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身体障害者手帳1・2級、療育手帳A(重度)以上等の重度障害者(児)
重度障害者向けの住宅改修(バリアフリー)助成は、身体障害者手帳1・2級や療育手帳A判定などの重度の方が、手すり設置・段差解消・浴室やトイレの改造を行う際に、自治体から最大50万〜100万円程度の給付を受けられる制度です。多くの自治体で通年の事前申請型として現在も実施されており、令和8年度も継続しています。本記事では対象者・上限額・自己負担・申請の流れを、千葉市・船橋市・大阪市の実例と一次情報で整理します。
重度障害者向けの住宅改修助成は、障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業(日常生活用具給付等事業の「居宅生活動作補助用具=住宅改修費」)や、各自治体独自の「住宅改造費助成」として実施されています。国が費用の50/100以内、都道府県が25/100以内を負担し、実施主体は市区町村です。つまり廃止された一過性の補助金ではなく、令和8年度も続く恒久的な福祉制度です。
対象者の目安は、身体障害者手帳1・2級、療育手帳A(重度)以上、または下肢・体幹機能障害の一定等級の方です。世帯の所得(市民税所得割額)により助成割合や自己負担が変わるのが共通の特徴です。たとえば大阪市では、身体障害2級以上・知的障害重度(A)以上の方は限度額50万円、両上肢・両下肢機能障害1級または体幹機能障害1級の方は限度額100万円と、障害の程度に応じて上限が段階的に設定されています。非課税世帯は自己負担0割、課税世帯は一定額まで1割・超過分は2/3負担という所得連動の仕組みが一般的です。
制度の背景には、住み慣れた自宅で暮らし続けられるよう生活環境を整える「地域生活支援」の考え方があります。施設入所や転居ではなく、手すりや段差解消といった小さな改修で生活動作の自立度を高めることが、本人の生活の質と介護者の負担軽減の両面で重視されています。だからこそ、この助成は一度きりの予算事業ではなく、毎年度の福祉予算に組み込まれた継続制度として運用されているのです。「【受付終了】」と表示されていても、それは特定年度の旧告知に過ぎず、制度そのものは令和8年度も各自治体で受付中であることがほとんどです。
対象となるのは「日常生活上の障害の除去または軽減に効果がある工事」です。具体的には、玄関や廊下・階段への手すりの設置、敷居や上がり框の段差解消、滑りにくい床材への変更、浴室へのすのこ・手すり・引き戸の設置、和式から洋式へのトイレ改造、車いすが通れる幅への出入口拡張などが典型例です。一方で、新築・増築、老朽化に伴う一般的なリフォーム、美観や趣味目的の工事、すでに着工・完成した工事は対象外です。介護保険の住宅改修(要支援・要介護者向け・上限20万円)との併用可否も自治体ごとに異なるため、事前相談で確認しておくと安心です。
対象者・対象事業
対象地域(千葉県・大阪府)
詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。
下記は課税世帯を想定した概算試算です。自己負担割合・上限は自治体ごとに異なるため、目安としてご利用ください(出典:大阪市・千葉市・船橋市の公開要綱/令和8年度時点)。
例:課税世帯(1/2助成)で60万円の工事なら、概算30万円が給付され自己負担は約30万円。上限が50万円の自治体なら工事費が高くても給付は50万円までです。介護に関わる費用は他の助成も併用検討を。
多くの自治体は通年で受け付けますが、必ず工事着工前に申請する必要があり、年度末は予算枠が埋まりやすい点に注意します。下記は年度末予算枠の目安カウントダウンです。
同じ「重度障害者の住宅改修助成」でも、上限額や自己負担は自治体で大きく異なります。代表3市と国の枠組みを比較します。
| 自治体・制度 | 給付上限 | 主な対象 | 自己負担 |
|---|---|---|---|
| 大阪市(重度心身障がい者住宅改修費給付) | 50万円/重度は100万円 | 身体2級以上・知的A以上等 | 非課税0割/課税1割〜2/3 |
| 千葉市(重度障害者住宅改造費助成) | 70万円 | 身体1・2級・療育Ⓐ〜A2 | 所得割額に応じ変動 |
| 船橋市(重度障害者等住宅改造費助成) | 50万円 | 身体1・2級・療育A・市内1年以上 | 非課税0/課税1/2 |
| 国の枠組み(地域生活支援事業) | 自治体が設定 | 障害者・障害児・難病患者等 | 市町村が判断 |
このように、上限額が50万円の自治体もあれば100万円の自治体もあり、自己負担の計算方法も「所得割額に応じた変動制」「課税世帯は一律1/2」などさまざまです。差が生まれるのは、国の地域生活支援事業を土台にしつつ、各市区町村が独自の上乗せ要綱で運用しているためです。したがって、他市の金額をそのまま当てはめず、必ずお住まいの自治体の最新要綱を確認することが重要です。引っ越し直後の方は「市内◯年以上居住」といった居住要件にも注意しましょう。
この助成で最も多い失敗は「申請前に着工してしまう」ケースです。以下の不採択・差し戻しの典型を避けましょう。
対象・申請情報まとめ
詳細条件は公募要領で確認してください。
この補助金のポイント
| 補助対象経費 | 手すり設置、段差解消、滑りにくい床材、浴室の手すり・引き戸、和式→洋式トイレ改造、出入口拡張。新築・… 詳細を見る › |
|---|---|
| 公募期間 | 通年(自治体により異なる・年度内随時) |
| 実施機関 | 各市区町村(障害福祉担当課) |
| 主要スケジュール |
|
| 必要書類 | 申請書、身体障害者手帳または療育手帳、世帯の所得証明(市民税所得割額がわかる書類… 詳細を見る › |
| 公募要領 |
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編集: 補助金図鑑 編集部
中小企業診断士・社会保険労務士 監修体制
本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。