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ITパスポート受験料7,500円|個人向け補助金と給付金

ITパスポートの受験料7,500円は補助制度でどこまで下がるのか。個人向けの教育訓練給付金、会社向けの助成金、実在を確認した自治体4市の受験料補…

この記事の結論

対象者ITパスポート試験の受験を予定する個人(学生・社会人・求職者)と、従…
確認した金額
現在の位置づけ確認日と一次情報をご確認ください
まずやること制度年度と一次情報を確認
制度情報の確認 過去制度と現在の状態を分けて確認

ITパスポート試験の受験を予定する個人(学生・社会人・求職者)と、従…

対象地域
全国
対象者
ITパスポート試験の受験を予定する個人(学生・社会人・求…
確認した過去制度の金額
現在の位置づけ
受付期間は公式情報をご確認ください
情報の確認方法
一次情報・公式発表を確認
必要書類
自治体の個人向け補助では、交付申請書兼請求書、ITパ…

詳細解説

ITパスポート試験の受験手数料は7,500円(消費税込み)です。コンビニ払いを選ぶと払込手数料187円が上乗せされ、実際の支払いは7,687円になります。ここに補助制度を重ねると、負担は大きく変わります。松山市に住む19歳が自腹で受けるなら補助率1/2(千円未満切捨)で補助3,000円・実質負担4,500円、高松市の中小企業が従業員に受けさせるなら補助率10/10・受験手数料は1人6,800円までなので会社負担700円、宇都宮市なら受験1回あたり3,750円が戻ります。対策講座まで受けるなら、補助額はさらに大きく動きます。

ところが「ITパスポート 補助金」で検索して出てくる情報の多くは、受験料の実額すら書かないまま自治体名だけを並べたものです。この記事は逆の作りにしました。まず受験料の内訳と補助後の実質負担を数字で置き、次に個人が使える国の制度会社が使える助成金2026年8月1日時点で実在を確認できた自治体制度だけの順に並べます。終了した制度は終了と書きます。

この記事で扱う制度と対象読者

7,500円受験手数料(税込)
48.6%令和7年度の合格率
4自治体受験料補助の実在を確認

この記事の前提

対象読者:これからITパスポートを受ける個人(学生・社会人・求職者)と、従業員に受けさせたい中小企業の担当者。対象年度:令和8年度(2026年度)。自治体差:受験料補助は全国一律ではなく、実施している市町が限られます。最終確認日:2026年8月1日。金額・期限はすべて各制度の公式ページで再確認してから申請してください。

ITパスポートは経済産業省が実施する国家試験で、CBT方式により年間を通じて随時実施されています。試験時間は120分、小問100問の四肢択一で、合格基準は総合評価点600点以上かつストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の分野別評価点がそれぞれ300点以上(いずれも1,000点満点)です(出典:IPA「出題範囲・合格基準」)。この「分野別の足切り」があることが、後述する落とし穴の一つにつながります。

扱う制度は次の5系統です。自分がどこに当てはまるか分からない場合は、3分の補助金診断で使える制度を先に絞り込むと読み進めやすくなります。

制度の系統受け取る人ITパスポートでの使いどころ根拠資料
一般教育訓練給付金(国)雇用保険の被保険者だった個人指定講座の受講料の20%(上限10万円)が戻る厚労省 教育訓練給付制度
人材開発支援助成金(国)従業員に訓練を受けさせた事業主対策講座の受講料と訓練中の賃金を助成令和8年度版 人材育成支援コース案内
DXリスキリング助成金(東京都)都内の中小企業等DX関連研修の受講料の3/4(1人1研修75,000円まで)東京しごと財団
自治体の個人向け補助市内在住の個人(年齢要件あり)受験料を直接補助。松山市は講座代・教材費も対象、伊勢市は受験手数料のみ松山市伊勢市
自治体の事業者向け補助市内の中小企業従業員の受験手数料を企業単位で補助宇都宮市高松市
この記事で扱う制度と対象読者を整理した図解

ITパスポートの受験料と、補助後の実質負担

ITパスポートの料金は総額でいくらか

まず受験料そのものを確定させます。受験手数料は7,500円(消費税込み)で、これは受験理由を問わず返還されません。学生割引はなく、社会人でも高校生でも同額です。ただし実際に財布から出る金額は受験手数料だけではありません。支払方法をコンビニにすれば払込手数料187円が乗り、市販テキストを1冊買えば2,000円前後、合格後に合格証明書を勤務先へ提出するなら1通700円が追加されます。独学・クレジットカード払い・テキスト1冊なら総額はおよそ9,500円前後、コンビニ払いと合格証明書まで含めるとおよそ10,400円前後が現実的な目安です(テキスト代は市販価格のため実費)。

費目金額備考根拠資料
受験手数料7,500円(税込)返還不可。他区分への充当も不可IPA 受験要領
コンビニ払込手数料187円コンビニ支払いを選んだ場合のみ発生IPA 受験申込手順
合格証明書の交付手数料1通700円合格証書とは別。就職提出用に必要な場合IPA 受験要領
市販テキスト・問題集実費自治体によっては教材費も補助対象松山市 対象経費
対策講座の受講料実費国の給付金・助成金はここを見ている厚労省 一般教育訓練Q&A

7,500円は2022年4月からの金額です

情報処理技術者試験の受験手数料は5,700円から7,500円へ改定され、CBT方式の試験区分では令和4年(2022年)4月から実施する試験に適用されています(IPA 受験手数料の改定について)。ネット上には5,700円と書いた古い記事がまだ残っているので、予算を組むときは必ず7,500円で計算してください。

ここに補助制度を重ねると、実質負担は次のように変わります。いずれも本記事で一次情報を確認した制度だけで組んだ計算です。

ケース使う制度補助の内容受験料の実質負担根拠資料
松山市在住・19歳の学生松山市ITパスポート取得支援補助金対象経費の1/2・上限5万円4,500円(1/2の3,750円が千円未満切捨で補助は3,000円)松山市
伊勢市在住の社会人伊勢市ITパスポート取得支援補助金対象経費の2/3・上限5,000円2,500円伊勢市
高松市の中小企業が従業員に受けさせる高松市中小企業ITパスポート等取得支援補助金補助率10/10・受験手数料は1人6,800円まで会社負担700円高松市
宇都宮市の中小企業が従業員に受けさせる宇都宮市ITパスポート取得支援補助金受験料の1/2・1人1回3,750円まで会社負担3,750円宇都宮市
上記以外の地域の個人一般教育訓練給付金受験料は対象外。講座受講料の20%が戻る受験料7,500円は自己負担厚労省

最重要:国の制度は「受験料」ではなく「講座代」を見ている

一般教育訓練給付金の対象は指定講座に支払った入学料・受講料です。人材開発支援助成金の事業外訓練でも、対象経費は「受講に際して必要となる入学料・受講料・教科書代等」と定義されています。受験手数料そのものを国が直接負担してくれる制度は確認できません。受験料の直接補助は、いまのところ自治体制度に限られます。

なお、受験料そのものではなく「資格取得にかかった費用」をまとめて対象にする自治体制度もあります。求職者・学生・事業主のいずれからでも申請できる型は男鹿市の就業資格取得支援助成金(最大20万円)で対象資格の幅を確認するのが分かりやすく、中小企業・個人事業主向けの型は北海道栗山町の資格取得支援事業補助金(最大10万円)の要件を見ると全体像がつかめます。ITパスポートが対象資格に含まれるかは自治体ごとに異なるため、名称ではなく対象資格の一覧で判断してください。

資格試験の受験料をどこまで自己負担するかの考え方は、他の検定でも共通です。学習費全体の見積もり方は英検・漢検の受験料補助と教材費を含めた学習費の組み方で整理しています。IT分野の補助金を制度横断で比較したい場合はDX・IT導入補助金まとめ2026年版で目的別に枠を選ぶのが早道です。

「補助金」と「給付金」はどう違うのか

ITパスポート関連の検索では「補助金」と「給付金」が混在します。呼び方の違いは制度の出し手と受け取る人の違いに対応しています。

呼び方主な出し手受け取る人ITパスポートでの代表例根拠資料
給付金国(雇用保険)個人(被保険者・離職者)一般教育訓練給付金:受講料の20%・上限10万円厚労省
助成金国(雇用保険二事業)・都道府県事業主人材開発支援助成金/東京都DXリスキリング助成金厚労省パンフ
補助金市区町村個人または市内事業者松山市・伊勢市・宇都宮市・高松市の各補助金宇都宮市
奨励金都道府県・公的財団事業主東京都DXリスキリング助成金、リスキリング・キャリアデザイン応援奨励金東京しごと財団
読者

会社員です。「給付金」も「市の補助金」も両方もらえるんでしょうか。

専門家

見ている経費が違えば両方使えることがありますが、同じ経費への二重取りは各制度が明確に禁じています。松山市は「他の制度による補助金等の財政的支援を受けていない者」を要件にしていますし、高松市も交付要綱で「同一の従業員のIT試験合格に対して、本市又は他の団体から別の補助金等の交付を受ける者」を対象外としています。講座代は国の給付金、受験料は市の補助金、と費目で切り分けるのが安全な組み方です。

「補助金」と「給付金」はどう違うのかを整理した図解

個人が自腹で受けるときに使える制度

会社の支援がない個人にとって現実的な選択肢は、①住んでいる市の補助金、②国の一般教育訓練給付金、の2つです。①は住所で決まってしまうので、まず②の条件を押さえます。

一般教育訓練給付金の受給要件

20%一般教育訓練の給付率
10万円一般教育訓練の上限額
4千円これ以下なら不支給

一般教育訓練給付金の支給額は教育訓練経費の20%(上限10万円)です。ただし20%に相当する額が4千円を超えない場合は支給されません。つまり受講料が2万円以下の講座では1円も出ない計算になります(厚労省 一般教育訓練給付金Q&A)。

受給要件(一般教育訓練給付金)

在職者は受講開始日に雇用保険の被保険者であり、支給要件期間が3年以上(初めて受給する場合は1年以上)あること。前回の支給日から今回の受講開始日の前日までに3年以上経過していること。離職者は被保険者資格を喪失した日の翌日から受講開始日までが1年以内であること。支給申請は受講修了日の翌日から原則1か月以内です。

給付率がさらに高い区分もあります。特定一般教育訓練は40%・上限20万円(資格取得のうえ就職等をした場合は50%・上限25万円)、専門実践教育訓練は受講中50%・上限40万円、資格取得と就職で70%・上限56万円、賃金上昇が確認できればさらに80%・上限64万円まで拡充されています(厚労省 教育訓練給付制度)。ITパスポート対策講座がどの区分に指定されているかは講座ごとに異なり、指定の有無は厚生労働大臣教育訓練講座検索システムで講座名から確認する必要があります。「ITパスポートなら必ず給付対象」と書いてある解説は疑ってください。

確認対象・制度の位置づけ

対象地域(全国)

目的
DX・デジタル化
対象地域
全国
対象者
ITパスポート試験の受験を予定する個人(学生・社会人・求職者)と、従業員に受験させたい中小企業。制度ごとに年齢要件・住所要件・雇用保険の加入要件が異なります。
確認した過去制度の金額

対象年度と制度の状態は一次情報をご確認ください。

読者

独学で市販テキストだけで受けるつもりです。この場合も給付金は使えますか。

専門家

使えません。教育訓練給付は「厚生労働大臣が指定した講座を受講して修了した」ことが前提で、市販テキストの購入や受験だけでは対象になりません。独学派が受験料の支援を受けたいなら、住んでいる市の補助金を探すのが唯一の道です。松山市のように受験料・講座受講料・教材購入費までまとめて補助対象にしている自治体もあります。

求職中の人や転職を前提にリスキリングする人は、講座費用が実質無料になる国の事業も選択肢に入ります。詳細は全国対象のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業、提供側の視点は教育・人材紹介事業者向けの同事業にまとめています。個人事業主として開業を視野に入れている人は個人事業主の補助金ロードマップで申請順序を確認すると、資格取得と開業支援の優先順位が整理できます。

雇用保険に入っていない人が使える求職者支援制度

ここまで個人向けの本命として挙げてきた一般教育訓練給付金には、大きな前提があります。受講開始日に雇用保険の被保険者であるか、離職後1年以内であること。つまり雇用保険に入ったことがない学生、フリーランス、失業給付が切れた長期離職者は対象外です。この層の受け皿が求職者支援制度です。

求職者支援制度の骨子

離職して雇用保険を受給できない人や、収入が一定額以下で働いている人が、月10万円の職業訓練受講給付金を受け取りながら職業訓練を受けられる制度です。訓練の受講料は原則無料で、テキスト代などは自己負担になります。訓練受講の要件は、ハローワークに求職の申込みをしていることと、職業訓練などの支援が必要だとハローワークが認めることの2点です(厚生労働省 求職者支援制度のご案内ハロートレーニング特設サイト)。

給付金の支給要件は数字で決まっています。本人収入が月8万円以下、世帯全体の収入が月30万円以下、世帯全体の金融資産が300万円以下。加えて訓練実施日にすべて出席すること(やむを得ない理由で欠席し証明できる場合でも8割以上の出席が必要)、同じ世帯で同時に受給している人がいないこと、過去6年以内に職業訓練受講給付金を受けていないことが条件です。

給付金は3つの手当で構成されます。職業訓練受講手当が月10万円、通所手当が定期乗車券などの額(月上限42,500円)、寄宿手当が月額10,700円です。寄宿手当は同居の配偶者・子・父母と別居して寄宿し、住居の変更が必要とハローワークが認めた場合に限られます。収入要件を外れても、本人収入が月12万円以下かつ世帯収入が月34万円以下で他の要件を満たせば、通所手当のみ受けられる緩和枠があります(求職者支援制度・訓練受講のしおり)。

給付金が出なくても、訓練は無料で受けられる

見落とされがちですが、給付金の支給要件を満たさない場合でも無料の職業訓練だけは受講できます。厚生労働省は対象者の例として、親と同居している学卒未就職者や、フリーランスで働きながら正社員への転職を目指す人を挙げています。世帯収入で給付金を諦めた人ほど、訓練だけ受ける選択肢を確認する価値があります。

一般教育訓練給付金との分かれ目を1枚に整理すると次のとおりです。

比較軸一般教育訓練給付金求職者支援訓練公共職業訓練根拠資料
雇用保険の被保険者期間必要(3年以上、初回は1年以上)不要。むしろ受給できない人が対象不要。求職者支援制度の対象者も受講可厚労省Q&A求職者支援制度
受講料の扱いいったん全額自己負担し、修了後に20%(上限10万円)が戻る原則無料。テキスト代などは自己負担原則無料。テキスト代などは自己負担ハロートレーニング
生活費の支援なし要件を満たせば月10万円+通所手当+寄宿手当同左(求職者支援制度の給付金を受給可)訓練受講のしおり
訓練期間講座により異なる2か月から6か月最長2年求職者支援制度
申込窓口住所地のハローワーク(講座は教育訓練施設に直接申込)全国のハローワーク全国のハローワークハロートレーニング
読者

職業訓練でITパスポートの資格まで取れるコースはありますか。

専門家

コース名や到達目標は都道府県と募集期ごとに入れ替わるため、「ITパスポートが取れるコースが常設されている」とは言えません。厚生労働省はデジタル分野の訓練コースについて定員増に向けた取り組みを進めていると公表しているので、ハローワークインターネットサービスの訓練コース検索で、都道府県・分野・募集期間を指定して現在募集中のコースを直接確認してください。カリキュラムに資格対策が含まれるかは各コースの募集要項で判断できます。

動き方はシンプルです。まず住所地のハローワークで求職の申込みを済ませ、訓練コース検索でデジタル分野の募集中コースを絞り込む。次に給付金の収入・資産要件に当てはまるかを窓口で確認する。要件を外れても訓練自体は無料で受けられるので、給付金の可否だけで受講を諦めないことです。受験手数料7,500円は求職者支援制度でも自己負担ですが、訓練で対策まで済ませられれば、独学で講座代を払う場合と比べて総額はかなり下がります。

自治体が独自に用意している求職者向けのデジタル研修・資格取得支援も併走させる価値があります。受講料が無料になる型は堺市のデジタルスキル習得支援(求職者向け・受講料無料)で対象講座を確認すると分かりやすく、資格取得後に費用が戻る型は秋田市の資格取得助成金(求職者・在職者向け・最大10万円)の要件を見るのが早いです。いずれもハローワークの訓練と申請時期をずらせば併用の余地があります。

DX・デジタル化の補助金一覧IT導入・デジタル人材育成の制度をまとめて確認

雇用保険に入っていない人が使える求職者支援制度を整理した図解

会社が従業員に受けさせるときに使える制度

事業主が従業員にITパスポートを取らせる場合、国の人材開発支援助成金が本命です。令和8年度版の助成率は次のとおりで、対象はいずれも雇用保険適用事業所の事業主と雇用保険被保険者です。

コース・訓練経費助成率(中小/中小以外)賃金助成(1人1時間)1人1訓練の経費助成限度額根拠資料
人材育成支援コース・人材育成訓練(正規雇用労働者等)45%/30%(賃金要件等を満たすと各+15%)800円/400円(+200円/+100円)10時間以上100時間未満で15万円/10万円令和8年4月8日版パンフ
同・100時間以上200時間未満同上同上30万円/20万円同左
同・200時間以上同上同上50万円/30万円同左
事業展開等リスキリング支援コース75%/60%1,000円/500円10時間以上100時間未満で30万円/20万円令和8年4月8日版パンフ
中高年齢者実習型訓練(令和8年度新設)60%/45%(+15%)OFF-JT分は人材育成支援コースと同額。これとは別にOJT実施助成が1人1訓練あたり定額10万円/9万円訓練時間区分は人材育成支援コースと共通中高年齢者実習型訓練の記事

関連する補助金・助成金

1事業所が1年度に受給できる限度額は、人材育成支援コースが1,000万円、事業展開等リスキリング支援コースが1億円です。社内のDX推進を理由にITパスポート対策研修を実施するなら、経費助成75%の事業展開等リスキリング支援コースのほうが手厚くなります。

10時間の壁と、経費の定義

どちらのコースも支給対象はOFF-JTで訓練時間数が10時間以上であることが要件です。半日で終わる短時間セミナーは対象になりません。また事業外訓練の対象経費は「受講に際して必要となる入学料・受講料・教科書代等(あらかじめ受講案内等で定めているものに限る)」で、受講生の旅費・宿泊費は対象外と明記されています。受験手数料が対象経費に含まれるとは書かれていないため、受験料まで助成対象に入れて資金計画を立てると差し戻しの原因になります。事前に管轄労働局へ確認してください。

DX・IT導入補助金まとめ【2026年版】目的別の選び方と制度一覧。IT導入補助金と人材育成系の使い分けを整理
人材開発支援助成金 中高年齢者実習型訓練【令和8年度新設】45歳以上が対象。経費助成60%・OJT実施助成10万円

自治体別の受験料補助(2026年8月1日時点の実在確認ぶん)

受験手数料そのものを補助してくれるのは自治体制度です。ここでは各市の公式ページを直接確認し、2026年8月1日時点で実施が確認できたものだけを載せます。年度で終了した制度は最終行に分けました。

自治体対象補助率・上限期間・状態根拠資料
松山市(愛媛県)市内に住民登録があり、合格証書の証明日に15〜24歳の個人。市税の滞納がないこと対象経費(受験料・講座受講料・教材購入費)の1/2、千円未満切捨、上限5万円令和8年度中に受験し合格した者が対象。ページ更新日2026年4月8日松山市公式
伊勢市(三重県)申請時に市内に住所を有し、過去にこの補助金を受けていない個人受験手数料の2/3(100円未満切捨)、上限5,000円。対策講座受講料・教材費は対象外合格後6か月以内に申請。ページ更新日 令和7年11月25日伊勢市公式
宇都宮市(栃木県)市内に本社または事業所を有する中小企業。雇用保険適用、市税の滞納がないこと企業が負担した受験料の1/2、従業員1人につき受験1回あたり3,750円令和8年度は対象期間 令和8年2月1日〜令和9年1月31日、申請期間 令和8年4月1日〜令和9年2月26日。先着制で予算到達により終了宇都宮市公式
高松市(香川県)市内に本社または主たる事業所を有する中小企業補助率10/10。受験手数料は従業員1人6,800円、対策講座受講料は1人13,200円、1申請者20万円が上限事前申請 令和8年4月1日〜令和8年12月31日(先着順・予算範囲内)/受験期間 事前申請承諾日〜令和9年2月28日/交付申請 令和9年3月23日消印有効(手引の別欄には必着の表記もあるため余裕をもって郵送)。申請は1事業者につき年度1回限り高松市公式
仙台市(宮城県)市内に本社・事業所等を有する中小企業者等補助率10/10。1人あたり最大27,500円、1社あたり55万円受付終了。申請締切は令和7年2月14日、ページ更新日2025年3月9日仙台市公式

「自治体別一覧」を鵜呑みにしない

ITパスポートの受験料補助は数年で終了する制度が珍しくありません。仙台市の情報系資格取得支援補助金は補助率10/10・1人27,500円という手厚い内容でしたが、令和7年2月14日の締切をもって受付を終了しています。他サイトの一覧に載っていても、必ず自治体公式ページの更新日と受付状態を自分で確認してから動いてください。

自分の市に制度があるかを調べる手順

上の4市に該当しない読者のほうが多数派です。制度の有無は次の順で確認するのが確実です。①市公式サイト内検索で「ITパスポート」「資格取得 補助」の2語をそれぞれ検索する(制度名に「ITパスポート」が入らず「資格取得支援」で括られている自治体が多いため、必ず両方試す)。②ヒットしたページの更新日と受付状態を見る。③見つからなければ商工振興課・産業政策課・労政担当に電話で「今年度の資格取得補助の有無」を聞く。④それでも無ければ、勤務先経由の助成金と国の給付金に切り替える。制度は数年で終了することがあり、他サイトの一覧に載っていても現在も実施されているとは限りません。仙台市のように締切をもって終了した例が実際にあります。

ITパスポート限定でなくてよいなら、資格取得全般を対象にした自治体補助のほうが選択肢は広がります。求職者・学生・事業主のいずれでも使える型もあります。

【男鹿市】就業資格取得支援助成金求職者・学生・事業主向け。最大20万円
【観音寺市】資格取得支援事業補助金求職者・個人向け。最大5万円
【北海道栗山町】資格取得支援事業補助金中小企業・個人事業主向け。最大10万円
【深浦町】資格取得補助金でスキルアップ最大10万円。受験料・講座代の負担を圧縮

自治体別の受験料補助(2026年8月1日時点の実在確認ぶん)を整理した図解

東京都・都内在住者が現実的に使える選択肢

結論から書きます。東京都が個人にITパスポートの受験料を直接補助する制度は、2026年8月1日時点で確認できませんでした。都の関連施策を一つずつ当たった結果は次のとおりです。

TOKYOリスキリングポータル(令和8年5月28日開設)は、都内在住・在勤者や都内就業希望者を対象に、キャリアコンサルタント等による相談(最大60分・最大3回)や診断ツールを提供する情報・相談の窓口です。費用助成なし受験料の補助は含まれていません。

令和8年度DXリスキリング助成金(東京しごと財団)は、都内中小企業等が従業員にDX関連研修を受けさせた場合に、受講料の3/4(1人1研修75,000円まで、1企業100万円まで)を助成します。企業が申請個人は申請者になれません。

都のDXリスキリング助成金は「受験」を対象外と明記している

募集要項の「助成対象外の研修」には「資格試験(講習を受講しなくても単独で受験して資格を得られるもの)」が挙げられています。ITパスポートは講習を受けずに受験できるため、受験そのものは対象外です。対象になるのは対策研修のほうで、しかも1研修あたりの総研修時間数が3時間以上10時間未満という条件があります。さらに助成対象経費は受講料・教科書及び教材代・登録料等に限られ、消費税や交通費は対象外、従業員個人が支払ったものは対象外です。会社の口座から金融機関振込で支払う必要があります。

都内の中小企業がリスキリングの費用支援を探すなら、研修費そのものではなく人事制度づくりに紐づく奨励金も併せて検討する価値があります。東京都のリスキリング・キャリアデザイン応援奨励金で最大40万円の要件を確認すると、DXリスキリング助成金と役割が違うことが分かります。

【東京都】リスキリング・キャリアデザイン応援奨励金中小企業向け・最大40万円。研修費助成とは別枠の奨励金
人材育成・雇用の補助金一覧資格取得・研修・採用に使える制度をまとめて比較

都内在住の個人が取れる現実的な組み立て

①勤務先に人材開発支援助成金または都のDXリスキリング助成金の活用を提案して対策講座を会社負担にする、②自腹なら厚生労働大臣指定の一般教育訓練講座を選んで受講料の20%を取り戻す、③受験手数料7,500円は自己負担と割り切る。この3点が現時点で無理のない設計です。区市町村レベルの資格取得補助は募集時期が短いものが多いため、居住区の産業振興課の情報も年度当初に確認しておくと取りこぼしを防げます。

申請でよくある不採択・落とし穴

ここからが本題です。ITパスポートの受験料補助は金額が小さいぶん審査も形式的に見えますが、各市の交付要綱・手引が定める要件は細かく、しかも市ごとに正反対のものがあります。以下は不採択の実績統計ではなく、要綱と手引の条文から読み取れる不採択リスクを、条文の出どころとともに並べたものです。

失敗1:事前申請を飛ばして受験した

高松市の補助金は「事前申請 → 学習・受験 → 合格 → 交付申請 → 請求」という順序が定められており、事前申請を先に行って事前承諾番号の通知を受ける必要があります。先に受けてしまうと後から申請しても不採択です。しかも先着順で、予算額に達した場合は事前承諾補欠番号の扱いになります。申し込む前に申請するのが鉄則です。

失敗2:年度をまたいで申請が無効になった

松山市は「令和8年度中に試験を受験し、合格(合格証書を受領)した者」を要件にしています。3月に受験して合格発表が4月にずれ込むと、年度の判定で揉める典型的なパターンです。伊勢市は「合格後6か月以内」という期限があり、合格証書を受け取ってから放置すると期限切れで不採用になります。宇都宮市の令和8年度枠は対象期間が令和8年2月1日から令和9年1月31日と暦年度とずれている点にも注意が必要です。

失敗3:市税の滞納で差し戻された

松山市・宇都宮市・高松市はいずれも市税に滞納がないことを要件に置いています。松山市は納付推進課発行の完納証明書の添付を求めており、少額の未納でも書類が発行されず申請が止まります。会社側で申請する場合、代表者個人ではなく法人の市税が対象なので、経理担当に事前確認を入れてください。

  1. 失敗4:合格していないのに申請した。高松市は「合格者に係る経費に限ります」と明記しています。一方で宇都宮市は「受験に際して、合否は問いません」としており、合否要件は自治体で正反対です。他市の記事を読んで判断すると不採択になります。
  2. 失敗5:対策講座代だけで申請した。高松市の交付申請等の手引は、補助対象経費の組合せを「①受験手数料のみ」または「①受験手数料と②対策講座受講料」の2通りに限定しており、②対策講座受講料だけの申請は認めていません。受験手数料が必ず含まれている必要があります。
  3. 失敗6:他制度と二重取りしようとした。松山市は他の制度による補助金等の財政的支援を受けていないことを要件にしています。高松市も交付要綱で「同一の従業員のIT試験合格に対して、本市又は他の団体から別の補助金等の交付を受ける者」を対象外と定めており、申請自体も1事業者につき年度1回限りです。国の給付金と市の補助金を同じ費目に重ねると、後から返還を求められます。
  4. 失敗7:従業員個人が立て替えて払った。東京都のDXリスキリング助成金は「申請企業等以外の者(従業員個人等)が支払ったものは助成対象外」と明記し、会社口座からの金融機関振込を求めています。人材開発支援助成金も対象労働者に訓練経費を一部でも負担させている場合は賃金助成を含め不支給です。
  5. 失敗8:分野別評価点で落ちた。制度の話ではありませんが、総合600点を超えてもストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のいずれかが300点未満なら不合格です。合格を条件にする補助金では、この足切りがそのまま補助の可否に直結します。
読者

会社の経理から「立替払いでもいいよね」と言われました。あとで精算すれば同じでは。

専門家

同じではありません。都のDXリスキリング助成金は支払元の口座まで確認します。人材開発支援助成金も「訓練経費を全て申請事業主が負担する」ことが支給要件で、教育訓練機関から返金を受けた場合は全額が支給対象外になります。手間でも最初から会社名義で振り込むこと。ここを崩すと、書類が揃っていても審査で落ちます。

申請でよくある不採択・落とし穴を整理した図解

申請の流れと必要書類

制度ごとに窓口は違いますが、順序はほぼ共通です。自治体の個人向け補助(松山市・伊勢市型)を例に流れを示します。

  1. 居住市の制度を確認する。市公式サイトで「ITパスポート 補助金」を検索し、更新日と受付状態、年齢要件、対象年度を確認します。
  2. 事業者向けなら事前申請を出す。高松市・宇都宮市のように事前申請や先着制がある場合、この段階を飛ばすと以降がすべて無効になります。
  3. 受験を申し込み、支払方法を選ぶ。コンビニ払いは払込手数料187円が別途かかります。領収書は1年間ダウンロードできるので必ず保存してください。
  4. 受験して合格する。試験結果レポートは1年間、合格証書は発送後3か月間の保管期間があります。
  5. 必要書類を揃えて申請する。交付申請書、合格証書の写し、受験手数料の支払を証明する書類、住民票の写し、市税の完納証明書などが一般的です。
  6. 交付決定後に請求する。決定通知を受けてから請求書を出す二段階方式の自治体があります。請求を忘れると入金されません。

申請前セルフチェック

下のチェックリストは、ここまでに挙げた不採択・差し戻しの原因をそのまま項目にしたものです。1つでも未確認が残っている状態で申請すると、書類の往復で締切を逃します。

出典

最終更新:2026年8月1日/記載の金額・期限は令和8年度(2026年度)の公表内容にもとづきます。申請前に必ず各制度の公式ページで最新の受付状態をご確認ください。

制度情報の確認

要点

制度の事実確認まとめ

過去制度と現在の状態を分けて確認してください。

対象地域
全国
対象者
ITパスポート試験の受験を予定する個人(学生…
確認した過去制度の金額
現在の位置づけ
受付期間は公式情報をご確認ください
必要書類
自治体の個人向け補助では、交付申請書… 詳細を見る ›
補助対象経費 受験手数料7,500円(税込)、対策講座の受講料、教材購入費(パソコン等の汎用機器を除く)。国の一般… 詳細を見る ›
現在の位置づけ 受付期間は公式情報をご確認ください
必要書類 自治体の個人向け補助では、交付申請書兼請求書、ITパスポート試験の合格証書の写し… 詳細を見る ›
受験手数料は7,500円(消費税込み)で、学生割引はありません。コンビニ払いを選ぶと払込手数料187円が別途かかります。受験理由を問わず返還されず、他の試験区分への充当もできません。
確認できません。一般教育訓練給付金は指定講座の入学料・受講料が対象で、人材開発支援助成金の事業外訓練も対象経費は入学料・受講料・教科書代等です。受験手数料の直接補助は、松山市・伊勢市・宇都宮市・高松市のような自治体制度に限られます。
2026年8月1日時点で、東京都が個人に受験料を直接補助する制度は確認できませんでした。都のDXリスキリング助成金は中小企業が申請者で、講習を受講しなくても単独で受験して資格を得られる資格試験は助成対象外の研修と明記されています。現実的には、勤務先経由で対策講座を会社負担にするか、国の一般教育訓練給付金を使う形になります。
自治体によって正反対です。宇都宮市は受験に際して合否を問わないため不合格でも受験ごとに申請でき、同一従業員の複数回申請も認めています。一方で高松市は合格者に係る経費に限り、松山市・伊勢市も合格が前提です。他市の条件をそのまま当てはめると不採用になります。
対策研修を10時間以上のOFF-JTとして組めるなら、人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コース(中小企業は経費助成75%・賃金助成1人1時間1,000円)が有利です。高松市に本社があるなら補助率10/10で受験手数料1人6,800円まで、1申請者20万円まで補助されるため、まず市の制度を優先し、講座代は国の助成金に回す組み方が効率的です。
あります。求職者支援制度なら、雇用保険を受給できない人でも受講料無料の職業訓練を受けられ、本人収入が月8万円以下・世帯収入が月30万円以下・世帯の金融資産が300万円以下などの要件を満たせば職業訓練受講給付金が月10万円支給されます。給付金の要件を外れても訓練だけは無料で受けられるため、収入要件だけで受講をあきらめないでください。窓口は住所地のハローワークです。

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編集・監修: (中小企業診断士)

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本記事は公表資料の確認結果を整理したものです。新制度の決定を示すものではないため、最新の一次情報をご確認ください。