越谷市で地域をより良くしようと活動している団体の皆さんにとって、活動資金の確保は常に大きな課題ではないでしょうか。そんな皆さんの力強い味方となるのが’しらこばと基金助成事業’です。市民が主体となって取り組む公共的な活動に対して、市がその費用の一部をバックアップしてくれるこの制度。令和7年度の第2期募集が始まりますので、その詳細と申請を成功させるためのポイントを、専門家の視点から詳しくお伝えします。
この補助金の要点
越谷市内に拠点を置く市民活動団体が対象で、環境美化や福祉、産業振興といった幅広い公共活動を支援します。審査では書類選考だけでなくプレゼンテーションが必要になるため、事業の熱意を直接伝えるチャンスがあるのが特徴です。申込期間が1週間と非常に限られているので、早めの準備を心がけましょう。
しらこばと基金助成金の制度概要と対象者
この助成金は、市民の皆さんが自主的に企画して実施する’まちづくり活動’をサポートするために設立されました。対象となるのは、越谷市内に活動の本拠を構え、自発的に公共活動を行う団体です。特定の個人や一部のメンバーだけが利益を得るような事業ではなく、地域社会全体にとってプラスになる取り組みが求められます。
ただし、どんな活動でも認められるわけではありません。例えば、政治的な宣伝や宗教の布教を目的としたもの、営利目的の事業などは対象外とされています。また、自治会やサークルで毎年決まって行われている恒例行事や、単にパソコンや机などの備品を買うことだけを目的とした申請も認められないため、注意が必要ですね。あくまで’新しい挑戦’や’地域の課題解決’に向けた具体的なプロジェクトが歓迎される傾向にあります。
募集期間
7月18日から7月25日まで
対象となる活動のジャンル
助成の対象は非常に多岐にわたります。ゴミ拾いや植栽といった環境美化はもちろん、子ども向けの学習支援、高齢者の健康増進イベント、さらには越谷の歴史や景観を活かした観光振興まで、市の発展に寄与する内容であれば検討の土台に乗ります。令和8年3月31日までに完了する見込みがある事業であることが条件ですので、年度内のスケジュールをしっかり組んでおくことが大切です。
申請から採択までの流れ
しらこばと基金の申請は、書類を出して終わりではありません。その後のプレゼンテーションが合否を分ける大きな山場になります。まずは全体の流れを確認して、いつまでに何をすべきか把握しておきましょう。
事前相談と書類の準備
市のホームページから申請書をダウンロードし、活動計画と予算案を作成します。早めに市民活動支援課へ相談に行くと、内容の修正アドバイスをもらえることがあります。
本申し込み(7月18日〜25日)
電子申請または市役所本庁舎3階の窓口で手続きを行います。この期間を過ぎると1分でも遅れても受け付けてもらえませんので、最終日ギリギリは避けましょう。
プレゼンテーション審査
運営委員会の前で事業内容を説明します。なぜこの事業が必要なのか、どのような成果が期待できるのかを自分たちの言葉で熱く語ることが重要です。
交付決定と事業開始
審査を通過すると助成金の内定が出ます。これを受けて正式な交付申請を行い、いよいよ地域のための活動をスタートさせます。
実績報告と成果発表
事業が終わったら、かかった費用の領収書を整理して実績報告書を提出します。後日、成果発表会で他の団体と活動を共有する機会もあります。
採択率を高めるための3つのポイント
多くの団体が申請する中で、選考を通るためにはいくつかのコツがあります。行政書士や診断士の視点から見ると、特に重要視されるのは’公共性’と’具体性’です。
1. 地域の課題を明確にする
‘なんとなく楽しそうだから’という理由だけでは、公金を使う助成金としては不十分です。’越谷市のこの地区では高齢者の孤立が問題になっているから、交流の場を作りたい’といったように、解決したい社会的な課題をはっきりと示す必要があります。数字や具体的な現状を交えて説明すると、審査員の納得感が高まりますね。
2. 予算計画の妥当性を突き詰める
見積もりが曖昧だったり、助成金頼みの過大な予算を組んだりするのは避けましょう。自分たちの持ち出し資金(自己資金)をいくら用意するのか、助成金がなくても将来的に活動を続けていけるのか、という自立性もチェックされています。無駄な経費がないか、しっかり精査しておくことが信頼につながります。
3. プレゼンの練習を怠らない
しらこばと基金の大きな関門は、運営委員会へのプレゼンです。書類を読み上げるだけではなく、なぜ自分たちがこの活動に情熱を注いでいるのか、どのような未来を越谷市に作りたいのかを伝えてください。質問に対しても誠実に答えられるよう、メンバー間で想定問答を作っておくことをおすすめします。
注意点
備品の購入のみを目的とする事業や、特定の宗教、政治に偏った活動は一切認められません。また、過去に同じ事業で助成を受けている場合、回数制限などの条件がつく可能性があるため、必ず最新の募集要項を確認しましょう。
よくある質問
Q. まだ任意団体として立ち上げたばかりですが、申請できますか?
A. はい、可能です。法人格の有無よりも、市内に活動拠点があり、実態として自主的な公共活動を行っているかどうかが重視されます。ただし、活動実績を示す資料があると審査で有利に働きます。
Q. 助成金はいつ頃振り込まれますか?
A. 基本的には事業終了後の精算払いとなります。ただし、活動内容や状況によっては事前に一部を交付する’概算払い’が認められる場合もあるため、資金繰りに不安があるときは事務局へ相談してみるのが一番です。
Q. 領収書がない経費も対象になりますか?
A. 原則として対象になりません。助成金を受ける以上、税金の使い道として正当性を証明する必要があります。活動に関わる支払いは、必ず領収書やレシートを保管する習慣をつけておきましょう。
Q. プレゼンテーションは何分くらいですか?
A. 例年、説明と質疑応答を合わせて10分から15分程度で行われることが多いです。限られた時間の中で、最も伝えたい強みを絞り込んでおくのが成功の秘訣です。
Q. 越谷市外で実施する事業は対象になりますか?
A. この基金は越谷市のまちづくりを目的としているため、活動の主眼が市内にあることが大前提です。市外の方も参加する可能性があっても、結果として越谷市の住民や地域に利益が還元される事業である必要があります。
まとめ
越谷しらこばと基金助成金は、自分たちの手で地域を良くしたいという熱意を形にするための強力な武器になります。申請期間が非常に短いですが、まずは市民活動支援課の窓口へ足を運び、自分たちのアイデアを話してみることから始めてみませんか。書類作成やプレゼンの準備は大変ですが、それを乗り越えることで団体の結束もより強固になるはずです。越谷の魅力をさらに高める素敵な事業の提案を、心より応援しています。
※本記事の情報は執筆時点のものです。最新情報は越谷市公式ホームページ(ページ番号:5271)や募集要項で必ずご確認ください。