さいたま市EV補助金はいくら?国・県との合計額と併用可否

募集中 EV・脱炭素

まず確認すること

対象

さいたま市民の個人、または市内に事務所・事業所を持つ法人・個人事業主で、新車のEV・FCV・V2H充放電機器を導入する者(PHEV・中古車は対象外)

本文で確認

もらえる額

最大50万円

定額補助。電気自動車(普通車)5万円/台・電気自動車(軽自動車・小型車)3万円/台・燃料電池自動車(FCV)50万円/台・V2H充放電機器10万円/台。国のCEV補助金(普通EV上限最大130万円・2025年12月改定、2026年1月以降登録分から適用)と併用可能。PHEV(プラグインハイブリッド車)・中古車は市・国どちらの補助金も対象外

上限額は補助の上限で、実際の受給額とは異なります。

補助率とは

本文で確認

手続き

申請方法:オンライン・郵送併用

実施機関:さいたま市 環境局環境共生部ゼロカーボン推進戦略課

本文で確認

受付の状況

募集中

2027年3月19日(金) 締切

出典:公募要領(公式) (新しいタブで開きます)

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補助金の基礎データ 公募期間・実施機関・申請方法・公募要領 — 対象と金額は上の「まず確認すること」を参照

さいたま市民の個人、または市内に事務所・事業所を持つ法人・個人事業主で、新車のEV・FC…

対象地域
埼玉県
対象者
さいたま市民の個人、または市内に事務所・事業所を持つ法人…
補助上限
最大50万円
補助率・給付条件 補助率とは
定額補助。電気自動車(普通車)5万円/台・電気自動車(軽自動車・小型車)3万円/台・燃料電池自動車(FCV)50万円/台・V2H充放電機器10万円/台。国のCEV補助金(普通EV上限最大130万円・2025年12月改定、2026年1月以降登録分から適用)と併用可能。PHEV(プラグインハイブリッド車)・中古車は市・国どちらの補助金も対象外
公募期間
令和8年6月1日(月)〜令和9年3月19日(金)
実施機関
さいたま市 環境局環境共生部ゼロカーボン推進戦略課
申請方法
オンライン・郵送併用
必要書類
【EV・FCV、交付申請と実績報告を同時提出】補助対…

詳細解説

本記事にはプロモーションを含みます。

さいたま市民、または市内に事業所を持つ事業者が新車のEV・FCVを購入すると、市独自の「電気自動車等普及促進対策補助金」を使える。市単独では普通EV5万円にとどまるが、国のCEV補助金(2025年12月改定)と併用すれば合計最大135万円前後になる。ただし対象は新車のEV・FCVのみで、PHEV(プラグインハイブリッド車)と中古車はどちらの補助金でも対象外だ。埼玉県の補助金は2025年12月に受付終了しており、今は「国+市」の2階建てが実質ルートになっている。さいたま市の予算はすでに約6割消化されており、国のCEV補助金も2026年12月上旬〜下旬ごろに受付終了が見込まれるため、検討しているなら早めの申請が前提になる。

結論を先に

  1. 普通EVは市5万円+国最大130万円で合計最大135万円前後
  2. 埼玉県の補助金は終了済み。今使えるのは国+市の組み合わせのみ
  3. 受付は令和9年3月19日までだが、予算2,110万円は9月14日時点で約6割執行済み(残額約844万円)。このペースだと11月下旬〜12月上旬に上限到達の見込み
  4. EV・FCVは購入・登録を済ませてから交付申請と実績報告を同時提出する(先に交付決定を待つのはV2H充放電機器だけ)
  5. PHEV(プラグインハイブリッド車)と中古車は市の補助金・国のCEV補助金どちらも対象外

対象か迷ったら無料の補助金診断で確認できる。

さいたま市EV補助金はいくら?国・県・市を合計した総額の目安

「埼玉県電気自動車 補助金 いくら」という検索が多いとおり、まず知りたいのは総額だろう。さいたま市の補助金は単体では小さく見えるが、国のCEV補助金【令和8年度】の申請ガイドと組み合わせると、車種によって支援額が大きく変わる。下表は市の補助金と国のCEV補助金(2026年1月改定後の上限額)を車両区分ごとに合算した目安だ。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
車両区分さいたま市補助金国CEV補助金(上限目安)合計上限の目安根拠資料
普通EV5万円最大130万円(2026年1月改定)最大135万円程度さいたま市公式(新しいタブで開きます)・次世代自動車振興センター(銘柄別補助額一覧PDF)(新しいタブで開きます)
軽EV・小型EV3万円最大58万円(据え置き)最大61万円程度同上
FCV(燃料電池自動車)50万円最大150万円(令和8年4月以降登録分)最大200万円程度同上
V2H充放電機器10万円車両とは別枠(充電設備の国補助は別制度)―さいたま市公式(新しいタブで開きます)

上限額はあくまで目安・国の受付にも終了見込みがある

国のCEV補助金は車種ごとのメーカー評価点数によって実際の交付額が変わり、上限130万円(普通EV)を下回る車種も多い。契約前にCEV補助金【令和8年度】の申請ガイドで自分が検討している車種の金額を確認してほしい。さらに国のCEV補助金(令和7年度補正)は先着順で、次世代自動車振興センターが2026年9月4日に「申請受付終了見込みは令和8年12月上旬〜12月下旬目処」と公表している。市の補助金とあわせて使うつもりなら、両方とも早めの申請が前提になる。

最大135万円普通EV(市+国 合計目安)
最大61万円軽EV(市+国 合計目安)
最大200万円FCV(市+国 合計目安)
さいたま市EV補助金はいくら?国・県・市を合計した総額の目安を整理した図解
市の補助金と国のCEV補助金を合算した場合の実質負担額の目安(概算・出典:さいたま市公式サイト・次世代自動車振興センター)

市の補助金(最大5万円)と国のCEV補助金を合わせても、車両価格全体から見れば自己負担はまだ大きい。頭金や支払い方法に不安がある場合は、購入以外の選択肢も比較しておくと安心だ。

補助金を使っても、残りの車両価格をまとまった頭金で用意するのは負担が大きい。月額定額のカーリースなら、初期費用を抑えてEVに乗り換えられる。

向いている人

  • 補助金を使っても頭金の準備が難しい
  • 毎月の支払いを一定額に固定したい
  • 国産・輸入車から幅広く車種を選びたい

向かない人

  • 車両を購入して資産として所有したい
  • 走行距離やカスタムの制約を避けたい

国産・輸入車 約300車種から選べ、月額1万円台・頭金0円から利用できる新車カーリース。補助金と組み合わせた場合の月々の負担感をシミュレーションできる。

月額料金をシミュレーションする(新しいタブで開きます)

国・県・市は併用できる?二重取りの可否を整理する

同じEVの購入に対して国・県・市の補助金を同時に使える「二重取り」ができるのかは、判断に迷いやすいポイントだ。結論から言うと、埼玉県の制度そのものが終了しているため、実質的な選択肢は「国+市」の組み合わせに絞られる。下表で3階層の併用可否を整理した。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
組み合わせ併用可否根拠資料
国のCEV補助金 × さいたま市補助金併用可(市公式ページが明記)さいたま市公式(新しいタブで開きます)
埼玉県補助金 × さいたま市補助金2026年8月時点で該当なし(県の制度が2025年12月に受付終了・令和8年度実施予定なし)埼玉県公式(新しいタブで開きます)
国のCEV補助金 × V2H充放電機器の市補助金併用可(車両とは別申請だが同時導入は可能)さいたま市公式(新しいタブで開きます)
問質問

県の補助金と市の補助金、両方もらえますか?

解解説

その組み合わせは選べません。埼玉県の補助金は公式ページに【終了】と表示され、令和8年度は実施されないと県が公表しています(終了日の明記はありません)。今使えるのは国のCEV補助金とさいたま市補助金の組み合わせで、こちらは市の公式ページで併用可能と明記されています。

埼玉県の補助金がどのような制度だったかは埼玉県EV補助金の記事で経緯をまとめた。事業者が使える全国規模の制度は地域交通(EV・バス)導入補助金の記事でも紹介している。

さいたま市公式サイトで併用条件を確かめる(新しいタブで開きます)

対象者と車両区分ごとの補助金額

ここからは、さいたま市の補助金そのものの対象者・金額を詳しく見ていく。受付中対象はさいたま市民の個人、または市内に事務所・事業所を持つ法人・個人事業主で、導入する車両は新車のEV(電気自動車)・FCV(燃料電池自動車)に限られる。PHEV(プラグインハイブリッド車)と中古車は対象外だ。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
項目内容根拠資料
制度名さいたま市電気自動車等普及促進対策補助金さいたま市公式(令和8年9月15日更新)(新しいタブで開きます)
電気自動車(普通車)1台につき5万円
電気自動車(軽自動車・小型車)1台につき3万円
燃料電池自動車(FCV)1台につき50万円
V2H充放電機器1台につき10万円
受付期間令和8年6月1日(月)〜令和9年3月19日(金)
所管さいたま市環境局環境共生部ゼロカーボン推進戦略課(048-829-1316)
対象外の車両PHEV(プラグインハイブリッド車)・中古車は対象外(新車のEV・FCVのみ)
初度登録日の要件自動車検査証の初度登録年月日が令和8年4月1日〜令和9年3月19日のもの(V2Hは事業完了日が同期間内)

対象者・対象事業

対象地域(埼玉県)

目的
EV・脱炭素
対象地域
埼玉県
対象者
さいたま市民の個人、または市内に事務所・事業所を持つ法人・個人事業主で、新車のEV・FCV・V2H充放電機器を導入する者(PHEV・中古車は対象外)
補助上限
最大50万円
申請の手間
2(5段階中2)

詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。

※上記はさいたま市分のみの概算。国のCEV補助金と併用する場合の合計目安は前章の表を参照してほしい。

埼玉県内の他の補助金もあわせて確認したい場合は埼玉県の補助金一覧から探せる。同じさいたま市が実施する電動アシスト自転車の購入補助金も、環境配慮型の移動手段として人気がある。EV以外の省エネ機器もあわせて検討したい場合は埼玉県内の省エネ家電補助金の自治体比較が参考になる。

対象者と車両区分ごとの補助金額を整理した図解

関連制度・後継制度

さいたま市EV補助金は単独でも使えるが、事業者向けや広域の制度と組み合わせることで、支援の幅をさらに広げられる場合がある。

予算はあと何%残っている?受付終了の実態

EV補助金でとくに見落とされやすいのが、期日前の受付終了リスクだ。さいたま市の令和8年度予算総額は2,110万円と、先着順で消化される制度としては大きくない。

2026年9月14日時点の執行状況

さいたま市公式ページの「執行率の推移」によると、予算総額2,110万円に対し執行率はすでに約60%、残額は約844万円(2026年9月14日時点)。6月1日の受付開始以降、10%刻みの消化に平均17〜18日かかっており(6/18に10%→7/6に20%→7/22に30%→8/10に40%→8/27に50%→9/14に60%)、同じペースが続けば11月下旬から12月上旬ごろに予算上限へ達する計算になる。締切日の令和9年3月19日より3か月以上早く受付終了する可能性がある。

約60%執行率(9月14日時点)
約844万円残額の目安
2,110万円令和8年度予算総額

さいたま市公式ページには、同日に複数の交付申請が集中し交付決定額の合計が予算額を超える場合は「くじ」による抽選で交付対象を決めると明記されている。単純な先着順ではなく、予算が尽きる直前は同日申請者間の抽選になる可能性がある点にも注意したい。

予算が読みより早く尽きる展開は珍しくない。埼玉県の補助金も予算上限に達する前に受付を終えており、県内のEV補助金は総じて早期終了の傾向がある。購入を決めた時点で、期日を待たず早めに動くのが安全策だ。

ゼロカーボン推進戦略課に残予算を電話で問い合わせる

V2H充放電機器とあわせて蓄電システムも検討するなら、三郷市の蓄電池補助金の仕組みも参考になる(自治体により内容は異なる)。

よくある質問

Q1.Q. さいたま市のEV補助金はいくらもらえますか?

A. 市の補助金だけなら普通EV5万円・軽自動車等EV3万円・FCV50万円・V2H充放電機器10万円だ。国のCEV補助金(令和8年4月1日以降登録分・普通EV上限130万円)と併用できるため、普通EVなら合計最大135万円前後、FCVなら最大200万円前後の支援になる場合がある(実際の交付額は車種のメーカー評価点数により変動する)。

Q2.Q. 国・県・市の補助金は二重取りできますか?

A. 埼玉県の補助金は公式ページに【終了】と表示され、令和8年度の実施予定はないと県が公表しているため、県との併用は選択肢にない(2026年8月25日更新の県公式ページで確認・終了日の明記はなし)。実質的に使えるのは国のCEV補助金とさいたま市補助金の組み合わせで、これはさいたま市公式ページが併用可能と明記している。

Q3.Q. さいたま市のEV補助金はいつまで申請できますか?

A. 制度上の受付期間は令和8年6月1日から令和9年3月19日までだが、予算総額2,110万円に対し2026年9月14日時点で約6割が執行済みだ(残額約844万円)。10%刻みの消化ペース(平均17〜18日)が続けば11月下旬〜12月上旬に予算上限へ達する見込みで、期日前でも受付終了となる。早めの申請をおすすめする。

Q4.Q. 車を先に購入してしまったら対象外になりますか?

A. いいえ。EV・FCVはむしろ逆で、先に購入・登録を済ませてから交付申請と実績報告書(様式第8号の1)を同時に提出する仕組みだ(交付要綱第12条)。購入後の請求書・領収書・自動車検査証記録事項の写しがないと申請できない。先に交付決定を待つ必要があるのはV2H充放電機器だけだ。

Q5.Q. さいたま市EV補助金の申請方法は電子申請だけですか?

A. いいえ。個人向け・事業者向けそれぞれの電子申請システムのほか、郵送、環境局窓口への持参でも申請できる(区役所では受付していない)。

Q6.Q. PHEVや中古車は対象になりますか?

A. いいえ、どちらも対象外だ。さいたま市公式ページに「プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)は本補助金の対象外です」「中古は対象外」と明記されている。対象は新車のEV・FCVのみで、自動車検査証の初度登録年月日が令和8年4月1日〜令和9年3月19日のものに限られる。

申請方法は?電子申請・郵送・窓口の流れ

さいたま市のEV補助金は、車両区分によって手続きの順序が逆になる。EV・FCVは購入・登録を終えてから交付申請と実績報告を同時に提出するのに対し、V2H充放電機器は先に交付決定を受けてから設置する。交付要綱第12条は「電気自動車等の実績報告については、交付申請と併せて行うこととする」と定めており、EV・FCVは購入後の請求書・領収書・車検証の写しがないと申請できない仕組みだ。順序を取り違えないよう、区分ごとに整理する。

EV・FCVの場合:購入・登録してから交付申請

  1. 車両の購入・契約・初度登録 — 自動車検査証の初度登録年月日が令和8年4月1日〜令和9年3月19日の範囲内になるよう、通常どおり車両を購入・登録する。中古車・PHEVは対象外。
  2. 必要書類の準備 — 補助対象経費に係る請求書の写し(車両本体価格・オプション費等の内訳が明確なもの)、支払い証拠書類の写し(領収書等)、自動車検査証記録事項の写しをそろえる。リース車両は自動車賃貸借契約書の写し、ローン購入は契約書の写しも必要。
  3. 交付申請書+実績報告書を同時提出 — 個人は電子申請システム(個人向け)(新しいタブで開きます)、事業者は電子申請システム(事業者向け)(新しいタブで開きます)のほか、郵送(〒330-9588 さいたま市浦和区常盤6-4-4 環境局環境共生部ゼロカーボン推進戦略課)または窓口持参(区役所では受付不可)で、交付申請書(様式第1号の1)と実績報告書(様式第8号の1)をまとめて提出する。受付期間は令和8年6月1日〜令和9年3月19日で、予算上限(2,110万円)に達し次第終了。同日申請が予算超過した場合はくじで決定する。
  4. 交付決定・額確定通知の受領 — 市が審査し、交付決定及び交付額確定通知書(様式第10号)を送付する。
  5. 補助金の振込 — 通知後、実績報告書に記載した口座へ補助金が振り込まれる。追加の書類提出は不要。

V2H充放電機器の場合:先に交付決定、そのあと設置

  1. 交付申請書の提出 — 契約書の写し・設置業者作成の見積書等を添えて、交付申請書(様式第1号の2)を電子申請・郵送・窓口のいずれかで提出する(受付期間は同じく令和8年6月1日〜令和9年3月19日)。
  2. 交付決定通知の受領 — 市の審査後、交付決定通知書(様式第3号)を受け取る。
  3. 設置工事の実施 — 事業完了日(領収書の領収日)が令和8年4月1日〜令和9年3月19日の範囲内になるよう設置工事を行う。
  4. 実績報告書の提出 — 実績報告書(様式第8号の2)に領収書の写し・設置状況がわかるカラー写真などを添え、交付決定日から令和9年3月26日までに提出する。
  5. 額確定通知・振込 — 市が審査し交付額確定通知書(様式第9号)を送付、補助金が振り込まれる。

制度共通のルールとして、電気自動車等の申請は年度につき個人1台・事業者は上限3台まで(V2Hも1基・事業者3基まで)。車両導入に要する経費のうち消費税・地方消費税は補助対象外で、支払いにクレジットカードやポイントカードを使いポイントが付与された場合は、そのポイント相当額も補助対象経費から差し引かれる。交付申請時にさいたま市への市税の滞納がある場合は申請自体が認められない(交付要綱第8条)。

問質問

V2H充放電機器を、交付決定の通知が来る前に設置工事を始めてしまいました。どうなりますか?

解解説

原則として対象外になる可能性があります。V2Hは交付決定を受けてから設置するのが要綱上のルールです。一方でEV・FCVは逆に、購入・登録を済ませてから交付申請と実績報告を同時に提出する仕組みなので、車を先に買っても問題ありません。区分によって順序が逆なので混同しないよう注意してください。

個人向け電子申請システムで交付申請を始める(新しいタブで開きます)

申請方法は?電子申請・郵送・窓口の流れを整理した図解

なぜさいたま市はEV補助金を実施しているのか

さいたま市電気自動車等普及促進対策補助金は、自動車の運行に由来する二酸化炭素排出量の削減と大気汚染の改善を目的に、市が独自予算で実施している制度だ。埼玉県の同種の補助金は公式ページに【終了】と明記され、令和8年度の実施予定がないと県が公式に発表している(経緯は前章の埼玉県EV補助金の記事で解説済み)。そのため現在は、国のCEV補助金と市町村独自の補助金を組み合わせる「2階建て」の支援ルートが実質的な標準になっている。

さいたま市はこの2階建てルートの1階部分にあたる制度を令和8年度も継続実施すると公表しており、住民登録地によって使える制度や金額が異なるため、引っ越しの予定がある場合は転居先の市町村の制度も事前に確認しておくと安心だ。

申請が不採択になる3つの落とし穴

市町村のEV補助金でとくに多い不採択・差し戻しパターンを3つ紹介する。いずれも「知っていれば防げる」失敗なので、申請前に確認しておいてほしい。埼玉県内の市町村が独自にEV補助金を実施しているが、多くの自治体が「事前申請・事前決定」「予算に達し次第終了」という共通の仕組みを採用しており、失敗のパターンにも共通点が多い。

1. 車両の初度登録日が対象期間から外れている

EV・FCVの補助対象になるのは、自動車検査証の初度登録年月日が令和8年4月1日〜令和9年3月19日の範囲内にある車両だけだ(V2Hは事業完了日が同期間内)。受付期間(令和8年6月1日〜)より前の令和8年4月・5月に登録した車両も対象に含まれる一方、令和9年3月20日以降に登録がずれ込むと対象外になる。人気車種は納車まで数か月かかることもあるため、登録日がいつになるか販売店に確認しておきたい。なお、年度につき申請できる台数は個人1台・事業者上限3台までと決まっている(交付要綱第6条)。

2. 予算上限への到達に気づかず出遅れる

前章で見たとおり、9月14日時点ですでに約6割の予算が執行済みだ。「まだ令和9年3月19日まで時間がある」と油断していると、実際には11月下旬〜12月上旬ごろに予算が尽きて受付終了となり、不採択どころか申請そのものができなくなる落とし穴がある。残予算は電話で確認できるため、購入を決めた時点で早めに問い合わせるのが対策になる。

3. 必要書類の不備で差し戻しになる

自動車検査証(車検証)記録事項の写しや領収書・費用内訳がわかる書類など、提出書類に不備があると審査が止まり、差し戻しの連絡を受けてから再提出することになる。とくにV2H充放電機器は契約書・見積書の記載内容と実際の設置工事の内容が一致しているかを審査担当者が細かく確認するため、書類の記載と実物にズレがないよう事前にすり合わせておくことが不採択を避ける最大のポイントになる。

用意しておく書類(チェックはこの端末にだけ保存されます)

申請が不採択になる3つの落とし穴を整理した図解

埼玉県内・全国の類似制度と比べるといくら違う?

さいたま市以外にも、埼玉県内の市町村や全国の事業者向けに次世代自動車関連の補助金が用意されている。地域や対象者によって上限額や条件が大きく異なるため、下表で確認してから申請先を選ぶとよい。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
制度名実施主体対象上限額の目安根拠資料
埼玉県EV補助金(後継ルート解説)埼玉県(受付終了)個人・法人後継は国130万円+市町村独自分埼玉県公式(新しいタブで開きます)
CEV補助金【令和8年度】国(次世代自動車振興センター)個人・法人普通EV最大130万円次世代自動車振興センター(銘柄別補助額一覧・R8.4.1以降登録分)(新しいタブで開きます)
三郷市の蓄電池補助金三郷市個人最大10万円(EV・PHEVも定額10万円)制度記事内で解説(前段で紹介済み)
次世代自動車・環境設備補助金全国(事業者向け)事業者最大700万円制度記事内で解説(前段で紹介済み)
Q7.Q. 事業者と個人では、使える制度は違いますか?

A. はい。個人が使える制度はさいたま市や三郷市のように数万円〜10万円程度の定額補助が中心だが、事業者向けの全国制度は補助率型(経費の一定割合を補助)で、社用車を複数台導入する場合や充電インフラを整備する場合には桁違いの支援が受けられることがある。まずは自分が個人か事業者かを整理したうえで、該当する制度を絞り込むのが効率的だ。

この制度の対象外だった方(中古車を検討している方など)は、三郷市省エネ家電補助金が終了した後の乗り換え先ガイドもあわせて検討するとよい。埼玉県内の他の補助金は埼玉県の補助金一覧からまとめて探せる。

交付決定後の流れ・受け取りまで

交付決定を受けたあとの流れは、EV・FCVとV2Hで異なる。

  1. EV・FCV: 通知後は振込を待つだけ — EV・FCVは交付申請と実績報告をすでに同時提出しているため、交付決定及び交付額確定通知書(様式第10号)を受け取ったあとは、実績報告書に記載した口座へ補助金が振り込まれるのを待つだけでよい。追加の書類提出は不要。
  2. V2H: 設置後に実績報告が必要 — V2Hは交付決定通知書(様式第3号)を受け取ってから設置工事を行い、領収書の写しや設置状況がわかるカラー写真などを添えた実績報告書(様式第8号の2)を令和9年3月26日までに提出する。市の審査後、交付額確定通知書(様式第9号)が届き、補助金が振り込まれる。
  3. 国のCEV補助金の申請状況を確認 — 市の補助金とは別手続きのため、次世代自動車振興センター(NeV)への申請状況もあわせて確認する。市の補助金だけ手続きを終えて国のCEV補助金の申請を忘れると、本来受け取れるはずだった上乗せ分を取りこぼすことになる。

さいたま市EV補助金は、国のCEV補助金と組み合わせることで実質的な負担額を大きく下げられる制度だ。一方で予算総額が2,110万円と限られており、9月14日時点ですでに約6割が執行済みという実態がある。まずは残予算を電話で確認したうえで、EV・FCVは購入・登録を済ませてから交付申請と実績報告を同時に、V2Hは交付決定を受けてから設置するという正しい順序で進めることが、補助金を受け取るための近道になる。制度全体を自分のケースに当てはめて判断したい場合は、無料の補助金診断で対象になりそうな制度を一括で確認できる。

出典・情報の更新について

最終更新:2026年9月16日

情報の確認日

本記事に記載した受付期間・補助額・予算執行状況(執行率約60%・残額約844万円)は、2026年9月16日時点でさいたま市公式ページ(9月15日更新)・埼玉県公式ページ・次世代自動車振興センター公式サイトにより確認している。制度の詳細や最新の予算消化状況は変更される可能性があるため、申請前には公式サイトまたは問い合わせ先で最新情報を確認してほしい。

提出方法を選ぶ

オンラインで申請できます。必要な電子証明書・アカウントは公式案内をご確認ください。

※ 制度の所管:さいたま市 環境局環境共生部ゼロカーボン推進戦略課。提出先(窓口)と最新の受付方法は公式資料でご確認ください。

補助金の概要

補助対象経費 新車の電気自動車(普通車・軽自動車・小型車)、燃料電池自動車、V2H充放電機器の購入・設置費用 詳細を見る ›
公募期間 令和8年6月1日(月)〜令和9年3月19日(金) 締切 2027年3月19日(金)
実施機関さいたま市 環境局環境共生部ゼロカーボン推進戦略課
主要スケジュール
  1. 申請期間令和8年6月1日(月)〜令和9年3月19日(金)
  2. 申請受付締切2027年3月19日
申請手順と注意点 ›
申請方法 オンライン・郵送併用 公式申請ページへ (新しいタブで開きます)
必要書類 【EV・FCV、交付申請と実績報告を同時提出】補助対象経費に係る請求書の写し(車… 詳細を見る ›
公募要領

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編集・監修: (中小企業診断士)

一次情報を確認する編集体制(編集方針・検証方法 | 掲載情報について連絡する)

公開日: 記事更新日: 出典: さいたま市 環境局環境共生部ゼロカーボン推進戦略課 (新しいタブで開きます)

本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。