【2025年】岡山市既存建築物バリアフリー改修補助金|最大500万円!申請方法を徹底解説
補助金詳細
Details岡山市内の特定の地区(移動等円滑化促進地区または重点整備地区)に、補助対象となる特別特定建築物(郵便局、銀行、博物館、病院、大規模小売店舗、ホテル等)を所有または管理する事業者。
事前確認シート, 補助金等交付申請書, 事業計画書, 収支予算書, 前年度決算書, 実施設計書(建築士作成), 現況図面, 現況写真, 整備基準表, 見積書の写し, 建築確認済証の写し, 登記事項証明書, 納税証明書, 工事承諾書(所有者以外の場合)
敷地内の通路、駐車場、建築物の出入口、屋内の通路、階段、エレベーター・エスカレーター、段差解消機、便所・洗面所、乳幼児用設備、利用居室の出入口など、整備基準に適合させるためのバリアフリー改修工事費用が対象です。新築や老朽化による改修は対象外です。
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview
✓ | この記事の信頼性
監修:補助金インサイト編集部(中小企業診断士・行政書士監修) 最終更新:2025年1月15日 情報源:岡山市既存建築物バリアフリー改修事業補助金 公募要領(令和7年度版) |
|
📋 基本情報サマリー | |
| 制度名 | 岡山市既存建築物バリアフリー改修事業補助金 |
| 最大補助額 | 最大500万円 |
| 補助率 | 2/3以内 |
| 対象エリア | 岡山市内の特定地区 |
| 申請締切 | 令和7年11月14日(金) |
| 主な対象経費 | 段差解消、トイレ、エレベーター改修など |
岡山市内で店舗や施設を運営されている事業者様に、見逃せない補助金情報です。誰もが利用しやすい施設への改修工事に対して、最大500万円が支給される「岡山市既存建築物バリアフリー改修事業補助金」の公募が開始されています。
高齢化社会への対応や、インバウンド需要の取り込みにおいても、バリアフリー化は喫緊の課題です。しかし、改修費用は決して安くありません。本制度を活用することで、費用の負担を大幅に軽減しながら、施設の価値を高めることが可能です。
この記事では、制度の概要から対象条件、複雑な申請手続きまで、専門家が分かりやすく解説します。
この補助金を30秒で理解
本補助金は、岡山市の「バリアフリー基本計画」に基づき、高齢者や障害のある方、子育て世代など、誰もが安心して利用できる施設づくりを支援するものです。不特定多数の人が利用する民間建築物が対象となります。
💡 重要ポイント
|
予算には限りがあり、先着順で受付が終了する可能性があります。検討されている方は、早めの準備が不可欠です。
1. 対象地区(場所の条件)
以下のいずれかの地区に所在する建築物が対象です。
| ✓ | 移動等円滑化促進地区 |
| ✓ | 重点整備地区 |
※対象地区の詳細な地図(PDF)は、岡山市の公式サイトで確認できます。記事末尾のリンクから必ずご確認ください。 |
2. 対象建築物(建物の条件)
上記の地区内にあり、かつ「特別特定建築物」として位置づけられている以下の民間施設が対象となります。
| 商業・サービス |
・店舗面積1,000㎡超の大規模小売店舗 ・商店街、地下街(店舗部分) ・銀行、郵便局(ATMのみは除く) |
|---|---|
| 文化・宿泊 |
・ホテル、旅館等(客室数50室以上) ・博物館、美術館、映画館、文化ホール等 |
| 医療・福祉・他 |
・病院(病床数20以上) ・老人、障害者福祉施設等 ・体育館等 ・バスターミナル待合施設 |
⚠️ 対象外となるケース
従業員のみが利用する空間(バックヤード、事務室など)の整備は補助の対象外です。あくまで「不特定多数の人が利用する空間」の改修に限られます。 |
補助金額と計算方法
補助金額は、改修にかかる費用の3分の2以内で算出されます。ただし、整備する箇所ごとに上限額が設定されており、かつ1申請あたりの総額上限は500万円となります。
| 整備箇所 | 補助上限額 |
|---|---|
| エレベーター・エスカレーター | 500万円 |
| 便所・洗面所 | 200万円 |
| 敷地内の通路 | 100万円 |
| 駐車場 | 100万円 |
| 建築物の出入口 | 100万円 |
| 屋内の通路 | 100万円 |
| 階段 | 100万円 |
| 段差解消機 | 100万円 |
| 乳幼児用設備 | 100万円 |
| 利用居室の出入口 | 100万円 |
対象外となる経費(NG例)
| ✕ | 建築物の新築工事に伴うバリアフリー整備 |
| ✕ | 既に整備基準を満たしている箇所の老朽化のみを理由とした改修 |
| ✕ | 過去に本補助金を利用して改修した箇所と同一箇所の再申請 |
申請の流れ
申請から交付までの手順は以下の通りです。特に「事前相談」が必須である点にご注意ください。
1 | 事前相談【必須】 交通政策課へ連絡し、事前確認シートを提出。補助対象に該当するか確認を受けます。 |
2 | 交付申請 必要書類を揃えて窓口へ提出します。締切は令和7年11月14日(金)です。 |
3 | 受付・審査 市による書類審査が行われます。 |
4 | 交付決定 審査通過後、交付決定通知書が送付されます。 |
5 | 工事着手 交付決定通知日以降に工事を開始し、着手届を提出します。 |
6 | 工事完了・実績報告 工事完了後、完了届と実績報告書を提出します(申請年度の2月末日まで)。 |
7 | 完了検査・請求 市の担当者による現地検査後、補助金額が確定。請求書を提出し、補助金が振り込まれます。 |
注意点・よくあるミス
⚠️ 事前着工は厳禁です
最も多いミスが「交付決定前に工事を始めてしまう」ことです。発注や契約も含め、必ず市の「交付決定通知」を受け取ってから行ってください。通知日より前に着手した工事は、補助の対象外となります。 |
よくある質問(FAQ)
Q | どんな工事が対象になりますか? |
店舗入口の段差解消スロープ設置、車いす対応トイレへの改修、手すり設置、エレベーターの新設などが対象です。詳しくは岡山市の「整備基準」をご確認ください。 | |
Q | 申請前に工事を始めても良いですか? |
いいえ、絶対にダメです。必ず市の「交付決定通知」を受け取った後に工事に着手してください。 | |
Q | 岡山市内のどの建物でも対象になりますか? |
いいえ、対象エリア(重点整備地区など)と建物の種類(特定建築物)が限定されています。まずは事前相談で確認してください。 | |
申請すべきかの判断基準
本補助金は、施設の魅力を高め、集客力向上にも繋がる非常に有益な制度です。申請には建築士が作成する書類が必要など、準備に手間はかかりますが、最大500万円という補助額は大きな魅力です。
特に、築年数が経過した施設で、トイレや段差などのバリアフリー化を検討している事業者様にとっては、絶好のチャンスといえます。まずは、自社の施設が対象エリアに含まれているかを確認することから始めましょう。
今日からやるべきこと
締切は11月ですが、書類作成や事前相談の時間を考慮すると、今すぐ動き出す必要があります。
- 岡山市公式サイトで「対象地区図」を確認する。
- 改修したい箇所をリストアップする。
- 交通政策課へ電話し、事前相談の予約をする。
公式情報・問い合わせ先
|
📌 公式情報・お問い合わせ | |
| 公式サイト | 岡山市公式サイトを見る → |
| 制度全般 | 都市整備局 都市・交通部 交通政策課 電話:086-803-1376 |
| 整備基準 | 都市整備局 住宅・建築部 建築指導課 電話:086-803-1446 |
※最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。 | |
免責事項:本記事は執筆時点の情報に基づいています。補助金の内容は変更される可能性があるため、申請前に必ず公式の公募要領をご確認ください。 最終更新:2025年1月15日 |
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大500万円 | 最大40万円 | 最大80万円 | 最大10万円(対象経費の実費) | 最大10万円(対象経費の実費) |
| 補助率 | 補助対象となる改修事業費の3分の2以内。1申請あたり最大500万円。整備箇所ごとに上限額が設定されています。 | 2025/12/10 | 2025/12/10 | 2025/12/10 | — |
| 申請締切 | 2025年11月14日 | 2025年8月31日まで | 令和7年12月26日まで | 令和7年12月26日まで | 令和7年12月26日まで |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 100.0% | 100.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |