岩手県の水産加工業者の皆様へ。主要魚種の不漁や販路喪失といった課題を乗り越えるチャンスです。他の企業と連携して新商品開発や新事業展開に取り組む際に、最大100万円が補助される「水産加工業連携新活動促進事業費補助金」の公募が開始されました。この記事では、制度の概要から申請方法までを分かりやすく解説します。
補助金の概要
本事業は、岩手県の水産加工業者が抱える様々な経営課題を克服し、持続的な発展を遂げることを目的としています。他の事業者と連携して行う新たな事業展開にかかる経費の一部を支援するものです。
| 補助金額 | 100万円以内 |
|---|---|
| 補助率 | 補助対象経費の2分の1以内 |
| 公募期間 | 令和7年4月14日(月)~ 令和7年12月26日(金)17時まで |
| 事業予算総額 | 800万円 |
対象となる事業者(補助対象者)
この補助金を利用するには、以下の要件をすべて満たすグループである必要があります。
申請グループの要件
- 岩手県沿岸12市町村のいずれかに事業拠点があること。
- 東日本大震災で被災した水産加工業者を1者以上含んでいること。
- 2者以上の事業者で構成されるグループであること。
- グループの中から代表申請者(1者)を決定すること。
※対象となる沿岸12市町村:洋野町、久慈市、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町、宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市
対象となる事業の具体例
連携の形は様々です。以下のような新たな事業展開が補助対象となります。
1. 水産加工業者同士の連携
得意分野が異なる水産加工業者がグループとなり、専門家のアドバイスを受けながらシリーズ商品を共同開発する、といった取り組みが想定されます。
2. 県内陸部の企業との連携
水産加工業者が持つ冷蔵・冷凍設備を活用し、農林産物などを保管・加工するための調査や実験を行う、といった異業種連携も対象です。
3. 県外の企業との連携
スーパー、コンビニ、飲食チェーンなど、特定の販売先と連携してターゲットを絞った商品開発を行う取り組みも支援します。
申請スケジュールと手続きの流れ
申請から事業開始までの大まかな流れは以下の通りです。
- STEP 1: 準備
連携するパートナーを見つけ、共同で実施する事業計画を具体的に策定します。 - STEP 2: 書類作成
公式サイトから申請様式をダウンロードし、必要事項を記入します。 - STEP 3: 申請
応募受付期間内に、担当窓口へ申請書を提出します。事業開始日の概ね3週間前までに提出することが原則です。 - STEP 4: 審査・交付決定
申請受理から概ね3週間以内に審査が行われ、交付が決定されます。 - STEP 5: 事業開始
交付決定後、計画に沿って事業を開始します。
【重要】申請に関する注意点
申請額が予算総額(800万円)に達した場合、公募期間の途中でも受付が終了する可能性があります。申請を検討している方は、早めの準備と提出をおすすめします。
申請方法と公式資料
申請に必要な書類は、岩手県の公式ウェブサイトからダウンロードできます。公募要領や記載例もあわせて確認し、不備のないように準備を進めましょう。
まとめ
「水産加工業連携新活動促進事業費補助金」は、単独では難しい新たな挑戦を後押ししてくれる強力な制度です。異業種連携による新商品開発や、新たな販路開拓など、事業の可能性を広げるために、この機会をぜひ有効活用してください。
お問い合わせ先
岩手県 商工労働観光部 産業経済交流課 食産業担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5539
ファクス番号:019-623-2510