中小企業省力化投資補助金 一般型|第8回はいつ?8月中旬公募開始

公募予定 経営改善

次回の公募時期は未発表です。(前回の受付 第8回=2026年9月中旬〜10月中旬(予定)/第7回=2026年7月1日10:00〜7月31日17:00(受付終了))

まず確認すること

対象

人手不足に悩み、個別現場に合わせたオーダーメイドの設備導入・システム構築等の省力化投資を行う中小企業者、小規模企業者・小規模事業者、特定事業者の一部、特定非営利活動法人、社会福祉法人

本文で確認

もらえる額

従業員数別に750万円〜8,000万円(大幅賃上げ特例時は最大1億円)

中小企業は1/2(大幅賃上げ特例時は2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者は2/3

本文で確認

手続き

申請方法:オンライン申請

実施機関:中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構

受付の状況

公募予定

次回の公募時期は未発表です。

2026年10月中旬(予定)

出典:公募要領(公式) (新しいタブで開きます)

補助金の基礎データ 公募期間・実施機関・申請方法・公募要領 — 対象と金額は上の「まず確認すること」を参照

人手不足に悩み、個別現場に合わせたオーダーメイドの設備導入・システム構築等の省力化投資を…

対象地域
全国
対象者
人手不足に悩み、個別現場に合わせたオーダーメイドの設備導…
補助上限
従業員数別に750万円〜8,000万円(大幅賃上げ特例時は最大1億円)
補助率・給付条件
中小企業は1/2(大幅賃上げ特例時は2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者は2/3
公募期間
第8回=2026年9月中旬〜10月中旬(予定)/第7回=2026年7月1日10:00〜7月31日17:00(受付終了)
実施機関
中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構
申請方法
オンライン申請
必要書類
電子申請の事業者情報、事業計画書、直近決算書、従業員…
  • 最大従業員数別に750万円〜8,000万円(大幅賃上げ特例時は最大1億円)まで補助される制度です
  • 中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン申請に対応

重要ポイント(結論)

中小企業省力化投資補助金(一般型)の第7回は2026年7月31日17時で締切済み。第8回は2026年8月中旬公募開始・9月中旬申請受付開始・10月中旬応募締切の予定(確定日未公表、2026年8月8日時点)。補助上限は常勤従業員数別に750万円〜8,000万円で、大幅賃上げ特例時は最大1億円。補助率は中小企業1/2(特例時2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3。基本要件は労働生産性の年平均成長率+4.0%以上、1人当たり給与支給総額の年平均成長率+3.5%以上、事業所内最低賃金が都道府県最低賃金+30円以上。第1〜5回の通算採択率は65.9%(応募9,879者・採択6,508者)。締切から採択発表までは平均87日。

詳細解説

本記事にはプロモーションを含みます。

中小企業省力化投資補助金(一般型)の第7回は、2026年7月31日17時で応募を締め切りました。2026年8月8日時点で応募を受け付けている回はなく、次に申請できるのは第8回です。事務局は第8回について「公募開始=2026年8月中旬、申請受付開始=9月中旬、応募締切=10月中旬」の予定を公表しています(確定日は未公表)。

この記事では、公式サイトが公表している第1回から第8回までのスケジュールを一次情報から並べ直し、過去7回の「公募開始から締切まで」「受付開始から締切まで」「締切から採択発表まで」の実日数を独自に集計して、「中旬」という表現が実際には何日ごろを指すのかを読み解きます。あわせて第1回〜第5回の採択実績(応募9,879者・採択6,508者)から通算採択率も算出しました。従業員数別の補助上限と補助率は公募要領の実値で整理し、自社の条件を入れるだけで補助額と自己負担が出る試算ツールも置いています。

中小企業省力化投資補助金(一般型)は、いま応募できる?

2026年8月8日時点で応募できる回はありません。第7回は2026年7月31日17時で締め切られ、次の第8回は2026年8月中旬に公募開始、9月中旬に申請受付開始、10月中旬に応募締切の予定です(出典:中小企業省力化投資補助金「スケジュール(一般型)」(新しいタブで開きます)、2026年8月8日確認)。

  1. 第7回は2026年7月31日17時に締切済み。追加受付や締切延長の告知は出ていません。
  2. 第8回は2026年8月中旬に公募開始予定。公募要領はこのタイミングで公開されます。
  3. 申請受付(電子申請の送信)は2026年9月中旬から、締切は10月中旬の予定です。
  4. 補助上限は従業員数で750万円〜8,000万円、大幅賃上げ特例で最大1億円まで上がります。
  5. 第1回〜第5回の通算採択率は65.9%(応募9,879者/採択6,508者)で、直近の第5回は61.5%まで低下しています。
締切済第7回(2026年7月31日17時)
8月中旬第8回 公募開始予定
10月中旬第8回 応募締切予定
1億円補助上限(101人以上・大幅賃上げ特例時)
65.9%第1〜5回 通算採択率(当サイト集計)
2/3最大補助率(小規模・再生事業者/賃上げ特例)

「公募が閉じている期間」が、実は一番差がつく

一般型はオーダーメイドの設備・システムを対象にする補助金で、申請には導入予定設備の見積と仕様資料が要ります。見積の取得と発注先の絞り込みには数週間かかるため、公募要領が出てから動き出すと第8回の締切(10月中旬予定)には間に合いません。いま準備すべきは、事業計画ではなく発注先の選定です。

自社がこの制度以外にどの補助金の対象になるかを先に押さえたい場合は、3分で対象制度を絞り込める補助金診断で候補を洗い出してから、この記事の要件チェックに戻ってくると無駄がありません。事業計画書の中身から詰めたい方は中小企業省力化投資補助金の事業計画書の書き方(審査項目別の記載例つき)を先に読んでください。

公式サイトで第8回の公募開始を確認する(新しいタブで開きます)

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見積を出せる発注先が決まっていないと、公募要領が出てからでは間に合わない

向いている人

  • 省力化したい工程は決まっているが、それを実現できる開発会社・ベンダーに心当たりがない人
  • 相見積もりを取りたいが、比較できる候補が1社しか出てこない人
  • 第8回(10月中旬締切予定)に間に合わせるため、8月中に見積依頼を投げたい人

向いていない人

  • すでに付き合いのあるベンダーと仕様・金額まで詰め終わっている人
  • カタログ注文型の登録製品をそのまま導入する予定の人
  • 設備が汎用機械のみで、システム構築を伴わない人

一般型は「機械装置・システム構築費」が必須経費で、申請時に導入予定設備の見積と仕様が分かる資料を出します。発注ナビは要望を伝えると条件に合う開発会社を無料で紹介するサービスで、最短1日で候補が出るため、公募要領の公表を待つ間に見積依頼を並行させられます。紹介・相談は無料です。

無料で発注先の候補を出してもらう(新しいタブで開きます)

第8回はいつ始まる?公式日程と過去7回の周期から読む「中旬」の中身

公表されているのは「公募開始8月中旬・受付開始9月中旬・締切10月中旬」の3点だけで、確定日は未公表です。ただし過去7回の実日数を集計すると、公募開始から締切までは平均60.9日、受付開始から締切までは平均25.7日で安定しており、第8回の締切はおおむね2026年10月10日〜16日の範囲に収まると読めます。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
公募回公募開始申請受付開始応募締切採択発表根拠
第1回2025年1月30日2025年3月19日2025年3月31日17:002025年6月16日公式スケジュール
第2回2025年4月15日2025年4月25日2025年5月30日17:002025年8月8日公式スケジュール
第3回2025年6月27日2025年8月4日2025年8月29日17:002025年11月28日公式スケジュール
第4回2025年9月19日2025年11月4日2025年11月27日17:002026年3月6日公式スケジュール
第5回2025年12月19日2026年2月2日2026年2月27日17:002026年6月5日公式スケジュール
第6回2026年3月13日2026年4月15日2026年5月15日17:002026年8月下旬(予定)公式スケジュール
第7回2026年6月5日2026年7月1日2026年7月31日17:002026年11月中旬(予定)公式スケジュール
第8回2026年8月中旬(予定)2026年9月中旬(予定)2026年10月中旬(予定)後日公表公式スケジュール

いずれも公式サイト「スケジュール(一般型)」(新しいタブで開きます)の2026年8月8日時点の掲載内容です。ここから当サイトで日数を計算したものが次の表になります。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
指標第1〜7回の実測レンジ平均第8回への当てはめ
公募開始から締切まで45〜70日60.9日8月15日開始なら10月14日ごろ締切
申請受付開始から締切まで12〜35日25.7日9月15日受付開始なら10月10日ごろ締切
前回公募開始からの間隔73〜91日81.8日平均どおりなら8月26日だが公表は「8月中旬」=約10日前倒し
締切から採択発表まで(第1〜5回)70〜99日87.0日10月中旬締切なら発表は2027年1月上旬〜中旬

注目すべきは審査期間が回を追うごとに延びていることです。締切から採択発表までの日数は第2回の70日を底に、第3回91日・第4回99日・第5回98日と長期化しました。第7回(7月31日締切)の発表予定が「11月中旬」=締切から約105日先に置かれているのも同じ傾向で、交付決定を待つ資金繰り計画は「締切から3.5か月後」を前提に組むべきです。設備の発注は交付決定後でなければ補助対象外になるため、この期間の読み違いは事業計画そのものを崩します。

質問

「中旬」としか書いていないのに、締切を10月10日〜16日と決め打ちして準備を進めて大丈夫でしょうか。

解説

準備の逆算に使う分には問題ありません。過去7回の受付開始から締切までは12〜35日とばらつきがある一方、直近3回はいずれも25〜30日で安定しています。ただし提出は締切当日を狙わないのが鉄則です。電子申請システムは締切直前に混み合い、第1回のように受付期間が12日しかなかった回もあります。確定日は公募開始(8月中旬予定)の告知で必ず上書きしてください。

同じ時期に締切が重なる大型制度も押さえておくと、申請先の分散判断がしやすくなります。設備投資と新市場開拓を同時に狙うなら新事業進出補助金・ものづくり補助金(最大9,000万円)の比較ガイド、制度全体の位置づけを俯瞰したい場合は省力化投資補助金の申請ガイド(人手不足の中小企業向け)が参考になります。

一般型はいくら補助される?従業員数別の上限と補助率

補助率は中小企業が1/2、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者が2/3で、補助上限は従業員数に応じて750万円から8,000万円です。大幅賃上げ特例を使うと中小企業の補助率も2/3に上がり、上限は最大1億円になります(出典:公式サイト「事業概要(一般型)」(新しいタブで開きます)、2026年8月8日確認)。

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対象者・対象事業

対象地域(全国)

目的
経営改善
対象地域
全国
対象者
人手不足に悩み、個別現場に合わせたオーダーメイドの設備導入・システム構築等の省力化投資を行う中小企業者、小規模企業者・小規模事業者、特定事業者の一部、特定非営利活動法人、社会福祉法人
補助上限
従業員数別に750万円〜8,000万円(大幅賃上げ特例時は最大1億円)
申請の手間
中級(5段階中2)

詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。

常勤従業員数補助上限(通常)補助上限(大幅賃上げ特例)差額根拠
5人以下750万円1,000万円+250万円公式・事業概要
6〜20人1,500万円2,000万円+500万円公式・事業概要
21〜50人3,000万円4,000万円+1,000万円公式・事業概要
51〜100人5,000万円6,500万円+1,500万円公式・事業概要
101人以上8,000万円1億円+2,000万円公式・事業概要

上限の引き上げ幅は一定ではありません。5人以下〜21〜50人の階層では上限が1.33倍になるのに対し、101人以上では1.25倍にとどまります。つまり大幅賃上げ特例の恩恵は、従業員数が少ない事業者ほど相対的に大きいという設計です。加えて中小企業は補助率が1/2から2/3へ上がるため、小規模な会社ほど「特例を取りにいく」判断が効きます。

常勤従業員数が増えるほど補助上限が750万円から8,000万円へ段階的に上がり、101人以上かつ大幅賃上げ特例で1億円に達することを示した階段図
従業員規模別の補助上限と大幅賃上げ特例の効果(出典:中小企業省力化投資補助金 公式サイト「事業概要(一般型)」/2026年8月8日時点の公表値)

試算で必ず確認したい3つの数字

上限に張り付いていないか(張り付いているなら投資額を増やしても補助は増えません)②自己負担額を交付決定前に用意できるか(補助金は精算払いで、設備代はいったん全額を自社が支払います)③大幅賃上げ特例を使うと補助額がいくら増えるか。特例は未達の場合に補助金返還の対象となるため、増額分と賃上げ原資を並べて判断してください。

賃上げを前提に設備投資をするなら、税額控除との併用検討も欠かせません。中小企業向け賃上げ促進税制(最大35%控除・5年繰越)は補助金と併用でき、業務改善助成金 令和8年度(最大600万円)は最低賃金引き上げとセットの設備投資を支援します。省力化投資に賃上げが乗る計画なら、この3制度を同じ表の上で比べるのが最短です。

一般型では何が対象になる?補助対象経費と4つの基本要件

補助対象経費は機械装置・システム構築費(必須)を軸に、技術導入費・専門家経費・運搬費・クラウドサービス利用費・外注費・知的財産権等関連経費までが認められます。基本要件は「労働生産性の年平均成長率+4.0%以上」「1人当たり給与支給総額の年平均成長率+3.5%以上」「事業所内最低賃金が所在都道府県の最低賃金+30円以上」の3つに、従業員21名以上の場合の一般事業主行動計画の公表を加えた4点です(出典:公式サイト「事業概要(一般型)」(新しいタブで開きます))。

製造・物流・小売・飲食・事務の5業種について、手作業が多い・人手が足りないといった課題ごとに一般型で導入できる省力化設備やシステムを対応させた図
業種別に見た「現場の課題」と一般型で導入できる設備・システムの対応関係(出典:中小企業省力化投資補助金 公式サイト「事業概要(一般型)」をもとに作成)

迷いやすいのが、同じ省力化投資補助金の中にあるカタログ注文型との使い分けです。設備がカタログ登録製品で足りるかどうかで、必要な労力も補助額の天井もまったく変わります。

一般型が向くケース

  • 自社の工程に合わせたオーダーメイドの設備・システムが必要
  • 複数の設備やシステム連携をまとめて導入したい
  • 補助額が1,000万円を超える規模の投資を計画している
  • 省力化効果と投資回収期間を数値で示す事業計画を作れる

カタログ注文型が向くケース

  • 券売機・配膳ロボット・自動倉庫など登録済み製品で課題が解決する
  • 事業計画書の作成に人手を割けない
  • 短期間で導入して効果を出したい
  • 投資規模がカタログ型の上限内に収まる

カタログ登録製品は一般型でも加点材料になる

公式サイトは、カタログ注文型に登録されているカテゴリに該当する製品を一般型で導入する場合、審査の際に考慮すると明記しています。カタログ型では足りずに一般型へ回る場合でも、構成の一部にカタログ登録製品を組み込む設計は不利になりません。

省力化やデジタル化の入口を広く比較したい場合はDX・IT導入補助金まとめ【2026年版】目的別の選び方と一覧から入ると、制度の重複と役割分担が整理できます。ソフトウェア中心の投資ならIT導入補助金の申請方法と活用事例、食品製造・飲食業なら食品産業省力化投資促進補助金(最大4,000万円)の申請ガイドのほうが要件に合うことがあります。

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補助金は精算払い。設備代を先に全額払える資金があるか

向いている人

  • 採択されても入金は実績報告後で、設備代を先に全額支払う必要があると初めて知った人
  • 締切から採択発表まで約3.5か月、入金までさらに数か月かかる前提で資金繰り表を作り直したい人
  • 金融機関のつなぎ融資と並行して、売掛金を使った調達手段も比較しておきたい人

向いていない人

  • 自己資金だけで設備代を全額立て替えられる人
  • すでにメインバンクのつなぎ融資枠が確保できている人
  • 売掛債権がなく、資金化できる資産がない人

一般型で最も多い誤解が「採択されたらすぐ入金される」というものです。実際は交付決定→発注→検収→実績報告→確定検査を経ての精算払いで、設備代は自社がいったん全額を支払います。ファクタリングは売掛債権を売却して資金化する方法で、借入枠を使わずに立替期間をしのぐ選択肢になります。法人専門のNo.1は見積の取得まで無料です。

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採択率はどのくらい?第1回〜第5回の実績を集計した

採択結果が公表されている第1回〜第5回の通算採択率は65.9%(応募9,879者・採択6,508者)です。直近の第5回は61.5%で5回中もっとも低く、第4回の69.3%から7.8ポイント下がりました(出典:公式サイト「採択結果(一般型)」(新しいタブで開きます)、2026年8月8日確認)。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
公募回応募者数採択者数採択率採択発表日根拠
第1回1,809者1,240者68.6%2025年6月16日公式・採択結果
第2回1,160者707者61.0%2025年8月8日公式・採択結果
第3回2,775者1,854者66.8%2025年11月28日公式・採択結果
第4回2,100者1,456者69.3%2026年3月6日公式・採択結果
第5回2,035者1,251者61.5%2026年6月5日公式・採択結果
第1〜5回 合計9,879者6,508者65.9%当サイト集計

この数字から読めることが3つあります。第一に、応募数は第3回の2,775者をピークに2,000者台で安定しており、制度の認知は行き渡っています。第二に、採択率が60%台後半から60%台前半へ切り下がっており、「出せば通る」段階は終わっていると見るべきです。第三に、第6回・第7回の結果はまだ公表されていません(第6回は2026年8月下旬、第7回は11月中旬に発表予定)。第8回に申請する時点では、第6回の結果が判断材料として使えます。

質問

採択率が6割を超えているなら、そこまで身構えなくてもよいのでは?

関連する補助金・助成金

横にスクロールできます。

解説

この採択率は要件を満たして書類を揃えた事業者の中での数字です。基本要件のどれか1つでも欠けていれば審査の土俵に乗りません。実際に落ちる計画の多くは、省力化効果が「作業が楽になる」といった定性的な記述で止まっており、削減できる労働時間と投資回収期間が数値で示されていません。10社に4社が落ちる試験だと考えて、数値の裏付けから作ってください。

同じ大型枠で採択結果を待つ制度としては中小企業成長加速化補助金 第2次(872者応募)があります。複数制度に同時に出す場合、事業計画の骨子は共通化できても、審査で問われる指標は制度ごとに違う点に注意してください。

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採択後に効いてくるのは、実績報告に耐える経理データ

向いている人

  • 労働生産性や1人当たり給与支給総額を、申請と報告のたびに手作業で集計している人
  • 採択後5年間の事業化状況報告まで見据えて、数字を残す仕組みを作りたい人
  • バックオフィス側の省力化も同じ計画に載せたい人

向いていない人

  • すでに会計事務所とクラウド会計で連携できている人
  • 基幹システムの入れ替えを別途計画していて、会計だけ切り出せない人
  • 今期の決算処理が目前で、移行の余力がない人

一般型は申請時に労働生産性と給与支給総額を示し、採択後も事業化状況報告を続けます。数字が会計データからすぐ出せるかどうかで、報告のたびの負担が変わります。freee会計はクラウドで帳簿と給与データをつなげられ、IT導入補助金の対象ツールとしても登録されています。

無料でfreee会計の機能を確認する(新しいタブで開きます)

第8回に間に合わせるには?締切から逆算した8週間の進め方

締切が2026年10月中旬とすると、いま(8月上旬)から使える時間は約9週間です。公募要領の公表は8月中旬予定なので、最初の2週間は要領なしで進められる作業=設備の要件定義と発注先の絞り込みに充てるのが唯一の正解になります。

課題の整理から事業計画の作成・申請書提出を経て、第7回応募締切2026年7月31日17時、採択発表2026年11月中旬予定に至る申請フローと、削減工数から投資回収・付加価値・賃上げへつなげる事業計画の骨格を示した図
申請フローと事業計画の骨格。図中の日付は第7回(締切2026年7月31日17時/採択発表2026年11月中旬予定)の実績値です(出典:中小企業省力化投資補助金 公式サイト「スケジュール(一般型)」)
  1. 第1〜2週(8月上旬〜中旬):省力化したい工程を1つに絞る。対象工程の現在の作業時間を実測し、月あたり何時間かかっているかを記録します。この実測値が後の効果算定の分母になります。
  2. 第2〜3週(8月中旬):発注先候補を3社出し、見積依頼を投げる。公募要領が出るのを待つ必要はありません。仕様が固まっていなくても、要望ベースで概算見積を取りにいきます。
  3. 第3週:公募要領を読み、前回からの変更点だけを抜き出す。基本要件・加点項目・様式は回ごとに更新されます。第7回との差分だけを見れば読む量は大幅に減ります。
  4. 第4〜5週(9月上旬):労働生産性と給与支給総額の推移を算定する。直近決算と従業員数から現状値を出し、+4.0%/+3.5%を満たす計画値を置きます。
  5. 第5〜6週:事業計画書を書く。削減労働時間・投資回収期間・付加価値額の増加を数値で書き切ります。定性的な表現に逃げた瞬間に減点されます。
  6. 第6週(9月中旬):GビズIDプライムと電子申請の準備。受付開始は9月中旬予定です。GビズIDの取得には日数がかかるため、未取得なら最優先で申請してください。
  7. 第7〜8週(9月下旬〜10月上旬):第三者に読ませて数値の整合を潰す。見積金額・対象経費・補助率・上限額の4つが計画書内で食い違っていないかを機械的に照合します。
  8. 締切3日前まで(10月上旬):電子申請を送信する。締切当日はシステムが混雑します。過去回の締切はいずれも17:00で、1分の遅れも受け付けられません。

交付決定前の発注は補助対象外

見積の取得と発注先の選定は進めてよいのですが、正式な発注・契約・支払いは交付決定通知の後でなければ補助対象になりません。締切から採択発表まで過去平均87日、直近は約100日かかっている点を踏まえ、設備の稼働開始時期を逆算してください。

事業計画書の書き方を審査項目別に確認する

賃上げや正社員化を同時に進める計画なら、キャリアアップ助成金 正社員化コース【令和8年度版】第17回 小規模事業者持続化補助金(最大250万円)のスケジュールも並べて、社内の申請リソースが重ならないように配分してください。

なぜ落ちる?審査で減点される5つのパターン

不採択の大半は、要件を満たしていないことではなく「数値で示していないこと」から生じます。一般型は省力化効果を数値で示すことと投資回収期間の提出を求める制度で、そこが埋まらないまま提出された計画は審査の入口で差がつきます。

1. 省力化効果が定性的な記述で終わっている

「作業が効率化する」「負担を減らせる」といった記述には点が付きません。対象工程の現在の作業時間(月◯時間)と導入後の想定時間、その差分=削減時間を、実測にもとづいて書きます。

2. 投資回収期間の前提が示されていない

回収期間だけを書いても、算定の分子と分母が見えなければ検証できません。削減人件費・削減残業代・増加する売上のどれを回収原資に置いたかを明示します。

3. 賃上げ計画に原資の裏付けがない

1人当たり給与支給総額+3.5%は、達成できなければ後で問題になる約束です。省力化で生まれた利益のどこから原資を出すのかを、損益の見通しとセットで書きます。

4. 見積と事業計画の金額が食い違っている

見積書の合計、対象経費の内訳、補助率をかけた補助申請額、上限額の4つは必ず一致させます。消費税は補助対象外である点も見落としやすいポイントです。

5. 事業所内最低賃金の確認を忘れている

都道府県の最低賃金は毎年10月に改定されます。第8回の締切(10月中旬予定)は改定直後にあたるため、改定後の最低賃金+30円で満たせているかを提出前に必ず確認してください。

質問

作業時間を実測していないのですが、感覚値で書いたらまずいですか。

解説

2週間でよいので実測してください。対象工程の担当者に、開始時刻と終了時刻だけを記録してもらう形で十分です。実測の期間と方法を計画書に書けること自体が根拠になり、感覚値との差は歴然と読み手に伝わります。実測が難しい工程は、代替として処理件数×1件あたりの標準時間で組み立てても構いません。

一般型が合わないときは?併用・代替できる制度

一般型は投資規模が大きく事業計画の作成負担も重いため、投資額が数百万円規模なら自治体の省力化補助金のほうが費用対効果は高くなります。全国制度と地域制度は併用の可否が制度ごとに異なるため、同一経費への重複受給にならないかを事前に窓口へ確認してください。

カテゴリ単位でまとめて探す場合は、次のアーカイブから条件の近い制度をたどれます。

どの制度が自社に合うか判断がつかないときは、条件を選ぶだけで対象制度が絞り込める補助金診断を使うと、全国制度と地域制度を横断して候補を出せます。

3分で自社が使える制度を診断する 省力化投資補助金の全体像を確認する

最終更新:2026年8月8日(第8回スケジュール公表を反映)

出典

本記事の日数集計(公募開始から締切まで/受付開始から締切まで/締切から採択発表まで/前回公募開始からの間隔)および通算採択率65.9%は、上記公式資料の公表日をもとに補助金図鑑編集部が算出したものです。予定日は事務局の告知により変更される場合があります。申請前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

提出方法を選ぶ

オンラインで申請できます。必要な電子証明書・アカウントは公式案内をご確認ください。

※ 提出先は中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構です。最新の受付方法は公式資料でご確認ください。

補助金の概要

要点

対象・申請情報まとめ

詳細条件は公募要領で確認してください。

対象地域
全国
対象者
人手不足に悩み、個別現場に合わせたオーダーメ…
補助上限
従業員数別に750万円〜8,000万円(大幅賃上げ特例時は最大1億円)
公募期間
第8回=2026年9月中旬〜10月中旬(予定)/第7回=2026年7月1日10:00〜7月31日17:00(受付終了)
実施機関
中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構
主要スケジュール
申請期間 第8回=2026年9月中旬〜10月中旬(予定)/第7回=2026年7月1日10:00〜7月31日17:00(受付終了) 全スケジュール ›
申請方法
オンライン申請
必要書類
電子申請の事業者情報、事業計画書、直… 詳細を見る ›
  • 最大従業員数別に750万円〜8,000万円(大幅賃上げ特例時は最大1億円)まで補助される制度です
  • 中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン申請に対応
POINT!

この補助金のポイント

  • 最大従業員数別に750万円8,000万円(大幅賃上げ特例時は最大1億円)まで補助される制度です
  • 中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン申請に対応
補助対象経費 機械装置・システム構築費(必須)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知… 詳細を見る ›
公募期間 第8回=2026年9月中旬〜10月中旬(予定)/第7回=2026年7月1日10:00〜7月31日17:00(受付終了)
実施機関中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構
主要スケジュール
  1. 申請期間第8回=2026年9月中旬〜10月中旬(予定)/第7回=2026年7月1日10:00〜7月31日17:00(受付終了)
  2. 締切2026年10月中旬(予定)
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申請方法 オンライン申請
必要書類 電子申請の事業者情報、事業計画書、直近決算書、従業員数・1人当たり給与支給総額を… 詳細を見る ›
公募要領
SUMMARY

この補助金のまとめ

中小企業省力化投資補助金(一般型)の第7回は2026年7月31日17時で締切済み。第8回は2026年8月中旬公募開始・9月中旬申請受付開始・10月中旬応募締切の予定(確定日未公表、2026年8月8日時点)。補助上限は常勤従業員数別に750万円〜8,000万円で、大幅賃上げ特例時は最大1億円。補助率は中小企業1/2(特例時2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3。基本要件は労働生産性の年平均成長率+4.0%以上、1人当たり給与支給総額の年平均成長率+3.5%以上、事業所内最低賃金が都道府県最低賃金+30円以上。第1〜5回の通算採択率は65.9%(応募9,879者・採択6,508者)。締切から採択発表までは平均87日。

申請前に、公式サイトの公募要領と最新の受付状況をご確認ください。 前年度の公募要領を見る(新しいタブで開きます) 公式ページで最新情報を確認 (新しいタブで開きます) 掲載情報について連絡する
2026年8月8日時点で応募できる回はありません。第7回は2026年7月31日17時で締め切られました。次の第8回は2026年8月中旬に公募開始、9月中旬に申請受付開始、10月中旬に応募締切の予定です(いずれも公式サイトの予定日で、確定日は未公表)。
公募要領は公募開始と同時に公開されるのが通例で、第8回は2026年8月中旬の予定です。過去7回は公募開始から締切まで平均60.9日、申請受付開始から締切まで平均25.7日で推移しています。
補助上限は常勤従業員数に応じて、5人以下750万円、6〜20人1,500万円、21〜50人3,000万円、51〜100人5,000万円、101人以上8,000万円です。大幅賃上げ特例を使うと最大1億円まで上がります。補助率は中小企業が1/2(大幅賃上げ特例時2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者が2/3です。
採択結果が公表されている第1回〜第5回の通算では、応募9,879者に対し採択6,508者で65.9%です。回別では第1回68.6%、第2回61.0%、第3回66.8%、第4回69.3%、第5回61.5%。第6回は2026年8月下旬、第7回は11月中旬に発表予定です。
入金は精算払いです。交付決定後に発注・支払いを行い、実績報告と確定検査を経てから入金されます。設備代はいったん自社が全額を立て替えます。締切から採択発表までは第1〜5回の実績で平均87日(直近は約100日)かかっているため、資金繰り計画は余裕をもって組んでください。
自社の工程に合わせたオーダーメイドの設備・システムが必要なら一般型、券売機や配膳ロボットなどカタログ登録製品で課題が解決するならカタログ注文型が適します。公式サイトは、カタログ注文型に登録されたカテゴリに該当する製品を一般型で導入する場合、審査の際に考慮するとしています。

編集・監修: (中小企業診断士)

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公開日: 記事更新日: 出典: 中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構 (新しいタブで開きます)

本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。