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保険医療機関・訪問看護ステーション・保険薬局・歯科診療所
令和8年6月の診療報酬改定でベースアップ評価料が大幅拡充。外来Ⅰ初診23点・再診6点(継続実績あり)、訪問看護Ⅰ継続1,830円/回に改定。賃金改善計画書の届出時提出が廃止となり事後実績報告型へ移行。届出は管轄地方厚生局へExcelをメール送付するだけ。本記事では届出方法・必要書類・差し戻し防止5事例・都道府県補助金との組み合わせ活用法を完全解説します。

ベースアップ評価料は、医療機関・訪問看護ステーション・保険薬局で働く職員の賃金(基本給等)を継続的に引き上げるための診療報酬上の加算制度です。令和6年6月に初導入され、令和8年6月の診療報酬改定でさらに大幅に拡充されました。
従来の単発補助金とは異なり、保険診療を通じて毎月の診療報酬請求に自動上乗せされる仕組みです。一度届出を行えば継続的に加算されるため、単年度補助金よりも安定した賃上げ財源となります。

令和8年度の賃上げ目標は、看護職員等で年3.2%、看護補助者・事務職員で年5.7%。令和9年6月からさらに同率引き上げを予定しており、段階的に賃金水準を向上させる設計です。

令和8年度改定での主な3つの変更点を解説します。

特に③の変更は大きく、「入口は簡単になったが、実施内容の正確な記録と報告が従来以上に重要になった」制度設計です。計画書提出廃止を「手を抜ける」と誤解すると実績報告で差し戻しのリスクがあります。
対象者・対象事業
対象地域(全国)
詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。

外来中心のクリニック向けに、令和8年6月改定後の年間追加収入を概算します(継続実績あり・外来Ⅰ適用の場合)。
※継続実績ありの外来Ⅰ:再診6点(60円)・初診23点(230円)で試算。実際の収入は算定区分・稼働率により異なります。令和9年6月以降は点数引き上げが予定されています。



令和8年度の重要変更:届出時の「賃金改善計画書」提出は廃止されました。ただし内部管理書類として計画書を作成・保管することを強く推奨します(実績報告時の根拠資料となります)。
令和8年度の次の主要期限は令和8年10月31日(中間報告締切)です。中間報告の未提出は翌年度の算定停止につながる落とし穴となります。


| 評価料の種類 | 令和8年6月〜(継続実績あり) | 令和9年6月〜(予定) | 主な対象施設 |
|---|---|---|---|
| 外来・在宅ベースアップ評価料Ⅰ 初診 | 23点(230円) | 段階的引き上げ予定 | 診療所・クリニック(無床) |
| 外来・在宅ベースアップ評価料Ⅰ 再診 | 6点(60円) | 段階的引き上げ予定 | 診療所・クリニック(無床) |
| 訪問看護ベースアップ評価料Ⅰ(継続) | 1,830円/回 | 2,880円/回 | 訪問看護ステーション |
| 入院ベースアップ評価料 | 病床数・稼働率に応じて計算 | 段階的引き上げ予定 | 病院・有床診療所 |
| 調剤ベースアップ評価料 | 処方箋枚数に応じて加算 | 段階的引き上げ予定 | 保険薬局 |

令和8年5月までは各都道府県の「医療機関向け賃上げ・物価高騰支援補助金」で即時対応し、6月以降はベースアップ評価料で恒常的に維持・拡充するという二段階設計が国の方針です。都道府県補助金とベースアップ評価料は重複受給できる場合があります。
ベースアップ評価料の届出と並行して、自院が所在する都道府県の補助金を必ず確認してください。
対象・申請情報まとめ
詳細条件は公募要領で確認してください。
この補助金のポイント
| 公募期間 | 随時受付(実績報告:毎年3月末) 常時受付 / 要確認 |
|---|---|
| 実施機関 | 厚生労働省・地方厚生局 |
| 主要スケジュール |
|
| 公募要領 |
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編集: 補助金図鑑 編集部
中小企業診断士・社会保険労務士 監修体制
本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。