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中小企業組合等(事業協同組合・事業協同小組合・商工組合・商店街振興組…
うちの組合で新しい共同事業を検討しています。国のものづくり補助金などは個社向けですが、組合として使える大分県の補助金はありますか。
まさにこの「成長戦略推進プログラム等支援事業補助金」が該当します。組合が主体となって実現可能性調査から具体化まで一体で取り組める、数少ない組合向けの制度です。補助率6/10・上限120万円と使い勝手も良い点が魅力です。
国の補助金の多くは、ものづくり補助金・IT導入補助金・小規模事業者持続化補助金のように個別の中小企業や個人事業主を対象としています。しかし、地域の商店街や同業者組合が「共同で新事業を立ち上げたい」「業界全体の課題を調査してから投資判断をしたい」と考えたとき、組合そのものを補助対象とする制度は多くありません。
大分県の成長戦略推進プログラム等支援事業補助金は、この空白を埋める制度です。事業協同組合や商店街振興組合などが主体となり、フィージビリティ・スタディ(FS=実現可能性調査)を実施し、さらにその調査結果を活かした具体化事業まで一気通貫で支援します。単なる調査で終わらず「調べて、動く」までを補助対象に含める点が最大の独自性です。
特に、後継者不在や人手不足に直面する地域の小規模事業者が集まる組合にとって、単独では負担しきれない市場調査・専門家委託・試作・共同販路開拓の費用を、組合単位でまとめて60%補助してもらえる意義は大きいといえます。
制度の骨格を一覧で整理します。金額はすべて大分県中小企業団体中央会が公開する令和8年度の公募案内に基づく実値です。
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 補助率 | 対象経費の6/10(60%) | 残り4割は組合の自己負担 |
| 補助上限額 | 120万円(税抜) | 下限額の定めなし |
| 補助対象事業 | フィージビリティ・スタディ/その結果を活用した具体化事業 | 2段階を一体で実施可能 |
| 事業実施期間 | 交付決定日〜令和9年1月30日 | 支払は令和9年1月29日まで |
| 申請締切 | 令和8年7月17日 17:00必着 | 期限厳守 |
| 実施団体 | 大分県中小企業団体中央会 | 大分県の支援事業 |
対象となる経費は幅広く、調査・企画・試行に必要な費用を広くカバーしています。
| 経費区分 | 具体例 | ポイント |
|---|---|---|
| 謝金・原稿料 | 専門家・講師への謝礼、調査報告の原稿料 | 外部知見の活用に有効 |
| 旅費・会議費 | 調査出張、検討会議の運営費 | 組合員合意形成に使える |
| 委託費・借損料 | 市場調査の委託、機器・会場の借上 | FS実施の中核経費 |
| 通信運搬費・印刷費 | アンケート郵送、報告書印刷 | 調査の実務経費 |
| 消耗品費・雑役務費 | 試作材料、単純作業の外注 | 具体化フェーズで活躍 |
対象者・対象事業
対象地域(大分県)
詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。
補助対象者は、大分県内の中小企業組合等です。具体的には以下が該当します。
重要な要件が「直接又は間接の構成員の4分の3以上が小企業者であること」です。ここでいう小企業者とは、常時使用する従業員が5人以下の会社および個人(商業またはサービス業を主たる事業とする場合は2人以下)を指します。個別の企業が単独で申請することはできず、あくまで組合が主体となる点に留意してください。
組合員のなかに従業員10名規模の会社も混ざっています。これでも申請できますか。
大きな会社が一部含まれていても問題ありません。要件は「構成員の4分の3以上が小企業者」であることなので、全体の75%以上が従業員5人以下(商業・サービス業は2人以下)を満たしていれば対象になります。まず組合員名簿で比率を確認しましょう。
組合向け補助金は要件が独特で、思わぬところで対象外と判断されるケースがあります。申請前に次の失敗パターンを確認してください。
補助率は6/10のため、残り4割は組合の自己資金が必要です。資金繰りを軽視すると具体化フェーズで頓挫する失敗が起こりがちです。また補助金は原則として精算払い(後払い)であり、いったん組合が経費を立て替える必要がある点にも注意が必要です。経費区分ごとに証憑(見積・請求・領収)を揃えないと、実績報告の段階で不採択相当の減額査定を受けるおそれもあります。
組合単位で使えるこの制度と、個社向けの代表的な補助金を比較すると位置づけが明確になります。
| 制度 | 対象 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|---|
| 成長戦略推進プログラム等支援事業補助金(大分県) | 中小企業組合等 | 6/10 | 120万円 |
| 小規模事業者持続化補助金(国) | 小規模事業者(個社) | 2/3 | 50〜200万円 |
| ものづくり補助金(国) | 中小企業・個人(個社) | 1/2〜2/3 | 750万円〜 |
| 各市の販路開拓補助金 | 市内事業者(個社) | 1/2程度 | 20〜50万円 |
個社向け補助金と併せて、組合としてはこの制度でFS・具体化を進め、採択後に各組合員が個社向け補助金で設備投資を上乗せする、といった二段構えの活用も現実的です。
提出前に、以下の書類が揃っているかセルフチェックしましょう。
組合の取り組みと相性のよい実在の補助金記事を紹介します。まずは補助金診断ページで自組合・組合員に合う制度を絞り込むのがおすすめです。
補助金は精算払いが基本のため、立替期間の資金繰りが重要です。freeeやマネーフォワード クラウドなどのクラウド会計を使えば、経費区分ごとの証憑管理と実績報告用の集計がスムーズになります。組合会計の透明化にも役立ちます。
Q. 個別の会社単独でも申請できますか?
A. できません。本制度は組合等が主体となる補助金で、事業協同組合・商店街振興組合・企業組合などが申請者となります。
Q. 補助率と上限額を教えてください。
A. 補助率は対象経費の6/10(60%)、補助上限額は120万円(税抜)です。下限額の定めはありません。
Q. 調査(FS)だけでも申請できますか?
A. フィージビリティ・スタディ単独でも、調査結果を活用した具体化事業でも対象です。両方を一体で実施することもできます。
Q. 交付決定前に発注した費用は対象になりますか?
A. 対象外です。交付決定日以降に着手・発注した経費のみが補助対象となります。フライング発注は避けてください。
Q. 問い合わせ先はどこですか?
A. 大分県中小企業団体中央会(TEL:097-536-6331/担当:中村)です。公募様式もこちらから入手できます。
最終更新: 2026-07-17(令和8年)。本記事は上記一次情報に基づき作成しています。制度内容は変更される場合があるため、申請前に必ず公式の公募要領をご確認ください。
対象・申請情報まとめ
詳細条件は公募要領で確認してください。
この補助金のポイント
| 補助対象経費 | 謝金、旅費、会議費、借損料、通信運搬費、印刷費、原稿料、消耗品費、雑役務費、委託費。フィージビリティ… 詳細を見る › |
|---|---|
| 公募期間 | 2026年7月17日締切(予定) |
| 実施機関 | 大分県中小企業団体中央会 |
| 採択率 | 50% ※過去公募実績 |
| 主要スケジュール |
|
| 申請方法 | オンライン申請 |
| 必要書類 | 交付申請書、事業計画書、収支予算書・経費明細、組合の定款・登記事項証明書、組合員… 詳細を見る › |
| 公募要領 |
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編集: 補助金図鑑 編集部
中小企業診断士・社会保険労務士 監修体制
本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。