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エコキュート(ヒートポンプ給湯機)を新設・入替する個人・事業者
重要ポイント(結論)
エコキュート補助金は国「給湯省エネ2026」最大14万円+自治体上乗せで最大40万円超になる
2026年度(令和8年度)は経済産業省の給湯省エネ2026事業でエコキュートの導入に最大14万円が支給される。これに加えて、市区町村が独自に上乗せ補助を設けているケースが多く、代表例の福井県越前市では自治体分だけで上限40万円、国の補助と合わせると総額54万円規模になる可能性がある。ただし自治体の上乗せ制度は工事着手前の交付申請が原則で、着工後の申請は対象外という落とし穴があるため、順番を間違えると不採択になる。
TL;DR — 5秒でわかるまとめ
エコキュートの補助金は、国の事業と自治体独自の上乗せ制度という二層構造になっている。国は経済産業省・環境省・国土交通省が連携する「給湯省エネ2026」事業を主軸としており、対象機器のエコキュート(ヒートポンプ給湯機)を新設・入替した場合に定額で補助金が支給される。2025年度事業の後継として実施される2026年度版であり、前年の「給湯省エネ2025」とは対象要件や補助額が一部変更されているため、2025年の情報のまま申請すると条件を誤認して不採択になるおそれがある。
この国の補助に対して、市区町村が独自予算で上乗せ補助を実施しているのが本記事の主題だ。上乗せの制度設計を分析すると、大きく3つの類型に分かれる。1つ目は「差額型」で、国の補助額を差し引いた自己負担分の一部をさらに自治体が補助する方式(兵庫県加古川市など)。2つ目は「太陽光・HEMS併設型」で、太陽光発電やHEMS(家庭用エネルギー管理システム)の同時設置を条件に手厚い補助を出す方式(福岡市など)。3つ目は「一定率型」で、施工費の1/2や30%といった定率で補助する方式(福井県越前市・栃木県栃木市など)だ。図1は国の基準額と自治体上乗せ額の平均・最大を比較したものだが、自治体によって上乗せ額に最大20倍の差があることがわかる。

下表は2026年度(令和8年度)に受付中の代表的な自治体上乗せ制度を、上限額の大きい順にまとめたものだ。同じエコキュート1台でも、住んでいる自治体によって受け取れる金額が数十万円単位で変わることがわかる。図2は上限額を横棒グラフで可視化したもので、福井県越前市が突出して手厚いことが一目でわかる。
対象者・対象事業
対象地域(全国)
詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。

| 自治体 | 上限額 | 補助率 | 対象 | 受付状況 | 公式 |
|---|---|---|---|---|---|
| 福井県越前市 | 400,000円 | 施工費(税抜)1/2 | 既設撤去+入替・省CO2 30%以上 | 受付中(残少 R8.4.27〜11.30) | 公式 |
| 山形県山形市 | 180,000円 | 1/2 | 省CO2 30%以上・市内事業者施工 | 第2弾(R8.9.1〜9.18抽選) | 公式 |
| 兵庫県加古川市 | 150,000円 | 定額(15万-国補助額) | 給湯省エネ国交付決定済・既設入替 | 受付中 | 公式 |
| 栃木県栃木市 | 50,000円 | 対象費用30% | ヒートポンプ等・市内販売店購入 | 受付中(R8.5.11〜9.30) | 公式 |
| 福岡市 | 20,000円 | 定額 | 太陽光+HEMS併設必須 | 受付中(R8.5.7〜R9.1.29) | 公式 |
| 鹿児島県肝付町 | 20,000円 | 定額 | 町民・設置後12ヶ月以内・ZEH補助除く | 受付中(40件枠) | 公式 |
エコキュート補助金は制度自体は使いやすいが、毎年一定数の申請が不採択になっている。よくある落とし穴を整理する。

あなたは対象?かんたん診断
A. 多くの自治体で併用可能。むしろ国の補助決定を前提に上乗せする「差額型」の自治体(兵庫県加古川市など)もあるため、まず国の給湯省エネ2026への申請状況を確認してから自治体窓口に相談するのが確実だ。
A. 所有者(大家・管理会社)が申請者になるケースが一般的。入居者個人では申請できない自治体が多いため、まず物件所有者に確認する必要がある。
A. 交付決定前に契約・着工した場合は、ほぼすべての自治体・国事業で対象外(不採択)になる。これは最も多い落とし穴なので、必ず着工前に交付申請を済ませること。
A. 福岡市のように太陽光・HEMS併設を条件とする自治体もあるが、福井県越前市や栃木県栃木市のように太陽光なしでも対象になる制度もある。お住まいの自治体の条件を個別に確認してほしい。
A. 自治体によって受付期間・予算枠が異なり、先着順の自治体では早期終了する。福井県越前市は既に「残少」の状態であるなど、検討している場合は早めの相談・申請が望ましい。
最終更新: 2026年7月9日(令和8年度)
対象・申請情報まとめ
詳細条件は公募要領で確認してください。
この補助金のポイント
| 公募期間 | 自治体により異なる(2026年度中、多くは先着順) 常時受付 / 要確認 |
|---|---|
| 実施機関 | 全国の市区町村(記事内で自治体別に記載) |
| 主要スケジュール |
|
| 公募要領 |
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