下水道接続工事補助金【2026年】最大50万円と3年ルール
この制度の基本情報
この記事は制度の解説です。申請の受付はこのページからはできません。
- 対象
公共下水道の供用開始区域(処理区域)内にある既存建物で、くみ取便所または浄化槽を廃止して公共下水道へ接続する工事を行う個人。
新築は対象外とする自治体が一般的で、法人を対象外とする自治体もある。
生活保護世帯・市民税非課税世帯・後期高齢者医療被保険者のみの世帯には上乗せや別枠を設ける自治体がある。
- 手続き
確認主体:各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など)
- 受付の状況
制度の解説(申請の受付はありません)
確認日と一次情報をご確認ください
制度の基礎データ 公募期間・実施機関・申請方法・根拠資料 — 対象と金額は上の「この制度の基本情報」を参照
公共下水道の供用開始区域(処理区域)内にある既存建物で、くみ取便所または浄化槽を廃止して…
- 対象地域
- 三重県 ほか8県
- 対象者
- 公共下水道の供用開始区域(処理区域)内にある既存建物で、…
- 確認した過去制度の金額
- —
- 提出時期
- 提出先:各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など)
- 確認主体
- 各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など)
- 情報の確認方法
- 一次情報・公式発表を確認
- 必要書類
- 自治体により異なるが、交付申請書、工事見積書の写し(…
- 確認主体:各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など)
詳細解説
本記事にはプロモーションを含みます。
「家の前の道路まで下水道が来たので接続してください」という通知が届いたものの、見積もりが数十万円になると分かって手が止まる——下水道の接続工事は、そうした相談が最も多い工事のひとつです。ただし前提として、「下水道接続工事補助金」という全国共通の制度は国にありません。実際に存在するのは、市区町村が条例・要綱で個別に用意した(1)助成金・補助金、(2)奨励金、(3)無利子貸付(融資あっせん)、(4)利子補給の4種類で、名称も「水洗便所改造助成金」「水洗化等排水設備設置工事費補助金」「水洗便所改造資金融資あっせん」とばらばらです。隣の市とまったく条件が違うため、他人の体験談はほぼ役に立ちません。この記事は2026年8月14日に自治体10件の公式ページと下水道法の条文を直接確認し、金額・逓減の刻み・期限の切れ方を実額で並べ直したものです。前の版に掲載していた石巻市と隠岐の島町の金額は、今回の実査で誤りが判明したため根拠を示して訂正しています。
- 50万円の正体:50万円は一般世帯向けの上限ではありません。四日市市の生活保護世帯向け(接続工事費全額・50万円限度)、横浜市の特別助成金第1種(生活保護世帯・50万円以内)、直方市のポンプ施設設置(50万円)という3つの特別枠で確認できた金額です。
- 一般世帯の実額:戸建て一般世帯の補助は数千円〜9万円台が中心です。直方市が供用開始1年以内で9万円、加古川市がくみ取り便槽1か所5万円、枚方市が1年以内13,000円と、同じ「1年以内」でも約7倍の差があります。
- 3年ルールの正体:下水道法第11条の3が、くみ取便所は処理開始の公示日から3年以内に水洗便所へ改造することを義務づけています。多くの自治体の補助はこの3年に合わせて設計され、1年以内・2年以内・3年以内で段階的に減額されます。
- 補助金がない自治体でも:石巻市は補助金ではなく無利子融資あっせん(1戸100万円以内・工事費全額)です。四日市市も一般世帯は融資100万円以内+利子助成。「補助金がない=支援がない」ではありません。
- 終わる制度もある:大月市は補助率2分の1・上限10万円の制度を令和8年度までとし、「令和9年度以降は実施しません」と明記しています。制度の終了予告は各自治体のページにしか出ません。
下水道の接続工事に補助金は出る?
出ます。ただし実施しているのは市区町村で、金額は同じ「接続工事」でも13,000円から50万円まで38倍の開きがあります。2026年8月14日時点で公式ページを確認した10自治体のうち、返済不要の助成金・補助金を持っていたのは8自治体、無利子貸付のみだったのが1自治体(石巻市)、積立に対する補助という独自方式が1自治体(小城市)でした。
返済不要のお金か、返すお金かで先に分ける
下の表は、自治体名・制度の種類・実額・根拠となる公式ページを1行に並べたものです。金額の大小より先に「返さなくていいお金か、返すお金か」を見てください。同じ「支援あり」でも家計への効き方がまったく違います。
| 自治体 | 制度の種類 | 金額(原文の数値) | 根拠資料 |
|---|---|---|---|
| 四日市市(三重) | 補助金(生活保護世帯) | 接続工事費の全額・50万円を限度 | 四日市市上下水道局「公共下水道への接続(皆さんが行う水洗化工事)」(新しいタブで開きます) |
| 四日市市(三重) | 補助金(市民税非課税世帯) | 工事費の2分の1・くみ取便所25万円/単独浄化槽20万円/合併浄化槽12万円 | 四日市市上下水道局「公共下水道への接続(皆さんが行う水洗化工事)」(新しいタブで開きます) |
| 横浜市(神奈川) | 特別助成金 | 第1種(生活保護世帯)50万円以内/第2種(市県民税非課税世帯)105,000円以内 | 横浜市「水洗化工事について」(新しいタブで開きます) |
| 直方市(福岡) | 補助金(戸建て) | 1年以内9万円/1年超2年以内6万円/2年超3年以内3万円。ポンプ施設設置は50万円 | 直方市「水洗化等排水設備設置工事費補助金」(新しいタブで開きます) |
| 加古川市(兵庫) | 助成金 | くみ取便槽1か所50,000円(1か所増すごとに30,000円加算)/浄化槽10人槽以下25,000円・11〜50人槽50,000円・51人槽以上75,000円 | 加古川市上下水道局「水洗化等助成金制度」(新しいタブで開きます) |
| 京都市 | 特別助成(所得・年齢要件あり) | くみ取便所からの改造384,000円以内/浄化槽からの接続替220,500円以内 | 京都市上下水道局「水洗化工事に関する助成制度」(新しいタブで開きます) |
| 枚方市(大阪) | 補助金(工事費の9割) | くみ取便所・一戸建てで1年以内13,000円/1年超3年以内10,000円(大便器追加1個ごとに加算) | 枚方市「下水道排水設備改造工事助成制度」(新しいタブで開きます) |
| 北九州市(福岡) | 助成金 | 貸付金を使わない場合1世帯1設備につき2万円/貸付金と併用する場合4千円 | 北九州市上下水道局「水洗便所改造、排水設備の設置等への助成・貸付」(新しいタブで開きます) |
| 大月市(山梨) | 補助金(工事費の2分の1) | 最高限度額10万円。あわせて下水道使用料を最初の請求月から12か月間全額免除 | 大月市「公共下水道への接続者に対する支援制度の拡充について」(新しいタブで開きます) |
| 石巻市(宮城) | 無利子融資あっせんのみ | 1戸あたり100万円の範囲内で工事費の全額。利子は市が負担 | 石巻市「水洗便所等改造資金融資あっせん制度について」(新しいタブで開きます) |
| 小城市(佐賀) | 積立金補助+利子補給 | 積立額の2%(上限100万円、トイレ2か所以上は150万円)/融資限度額40万円の利子を1年以内100%・2年以内80%・3年以内50%補給 | 小城市「排水設備工事にかかる補助金と融資制度」(新しいタブで開きます) |
前の版の記載を訂正しました
本記事の旧版では「石巻市 最大20万円(3年以内は20万円、それ以降は10万円)」「隠岐の島町 上限30万円」と記載していました。今回2026年8月14日に石巻市の公式ページを確認したところ、同市の水洗便所等改造に関する制度は無利子の融資あっせん(1戸100万円以内)であり、返済不要の補助金は確認できませんでした。隠岐の島町として引用していたURLは現在404となり内容を確認できないため、当該行を削除しました。金額の根拠が確認できなくなった記載は残さない方針です。
浄化槽そのものの設置・入れ替えに使える補助金は、下水道の接続とは別枠で全国に存在します。下水道の計画区域外にお住まいなら浄化槽補助金の全国事情と自治体別の上限額をまとめた記事が先に読むべき内容です。宅地内の給水管側で似た構造の助成を探しているなら鉛製給水管取替工事助成金の全国自治体一覧も同じ「水道インフラ×自治体単位」の制度です。

いくらもらえる?金額は何で決まる?
金額を決めるのは「工事費」ではなく、多くの自治体で「供用開始から何年目に工事を終えたか」と「廃止する設備の種類」です。直方市の戸建ては1年以内9万円・2年以内6万円・3年以内3万円と、1年遅れるごとに3万円ずつ機械的に減ります。加古川市は経過年数ではなく、くみ取便槽か浄化槽か、浄化槽なら何人槽かで金額が決まります。
経過年数で補助額がどう動くかを実額で確かめる
この構造は「早く接続した人ほど得をする」というインセンティブ設計そのものです。次の計算機は、実際に公式ページで確認できた4自治体の実額を、経過年数の組み合わせで引き当てるものです。自分の市がここに無くても、自治体の設計パターンは概ねこの4型のどれかなので、要綱を読むときの当たりをつけられます。
「工事費の9割」でも受取額が1万円台になる理由
枚方市は補助率を「工事費の9割」と定めていますが、同時に1戸あたり13,000円(1年超3年以内は10,000円)という定額の上限を置いています。補助率と上限額は掛け算ではなく、低いほうが採用されます。60万円の工事なら9割は54万円ですが、実際に交付されるのは13,000円です。要綱を読むときは補助率の数字ではなく、必ず限度額の行を先に探してください。
工事と同時に住宅全体の改修を考えている場合、接続工事の補助は住宅リフォーム系の補助と申請先も財源も別です。市の建築住宅課が窓口になる制度は住宅リフォーム補助金2026の国・自治体まとめに整理してあります。個別自治体の例では川口市住宅リフォーム補助金(後期分は最大10万円)や立川市リフォーム補助金(断熱5万円+耐震100万円)、筑後市住宅小規模改修補助金(上限10万円)のように、少額でも併願しやすい枠が各地にあります。
なぜ「3年以内」がどの自治体でも出てくる?
自治体が示し合わせているわけではなく、下水道法第11条の3が根拠です。同条は、処理区域内でくみ取便所が設けられている建築物の所有者は、処理を開始すべき日として公示された日から3年以内に、汚水管を公共下水道に連結した水洗便所へ改造しなければならないと定めています。補助制度はこの法定期限に合わせて設計されているため、3年という数字が全国で共通して現れます。
くみ取便所と浄化槽では期限の書かれ方が違う
見落とされやすいのが、くみ取便所と浄化槽で法律上の扱いが違う点です。3年という明文の期限があるのはくみ取便所のほうで、浄化槽からの切替は下水道法第10条第1項の「遅滞なく」という義務に位置づけられます。それでも補助制度の側は両方に3年の期限を課していることが多く、法律の義務と補助の要件を混同すると期限を読み違えます。
確認対象・制度の位置づけ
対象地域(三重県 ほか8県)
- 目的
- 住宅・住まい
- 対象地域
- 三重県 ほか8県
- 対象者
- 公共下水道の供用開始区域(処理区域)内にある既存建物で、くみ取便所または浄化槽を廃止して公共下水道へ接続する工事を行う個人。新築は対象外とする自治体が一般的で、法人を対象外とする自治体もある。生活保護世帯・市民税非課税世帯・後期高齢者医療被保険者のみの世帯には上乗せや別枠を設ける自治体がある。
- 確認した過去制度の金額
- —
対象年度と制度の状態は一次情報をご確認ください。
| 現在の設備 | 法律上の義務 | 期限の書かれ方 | 補助制度での扱い(例) | 根拠資料 |
|---|---|---|---|---|
| くみ取便所 | 水洗便所へ改造する義務 | 処理を開始すべき日の公示から3年以内(明文) | 加古川市は3年以内に廃止して接続することを助成要件とする | 下水道法第11条の3(e-Gov法令検索)(新しいタブで開きます)/加古川市上下水道局(新しいタブで開きます) |
| 浄化槽(単独・合併) | 排水設備を設置して公共下水道へ流す義務 | 遅滞なく(年数の明文なし) | 加古川市・四日市市とも浄化槽廃止にも3年以内の要件を課している | 下水道法第10条第1項(e-Gov法令検索)(新しいタブで開きます)/加古川市(新しいタブで開きます)・四日市市(新しいタブで開きます)公式ページ |
| すでに水洗(合併処理浄化槽で放流) | 同上(排水設備の設置義務) | 遅滞なく | 浄化槽の人槽規模で助成額が変わる自治体がある(加古川市は51人槽以上75,000円) | 加古川市上下水道局「水洗化等助成金制度」(新しいタブで開きます) |
うちは浄化槽なので、くみ取りの3年ルールは関係ないと思っていました。急がなくても大丈夫でしょうか。
法律の条文としてはそのとおりで、3年の明文があるのはくみ取便所です。ただし補助金を出す側の要件は別で、加古川市は「供用開始から3年以内にくみ取り便所または浄化槽を廃止して下水道に接続する個人」と書いており、浄化槽にも3年を課しています。四日市市の非課税世帯向け補助も供用開始から3年以内が条件です。法律で急かされていなくても、お金の面では急いだほうが有利という構図は同じです。

3年を過ぎたら、もう1円も出ない?
自治体によって答えが割れます。枚方市・加古川市・直方市はいずれも3年を過ぎると補助の対象外ですが、大月市は逆に令和2年度の改正で「3年以内」という経過年数要件そのものを撤廃しました。つまり大月市では、何年前に供用開始した区域でも工事費の2分の1・上限10万円が受けられます。「うちはもう3年過ぎた」で調べるのをやめると、この種の自治体を取りこぼします。
期限より先に「制度そのものの終了」を確認する
大月市は補助金と使用料免除の両方について、対象を令和8年度までとし「令和9年度以降は実施しません」と公式に予告しています。京都市も水洗便所設置奨励金を令和7年3月末で廃止しました。3年の残り年数より、制度の終了年度のほうが先に来ることがあるという点に注意してください。
3年を過ぎる前に満たしておく共通要件
次のチェックは、返済不要の補助金を受けるために多くの自治体が共通して置いている条件です。ひとつでも欠けると交付されない設計が一般的なため、全項目を満たすかどうかで判定します。
3年を過ぎて補助金の対象外になった場合でも、石巻市のように経過年数の要件を明記していない無利子貸付が残っていることがあります。同市の融資あっせんは1戸あたり100万円の範囲内で工事費の全額を対象とし、利子は市が負担します。補助金の窓口で断られたら、必ず同じ課で貸付制度の有無まで聞いてください。
工事費の自己負担はいくら残る?
実際に手元から出る金額は「見積額 −(補助率と限度額のうち低いほう)」で決まります。補助率だけを見て安心すると、限度額に頭を押さえられて想定外の自己負担が残ります。次の計算機は、業者から出た見積額と、自治体の要綱に書かれた補助率・限度額の3つを入れるだけで、その2段構えを反映した負担額を出します。
この計算で分かるのは、補助金は工事費の大半を消してはくれないという現実です。枚方市型(補助率9割・限度額13,000円)では60万円の工事に対して自己負担が587,000円残ります。だからこそ、補助金を探すのと同じ熱量で見積額そのものを下げにいく価値があります。
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補助金で減るのは数万円。数十万円動かせるのは見積もりのほう
向いている人:接続工事と同時にトイレ本体・洗面所・浴室まで新しくする予定の人。この部分は補助対象外になりやすく、金額の幅が最も大きく出ます
向かない人:宅地内の排水設備工事だけを最小構成で済ませる人。その場合は自治体の排水設備工事指定店リストから直接3社に当たるほうが早く進みます
- 複数のリフォーム会社の見積もりを無料で比較でき、相見積もりの手間を1回の入力にまとめられる
- 補助対象外になりやすい内装・住宅設備の部分こそ、会社ごとの単価差が出やすい領域
- 排水設備工事そのものは自治体指定店に限られるため、見積もりは「指定店の工事分」と「改修分」を分けて比べるのが前提
補助金がない自治体は損をしている?
そうとは限りません。返済不要の補助金は数万円でも、無利子貸付なら工事費の全額を月々に分けられます。石巻市の融資あっせんは1戸100万円以内で工事費の全額、償還は金額に応じて18回から60回。四日市市も融資100万円以内・返済期間60か月で、利子分は市が年2回負担します。手元資金が無いために接続を先送りしている家庭にとっては、5万円の補助金より100万円の無利子貸付のほうが実際に工事を動かせます。
補助金・無利子貸付・利子補給・積立補助・使用料免除の5型
| 支援の型 | 実例 | 受け取り方 | 効く場面 | 根拠資料 |
|---|---|---|---|---|
| 返済不要の補助金 | 直方市 戸建て1年以内9万円 | 工事完了・検査後に振込(後払い) | 自己資金があり、早期に着工できる場合 | 直方市「水洗化等排水設備設置工事費補助金」(新しいタブで開きます) |
| 無利子貸付(融資あっせん) | 石巻市 1戸100万円以内・工事費全額/横浜市 くみ取便所改造50万円以内・36か月返済 | あっせんされた金融機関から借入、分割返済 | 手元資金が不足していて着工できない場合 | 石巻市「融資あっせん制度」(新しいタブで開きます)/横浜市「水洗化工事について」(新しいタブで開きます) |
| 利子補給 | 小城市 融資限度額40万円の利子を1年以内100%・2年以内80%・3年以内50%補給 | 借入は自分で行い、利子相当を市が補助 | 借入は避けられないが利息負担を消したい場合 | 小城市「排水設備工事にかかる補助金と融資制度」(新しいタブで開きます) |
| 積立に対する補助 | 小城市 積立額の2%(上限100万円・トイレ2か所以上は150万円) | 1年以上の積立継続が条件 | 供用開始の予定が事前に分かっている場合 | 小城市「排水設備工事にかかる補助金と融資制度」(新しいタブで開きます) |
| 使用料の免除 | 大月市 最初の請求月から12か月間全額免除 | 接続後の下水道使用料が減る | 工事費だけでなくランニングコストも抑えたい場合 | 大月市「支援制度の拡充について」(新しいタブで開きます) |
市のサイトを見ても「補助金」という言葉が見つかりません。うちの市には何もないということでしょうか。
検索語を変えてください。この分野の制度名は「補助金」ではなく「水洗便所改造」「水洗化」「排水設備」「融資あっせん」という語で立っていることが多く、北九州市は「助成・貸付」、小城市は「宅内改造積立金補助金」「利子補給金」という名前です。市のサイト内検索で「水洗化」と入れるのが最短で、それでも出なければ下水道担当課へ電話で「改造資金の制度はありますか」と聞くのが確実です。お住まいの地域の制度をまとめて見たい場合は補助金診断で条件から絞り込む方法も使えます。

申請の順番を間違えるとどうなる?
交付決定通知の前に着工すると、要件をすべて満たしていても交付されません。これは自治体ごとの運用ではなく、補助金の設計として共通しています。工事が終わってから「補助金があると知った」というケースは救済されません。
- 市区町村の下水道担当課で、制度名・限度額・経過年数要件・今年度の受付状況を確認する。この時点で融資あっせんや利子補給の有無もあわせて聞く。
- 自治体が公表している排水設備工事指定店(指定工事店)のリストを入手し、3社程度に現地調査と見積もりを依頼する。指定店以外の施工は対象外になる。
- 市税・下水道事業受益者負担金・下水道使用料の滞納がないかを確認する。わずかな未納でも要件を落とす自治体がある。
- 着工前に交付申請書を提出する。融資あっせんを併用する場合は連帯保証人が必要な自治体(石巻市・四日市市)があるため、この段階で手配する。
- 交付決定通知書を受け取ってから着工する。工事中の写真は後から撮り直せないため、指定店に記録を依頼しておく。
- 工事完了後に自治体の完了検査を受け、実績報告を提出する。検査合格後に指定口座へ振り込まれる(後払い)。
申請期限が「工事完了後」にも設定されていることがある
大月市は補助金の申請期限を「工事完了検査後3カ月以内」と定めています。着工前の交付申請だけでなく、完了後の実績報告にも独自の期限がある自治体があるということです。工事が終わって気が緩んだところで期限を落とすのが最ももったいない失敗なので、交付決定通知を受け取った時点で完了後の提出期限も控えておいてください。
一緒に確認しておきたい住まいの支援制度は?
下水道の接続工事は、単独で行うより住宅の他の改修とタイミングを合わせたほうが総コストが下がることが多い工事です。財源も窓口も別なので、同じ年度に複数申請しても問題ありません。次のカードは、接続工事と組み合わせて検討されることが多い制度です。
木造住宅の耐震改修補助金2026配管工事で床下を開けるタイミングと相性がよい
住宅省エネ2026キャンペーン給湯器・浴室まわりを同時に更新する場合の国の枠
空き家解体・改修補助金2026相続した家を接続してから活用する場合の選択肢
住宅ローン控除2026大規模改修とあわせる場合の税制側の効き方
厚岸町のエコリフォーム補助金町単位で最大100万円という自治体独自枠の例
自治体単位でどんな制度が並んでいるかを俯瞰したい場合は氷見市の補助金・助成金一覧のような自治体まとめ記事が参考になります。空き家を取得して接続工事から始める人は日向市の空き家補助金(改修は終了・登記と家財は各10万円)のように、枠ごとに終了時期が違う点に注意してください。宅地内の工作物まで手を入れるなら浜松市ブロック塀撤去・改善補助金(最大45万円・通年受付)や八千代市木造住宅耐震改修費補助(令和8年度最大130万円)のように、同じ敷地内で使える制度が別にあります。

読者から多い疑問への回答
Q1.賃貸に住んでいます。自分で申請できますか。
自治体によります。直方市は交付対象を「建物所有者またはその同意を得た使用者」と定めており、所有者の同意があれば使用者でも申請できます。石巻市の融資あっせんも「処理区域内に住宅を所有または占有する個人」が対象です。一方で枚方市は「個人所有の建物に限る」、加古川市は新築・法人・滞納者を対象外と明記しています。貸付は扱いが別で、石巻市は貸家・アパートについて「戸数×100万円または工事費のいずれか低い額」を融資限度としており、複数戸をまとめて工事する前提の設計です。まず大家に工事の同意を取り、そのうえで自治体に使用者名義で申請できるかを確認する順序が確実です。
Q2.工事はどこに頼めばよいですか。指定工事店とは何ですか。
宅地内の排水設備工事は、自治体が指定した「排水設備工事指定店(指定工事店)」でなければ施工できず、指定店以外に頼むと補助金の対象外になります。指定店の一覧は各自治体が公表しているので、まずそのリストを入手してください。直方市はさらに「指定工事店かつ市内に事業所がある事業者による施工」を交付要件にしており、指定店であればどこでもよいとは限りません。工事内容が同じでも見積額には差が出るため3社程度に現地調査を依頼し、あわせて補助金の申請書類を指定店が代行してくれるかも確認しておくと手戻りが減ります。
Q3.生活保護世帯・非課税世帯だと金額が変わりますか。
大きく変わります。四日市市は生活保護世帯に対して接続工事費の全額(50万円を限度)、市民税非課税世帯には工事費の2分の1でくみ取便所25万円・単独浄化槽20万円・合併浄化槽12万円を上限としています。横浜市の特別助成金も第1種(生活保護世帯)50万円以内、第2種(市県民税非課税世帯)105,000円以内です。加古川市は後期高齢者医療被保険者のみの世帯に10,000円を加算します。世帯の状況によって桁が変わるため、一般枠の金額だけを見て諦めないでください。
世帯の状況や地域から、いま申請できる制度をまとめて絞り込みたい場合は診断から入るのが早道です。
出典
- 四日市市上下水道局|公共下水道への接続(皆さんが行う水洗化工事)(新しいタブで開きます)
- 横浜市|水洗化工事について(新しいタブで開きます)
- 直方市|水洗化等排水設備設置工事費補助金(新しいタブで開きます)
- 加古川市上下水道局|水洗化等助成金制度(新しいタブで開きます)
- 京都市上下水道局|水洗化工事に関する助成制度(新しいタブで開きます)
- 枚方市|下水道排水設備改造工事助成制度(新しいタブで開きます)
- 北九州市上下水道局|水洗便所改造、排水設備の設置等への助成・貸付の制度があります(新しいタブで開きます)
- 大月市|公共下水道への接続者に対する支援制度の拡充について(新しいタブで開きます)
- 石巻市|水洗便所等改造資金融資あっせん制度について(新しいタブで開きます)
- 小城市|排水設備工事にかかる補助金と融資制度(新しいタブで開きます)
- e-Gov法令検索|下水道法(昭和三十三年法律第七十九号)第10条・第11条の3(新しいタブで開きます)
- 国土交通省|下水道への接続(水洗化)の促進(新しいタブで開きます)
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※ 提出先は各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など)です。最新の受付方法は公式資料でご確認ください。
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過去制度と現在の状態を分けて確認してください。
- 対象地域
- 三重県 ほか8県
- 対象者
- 公共下水道の供用開始区域(処理区域)内にある…
- 確認した過去制度の金額
- —
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- 必要書類
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- 確認主体:各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など)
この補助金のポイント
- 確認主体:各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など)
| 対象となる書類 | 既設のくみ取便所または浄化槽の廃止・撤去に要する費用、宅地内の排水設備(汚水管・排水ます)の設置工事… 詳細を見る › |
|---|---|
| 提出時期 | 提出先:各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など) |
| 確認主体 | 各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など) |
| 必要書類 | 自治体により異なるが、交付申請書、工事見積書の写し(内訳がわかるもの)、排水設備… 詳細を見る › |
この記事の要点
- 確認主体:各市区町村の下水道担当課(上下水道局・下水道課・下水道管理課など)
編集・監修: 中澤圭志(中小企業診断士)
一次情報を確認する編集体制(編集方針・検証方法 | 掲載情報について連絡する)
本記事は公表資料の確認結果を整理したものです。新制度の決定を示すものではないため、最新の一次情報をご確認ください。




