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神奈川県内の保険医療機関(病院、診療所)および保険薬局。社会保険診療…
神奈川県内で電子処方箋の導入費用を補助でカバーしたい医療機関・薬局の方が、いま押さえるべき結論は次の3点です。①神奈川県が令和7年度に実施していた県独自の上乗せ補助は受付終了。②一方で国(支払基金)の補助金は令和8年9月の導入分まで継続し、令和7年10月以降の導入や院内処方も新たに対象。③国の補助金は診療所で導入経費の1/2(上限19.4万円)、中小病院で1/3(上限108.6万円)が目安です。つまり「県の窓口」ではなく「医療機関等向け総合ポータルサイト(支払基金)」が、2026年に申請すべき正しい入口です。
電子処方箋は、紙の処方箋を電子化し、複数の医療機関・薬局で投薬情報を共有する仕組みです。重複投薬や併用禁忌のチェック、リフィル処方箋、マイナンバーカードによる本人確認などに対応します。導入費用(システム改修・カードリーダー・職員研修など)の負担を軽減するため、これまでは「国(支払基金)の補助金」に、神奈川県が「県独自の上乗せ補助」を重ねる二段構えでした。
2026年(令和8年度)時点では、このうち県の上乗せ分が終了し、国の補助金だけが継続しています。デジタル庁の集計では2025年8月時点の導入率は薬局84.6%・病院14.5%・医科診療所21.2%と、医療機関側の遅れが課題とされ、政府は電子カルテを整備するすべての医療機関への導入を目指しています。導入率の低い病院・診療所こそ、国の補助金を使う意義が大きい局面です。

下記の判定ツールで、国(支払基金)の補助金の主な要件を満たすか確認できます(結果は目安です。最終的な可否は公募要領をご確認ください)。

国の補助金(医療情報化支援基金)は、施設区分ごとに補助率と上限額が異なります。2026年時点の目安は以下のとおりです(金額は概算・目安。最新は支払基金「医療機関等向け総合ポータルサイト」で確認してください)。
| 施設区分 | 補助率 | 上限額(目安) | 主な対象経費 |
|---|---|---|---|
| 大規模病院(200床以上) | 1/3 | 約162.2万円 | システム改修・カードリーダー・研修 |
| 病院(大規模以外) | 1/3 | 約108.6万円 | システム改修・ネットワーク整備 |
| 診療所 | 1/2 | 約19.4万円 | レセコン・電子カルテ改修 |
| 薬局(チェーン以外) | 1/2 | 約19.4万円 | レセコン改修・カードリーダー |
| 大型チェーン薬局 | 1/4 | 約9.7万円 | システム改修 |
令和7年10月以降に導入した施設も対象で、リフィル処方箋・重複投薬等チェック結果の閲覧・マイナンバーカード署名・処方箋ID検索などの新機能、さらに院内処方機能も補助対象に加わりました。
導入にかかる費用を入力すると、国の補助金の概算受給額を試算できます。下の補助率(診療所・薬局=0.5)と上限(19.4万円)は初期値です。施設区分に合わせて読み替えてください(あくまで概算・目安です)。
対象者・対象事業
対象地域(神奈川県)
詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。
試算で上限に届く場合は、次の「申請ステップ」へ。届かない場合は、AI導入補助金(中小企業向け・最大3000万円)など他の設備投資系補助金との併用も検討余地があります。

施設区分の補助率(1/2・1/3・1/4)で、費用に対する自己負担額の目安を確認できます。

国の補助金は「医療機関等向け総合ポータルサイト」から申請します。神奈川県の窓口ではありません。

国の補助対象となる導入完了の目安は令和8年(2026年)9月です。残り日数の目安は以下のとおり(最終確定はポータルの最新告知で確認してください)。
「終了した神奈川県の県制度」「継続中の国の補助金」「他県(鳥取県)の県制度」を並べると、いま申請すべき先がはっきりします。
| 項目 | 神奈川県(県上乗せ) | 国・支払基金 | 鳥取県(県上乗せ) |
|---|---|---|---|
| 2026年の受付 | 終了(令和7年度まで) | 継続中 | 終了(受付終了) |
| 実施主体 | 神奈川県薬務課 | 社会保険診療報酬支払基金 | 鳥取県 |
| 診療所の上限 | 13.5万円(同時) | 約19.4万円 | 県により異なる |
| 申請窓口 | e-kanagawa/郵送 | 医療機関等向けポータル | 県電子申請 |
| 前提条件 | 国の交付決定が必須 | GビズID・導入完了 | 国の交付決定が前提 |
他県の制度設計を知りたい場合は、鳥取県の電子処方箋導入補助金の解説も参考になります。介護・医療現場のICT化全般では、葛飾区の介護ICT化助成金(最大90万円)や行田市のケアプランデータ連携システム補助金、足立区の介護データ連携システム導入支援もあわせて確認してください。

申請の失敗の多くは、内容そのものより書類の不備で起こります。代表的な不採択・差し戻し(返戻)の落とし穴と対策を整理しました。
Q. 神奈川県の補助金はもう一切使えないのですか?
A. 県独自の上乗せ補助は令和7年度で終了です。ただし国(支払基金)の補助金は継続中で、神奈川県内の施設も対象です。
Q. 令和7年10月以降に導入した場合も対象ですか?
A. 対象です。導入完了期限が令和8年9月まで延長され、令和7年10月以降の導入や院内処方機能も補助対象に追加されています。
Q. 薬局はいつまで使えますか?
A. 薬局は導入が進んでいるため、令和8年9月までの延長が最後の延長になる見込みです。早めの申請が安全です。
対象・申請情報まとめ
詳細条件は公募要領で確認してください。
この補助金のポイント
| 補助対象経費 | 電子処方箋管理サービスの導入費用(レセプトコンピューター及び電子カルテシステム等の既存システムの改修… 詳細を見る › |
|---|---|
| 公募期間 | 国・支払基金ルート:医療機関等向け総合ポータルサイトで受付中(導入完了は令和8年9月まで) |
| 実施機関 | 神奈川県 健康医療局 生活衛生部薬務課 |
| 採択率 | 95% ※過去公募実績 |
| 主要スケジュール |
|
| 申請方法 | オンライン申請 |
| 必要書類 | 1. 支払基金発行の補助金等交付決定通知書の写し 2. 電子処方箋管理サービスの… 詳細を見る › |
| 公募要領 |
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編集: 補助金図鑑 編集部
中小企業診断士・社会保険労務士 監修体制
本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。