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監修:補助金インサイト編集部(中小企業診断士・行政書士監修)
最終更新:2025年04月01日
情報源:兵庫県 産業立地条例 公募要領・公式サイト |
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基本情報サマリー |
| 制度名 | 兵庫県 産業立地条例に基づく立地支援 |
| 最大補助額 | 設備投資額の最大10% (+雇用補助 最大60万円/人) |
| 補助率 | 3% 〜 10% (事業区分・企業規模による) |
| 対象エリア | 兵庫県全域 (特定臨海地域・多自然地域は優遇あり) |
| 主な対象経費 | 土地、建物、機械装置、人件費など |
| 審査難易度 | 中(事前計画認定が必須) |
兵庫県で新たな事業展開や工場新設、本社移転をご検討中の経営者・担当者の皆様にとって、初期投資の負担軽減は大きな課題ではないでしょうか。
兵庫県では「産業立地条例」に基づき、県内への企業立地を強力に後押しする手厚い支援制度を用意しています。最大10%の設備投資補助や税制優遇など、事業の初期投資を大幅に軽減できるチャンスです。
この記事では、複雑な制度を分かりやすく整理し、申請の流れまで徹底解説します。
この補助金を30秒で理解
兵庫県の「産業立地条例」に基づく支援は、県内への産業立地を促進し、産業の活性化と新たな雇用創出を図ることを目的とした制度です。令和5年4月には、成長産業のさらなる誘致を目指して制度が大幅に拡充されました。
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制度の3つのメリット | ● | 手厚い補助金:設備投資額の最大10%、雇用1人あたり最大60万円など、直接的な資金支援が受けられます。 | | ● | 大幅な税制優遇:法人事業税と不動産取得税が最大5年間、1/2に軽減され、ランニングコストを削減できます。 | | ● | 幅広い対象事業:次世代成長産業からサプライチェーン強化、本社機能移転まで、多様な事業モデルに対応した支援区分が設けられています。 |
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① 次世代成長産業(全県対象)- 最も手厚い支援
経済成長や社会課題解決の担い手となる特定5分野の製造業が対象です。設備補助率が最も高く設定されています。
| 対象事業(5分野) | 新エネルギー・環境、航空、ロボット、健康医療、半導体関連産業 |
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| 特例措置 | 特に水素関連事業は設備補助率が10%に優遇されます。 |
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② 投資促進地域(ベイエリア・多自然地域)
特定の地域に立地する場合、支援内容が拡充されます。
特定臨海地域 (ベイエリア) | 神戸市、姫路市など14市2町 |
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| 多自然地域 | 豊岡市、丹波市など9市6町 |
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③〜⑤ サプライチェーン強化・本社機能移転・研究施設
サプライチェーンの国内回帰や強化、首都圏等からの本社機能移転、研究施設の設置を行う場合も、上記「② 投資促進地域」と同等の手厚い支援が受けられます。これらは県内のどの場所に立地しても対象となります(全県対象)。
⑥ 上記以外の場合(基本的な支援)
上記のいずれにも該当しない場合でも、県内に事業所を新設・増設する大企業および中小企業であれば、基本的な支援メニューが適用されます。
補助金額と計算方法
各区分ごとの補助率と支援内容は以下の通りです。企業規模に関わらず高い補助率が設定されている点が特徴です。
区分① 次世代成長産業
補足:水素関連事業の場合、設備補助率はさらに上乗せされ10%となります。また、賃料補助として1/2(3年間)の支援も用意されています。 |
区分②〜⑤(投資促進地域・サプライチェーン等)
区分⑥ 基本的な支援
申請の流れ
申請は計画段階から早めに動き出すことが重要です。特に「事業確認」のタイミングが補助対象の可否を分けるため注意が必要です。
1 | 事前確認申請 まずは「事前確認シート」を作成し、進出予定の市役所・町役場を通じて提出します。 |
2 | 事業確認申請 事前確認後、正式な事業確認の申請を行います。この確認日以降の投資・雇用が支援対象となります。 |
3 | 工場等の建築・操業開始 事業確認を受けたら、計画に沿って設備投資や雇用を進めます。 |
4 | 補助金交付申請 操業開始後、実績に基づいて補助金の交付申請を行います。 |
5 | 交付決定・支払い 県の審査を経て交付が決定され、補助金が支払われます。 |
審査のポイント
本制度は公募型コンペティション形式の補助金とは異なり、要件を満たした計画が認定される形式です。そのため、審査というよりは「要件への適合」が重要視されます。
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認定されやすいポイント - 計画段階で早期に県や市町の担当窓口へ相談していること
- 対象事業(次世代成長産業など)の定義に合致していることを明確に示せること
- 地域経済への波及効果や雇用創出計画が具体的であること
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注意点・よくあるミス
最も注意すべきは、申請のタイミングです。手続きの順序を間違えると、補助金が一切受け取れなくなるリスクがあります。
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最重要ポイント
補助の対象となるのは、 県の「事業確認」を受けた後に行った契約や発注、雇用のみです。 立地を検討し始めたら、土地や建物の契約、工事着手の前に、必ず兵庫県または進出先市町へ相談を開始してください。事後申請は認められません。 |
よくある質問(FAQ)
Q | 中小企業ですが、非正規の従業員も雇用補助の対象になりますか? |
はい、中小企業に限り、非正規従業員も1人あたり30万円の雇用補助の対象となります(正規従業員は60万円/人です)。 |
Q | 賃貸でオフィスや工場に入居する場合、税制優遇は受けられますか? |
はい、賃貸で物件に入居する場合は、法人事業税軽減の投資額要件が免除される特例があります。不動産取得税は対象外ですが、法人事業税の軽減は受けやすくなっています。 |
申請すべきかの判断基準
この制度は、兵庫県内での事業拡大を考える企業にとって非常に強力な支援策です。以下の条件に当てはまる場合は、積極的に活用を検討すべきでしょう。
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✓ | 兵庫県内に工場や事業所の新設・増設を計画している |
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✓ | 水素、航空、ロボットなどの成長産業分野での事業を行っている |
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✓ | 一定規模の雇用(新規採用)を予定している |
今日からやるべきこと
補助金活用への第一歩は「相談」です。
まずは自社の計画が支援対象になるか、どの区分に該当するかを確認するため、兵庫県の担当窓口または進出予定地の市町村役場へ連絡を入れましょう。その際、大まかな投資額や雇用予定人数を整理しておくとスムーズです。
公式情報・問い合わせ先
制度の詳細や申請に関するご相談は、下記の担当部署までお問い合わせください。公式サイトでは、最新のリーフレットや申請様式もダウンロードできます。
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公式情報・お問い合わせ |
| 公式サイト |
公式サイトで詳細と様式を確認する → |
| 問い合わせ先 | 兵庫県 産業労働部 地域産業立地課 電話:078-362-4154 FAX:078-362-3801 Eメール:chiikisangyorichi@pref.hyogo.lg.jp |
※最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。 |
免責事項:本記事は執筆時点の情報に基づいています。補助金の内容は変更される可能性があるため、申請前に必ず公式の公募要領をご確認ください。
最終更新:2025年04月01日 |