京都市でMICE開催を検討中の方必見！豊富な助成金・補助金制度を活用しよう
国際的な観光都市である京都市では、MICE（会議、インセンティブ旅行、国際会議、展示会・イベント）の誘致・開催を積極的に支援するため、多彩な助成金・補助金制度を用意しています。これらの制度を活用することで、イベントの質を高め、参加者の満足度を向上させながら、開催コストを大幅に削減することが可能です。この記事では、令和7年度（2025年度）の最新情報を基に、京都市が提供する主要なMICE関連の助成金・補助金制度を分かりやすく解説します。
京都市のMICE助成金・補助金制度 早見表
まずは、京都市で利用できる主要な助成金・補助金制度の概要を一覧でご紹介します。ご自身のイベントの規模や目的に合わせて、最適な制度を見つけてください。
| 制度名 | 最大助成額 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 大規模国際コンベンション開催支援助成金 | 1,000万円 | 大規模な国際会議 |
| 京都市MICE開催支援助成金 | 200万円 (+加算あり) | 企業会議、学会、インセンティブツアー等 |
| 京都らしいMICE開催支援補助制度 | 100万円 (ユニークベニュー活用時) | 文化プログラム、伝統産業製品活用、ユニークベニュー利用 |
| サステナブルなMICE開催支援補助制度 | 30万円 | SDGsに貢献する取組 |
| 大規模国際コンベンション誘致支援助成金 | 100万円 | 大規模な国際会議の誘致活動 |
※各制度には詳細な要件があります。申請前に必ず公式サイトでご確認ください。
各助成金・補助金制度の詳細解説
ここからは、各制度の詳細について解説します。対象となる経費や要件を確認し、活用を検討しましょう。
1. 大規模国際コンベンション開催支援助成金
国際的な大規模会議の京都開催を支援する、最も高額な助成金です。
- 最大助成額: 1,000万円
- 対象: 国際会議（令和9年度以降開催案件）
- 主な要件:
- 会期: 3日以上
- 参加者: 3か国以上から500名以上（うち海外参加者100名以上）
- 対象経費: 会議等の開催に要する経費全般
- 申請時期: 開催地決定前（誘致活動中）に申請が必要です。
2. 京都市MICE開催支援助成金【令和7年度より拡充】
幅広いMICEイベントに活用できる、汎用性の高い助成金です。令和7年度からは、リピーターへの加算措置が新設されました。
- 最大助成額: 200万円
- 対象: 企業ミーティング、インセンティブツアー、学会・会議・総会など
- 主な要件:
- 会期: 2日以上
- 参加者: 現地参加者50名以上
- 対象経費: 会議等の開催に要する経費
- 【拡充ポイント】過去5年以内に京都市内での開催実績があり、参加者100名以上（3か国以上）等の要件を満たす場合、最大40万円が加算されます。
- 申請時期: 開催1ヶ月前まで
3. 京都らしいMICE開催支援補助制度【令和7年度より拡充】
舞妓の演舞や伝統産業製品の活用など、「京都ならでは」の体験を取り入れる際の経費を支援します。令和7年度からユニークベニュー活用も対象になりました。
- 最大補助額:
- 文化・伝統産業プログラム: 最大50万円（経費の全額補助）
- ユニークベニュー活用: 最大100万円（経費の1/2補助）
- 対象: 企業会議、インセンティブツアー、国内・国際会議、同窓会など
- 主な要件:
- 参加者: 30名以上（同窓会は100名以上）
- 宿泊要件: 参加者の7割が京都市内に宿泊（同窓会除く）
- 対象経費:
- 舞、茶道、鏡開きなどの文化プログラム経費
- 伝統産業製品の記念品購入費、工房見学・体験経費
- 【新設】歴史的建造物などユニークベニューの会場使用料（飲食費除く）
- 申請時期: 開催1ヶ月前まで
4. サステナブルなMICE開催支援補助制度
環境に配慮したMICE開催を促進するための補助金です。SDGsへの貢献をアピールできます。
- 最大補助額: 30万円
- 補助率: 対象経費の1/2
- 対象: 企業会議、インセンティブツアー、国内・国際会議、同窓会など
- 対象経費例:
- カーボンオフセットの実施費用
- リユーザブルなボトル等の配布によるペットボトル削減の取組費用
- 市民公開講座の開催費用
- 学生ボランティアの活用経費
5. 大規模国際コンベンション誘致支援助成金
大規模な国際会議を京都へ誘致するための活動経費を支援する制度です。
- 最大助成額: 100万円
- 対象: 国際会議の誘致活動
- 主な要件:
- 会期: 3日以上
- 参加者: 3か国以上から500名以上（うち海外参加者100名以上）
- 対象経費: 誘致活動に必要な広報宣伝費、資料作成費、キーパーソンの招へい経費など
- 申請時期: 開催地決定前（誘致活動中）に申請が必要です。
申請方法と問い合わせ先
これらの助成金・補助金制度の利用を希望する場合、まずは下記の窓口への問い合わせが必要です。担当者から利用を希望する制度やMICEの開催概要についてヒアリングがあり、その後、申請書が送付される流れとなります。
予算には限りがあり、原則として先着順で審査が行われます。特に、観光シーズンである春や秋の特定期間は「補助・助成除外日」が設定されている場合があるため、計画段階での早めの相談が成功のカギとなります。
- 担当窓口: 公益財団法人 京都文化交流コンベンションビューロー
- 部署: MICE誘致推進課
- 電話番号: 075-353-3053
- 受付時間: 8:45～17:30（土日祝を除く）
- 公式サイト: https://meetkyoto.jp/ja/service/held/
まとめ
京都市では、大規模な国際会議から小規模な企業ミーティングまで、様々なMICEに対応する手厚い支援制度が整っています。特に令和7年度からは、ユニークベニュー活用やリピート開催への支援が拡充され、さらに魅力が増しました。「京都らしさ」の演出や、サステナビリティへの貢献といった付加価値の高いイベント開催も可能です。京都でのMICE開催を成功させるため、ぜひこれらの助成金・補助金制度を積極的に活用し、専門のコンベンションビューローに相談してみてはいかがでしょうか。
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| 補助金額 | 最大1,000万円 | 最大5万円 | 最大12,000円割引 | 最大5,000万円 | 最大20億円（県・市合わせて） |
| 補助率 | 対象経費の1/2から全額（100%）まで、制度により補助率および上限額が異なります。 例： ・サステナブルなMICE開催支援補助制度：経費の1/2（上限30万円） ・京都らしいMICE開催支援補助制度（文化・伝統産業プログラム）：経費の全額（上限50万円） | 事業費の合計金額又は5万円のいずれか少ない額 | 航路、等級により割引額が異なります。詳細は本文を参照ください。 | 事業枠により異なります。 ・チャレンジ支援枠: 3/4以内 ・地域創生枠: 市町村以外は1/2以内（特認2/3以内）、市町村は1/3以内等 ・空き家ビジネス活用支援枠: 2/3以内 ・地域未来創造枠: 市町村以外は2/3以内、市町村は1/2以内（文化財活用は別途規定あり） | 補助対象経費の10%。ただし、市町村の補助額が上限となります。1件あたりの限度額は10億円で、名古屋市内の立地の場合は愛知県と名古屋市を合わせて最大20億円の補助となります。 |
| 申請締切 | 2026年3月31日 | 令和7年12月25日まで | 令和8年3月25日 | 2026年3月31日（通年受付ですが、予算がなくなり次第終了する場合があります） | 2030年3月31日（随時受付） |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 30.0% | 30.0% | 90.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
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