者等60万円/1年、身体・知的障害者120万円/2年、重度障害者等240万円/3年(いずれも中小企業)。発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース:中小企業120万円/2年。中高年層安定雇用支援コース:中小企業60万円/1年。生活保護受給者等雇用開発コース:中小企業60万円/1年(大企業等はいずれも下がる))
申請時期各支給対象期の末日の翌日から2か月以内
まずやること公式ページで最新情報・対象条件を確認
補助金の概要 対象・上限額・申請期限・関連制度を確認

高年齢者・障害者・発達障害者・難病患者・生活保護受給者・就職氷河期世…

対象地域
全国
対象者
高年齢者・障害者・発達障害者・難病患者・生活保護受給者・…
補助上限
最大240万円(特定就職困難者コース・重度障害者等・中小企業・3年間)
補助率・給付条件
特定就職困難者コース:高年齢者等60万円/1年、身体・知的障害者120万円/2年、重度障害者等240万円/3年(いずれも中小企業)。発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース:中小企業120万円/2年。中高年層安定雇用支援コース:中小企業60万円/1年。生活保護受給者等雇用開発コース:中小企業60万円/1年(大企業等はいずれも下がる)
公募期間
通年(対象期の末日の翌日から2か月以内に支給申請)
実施機関
厚生労働省
申請方法
オンライン・郵送併用
必要書類
・支給申請書 ・支給対象者雇用状況等申立書 ・支払方…
  • 最大240万円(特定就職困難者コース・重度障害者等・中小企業・3年間)まで補助される制度です
  • 厚生労働省が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン・郵送併用に対応

詳細解説

重要ポイント(結論)

令和8年度に現存する特定求職者雇用開発助成金は4コース。以前紹介されていた「生涯現役コース」「成長分野等人材確保・育成コース」はすでに廃止されています。

受給の絶対条件:ハローワーク等の紹介を受けてから雇い入れること。先に採用を決めてから紹介を依頼する順序では対象外になります。

現行コースでの最高額は、特定就職困難者コース(重度障害者等)の240万円(中小企業・3年間)です。「成長分野等人材確保・育成コース」の360万円は令和7年度限りで廃止されたため、令和8年度時点でこの金額は存在しません。

制度概要

特定求職者雇用開発助成金(通称:特開金)は、高年齢者・障害者・生活保護受給者など、就職が特に困難な方を、ハローワークまたは職業紹介事業者の紹介により継続して雇用する事業主に対して、厚生労働省が助成する制度です。対象者を雇用保険の一般被保険者として雇い入れ、要件を満たして支給申請すれば受給できます。

この助成金は競争的な補助金ではありません。ハローワーク等の紹介を受けてから雇い入れる、という順序さえ守り、対象者・企業の要件に該当していれば、審査を経て支給されます。採択率という概念はなく、実務上の関心事は「紹介の順序を誤って対象外にならないか」「支給申請期限(対象期末日の翌日から2か月以内)を守れるか」という2点に集約されます。

読者

以前この助成金を調べたときは「成長分野等人材確保・育成コースで最大360万円」と書いてあったのですが、今も使えますか?

専門家

いいえ、成長分野等人材確保・育成コースは令和7年度限りで廃止されました。令和8年度以降は通常の各コース区分が適用されるため、360万円という金額は現時点では存在しません。同様に「生涯現役コース」(令和5年3月末廃止)や「就職氷河期世代安定雇用実現コース」(令和7年3月31日廃止)も、すでに他コースへ統合・移行しています。古い情報で検索すると存在しないコースに行き着くことがあるため注意が必要です。

TL;DR — 5秒でわかるまとめ

  1. 令和8年度に現存するのは特定就職困難者コース/発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース/中高年層安定雇用支援コース/生活保護受給者等雇用開発コースの4コース
  2. 最高額は特定就職困難者コース(重度障害者等)の240万円(中小企業・3年・6期分割)
  3. 「生涯現役コース」「成長分野等人材確保・育成コース」「就職氷河期世代安定雇用実現コース」はいずれも廃止済みで、現行コースへ統合・移行している
  4. 受給の絶対条件はハローワーク等の紹介を受けてから雇い入れること。先に採用を決めてから紹介を依頼する順序では対象外になる
  5. 令和8年4月1日以降の申請から賃金台帳の提出が必須となり、確認できない場合は不支給になる
240万円現行コース最高額(重度障害者等・中小企業)
4コース令和8年度に現存するコース数
3コース廃止・統合された旧コース数
特定求職者雇用開発助成金全コース比較|対象者別の受給額と申請方法の解説図解1

コース別対象者と支給額【令和8年度】

特定求職者雇用開発助成金 令和8年度に現存する4コースの対象者別支給額比較(重度障害者等240万円が最高額)
図1:コース別・対象者別の支給額比較(中小企業・週30時間以上のフルタイム上限額)

支給額は対象者の区分企業規模(中小企業/中小企業以外)週の所定労働時間(30時間以上か20時間以上30時間未満か)の3つの軸で決まります。下表は中小企業・フルタイムの上限額です。

コース対象者の例中小企業の上限額(フルタイム)支給期間
特定就職困難者コース60歳以上の高年齢者・母子家庭の母等60万円1年(2期)
特定就職困難者コース身体・知的障害者(重度を除く)120万円2年(4期)
特定就職困難者コース重度障害者等(重度身体・知的・精神障害者)240万円3年(6期)
発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース発達障害・難病の診断がある方120万円2年(4期)
中高年層安定雇用支援コース概ね35〜59歳で正規雇用歴が少ない方(就職氷河期世代を含む)60万円1年(2期)
生活保護受給者等雇用開発コース生活保護受給者・生活困窮者(3か月超の支援実績)60万円1年(2期)

対象者・対象事業

対象地域(全国)

目的
人材育成・雇用
対象地域
全国
対象者
高年齢者・障害者・発達障害者・難病患者・生活保護受給者・就職氷河期世代等をハローワーク等の紹介で継続雇用する事業主
補助上限
最大240万円(特定就職困難者コース・重度障害者等・中小企業・3年間)
難易度
中級

詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。

短時間労働者(週20時間以上30時間未満)はいずれのコースも支給額が下がり、企業規模が中小企業以外(大企業等)の場合も上限額が下がります。障害の種類によっては短時間労働者でも重度障害者等と同じ区分(80万円)になるなど例外があるため、対象者ごとに公式リーフレットで確認してください。

60歳以上の高年齢者や身体・知的・精神障害者は特定就職困難者コースが対象です。障害の程度が重い場合ほど支給額・支給期間が長くなり、重度障害者等では最大240万円・3年間支給されます。

発達障害の診断や難治性疾患(難病)の診断書がある方は発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コースが対象です。中小企業で最大120万円を2年間・4期に分けて受給できます。

生活保護受給者や生活困窮者(ハローワーク等で3か月超の支援を受けている方)は生活保護受給者等雇用開発コース、概ね35〜59歳で正規雇用歴が少ない方(就職氷河期世代を含む)は中高年層安定雇用支援コースが対象です。いずれも中小企業で最大60万円・1年間支給されます。

申請・手続きの流れ

特定求職者雇用開発助成金 求人票提出からハローワーク紹介、雇入れ、支給申請、入金までの流れを示すタイムライン図
図2:求人票の提出から支給決定・入金までの流れ

最大の注意点は「先に採用を決めてから紹介を依頼する」順序では対象外になることです。必ずハローワーク等からの紹介を受けたうえで採用選考に進んでください。

  1. ハローワークまたは職業紹介事業者へ求人票を提出する
  2. ハローワーク等から対象求職者の紹介を受ける
  3. 採用選考を行い、対象者を雇用保険の一般被保険者として雇い入れる
  4. 支給対象期(6か月ごと)が経過するのを待つ
  5. 支給対象期の末日の翌日から2か月以内に、賃金台帳等の証拠書類を添えて管轄の労働局へ支給申請書を提出する
  6. 労働局による審査(賃金台帳の提出が確認できない場合は不支給)
  7. 支給決定後、助成金が振り込まれる。2年・3年コースはこの4〜7を期ごとに繰り返す
Q

すでに面接して採用を決めた人を、後からハローワークに紹介してもらえば対象になりますか?

A

対象外になります。ハローワーク等からの紹介が、雇入れよりも先である必要があります。自社で採用を決定してからハローワークに形だけ紹介を依頼しても、支給要件を満たしません。対象者を雇い入れる可能性がある場合は、選考を進める前に必ず求人票を提出し、紹介を受けてから採用プロセスに入ってください。

いくらもらえる?対象者3名雇用の受給額シミュレーション

中小企業のA社が、ハローワークの紹介で高年齢者1名・重度障害者1名・生活保護受給者1名をフルタイムで雇い入れたモデルケースで試算します。

対象者該当コース受給額支給期間
Bさん(62歳・高年齢者)特定就職困難者コース60万円1年(2期)
Cさん(重度身体障害者)特定就職困難者コース240万円3年(6期)
Dさん(生活保護受給者)生活保護受給者等雇用開発コース60万円1年(2期)
合計(3名分)360万円最長3年で分割受給

この360万円は、Bさん・Cさん・Dさんの3名分の受給額を単純合算した金額です。廃止された「成長分野等人材確保・育成コース」の360万円(1人当たりの旧上限額)とは無関係ですので、混同しないようご注意ください。

1人だけを雇用する場合の最高額は重度障害者等の240万円ですが、複数コースの対象者を組み合わせて雇用すれば、1社が受け取る合計額はさらに大きくなります。実際の受給額は対象者の区分や労働時間、企業規模によって変動するため、上記はあくまでモデルケースです。

あなたは対象?かんたん診断

対象判定チェック





関連する補助金・助成金

申請でよくある失敗・対象外になる落とし穴

特定求職者雇用開発助成金は要件該当で受給できる制度ですが、順序の誤りや書類の不備による不支給・対象外の事例が少なくありません。代表的な落とし穴を4つ紹介します。

  1. 採用を決めてから紹介を依頼してしまう先に選考を進めてしまい、後付けでハローワークに紹介してもらったケースは対象外です。求人票の提出と紹介を必ず雇入れより先に行ってください。
  2. 廃止されたコースの情報のまま申請準備を進める「成長分野等人材確保・育成コース」や「生涯現役コース」はすでに廃止されています。古い記事や資料を参考にすると存在しないコースの要件で準備を進めてしまう失敗が起こりやすいので、必ず最新の公式リーフレットで確認してください。
  3. 賃金台帳の添付漏れ令和8年4月1日以降の申請では、賃金台帳の提出が確認できないと不支給となります。支給申請前に添付書類一式を入念にチェックしましょう。
  4. 支給申請期限の見落とし支給対象期の末日の翌日から2か月以内という期限は厳密です。1日でも遅れると受理されない注意点なので、スケジュール管理を徹底してください。
特定求職者雇用開発助成金全コース比較|対象者別の受給額と申請方法の解説図解2

廃止された旧コースとの対応関係

特定求職者雇用開発助成金 生涯現役コース・就職氷河期世代安定雇用実現コース・成長分野等人材確保育成コースの廃止と現行コースへの対応関係を示す図
図3:廃止された旧コースと令和8年度の現行コースの対応関係

「生涯現役コース」「就職氷河期世代安定雇用実現コース」「成長分野等人材確保・育成コース」という名前で検索して本記事にたどり着いた方向けに、現状を整理します。

旧コース名廃止時期現行での扱い対応するコース
生涯現役コース令和5年3月末統合済み特定就職困難者コース(高年齢者区分)
就職氷河期世代安定雇用実現コース令和7年3月31日新コースへ移行中高年層安定雇用支援コース
成長分野等人材確保・育成コース令和7年度限り廃止(後継なし)通常の各コース区分が適用
(現行)特定就職困難者コース等4コース継続中令和8年度も実施本記事の対象

特定求職者雇用開発助成金

就職困難者をハローワーク等の紹介で継続雇用した場合に、雇入れ後6か月ごとの期間で助成。対象者の属性で受給額が決まる。

トライアル雇用助成金

就業経験の不足などで就職が難しい求職者を、まず原則3か月間の試行雇用で受け入れた場合に助成(月額最大4万円等)。本採用の見極め期間として使い分ける。

あわせて確認したい関連制度

受給・手続き後にやること

  • 賃金台帳・出勤簿の保管支給申請の根拠となった賃金台帳、出勤簿、雇用契約書等の証拠書類を一定期間保管し、労働局の調査に備えます。
  • 次期の支給申請スケジュール管理2年・3年コースは期ごとに申請が必要です。支給対象期の末日と申請期限(2か月以内)をカレンダーで管理しておきましょう。
  • 解雇制限期間の順守対象労働者の雇入れ前後6か月間は、事業主都合による他の従業員の解雇を行わないよう社内で共有しておきます。

最終更新:2026年7月12日/本記事は令和8年度の厚生労働省公表資料(各コースの制度概要パンフレット・支給要領)にもとづく解説です。支給要件・金額は改定される場合があるため、申請前に必ず最新の公式情報をご確認ください。本記事は制度公表資料にもとづく解説であり、個別の判断は管轄のハローワーク・労働局にご確認ください。

出典

補助金の概要

要点

対象・申請情報まとめ

詳細条件は公募要領で確認してください。

対象地域
全国
対象者
高年齢者・障害者・発達障害者・難病患者・生活…
補助上限
最大240万円(特定就職困難者コース・重度障害者等・中小企業・3年間)
公募期間
通年(対象期の末日の翌日から2か月以内に支給申請)
実施機関
厚生労働省
主要スケジュール
申請期間 通年(対象期の末日の翌日から2か月以内に支給申請) 全スケジュール ›
申請方法
オンライン・郵送併用
必要書類
・支給申請書 ・支給対象者雇用状況等… 詳細を見る ›
  • 最大240万円(特定就職困難者コース・重度障害者等・中小企業・3年間)まで補助される制度です
  • 厚生労働省が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン・郵送併用に対応
POINT!

この補助金のポイント

  • 最大240万円(特定就職困難者コース・重度障害者等・中小企業・3年間)まで補助される制度です
  • 厚生労働省が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン・郵送併用に対応
補助対象経費 本助成金は、対象労働者の雇入れおよび雇用継続にかかる人件費等の一部を助成するものであり、特定の経費を… 詳細を見る ›
公募期間 通年(対象期の末日の翌日から2か月以内に支給申請)
実施機関厚生労働省
主要スケジュール
  1. 申請期間通年(対象期の末日の翌日から2か月以内に支給申請)
  2. 締切日2025年10月26日
全スケジュール ›
申請方法 オンライン・郵送併用
必要書類 ・支給申請書 ・支給対象者雇用状況等申立書 ・支払方法・受取人住所届 ・対象労働… 詳細を見る ›
公募要領
SUMMARY

この補助金のまとめ

  • 最大240万円(特定就職困難者コース・重度障害者等・中小企業・3年間)まで補助される制度です
  • 厚生労働省が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン・郵送併用に対応
申請前に、公式サイトの公募要領と最新の受付状況をご確認ください。 掲載情報について連絡する

掲載内容やリンクにお気づきの点はありますか?

掲載内容やリンク切れに関するご連絡は、お問い合わせフォームからお寄せください。

お問い合わせフォーム

編集・監修: (中小企業診断士)

一次情報を確認する編集体制(編集方針・検証方法

公開日: 最終更新日: 出典: 厚生労働省

本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。