令和7年度 長岡京市中小企業持続経営支援補助金(ステップアップ枠)の概要
京都府長岡京市では、市内の中小企業や個人事業主の持続的な経営を支援するため、2025年(令和7年)度も「中小企業持続経営支援補助金(ステップアップ枠)」の公募を実施します。経営改善や販路開拓、生産性向上などの前向きな取り組みに対し、最大30万円を補助する制度です。
■ この記事のポイント
- 長岡京市の中小企業・個人事業主・創業者等が対象
- ホームページ制作、展示会出展、設備導入などに最大30万円を補助
- 3年先を見据えた事業計画書の作成・提出が必須
- 申請期間は【1次】5月、【2次】9月の年2回実施
本記事では、申請要件や対象経費、審査のポイントについて詳しく解説します。
補助対象者と要件
本補助金は、京都府長岡京市内に事業所を有する以下の事業者が対象です。
- 中小企業者
- 小規模事業者
- 個人事業主
- 組合・商店街団体等
- 創業者(事業実施期間内に開業届を提出する者を含む)
補助金額・補助率・スケジュール
ステップアップ枠では、経営改善や起業支援の目的に応じて以下の条件で補助が行われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助上限額 | 30万円 |
| 補助率 |
・経営改善型:対象経費の 2/3 または 1/2 ・起業支援型:対象経費の 2/3 |
| 1次募集期間 | 2025年5月16日(金) ~ 6月10日(火) |
| 2次募集期間 | 2025年9月16日(火) ~ 10月10日(金) |
対象となる事業と経費
事業計画に基づき、経営力強化や生産性向上に資する取り組みが対象です。単なる消耗品の購入や代替投資は対象外となるため注意が必要です。
活用例
- 販路開拓:ホームページ制作、ECサイト構築、チラシ・パンフレット作成、Web広告出稿
- 業務効率化:会計・労務管理ソフトの導入、顧客管理システムの構築
- 設備投資:生産性向上に繋がる機械装置の導入、省エネ設備(LED等)への更新
- 新商品開発:試作品開発にかかる原材料費、パッケージデザイン費
主な対象経費科目
| 経費区分 | 具体例 |
|---|---|
| 制作費・開発費 | HP作成、チラシデザイン、システム開発費など |
| 広告宣伝費 | 新聞・雑誌広告、Web広告掲載料など |
| 設備購入費 | 機械装置、業務用ソフトウェア、備品など |
| 出展料 | 展示会・見本市の小間代、装飾費など |
「ステップアップ枠」と「チャレンジ枠」の違い
長岡京市の補助金制度を調べる際、「中小企業持続経営支援補助金 チャレンジ枠」という言葉を目にすることがあります。本記事で解説している「ステップアップ枠」との主な違いは以下の通りです。
- ステップアップ枠:補助上限30万円。3年先を見据えた本格的な事業計画が必要。審査あり。
- チャレンジ枠:補助上限が低く設定される傾向にあり(例:数万円〜10万円程度)、より簡易な手続きで利用できる小規模な取り組み向け。
本格的な経営改善や一定規模の投資を行う場合は、本記事の「ステップアップ枠」の活用が推奨されます。
申請の流れと必要書類
申請には長岡京市商工会への事前相談が推奨されています。事業計画書の作成には時間を要するため、早めの着手が重要です。
- 事前相談:長岡京市商工会にて制度内容や計画の相談を行う。
- 書類作成:交付申請書、事業計画概要書(3カ年計画等)、決算書などを準備。
- 申請提出:募集期間内に商工会窓口へ提出。
- 審査・採択:提出書類に基づく審査を経て交付決定。
- 事業実施:交付決定後に発注・契約・支払いを行う。
- 実績報告:事業完了後、報告書を提出し補助金を受給。
よくある質問(Q&A)
京都府内の関連する補助金情報
長岡京市および京都府周辺で事業を行う方には、以下の補助金情報も役立つ可能性があります。
問い合わせ先・詳細
最新の公募要領や様式のダウンロードは、長岡京市商工会の公式サイトをご確認ください。