徳島市では、地域コミュニティの核となる町内会・自治会の活動を支援するため、集会所の建設・改修やLED防犯灯の設置、資源ごみ回収活動などに対して多角的な補助金制度を設けています。特に集会所の建設・改修には対象経費の半額(予算範囲内)が助成されるほか、防犯灯の電気料金助成も行われています。本記事では、令和7年度(2025年)の最新情報を基に、徳島市の支援制度を網羅的に解説するとともに、地域活動の参考となる他自治体の事例や国の支援策についても紹介します。
この記事でわかること
- 徳島市の集会所建設・改修補助金の金額と条件
- LED防犯灯の設置費・電気代助成の仕組み
- 一斉清掃や資源ごみ回収活動への報償金制度
- 地域課題解決に使える国の「ローカル10,000プロジェクト」等の発展的支援
徳島市の町内会向け補助金制度の概要
徳島市では、住みよい地域社会の形成を目指し、町内会等の地縁団体に対してハード(施設整備)・ソフト(活動支援)の両面から支援を行っています。主な柱は「集会所整備」「防犯灯整備」「環境美化活動」の3つです。
この補助金の重要ポイント
- 集会所建設: 対象経費の1/2以内(予算範囲内)
- 防犯灯設置: 新設・LED化で最大2万円〜3万円/灯
- 対象者: 徳島市内の町内会、自治会等の地縁団体
- 申請期限: 予算がなくなり次第終了(早めの相談が必須)
1. 集会所建設補助金について
町内会が集会所を新築、増築、改築、または大規模な改修を行う場合に利用できる制度です。地域コミュニティの拠点整備を強力にバックアップします。
補助金額と補助率
※令和7年度の予算額は207万円となっており、予算がなくなり次第受付終了となります。
主な補助要件
- 設置場所は原則として設置団体(町内会)の区域内であること。
- 新築の場合、隣接する集会所からおおむね500m以上離れていること。
- 設置団体の対象戸数が30戸以上であること。
- 集会所の床面積が33㎡以上であること(新築・改築の場合)。
- 用地に関する権限(所有権や借地権など)を有していること。
- 地元住民の合意が得られていること。
2. 防犯灯新設等工事費・電気料金助成
夜間の犯罪防止と通行の安全確保のため、町内会が管理する防犯灯の設置費用と電気料金を助成します。特にLED化が推奨されています。
工事費助成の詳細
※単年度に5灯まで申請可能(新設・小柱設置は合わせて2灯まで)。申請期間は各年度5月1日から指定日まで。
電気料金助成
町内会等が維持管理し、四国電力等と公衆街路灯契約を結んでいる防犯灯について、電気料金の一部を助成します。毎年7月末日までに申請が必要です。
3. 環境美化・資源回収への報償金
一斉清掃報償金
排水路や道路側溝の一斉清掃を実施した団体に対し、参加者1人につき200円を交付します。実施期間は原則5月です。
資源ごみ回収奨励金
登録団体が資源物を回収し業者へ売却した場合、市から奨励金を交付します。
・古紙類・缶類等:3円/kg
・布類:10円/kg
・廃食用油:20円/kg
【参考】地域活動を支えるその他の支援策・トレンド
徳島市に限らず、全国的に地域コミュニティの維持・活性化は重要な課題となっています。ここでは、参考情報として他自治体のユニークな取り組みや、町内会活動から一歩進んだ地域課題解決に使える国の支援策を紹介します。
他自治体の支援トレンド(みやま市の事例)
福岡県みやま市では、令和7年度予算において「安全・安心のまちづくり」を最重点政策とし、以下のようなきめ細かい支援を行っています。これらは全国的な地域支援のトレンドとも言えます。
- 自主防災組織設立支援: 1団体あたり20万円の設立補助金を交付し、防災力の強化を図っています。
- 防犯灯設置補助: 1基あたり2万円を補助(LED化推進)。徳島市と同様に防犯インフラの維持に注力しています。
- ワンヘルス推進: 人と動物の健康と環境保全を一体的に考える「ワンヘルス」の啓発や地域猫活動への支援など、新しい視点での地域づくりが進められています。
地域課題解決のための国の支援(総務省)
町内会や自治会が主体となり、より踏み込んだ地域課題解決(コミュニティビジネスなど)に取り組む場合、総務省の「ローカル10,000プロジェクト(地域経済循環創造事業交付金)」などが活用できる可能性があります。
ローカル10,000プロジェクトの概要
地域資源を活用した事業化を支援する制度です。産官学金が連携し、地域の資金循環を促します。
- 補助上限: 最大5,000万円(融資額等による)
- 対象経費: 施設整備費、機械装置費、備品費など
- 活用例: 古民家を活用した宿泊施設、地域産品を使った加工場など
※町内会が法人格(認可地縁団体等)を取得し、収益事業を行う場合などの発展的な選択肢として知っておくと有益です。
申請から交付までの流れ(徳島市集会所建設の場合)
1
事前協議・合意形成
町内会総会などで事業計画や予算について住民の合意を得ます。その後、徳島市市民協働課へ事前相談を行います。
2
交付申請
申請書に見積書、図面、総会議事録などを添えて提出します。
3
交付決定・着工
市の審査・現地調査を経て交付決定通知が届きます。その後、着手届を提出し工事を開始します。
4
完了報告・請求
工事完了後、竣工届や実績報告書、領収書の写しなどを提出します。市の完了検査を受けます。
よくある質問(FAQ)
Q
町内会への加入は強制ですか?
町内会への加入は強制ではありませんが、地域の防災・防犯・環境美化など生活に密着した問題解決には町内会での助け合いが不可欠です。ぜひ加入をご検討ください。
Q
防犯灯の補助金はいつ申請すればよいですか?
工事費助成の申請期間は各年度の5月1日から市が指定する日までです。ただし、助成決定前に工事に着工したものは対象外となるため、必ず事前に申請してください。
Q
集会所建設補助金の予算はどのくらいですか?
令和7年度の予算額は207万円です。予算がなくなり次第受付終了となりますので、計画がある場合は早めに市民協働課へご相談ください。
Q
町内会が不動産を所有することはできますか?
「地縁による団体」として市長の認可を受ければ、町内会名義で不動産登記が可能です。認可を受けるには、規約の整備や総会での議決など一定の要件が必要です。
Q
個人情報はどのように扱えばよいですか?
町内会も個人情報保護法の適用対象です。利用目的の特定、本人同意のない第三者提供の禁止など、法に則った適切な管理が必要です。名簿作成時などは特に注意しましょう。
まとめ
徳島市では、集会所の整備や防犯灯のLED化など、町内会活動を支える多様な補助金制度が用意されています。特に集会所建設補助金は予算枠があるため、早めの計画と相談が重要です。また、地域活動の活性化に向けて、他自治体の事例や国の支援策も参考にしながら、持続可能な地域づくりを進めていきましょう。
申請手続きや要件について不明な点がある場合は、徳島市市民協働課や各担当課へお問い合わせください。
地域活動の補助金活用をお考えの方へ
申請書の書き方や合意形成の進め方など、専門家への相談でスムーズな手続きを!
免責事項: 本記事の情報は作成時点(令和7年8月版ハンドブック等)のものです。補助金の内容や予算額は変更される場合がありますので、申請前に必ず徳島市公式サイト等で最新情報をご確認ください。