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燃料油の卸売事業者(石油精製業届出事業者・石油輸入業登録事業者)
結論からいうと
ガソリン補助金は「消費者」ではなく「元売会社」に支給される制度です
燃料油価格激変緩和補助金は、給油所やドライバーが直接申請してもらえるお金ではありません。国が石油元売などの卸売事業者に補助金を交付し、その分だけ卸価格が下がることで、結果的に給油所の店頭価格が抑えられる仕組みです。この「間に何段階も入る」構造を誤解している人が非常に多く、SNSなどでは誤った解説も見られます。この記事では交付経路を1段ずつ整理し、誰が・どこで恩恵を受けるのかを正確に解説します。
この記事の要点(TL;DR)
正式名称は「燃料油価格激変緩和対策事業」(通称:激変緩和事業)です。原油価格の急騰による家計・事業者への負担増を抑えるため、2022年1月に発動しました。制度の狙いは、ガソリン・軽油・灯油・重油といった生活と産業の基盤となる燃料油の小売価格の急激な上昇を緩和することにあります。予算規模は令和3年度予備費3,500億円で開始し、令和4年度補正1兆1,655億円などで累次拡充。令和3・4両年度の歳出予算現額は計6兆2,133億円余に達しています(会計検査院・令和4年度決算検査報告)。
開始時期
2022年1月
対象油種数
5油種
令和3・4年度歳出予算現額
約6兆2,133億円

補助金が消費者に届くまでには複数の段階があります。以下の順で流れることを押さえておくと、制度の全体像を誤解しにくくなります。
つまり消費者や給油所が窓口に出向いて申請するタイプの給付金とは根本的に仕組みが異なります。給油所自身も「独自の値引きサービス」を行っているわけではなく、元売からの卸価格が下がった分をそのまま反映しているにすぎません。
| 油種 | 補助対象か | 2026年7月時点の扱い | 備考 |
|---|---|---|---|
| ガソリン | 対象 | 継続中(基準額超過分を補助) | 旧暫定税率分の定額引き下げ幅は目安10円 |
| 軽油 | 対象 | 継続中 | ガソリンとほぼ同額の補助が基本 |
| 灯油 | 対象 | 継続中 | 定額引き下げ幅は目安5円 |
| 重油 | 対象 | 継続中 | 定額引き下げ幅は目安5円 |
| 航空機燃料 | 対象(後から追加) | 継続中 | 補助額はガソリンの約4割相当、定額引き下げ幅は目安4円 |
対象者・対象事業
対象地域(全国)
詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。
参考までに、2026年7月時点の補助単価は、ガソリン・軽油・灯油・重油が1リットルあたり2.8円前後(前週の7月2日〜8日は4.8円)、航空機燃料が1.1円と設定されています。制度が再開した2026年3月直後は18円台の週もありましたが、その後は縮小傾向で推移しています。単価は原油価格や為替の変動に応じて毎週改定されるため、最新値は資源エネルギー庁の特設ページで確認するのが確実です。

この制度の仕組みを理解できているかチェック
よくある失敗やミス、不採択の要因をここで整理します。落とし穴や見落とし、間違い、つまずき、やりがちなNG行動に気をつけ、対象外で落ちることを避けましょう。次の注意点を一つずつ確認してください。
これらの誤解が広がる要因は、制度の交付経路が複雑で、報道でも「ガソリン補助金」という言葉だけが独り歩きしやすいことにあります。仕組みを正しく理解しておけば、不採択や対象外といった不安に振り回されず、落ち着いて情報を確認できます。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 所管省庁 | 経済産業省 資源エネルギー庁 | 資源・燃料部 燃料流通政策室が担当 |
| 正式名称 | 燃料油価格激変緩和対策事業 | 通称は激変緩和事業 |
| 発動時期 | 2022年1月 | 令和4年1月27日以降の卸売販売量が対象 |
| 2026年の状況 | 2026年3月に再開・継続中 | ガソリン税の暫定税率問題の決着まで継続と説明されている |

A. できません。この補助金は燃料油の卸売事業者(元売)を対象とした制度で、消費者や給油所が直接申請する仕組みではありません。個人が申請しようとしても対象外となります。
A. 補助単価は全国一律でも、卸価格から店頭価格に反映されるまでの流通コストや競争環境が地域・店舗ごとに異なるためです。給油所が独自に補助金を受け取っているわけではありません。
A. ガソリン・軽油・灯油・重油・航空機燃料の5油種です。ガソリンと軽油はほぼ同額の補助、灯油・重油はやや低い額、航空機燃料はガソリンの約4割相当の補助単価が目安とされています。
A. 継続中です。2026年3月に再開され、ガソリン税の暫定税率問題の決着までは継続する方針と説明されています。ただし補助単価は週ごとに改定されるため、最新の単価は資源エネルギー庁の公式ページで確認してください。
A. 経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部 燃料流通政策室が所管しています。基金の運営は全国石油協会が担っています。
最終更新: 2026-07-10 / 制度施行: 令和8年(2026年)7月時点の情報にもとづき編集部が作成。補助単価は週単位で改定されるため、最新情報は資源エネルギー庁の公式ページでご確認ください。
対象・申請情報まとめ
詳細条件は公募要領で確認してください。
この補助金のポイント
| 公募期間 | 2022年1月発動、累次延長し2026年3月に再開・継続中 常時受付 / 要確認 |
|---|---|
| 実施機関 | 経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部 燃料流通政策室 |
| 主要スケジュール |
|
| 申請方法 | オンライン申請 公式申請ページへ |
| 公募要領 |
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編集: 補助金図鑑 編集部
中小企業診断士・社会保険労務士 監修体制
本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。