岡山県倉敷市および高梁川流域圏内の6市3町(新見市、高梁市、総社市、早島町、矢掛町、井原市、浅口市、里庄町、笠岡市)の事業者が連携して行う販路開拓事業を支援する制度です。5者以上の事業者が共同で実施する展示会出展や物産展開催に対し、最大100万円(補助率最大3/4)を補助します。地域資源を活用したビジネス展開を目指す事業者グループに最適な支援策です。
この記事でわかること
- 5者以上の連携が必要な申請要件の詳細
- 通常2/3、被災事業者3/4となる補助率の仕組み
- 展示会出展や物産展開催にかかる対象経費
- 事前相談から交付決定までの具体的な申請フロー
この補助金の概要・ポイント
「倉敷市高梁川流域圏地域資源活用推進補助金」は、単独の事業者ではなく、複数の事業者が連携して地域資源(特産品、技術、観光資源など)の販路開拓を行う取り組みを支援するものです。特に「5者以上」という連携要件が特徴で、地域全体での経済活性化を目的としています。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 最大100万円
- 補助率: 2/3(平成30年7月豪雨被災事業者は3/4)
- 対象者: 倉敷市および高梁川流域圏内の事業者5者以上のグループ
- 申請期限: 2026年2月27日まで(随時募集・予算上限あり)
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者グループ
本補助金は、単独での申請はできません。以下のエリアに所在する事業者(法人、個人事業主、組合、団体等)が5者以上共同して実施する必要があります。
補助金額・補助率の詳細
補助金額は対象経費の総額に応じて算出されます。平成30年7月豪雨で被災した中小企業者等が含まれる場合、補助率が優遇される措置があります。
※開催地域や事業規模により上限額が変動する場合があります。詳細は事前相談時にご確認ください。
補助対象経費の詳細
対象となる経費
地域資源の販路開拓、販路拡大等を目的とした展示会、見本市、物産展等の企画・実施、または外部の展示会等への出展に要する経費が対象です。
経費に関する注意事項
- 事業実施期間内に発注・納品・支払いが完了する経費のみが対象です。
- 消費税及び地方消費税は補助対象経費に含まれません(税抜金額で計算)。
申請から採択までの流れ
本補助金は「事前相談」が必須条件となっています。計画段階で早めに倉敷市商工課へ相談することが重要です。
1
事前相談(必須)
倉敷市商工課へ事業計画の概要を相談します。5者連携の構成や事業内容が要件に合致しているか確認を受けます。
2
交付申請書の提出
申請書、事業計画書、収支予算書、連携事業者の名簿などを揃えて提出します。
3
審査・交付決定
市による審査を経て、交付決定通知書が送付されます。これ以降に発注・契約が可能になります。
4
事業実施
展示会の開催や出展を行います。証拠書類(見積書、発注書、納品書、請求書、領収書、写真等)を必ず保管してください。
5
実績報告・補助金交付
事業完了後、実績報告書を提出します。確定検査を経て、指定口座に補助金が振り込まれます。
採択されるためのポイント・コツ
この補助金は「5者以上の連携」が最大のハードルであり、同時に審査の重要ポイントでもあります。単なる数合わせではなく、連携によるシナジー効果をアピールすることが重要です。
審査で高評価を得るポイント
- 連携の必然性を示す
なぜこの5者(以上)で組むのか、それぞれの役割分担と相乗効果を具体的に説明しましょう。 - 地域資源の魅力を明確化
活用する地域資源(特産品や技術)が、高梁川流域圏のブランド向上にどう寄与するかをアピールします。 - 具体的な販路開拓ターゲット
「誰に」「何を」「どう売るか」を明確にし、展示会出展後のフォロー体制まで計画に含めると評価が高まります。 - 広域連携の意識
倉敷市だけでなく、流域圏内の他市町の事業者を含めた構成にすることで、広域連携の趣旨に合致しやすくなります。 - 実現可能性の高い収支計画
見積書に基づいた精緻な予算組みを行い、自己資金の裏付けも示しましょう。
よくある失敗・注意点
- 連携事業者の離脱 → 対策: 事前に協定書や覚書を交わし、結束を固めておく。
- 事前相談の遅れ → 対策: 企画段階で早めに市役所へ相談に行く(予算枠が埋まる可能性あり)。
- 対象外経費の計上 → 対策: 旅費や交際費が含まれていないか、公募要領を熟読してチェックする。
必要書類チェックリスト
活用事例・想定シーン
食品加工業グループ
大規模展示会への共同出展
倉敷市と総社市の食品メーカー5社が連携し、東京ビッグサイトで開催される食品見本市へ共同ブースを出展。「高梁川流域グルメ」として統一ブランドでPRし、バイヤーとの商談を成立させた。
伝統工芸・雑貨
地域物産展の開催
デニム、帆布、畳縁などを扱う事業者グループが、大阪の百貨店催事場で「倉敷・高梁川流域クラフト展」を企画・開催。会場費や広告費に補助金を活用し、認知度向上と販売促進を実現。
観光・サービス
観光PRイベント
流域圏内の観光協会や宿泊施設が連携し、県外のショッピングモールで観光PRイベントを実施。特産品の販売と合わせて観光パンフレットを配布し、誘客促進を図った。
よくある質問(FAQ)
Q
5者の中に市外の事業者が含まれていても良いですか?
原則として、倉敷市および高梁川流域圏内(新見市、高梁市、総社市、早島町、矢掛町、井原市、浅口市、里庄町、笠岡市)の事業者が対象です。圏外の事業者が含まれる場合の取り扱いについては、事前相談時にご確認ください。
Q
補助金はいつ支払われますか?
原則として「精算払い」となります。事業終了後に実績報告書を提出し、検査完了後に支払われます。事業期間中の支払いは自己資金等で立て替える必要があります。
Q
オンライン展示会への出展は対象になりますか?
対象となる可能性があります。ただし、販路開拓を目的としたものであることが条件です。具体的なオンライン展示会の内容を添えて、事前相談で確認してください。
Q
被災事業者の証明はどうすれば良いですか?
平成30年7月豪雨による罹災証明書(写し)等の提出が必要です。グループ内に1社でも被災事業者がいれば補助率アップの対象となるか等は、要領で詳細を確認してください。
Q
申請期限はいつまでですか?
最新の公募情報では2026年2月27日までとなっていますが、予算の上限に達し次第終了する場合があります。早めの申請をおすすめします。
まとめ
倉敷市高梁川流域圏地域資源活用推進補助金は、5者以上の連携による販路開拓を強力に支援する制度です。最大100万円の補助に加え、被災事業者への優遇措置もあります。単独では難しい大規模な展示会出展やイベント開催も、この補助金を活用することで実現可能になります。
申請には事前相談が必須です。まずは連携するパートナー企業を見つけ、事業構想を練った上で、倉敷市商工課へ相談に行きましょう。期限は2026年2月までですが、予算がなくなり次第終了となるため、早めの行動が鍵となります。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。