【2025年度/令和7年度】藤沢市既存住宅断熱改修補助金|最大30万円!窓・玄関ドアリフォームの申請方法と注意点
補助金詳細
Details藤沢市内の既存住宅に常時居住し、その住宅を所有または区分所有している個人。市税の滞納がなく、市内事業者に改修工事を依頼することが条件。
・申請書(第1号様式)
・補助対象経費の内訳がわかる見積書の写し
・改修工事箇所の現況写真
・改修工事箇所の位置がわかる図面
・改修に用いる建材の性能等がわかる書類(カタログ等)の写し
・申請者の住民票の写し(発行後3か月以内のもの、マイナンバー記載不可)
・市税の滞納がないことの証明書(または同意書)
・建物の所有者がわかる書類(登記事項証明書等)の写し
・(集合住宅の場合)管理組合等の承諾書
・高性能建材(窓、玄関ドア)の購入費用
・断熱改修工事にかかる工事費
・※消費税及び地方消費税額は除く
・※窓は住戸内全てのものを改修することが要件
・※玄関ドアは窓と同時に改修する場合のみ対象
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview夏の暑さや冬の寒さ、年々上昇する電気代にお悩みの藤沢市民の方へ。藤沢市では、自宅の窓や玄関ドアの断熱リフォーム費用を補助する「令和7年度 藤沢市既存住宅断熱改修補助金」を実施しています。この制度を活用すれば、最大30万円の補助を受け、快適で省エネな住まいを実現できます。ただし、補助金は先着順で募集件数が限られているため、早めの情報収集と準備が不可欠です。この記事では、補助金の対象条件から申請方法、採択のコツまで、分かりやすく徹底解説します。
■ この記事のポイント
- 藤沢市の窓・ドア断熱リフォームで最大30万円が補助される
- 先着順で戸建て12件、集合住宅1件と枠が少ないため早期申請が必須
- 交付決定前の工事着工は絶対NG!補助金が受けられなくなる
- 国の「先進的窓リノベ事業」とは併用不可
- 神奈川県の補助金とは併用できる可能性があるが要事前確認
藤沢市既存住宅断熱改修補助金の概要
まず、この補助金がどのような制度なのか、全体像を把握しましょう。
| 正式名称 | 令和7年度藤沢市既存住宅断熱改修補助金 |
| 実施組織 | 藤沢市 環境部 ゼロカーボン推進課 |
| 目的・背景 | 地球温暖化対策の一環として、家庭でのエネルギー消費に伴う二酸化炭素排出量を抑制するため、住宅の断熱性能を向上させる改修工事を支援する。 |
| 募集件数 | 戸建住宅:12件(先着順) 集合住宅:1件(先着順) |
| 申請締切日 | 2026年(令和8年)1月30日(金曜日) ※ただし、予算上限に達し次第、期間内でも受付終了となります。 |
補助金額・補助率について
気になる補助金額と補助率の詳細を解説します。ご自身の住宅タイプに合わせてご確認ください。
補助率と上限額
補助率は、住宅の種類に関わらず補助対象経費(税抜)の3分の1です。ただし、上限額が戸建住宅と集合住宅で異なります。
| 住宅タイプ | 補助率 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| 戸建住宅 | 補助対象経費(税抜)の1/3 | 全体:300,000円 (うち玄関ドアは上限50,000円) |
| 集合住宅 | 全体:150,000円 (うち玄関ドアは上限200,000円 ※要確認) |
※集合住宅の玄関ドア上限額が20万円と高く設定されていますが、全体の補助上限は15万円です。申請の際は市役所にご確認ください。
補助金額の計算例
■ 【例】戸建住宅で、窓全体の改修に税抜105万円かかった場合
- 補助対象経費:1,050,000円
- 計算上の補助額:1,050,000円 × 1/3 = 350,000円
- 実際の補助額:300,000円(上限額が適用)
補助対象となる工事・経費
どのような工事が補助の対象になるのか、具体的に見ていきましょう。
対象となる工事
補助の対象となるのは、高性能な建材を使用した以下の断熱改修工事です。
- 窓の改修:住戸内にある全ての窓を断熱改修することが必須条件です。(例:内窓設置、外窓交換、ガラス交換など)
- 玄関ドアの改修:窓の改修と同時に行う場合のみ対象となります。玄関ドア単体での改修は対象外です。
対象となる経費
- 高性能建材(窓、ガラス、玄関ドア)の購入費用
- 上記建材の設置にかかる工事費
対象外となる経費
- 消費税および地方消費税
- 網戸の設置費用など、断熱性能に直接関係しないオプション費用
- 申請者自身が工事を行う場合の労務費(DIYの場合)
- 国の指定補助金と重複する経費
申請方法・手順
申請は「工事着工前」に行う必要があります。以下のステップに沿って、間違いのないように進めましょう。
- 市内事業者の選定と見積取得
藤沢市内のリフォーム事業者を探し、補助金の利用を伝えて対象工事の見積書を作成してもらいます。複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。 - 必要書類の準備
後述の「必要書類リスト」を参考に、申請に必要な書類をすべて揃えます。申請書は藤沢市の公式サイトからダウンロードできます。 - 申請書の提出
書類がすべて揃ったら、藤沢市役所本庁舎8階の「ゼロカーボン推進課」窓口へ提出します。書類不備による遅れを防ぐため、持参での提出が強く推奨されています。 - 交付決定通知書の受領
申請内容が審査され、問題がなければ約2週間後に「補助金交付決定通知書」が郵送されます。この通知書が届くまで、絶対に工事を始めないでください。 - 工事の実施と支払い
交付決定後、事業者と契約し工事を開始します。工事完了後、費用を全額支払います。 - 完了届の提出
工事完了から30日以内、または2026年2月16日のいずれか早い日までに、完了届と必要書類(領収書の写しなど)を提出します。 - 補助金の受領
完了届の審査後、問題がなければ指定した口座に補助金が振り込まれます。
採択のポイントと注意点
この補助金は競争率が非常に高いと予想されます。採択される確率を上げるために、以下のポイントを必ず押さえておきましょう。
■ 最重要ポイント:とにかく早く、不備なく!
この補助金は完全な先着順です。戸建12件、集合住宅1件という募集枠は、受付開始後すぐに埋まる可能性があります。年度が始まったらすぐに動き出せるよう、事前に事業者選定や書類の準備を進めておくことが成功の最大のカギです。また、書類に不備があると受理が遅れ、その間に予算が尽きてしまうリスクがあります。提出前には何度も見直し、完璧な状態で提出しましょう。
注意点①:交付決定前の着工は絶対禁止
繰り返しになりますが、「補助金交付決定通知書」が手元に届く前に工事の契約や着工をしてしまうと、補助金の対象外となります。これを「事前着工」といい、補助金申請で最も多い失敗例の一つです。焦る気持ちはわかりますが、必ず市の決定を待ってください。
注意点②:補助金の併用ルールを理解する
補助金の併用には複雑なルールがあります。間違えるとどちらの補助金も受け取れなくなる可能性があるので注意が必要です。
- 併用不可:国の「先進的窓リノベ2025事業」「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」とは併用できません。
- 併用可能(要確認):「神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金」とは併用できる可能性があります。ただし、補助対象経費が重複しないように調整が必要です。併用を検討する場合は、必ず申請前に藤沢市と神奈川県の双方の担当窓口に確認してください。
よくある質問(FAQ)
まとめ:早めの準備で賢くリフォーム!
藤沢市の「既存住宅断熱改修補助金」は、光熱費の削減と快適な住環境の実現に大きく貢献する、非常に魅力的な制度です。しかし、その人気と募集枠の少なさから、競争は必至です。
成功のポイントをもう一度おさらいしましょう。
- スピードが命:先着順のため、受付開始と同時に申請できるよう準備を進める。
- 書類の完璧さ:不備によるタイムロスを防ぐため、提出前に何度も確認する。
- ルールの遵守:「事前着工の禁止」「市内業者の利用」などの要件を必ず守る。
この記事を参考に、計画的に準備を進め、ぜひ補助金を活用して理想の住まいを手に入れてください。不明な点があれば、早めに藤沢市の担当窓口に問い合わせることをお勧めします。
■ お問い合わせ先
藤沢市 環境部 ゼロカーボン推進課
〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎8階
電話番号:0466-50-8282(直通)
受付時間:午前8時半~午後5時(土・日・祝日を除く)
公式サイト:令和7年度藤沢市既存住宅断熱改修補助金の募集について
類似補助金との比較
Comparison| 比較項目 |
この補助金
藤沢市 環境部 ゼロカーボン推進課 |
【2025年度】東京都 既存住宅省エネ改修促進事業...
東京都環境局(問合せ窓口:公益財団法人東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター) |
【2025年度】省エネ家電補助金|最大3万円・東海...
東海市 |
【2025年】断熱リフォーム支援事業|最大120万...
公益財団法人 北海道環境財団 |
【2025年度】住宅改修費補助金|最大20万円・市...
各市町村(吉川市、富里市、有田市) |
|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大2,721円 | 最大325万円 | 最大3万円 | 最大120万円 | 最大20万円 |
| 補助率 | — | 【高断熱窓・ドア】製品の性能・大きさに応じた定額補助(上限130万円、条件により最大325万円)。【断熱材】対象経費の1/3(上限100万円)。【高断熱浴槽】対象経費の1/3(上限9.5万円)。【リフォーム瑕疵保険】定額7,000円。 | 購入金額に応じて1万円、2万円、3万円のいずれか。上限3万円 | 対象経費の1/3以内 | 対象工事費(税抜)の20%(千円未満切り捨て) |
| 申請締切 | 2026年1月30日 | 事前申込:令和7年5月30日から / 交付申請兼実績報告:令和11年3月30日まで | 令和8年3月24日まで | 令和7年12月12日まで | 令和7年12月26日まで |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 10.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |
よくある質問
FAQQ この補助金の対象者は誰ですか?
Q 申請に必要な書類は何ですか?
・補助対象経費の内訳がわかる見積書の写し
・改修工事箇所の現況写真
・改修工事箇所の位置がわかる図面
・改修に用いる建材の性能等がわかる書類(カタログ等)の写し
・申請者の住民票の写し(発行後3か月以内のもの、マイナンバー記載不可)
・市税の滞納がないことの証明書(または同意書)
・建物の所有者がわかる書類(登記事項証明書等)の写し
・(集合住宅の場合)管理組合等の承諾書
Q どのような経費が対象になりますか?
・断熱改修工事にかかる工事費
・※消費税及び地方消費税額は除く
・※窓は住戸内全てのものを改修することが要件
・※玄関ドアは窓と同時に改修する場合のみ対象