【高知市】不妊治療中の夫婦へ最大7万円！助成金の申請ガイド（2025年）

高知市では、不妊治療を受けるご夫婦の経済的な負担を軽減するため、保険診療の自己負担分を助成する制度を実施しています。体外受精や顕微授精といった特定不妊治療から、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療まで、幅広くサポート。本記事では、最大7万円の助成金を受け取るための要件や申請方法を詳しく解説します。

高知市不妊治療助成事業の全体像

高知市の不妊治療助成金は、大きく分けて2つのカテゴリーがあります。1つは『特定不妊治療（体外受精・顕微授精）』、もう1つは『一般不妊治療（タイミング法・人工授精）』です。令和4年4月から不妊治療が保険適用となったことに伴い、高知市では保険診療の自己負担分をさらに軽減するための独自支援を継続しています。

1. 特定不妊治療助成事業（体外受精・顕微授精）

比較的高額な費用が必要となる特定不妊治療を対象とした助成です。治療ステージに応じて1回あたりの助成額が決まっています。

特定不妊治療の助成内容と対象者

対象となる方の要件

以下の条件をすべて満たす必要があります。

• 法律上の婚姻をしている夫婦（事実婚関係にある者も含む）
• 申請日時点で、夫または妻のいずれか（あるいは両方）が高知市に住民票があること
• 治療開始日時点で、妻の年齢が43歳未満であること
• 保険医療機関において実施する医療保険適用の治療であること

助成額の詳細（ステージ別）

一般不妊治療助成事業（タイミング法・人工授精）

不妊治療の第一歩として行われることが多い「一般不妊治療」についても、高知市は独自に支援を行っています。こちらは一回ごとの申請ではなく、年度ごとの合算で申請する形となります。

助成内容と期間

• 助成額：一年度につき上限5万円（保険診療の自己負担分）
• 対象治療：タイミング法、人工授精、およびそれらに伴う検査・投薬
• 対象者：高知市に住民票がある法律婚または事実婚の夫婦

申請手続きの5ステップ

助成金を受け取るためには、治療が終了した後に必要書類を揃えて申請する必要があります。期限を過ぎると受給できないため、早めの準備を心がけましょう。

失敗しないための申請ノウハウと注意点

1. 高額療養費制度との関係に注意

保険診療の自己負担額が一定額を超えた場合、健康保険から「高額療養費」が支給されます。高知市の助成金は、この高額療養費を除いた『最終的な自己負担額』に対して行われます。付加給付がある場合も同様に差し引かれますので、あらかじめご自身の保険組合に確認しておくとスムーズです。

2. 確定申告（医療費控除）との併用

不妊治療費は医療費控除の対象となりますが、自治体から受け取った「助成金」の額は、支払った医療費から差し引いて申告する必要があります。助成金が振り込まれた際の通知書は、確定申告時まで大切に保管しておきましょう。

よくある質問（FAQ）

高知市内の主な実施医療機関

体外受精や顕微授精などの高度な不妊治療を実施している高知市内の医療機関です。