
まとめ:足立区 介護職員資格取得支援助成金とは
足立区内の介護保険事業所が職員の研修費用を負担した場合に、最大10万円を助成する制度です。介護職員初任者研修・実務者研修・ケアマネジャー研修など18種類以上の資格・研修が対象。令和8年度からオンライン申請に対応し、常勤・非常勤・パートを問わず職員が対象となります。申請期限は研修修了年度の翌年度末(令和9年3月31日)まで。
| 補助上限 | 補助率 | 締切 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 最大10万円 (初任者研修は7万円) | 実費相当 (超過分は自己負担) | 研修修了翌年度末 (令和9年3月31日) | 足立区内の 介護保険事業所 |
補助金の概要
「足立区介護職員資格取得支援助成金」は、足立区内の指定介護保険事業所が職員の資格取得・研修受講に要した費用を助成する制度です。介護人材の慢性的な不足に対応するため、区内の介護事業者を対象として設けられています。令和8年度(2026年度)からオンライン申請が新たに利用可能となり、申請が大幅に便利になりました。
対象となる資格・研修(全18種以上)
以下の資格・研修が助成対象です。取得・修了した後に申請します。
| 資格・研修の種別 | 助成上限額 |
|---|---|
| 介護職員初任者研修 | 7万円 |
| 介護職員実務者研修 | 10万円 |
| 介護支援専門員(ケアマネジャー)実務研修受講試験 | 10万円 |
| 主任介護支援専門員研修 | 10万円 |
| 介護福祉士実務者研修(介護福祉士国家試験対策も含む) | 10万円 |
| 認知症ケア専門士 | 5万円 |
| レクリエーション介護士 | 5万円 |
| 終末期ケア専門士 | 5万円 |
| ストレスケア・カウンセリング研修 | 5万円 |
| 外国人職員向け日本語研修(事業所内含む) | 5万円 |
| その他区長が認める研修 | 5万円 |
補助金のポイント

この助成金の最大の特徴は、雇用形態を問わずすべての職員が対象になる点です。常勤・非常勤・パートタイムの区別なく助成されるため、少ない人員でシフトを回している小規模事業所でも使いやすい設計になっています。さらに令和8年度からは、事業所内で実施する日本語教室(外国人職員向け)の費用も助成対象に追加されました。
- 雇用形態不問:常勤・非常勤・パート全員が対象
- 18種類以上の資格・研修が対象(毎年改定で拡大傾向)
- 翌年度末まで申請可能:研修修了翌年度3月31日まで余裕あり
- 令和8年度からオンライン申請対応:窓口来庁不要
- 外国人職員の日本語研修も令和8年度から追加
対象事業所チェック
以下の簡易チェックで、貴事業所が申請対象かどうか確認できます。
補助金額シミュレーター
取得資格の種別と実際の研修費用を入力すると、受け取れる助成金の目安を計算できます(初任者研修:上限7万円、実務者研修・ケアマネ等:上限10万円)。

申請ステップ
助成金の申請は研修修了後に行います。以下のチェックリストで手順を確認してください。
用意しておく書類(チェックはこの端末にだけ保存されます)
必要書類チェックリスト
申請時に必要な書類は以下のとおりです。申請前に揃っているか確認しましょう。
用意しておく書類(チェックはこの端末にだけ保存されます)
申請締切カウントダウン
研修修了年度の翌年度末(令和9年3月31日)が申請期限です。予算が枯渇した場合は期限前でも受付終了となるため、早めに申請することを強く推奨します。
採択されない5つのパターンと対策
実際の申請では、書類の不備や要件の誤解で不採択・差し戻しになるケースが少なくありません。以下に典型的な失敗パターンと対策をまとめます。
- 不採択パターン①:費用負担者が事業所でなく職員個人
この助成金は事業所が費用を負担した場合にのみ支給されます。職員が自費で研修を受けた場合は対象外です。事前に費用負担について内規で明確にしておくことが重要です。
対策:雇用契約書または内規に「資格取得費用は事業所が負担する」旨を明記しておく。 - 不採択パターン②:対象外の研修で申請する落とし穴
独自に開発した社内研修や、区長が認定していない民間資格の取得費用は対象外です。申請前に必ず対象リストで確認することが必要です。申請後の差し戻しを防ぐ最重要ポイントです。
対策:申請前に足立区 医療介護連携課(03-6807-1046)へ問い合わせて確認する。 - 不採択パターン③:申請期限を超過する失敗
研修を修了した年度の翌年度末が期限ですが、予算枯渇で期限前に受付終了になることがあります。「まだ時間がある」と思い込んでいると締め切られてしまう注意点です。
対策:研修修了後、速やかに書類を揃えて申請する。年度明け4月〜6月が狙い目。 - NG事例④:書類不備による差し戻し
修了証明書と領収書が揃っていても、費用負担を証明する書類が不足していると差し戻しになります。単なる領収書だけでなく、事業所口座からの振込記録等も求められるケースがあります。
対策:提出前に「申請書類チェックリスト(区公式)」で全項目を確認する。 - 注意点⑤:他制度との重複受給による返還請求
東京都や国の補助金と重複して受給すると、後日返還を求められる場合があります。足立区の助成金と東京都の現任介護職員資格取得支援事業を同じ費用で両方申請するのは認められません。
対策:申請前に他制度からの受給状況を把握し、申請書に正確に記載する。

他区・他市との比較表
足立区の助成金を近隣自治体の同種制度と比較しました(令和8年度時点)。
| 項目 | 足立区 | 八王子市 | 世田谷区 | 府中市 |
|---|---|---|---|---|
| 初任者研修 上限 | 7万円 | 10万円 | 授業料の9/10・上限7.2万円 | 最大8万円 |
| 実務者研修 上限 | 10万円 | 15万円 | 同上 | 最大8万円 |
| オンライン申請 | ○(令和8年度〜) | 要確認 | 使える | 要確認 |
| 申請期限 | 研修修了翌年度末 | 2027年3月15日 | 要件充足後3か月以内 | 予算次第(先着順) |
| 外国人職員 日本語研修 | ○(令和8年度〜) | ― | 要確認 | ― |
八王子市は補助額が高い一方、申請期限が固定(2027年3月15日)です。足立区は申請期限が柔軟(翌年度末)で、外国人職員向け日本語研修も新たに対象に追加された点が特徴です。
