島根県奥出雲町では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭や事業所における脱炭素化を強力に支援しています。令和7年度(2025年度)は、「脱炭素の暮らしづくり推進設備導入促進事業奨励金」および「電気自動車普及促進事業奨励金」を通じて、太陽光発電システムや蓄電池、断熱窓、そして電気自動車(EV)の導入に対して補助を行います。最大で40万円の助成が受けられるこの制度は、光熱費の削減や快適な住環境の整備を検討している方にとって大きなチャンスです。本記事では、対象となる設備や車両、申請条件、手続きの流れを徹底解説します。
この記事でわかること
- 太陽光、蓄電池、断熱窓など全8種類の対象設備と補助金額
- 電気自動車(EV)購入に対する最大15万円の補助詳細
- 「工事着手前」に必須となる申請手続きの具体的なステップ
- 審査をスムーズに通すための書類作成のコツと注意点
この補助金の概要・ポイント
奥出雲町の令和7年度の支援制度は、大きく分けて「設備の導入」と「車両の導入」の2つの柱で構成されています。これらはそれぞれ別の奨励金制度として運用されていますが、脱炭素社会の実現という目的は共通しており、併用して活用することも可能です。特に、エネルギー価格の高騰対策として、自家消費型の再生可能エネルギー設備や省エネ機器の導入を検討している家庭や事業者にとっては、初期投資を抑える絶好の機会となります。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 設備導入は最大40万円(木質バイオマス)、EV購入は最大15万円
- 対象者: 奥出雲町内の住宅または事業所に設置する個人・法人
- 申請期限: 設備は令和8年1月30日、EVは令和7年12月26日まで(予算上限あり)
- 必須条件: 機器設置後・工事着手後の申請は一切不可(必ず事前申請)
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者・個人
本制度は、奥出雲町に居住する個人だけでなく、町内に事業所を持つ法人も対象となります。ただし、制度によって微妙に対象要件が異なるため注意が必要です。基本的には、町税等の滞納がないことが前提条件となります。
補助金額・補助率の詳細
補助金額は導入する設備の種類によって細かく設定されています。特に「太陽光発電システム」と同時に設置することで補助対象となる機器(LED照明、高効率給湯器、断熱窓、蓄電池)がある点に注意が必要です。これにより、単体での導入よりもセットでの導入が推奨される仕組みとなっています。
設備導入 最大補助額
40万円
※木質バイオマス熱利用設備の場合
設備ごとの補助金額一覧
電気自動車(EV)等の補助金額
補助対象経費の詳細
補助金の対象となる経費は、機器の購入費や設置工事費ですが、設備ごとに要件が異なります。特に「同時設置」の要件は非常に重要です。例えば、LED照明や高効率給湯器(エコキュート等)は、単独での設置では補助対象とならず、太陽光発電システムとセットで導入する場合に限り対象となります。
対象となる主な経費
経費に関する注意事項
- 新規設置のみ対象: 同様の既設機器の更新(リプレース)は対象外です。
- 町内調達の推奨: EV購入は「町内の販売店」からの購入またはリースが必須条件です。
- 同時設置要件: LED、給湯器、断熱窓は、太陽光発電(または木質バイオマス)とセットでないと補助が出ません。
申請から採択までの流れ
最も重要なルールは「工事着手前(機器設置前)に申請書を提出すること」です。事後申請は一切認められません。また、機器を設置する2週間前には申請書を提出する必要があります。
1
事前準備・見積もり取得
導入する設備を決定し、施工業者から見積書を取得します。EVの場合は販売店と商談を行います。
2
交付申請書の提出(着手2週間前)
役場環境政策課へ申請書と必要書類を提出します。メール提出の場合は必ず電話で到着確認を行ってください。
3
交付決定通知の受領・工事着手
町から交付決定通知が届いてから、契約・工事着手(または納車)を行います。これより前の着手は対象外です。
4
実績報告書の提出
工事完了後、領収書や設置写真などを添えて実績報告書を提出します。EVは登録から90日以内かつ期限内に提出が必要です。
5
奨励金の請求・受取
実績報告の審査完了後、確定通知が届きます。その後、請求書を提出し、指定口座に奨励金が振り込まれます。
採択されるためのポイント・コツ
この奨励金は「先着順」の要素が強く、予算上限に達した時点で受付が終了します。そのため、早めの行動が鍵となります。また、書類不備による手戻りを防ぐことが確実な受給につながります。
審査で高評価を得るポイント
- 予算状況の確認
申請前に環境政策課へ電話し、予算の残り状況を確認することをお勧めします。 - セット導入の検討
太陽光発電を導入する場合、同時に蓄電池やエコキュートを導入することで、補助総額を最大化できます。 - メール申請時の電話確認
メールで申請する場合、送信後に必ず電話で到着確認を行うことがルール化されています。これを怠ると受付されない可能性があります。 - 写真撮影の徹底
実績報告では「設置状況がわかる写真」が必要です。施工業者に依頼し、工事中や設置後の写真を確実に撮影してもらいましょう。 - EVは町内購入
EV補助金は「町内の販売店」からの購入が条件です。町外ディーラーからの購入は対象外となるため注意してください。
よくある失敗・注意点
- [失敗例1] 契約後の申請 → 対策: 必ず契約・発注の「2週間前」に申請書を提出してください。
- [失敗例2] 単独設置での申請 → 対策: LEDや断熱窓は太陽光との同時設置が条件です。要件を再確認しましょう。
- [失敗例3] 期限ギリギリの提出 → 対策: 予算終了による早期締め切りの可能性があるため、余裕を持って申請しましょう。
必要書類チェックリスト
活用事例・想定シーン
一般家庭(新築・リフォーム)
補助額 35万円
太陽光発電(4kW)と蓄電池、エコキュートを同時設置。光熱費を大幅に削減し、災害時の非常用電源も確保。
町内事業者
補助額 25万円
営業車としてEVを導入し、事業所にV2H対応の充電設備を設置。燃料費削減と企業の環境イメージ向上を実現。
農林業・加工施設
補助額 40万円
木質バイオマスボイラーを導入し、地域の木材資源を熱エネルギーとして活用。化石燃料からの脱却を図る。
よくある質問(FAQ)
Q
国の補助金(CEV補助金など)と併用できますか?
はい、基本的に併用可能です。ただし、補助対象経費から国の補助金額を差し引いた額に対して町の補助率を適用する場合など、計算方法が異なるケースがあります。詳細は申請前に環境政策課へご相談ください。
Q
中古品やリサイクル品は対象になりますか?
いいえ、対象になりません。すべての設備・機器において「未使用品(新品)」の設置が条件となります。また、既存設備の単なる更新も対象外です(新規設置のみ対象)。
Q
申請期限はいつまでですか?
設備導入の奨励金は「令和8年1月30日(金)」まで、EV普及促進奨励金は「令和7年12月26日(金)」までとなっています。ただし、いずれも予算額に達した時点で公募が終了するため、早めの申請が推奨されます。
Q
太陽光発電を設置済みですが、蓄電池だけの設置で補助は出ますか?
はい、対象となります。蓄電池については「種類1(太陽光)と同時設置」または「既に種類1が設置されている場合」に対象となります。ただし、LEDや断熱窓などは同時設置が必須条件です。
Q
問い合わせ先はどこですか?
奥出雲町役場 環境政策課(電話:0854-54-2513)です。申請書の提出先もこちらになります。
まとめ
奥出雲町の「脱炭素の暮らしづくり推進設備導入促進事業奨励金」および「電気自動車普及促進事業奨励金」は、家庭や事業所のエネルギーコスト削減と環境貢献を同時に実現するための強力な支援制度です。最大40万円の補助に加え、EV購入補助も活用すれば、初期投資を大幅に抑えることができます。特に重要なのは「工事着手前の申請」と「予算枠の確保」です。
検討中の方は、まずは施工業者や販売店に見積もりを依頼し、早めに役場環境政策課へ相談することをお勧めします。この機会を逃さず、賢く補助金を活用して快適な脱炭素ライフを始めましょう。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。