家庭から出る燃えるごみの約3〜4割を占めると言われる「生ごみ」。その減量とリサイクルを推進するため、多くの自治体が生ごみ処理機器の購入費補助を行っています。本記事では、多摩市の制度を中心に、さいたま市、沖縄市、安曇野市、池田町などの事例も交えながら、補助金の上限額や対象機器、申請のポイントを徹底解説します。自治体によって最大3万円の補助や、電動・非電動の対象区分が異なるため、お住まいの地域の条件を確認する参考にしてください。
この記事でわかること
- 多摩市・さいたま市・沖縄市などの具体的な補助内容と金額
- 電動式と非電動式(コンポスト)の補助条件の違い
- 申請に必要な書類と、採択されやすい申請のコツ
- 指定店購入や抽選制など、自治体ごとの注意点
この補助金の概要・ポイント
生ごみ処理機器等購入費補助金は、家庭での生ごみ減量化・資源化を促進するために、処理機やコンポスト容器の購入費用の一部を自治体が助成する制度です。自治体ごとに予算枠や対象機器が大きく異なるのが特徴です。
主要自治体の補助内容(抜粋)
- 多摩市: 非電動式・コンポスト対象、購入額の1/2(上限5,000円)。指定ゴミ袋配布特典あり。
- さいたま市: 電動・非電動対象、購入額の1/2(上限10,000円)。年3回の抽選制。
- 沖縄市: 電動(上限3万円)・容器(上限3,000円)。指定店での購入が必須。
- 安曇野市: 電動(上限3万円)・草木粉砕機(上限1万円)も対象。
対象者・申請要件の詳細
対象となる個人・団体
基本的には「その自治体に在住している個人」が対象ですが、自治会や管理組合などの団体が対象になる場合もあります。また、市税の滞納がないことが共通の条件となります。
補助金額・補助率の詳細
補助金額は自治体によって大きく異なります。一般的に電動式処理機は高額なため補助上限が高く設定される傾向にありますが、多摩市のように非電動式に特化して支援する自治体もあります。
自治体別 補助金額比較リスト
-
多摩市
非電動式・コンポスト:購入額の1/2(上限5,000円)
消耗品:購入額の1/2(上限2,000円/年) -
さいたま市
生ごみ処理機・容器:購入額の1/2(上限10,000円) -
沖縄市
電動処理機:購入額の1/2(6万円以上なら上限3万円)
処理容器:購入額の1/2(6千円以上なら上限3千円) -
安曇野市
電動処理機:1/2(上限3万円)
コンポスト:2/3(上限3,000円/基)
草木粉砕機:1/2(上限1万円) -
池田町
1万円超の機器:1/2(上限3万円)
1万円以下の機器:1/2
補助対象経費の詳細
対象となる機器・経費
経費に関する注意事項
- ポイント・クーポン利用分は対象外: 多くの自治体で、ポイント値引き後の「実質支払額」が補助対象となります。
- 中古品・転売品は対象外: オークションやフリマアプリでの購入は原則として認められません。
- 100円未満切り捨て: 補助金額の算出時に端数が切り捨てられるケースが一般的です。
申請から採択までの流れ
申請方法は自治体によって「購入後申請(事後申請)」と「購入前申請(事前申請)」の2パターンに分かれます。間違えると補助金が出ないため、必ず確認してください。
1
要件確認・商品選定
対象となる機器の種類や販売店を確認します。沖縄市のように「市内の販売指定店」での購入が必須の場合があります。
2
申請(事前または事後)
多摩市・さいたま市・安曇野市・池田町: 購入後に領収書を添えて申請します。
沖縄市: 購入前に見積書を添えて申請し、交付決定を受けてから購入します。
3
審査・抽選
書類審査が行われます。さいたま市では予算枠を超えた場合に抽選が行われます。
4
交付決定・請求
交付決定通知が届いたら、請求書を提出します(申請書と兼ねている場合もあります)。
5
補助金の振込・特典受取
指定口座に補助金が振り込まれます。多摩市では「生ごみ入れません!袋」の配布も行われます。
採択されるためのポイント・コツ
生ごみ処理機補助金は要件さえ満たせば交付される可能性が高いですが、書類不備による差し戻しや、予算終了による受付停止には注意が必要です。
審査で確実に通るためのチェックポイント
- 領収書の宛名は申請者本人にする
家族名義や会社名義の領収書では受け付けられない場合がほとんどです。フルネームで記載してもらいましょう。 - 購入品名・型番を明記させる
単に「品代」と書かれた領収書は無効になることがあります。「生ごみ処理機 ○○(型番)」と明記が必要です。 - 申請期限を守る
多摩市は購入から6ヶ月以内、安曇野市は1年以内など、購入後の申請期限が決まっています。 - 設置状況の写真を用意する
安曇野市や池田町など、設置後の写真提出を求める自治体があります。設置前に箱を捨てないよう注意してください。
よくある失敗・注意点
- [失敗例1] 通販のポイントで購入した → 対策: ポイント使用分は補助対象外になることが多いです。全額ポイント払いにすると補助金が0円になる可能性があります。
- [失敗例2] 沖縄市で通販購入した → 対策: 沖縄市は「市内の販売指定店」での購入が条件です。ネット通販は対象外となるため要注意です。
- [失敗例3] 予算終了後に申請した → 対策: 多くの自治体で「先着順・予算枠に達し次第終了」です。年度末を待たずに早めに申請しましょう。
必要書類チェックリスト
活用事例・想定シーン
多摩市在住 Aさん
補助額 5,000円
ベランダで使えるダンボールコンポストを購入。補助金で半額負担になり、さらに指定ゴミ袋も貰えてお得に始められました。
沖縄市在住 Bさん
補助額 30,000円
高額な乾燥式生ごみ処理機(6万円)を購入。事前に指定店で見積もりを取り申請。半額の補助が出たので家計に優しく導入できました。
安曇野市在住 Cさん
補助額 10,000円
庭木の剪定枝を処理するために草木粉砕機を購入。生ごみ処理機以外も対象になる制度を活用し、ごみ出しの手間が激減しました。
よくある質問(FAQ)
Q
インターネット通販で購入しても補助対象になりますか?
自治体によります。多摩市やさいたま市などは通販も対象(領収書必須)ですが、沖縄市のように「市内の指定店での購入」に限る場合もあります。必ず購入前に要綱を確認してください。
Q
クレジットカード払いやポイント払いでも大丈夫ですか?
クレジットカード払いは領収書があれば問題ありません。ポイント払いは、多くの自治体で「ポイント値引き後の金額」が補助対象となります。全額ポイント払いの場合は補助金が出ないこともあるので注意が必要です。
Q
過去に補助金をもらったことがあっても再申請できますか?
一定期間経過していれば可能です。多摩市は3年以上、安曇野市やさいたま市は5年以上経過していれば再申請が認められるケースが多いです。ただし、耐用年数内での買い替えは認められない場合があります。
Q
申請期限はいつまでですか?
多摩市は令和8年3月31日まで、さいたま市は年3回の締切日(6月、9月、12月)、沖縄市は2月末までなど、自治体により異なります。また、予算上限に達すると早期終了することがあるため、早めの申請をおすすめします。
Q
電動式と非電動式、どちらがおすすめですか?
手軽さなら電動式ですが高価です。安価に始めたいなら非電動式(コンポスト)がおすすめですが、庭やベランダのスペースが必要です。多摩市のように非電動式のみを補助対象とする自治体もあるため、制度に合わせて選ぶのも一つの方法です。
まとめ
生ごみ処理機器等購入費補助金は、自治体によって対象機器(電動・非電動)や補助上限額(5,000円〜3万円)が大きく異なります。多摩市は非電動式、沖縄市は指定店購入、さいたま市は抽選制など、それぞれのルールを事前に確認することが採択への近道です。
まずはご自身の居住する自治体の最新情報を公式サイトでチェックし、予算が終了する前に申請準備を進めましょう。
この補助金の申請をお考えの方へ
申請書の書き方や対象機器の選び方で迷ったら、各自治体の環境課や資源循環推進課へまずはお気軽にお問い合わせください。
免責事項: 本記事の情報は作成時点(2025年)のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず各自治体の公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。