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児童扶養手当受給世帯相当または住民税非課税世帯で、大学等を受験する子(実施する市区町村に住む世帯。
市により学習支援事業への登録が必要)
受験料 上限53,000円/模試 高3等8,000円・中3 6,000円
受験料・模試代の実費を上限まで補助。確認できた政令市では受験料が子ども1人あたり上限53,000円、模試は高3等8,000円・中3 6,000円(神戸市・川崎市は受験料のみを確認)。
上限額は補助の上限で、実際の受給額とは異なります。
こども家庭庁
募集中
令和8年度内(自治体により異なる。例:名古屋市は令和9年3月31日)
児童扶養手当受給世帯相当または住民税非課税世帯で、大学等を受験する子(実施する市区町村に…
詳細解説
本記事にはプロモーションを含みます。
大学受験料の補助は、確認できた政令市では受験料が1人あたり上限53,000円、模試は高校3年生等で8,000円・中学3年生で6,000円までです。国の「こどもの生活・学習支援事業」の大学等受験料支援・模擬試験受験料支援を使い、対象は児童扶養手当の受給世帯相当か住民税非課税世帯です。
申請先は住んでいる市区町村で、多くは年度内に受験料を払った後に領収書で申請します。領収書は申請まで保管します。2026年10月12日に20政令市の公式ページを調べると、令和8年度の実施を読み取れたのは7市でした。残る13市は確認できなかっただけで、実施しないとは限りません。
こども家庭庁の令和8年4月の資料には、ひとり親家庭等生活向上事業のうち「こどもの生活・学習支援事業」の項目として、大学(短大)・専門学校等を受験する際の受験料を支援する「大学等受験料支援」と、中学生・高校生等の模擬試験受験料を支援する「模擬試験受験料支援」が載っています。資料に上限額の記載は見当たらず、金額は自治体の要綱や案内ページで決まります。受験料53,000円を原文で読み取れたのはさいたま・横浜・川崎・名古屋・神戸・岡山の6市で、すべて同額でした。模試の8,000円・6,000円は、さいたま・横浜・名古屋・岡山の4市で読み取れました。
対象になるのは受験料と模試代です。横浜市と川崎市は入学金・交通費・手数料等を対象外と明記し、神戸市は振込手数料・事務手数料を含まないとしています。交通費や宿泊費を対象にする市は、調べた7市にはありませんでした。「最大10万円」という金額も、7市の原文には出てきません。
国の資料では、対象は次の2つの両方に当てはまる人です。ア「児童扶養手当受給世帯相当又は低所得子育て世帯(住民税非課税世帯)」、イ「自治体が実施するこどもの生活・学習支援事業に登録等しているこども」。実施主体は都道府県・指定都市・中核市・市町村で、国が2分の1を補助します。
実際の条件は市ごとに違います。横浜・川崎は児童扶養手当の受給、岡山は児童扶養手当の全部支給が条件で、名古屋と神戸は住民税非課税世帯などにも広げています。イの「登録等」を申請の前提にするのは、さいたま市(学習支援教室に登録)と広島市(学習会に参加)です。ひとり親でなくても、住民税非課税世帯なら対象になる市があります。
対象者・対象事業
対象地域(全国)
詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。
20政令市の公式ページを2026年10月12日に調べ、令和8年度の実施を原文で読み取れた7市を並べます。金額は児童1人あたりの上限です。
| 市(事業名) | 受験料・模試の上限 | 対象者 | 支払いの期間 | 申請の期間 | 事前の登録 |
|---|---|---|---|---|---|
| さいたま市(低所得の子育て家庭児童進学支援金) | 受験料53,000円(高校3年生)/模試 高3 8,000円・中3 6,000円 | 学習支援教室に登録している中3・高3の子がいて、児童扶養手当全額受給世帯または住民税非課税世帯 | 令和8年度に払った費用。受験料は受験日が教室に出席できるようになった月の翌月以降のものに限る。申請は原則、出席可能月から3か月以上・出席5割以上 | 令和9年3月31日(2027年3月31日)必着 | 要。教室に登録、登録届出書を出し、登録が決まってから交付申請 |
| 横浜市 | 受験料53,000円/模試 高3等 8,000円・中3 6,000円 | 令和8年度に大学等を受験する児童を対象に児童扶養手当を受給している市内在住の世帯 | 令和8年4月1日〜令和9年3月15日に払ったもの | 令和9年3月16日17時必着 | 不要。払った後に領収書等で申請(アプリ「パマトコ」か郵送) |
| 川崎市 | 受験料53,000円。模試は別の補助金で、金額を原文では確認できず | 大学等を受験する児童を対象に児童扶養手当を受給している市内在住の世帯 | 令和8年度内に払った経費 | 令和8年11月1日〜令和9年3月15日必着 | 不要。払った後にオンラインか郵送で申請 |
| 名古屋市 | 受験料53,000円/模試 高3等 8,000円・中3 6,000円 | 市内在住で高3世代か中3の子を扶養し、児童扶養手当受給相当のひとり親、住民税非課税(生活保護を含む)、学習支援事業等に登録のいずれか | 令和8年度中に払い、受験したもの | 令和8年11月4日〜令和9年3月31日(予定) | 不要。支払いの証明書類を添えて申請 |
| 神戸市 | 受験料53,000円(受験料のみ。模試代は対象外) | 申請日時点で市内在住の、児童扶養手当受給・ひとり親家庭等医療費助成受給・生活保護受給・市県民税非課税のいずれかの世帯で、高3年代 | 2026年4月1日〜2027年3月31日に払ったもの | 2027年1月ごろ開始予定(e-kobeで電子申請)。終了日の記載なし | 不要。払った後に申請 |
| 岡山市(生活困窮世帯受験料等支援金ひとり親家庭分) | 受験料53,000円/模試 8,000円(20歳未満の子が大学等を受験する年度に受ける模試)・中3 6,000円 | 市内在住で、申請時点で児童扶養手当が全部支給の世帯(生活保護世帯は別の窓口) | 令和8年度に払った受験料等 | 令和9年3月31日必着(郵送) | 不要。払った後に申請書と領収書等を郵送 |
| 広島市(ひとり親家庭学習支援事業の中の補助) | 金額の記載なし | 学習会(市内在住のひとり親家庭・生活困窮世帯の小4〜高校生)に参加している中3・高3 | 記載なし | 記載なし | 要。学習会への参加が前提で、参加の募集は毎年4月 |
7市のうち5市(横浜・川崎・名古屋・神戸・岡山)は、年度内に払ってから領収書等で申請する形で、受付の開始が11月〜1月の市もあります。事前の登録が要るのは、学習支援教室や学習会への登録・参加が条件のさいたま・広島です。
公式資料で読み違えやすい点
1つ目は対象の読み方です。国の資料の「事業に登録等しているこども」という条件は、市によって申請の前提になっています。さいたま市と広島市は教室・学習会への登録や参加が前提で、横浜・名古屋・神戸・岡山・川崎は申請に登録を求めていません。児童扶養手当を受けているだけでは、さいたま市の支援金を受けられません。
2つ目は申請のタイミングです。7市中5市は「払った後に申請」です。神戸市は子ども1人につき1年度に1回限り、川崎市も申請は1回のみなので、受験料を払い終えてからまとめて申請します(横浜市は残額の追加申請ができる場合があります)。領収書や支払いの証明を、年度内(令和9年3月末まで)失くさずに保管します。受付の開始が遅い市があり、受験料を払った時期より後に受付が始まる例があります。
3つ目は対象の費用です。入学金・交通費・手数料は横浜市と川崎市が対象外と明記しています。4つ目は範囲で、神戸市は受験料のみで模試代が対象外、川崎市は原文で確認できたのが受験料だけです。「模試も出る」と思い込んで資金計画を組むと、自己負担が増えます。
受験料の額は例として置いた架空の値です。上限と条件は上の表の原文にそろえています。
母親が児童扶養手当を受給する高3の長女が、私立大学3校を受け、受験料が35,000円×3校=105,000円、高3の模試3回で計15,000円かかったとします。補助は受験料が上限の53,000円、模試が上限の8,000円で、計61,000円です。自己負担は(105,000円−53,000円)+(15,000円−8,000円)=59,000円になります。申請は、払い終えた後の2027年3月16日17時必着までです。
住民税非課税世帯の高3の長男が国公立大学を受け、受験料が共通テスト18,000円+個別試験17,000円=35,000円、模試に12,000円払ったとします。受験料35,000円は上限内なので全額が補助されます。模試代は対象外なので12,000円は自己負担です。受付は2027年1月ごろの開始予定で、2026年度中に払った分が対象です。
母親が児童扶養手当を全額受給していても、長女が学習支援教室に登録していない場合、受験料35,000円を払っても支援金は受けられません。受験料が対象になるのは、受験日が教室に出席できるようになった日の属する月の翌月以降の場合に限られます。交付申請には、原則として出席できるようになった月から申請月の前月までが3か月以上あり、出席した日の割合が5割以上であることも求められます。受験の直前に登録しても受験料が出ない場合があります。同じ世帯の条件でも、横浜市の受験料なら登録なしで払った後に申請できます。
受験料と模試代の合計を入れると、上限(受験料53,000円・高3等の模試8,000円・中3の模試6,000円)までの補助額と自己負担が出ます。上限が同じ横浜・名古屋・岡山・さいたまの目安です。神戸市は模試が対象外なので模試の欄は0にします。川崎市は模試の金額を原文で確認できていません。
次の13市は、2026年10月12日に市のひとり親支援の一覧ページなどを調べても、大学等の受験料・模試の補助のページを公式ページで確認できませんでした。実施しないという意味ではありません。
大阪市・堺市・北九州市・福岡市・熊本市は市サイト内の検索を使えていないため、検索窓での再調査の余地があります。大阪市のひとり親向け制度は 大阪市のひとり親給付金一覧、大阪府の子育て給付金は 大阪府の子育て給付金一覧 にまとめています。ほかに使える補助金は 補助金・給付金の診断 で探せます。
最終更新:2026年10月12日(令和8年度の情報)
| 補助対象経費 | 大学・短大・専修学校(専門課程)・高専(4年時)等の受験料と、進学に向けた模擬試験の受験料。横浜市・… 詳細を見る › |
|---|---|
| 公募期間 | 令和8年度内(自治体ごとに設定。例:名古屋市は令和8年12月1日〜令和9年3月31日) 常時受付 / 要確認 |
| 実施機関 | こども家庭庁 |
| 主要スケジュール |
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| 申請方法 | 公式の案内で確認 公式申請ページへ (新しいタブで開きます) |
| 必要書類 | 各自治体の指定様式による申請書、所得要件を証明する書類(児童扶養手当証書の写し等… 詳細を見る › |
| 公募要領 |
編集・監修: 中澤圭志(中小企業診断士)
一次情報を確認する編集体制(編集方針・検証方法 | 掲載情報について連絡する)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。