この記事の結論
制度情報の確認 過去制度と現在の状態を分けて確認
定期接種(B類)の対象年齢の方と、50歳以上で自治体独自の任意接種上…
- 対象地域
- 全国
- 対象者
- 定期接種(B類)の対象年齢の方と、50歳以上で自治体独自…
- 確認した過去制度の金額
- —
- 現在の位置づけ
- 通年募集 / 詳細は事務局へ
- 情報の確認方法
- 一次情報・公式発表を確認
詳細解説
本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の前提
| 対象読者 | 50歳以上の本人とご家族 |
|---|---|
| 対象年度 | 令和8年度(2026年4月〜2027年3月) |
| 扱う制度 | ①定期接種(B類・全国共通)②自治体独自の任意接種上乗せ助成 |
| 自治体差 | 生ワクチン2,000〜4,200円(2.1倍)、組換えワクチン1回7,000〜11,000円(1.57倍) |
| 最終確認日 | 2026年9月4日 |
- 2025年度から定期接種(B類疾病)。対象は原則65歳を迎える方だけ。
- 経過措置で2025〜2029年度は70・75・80・85・90・95・100歳も対象。
- 50〜64歳の多くは対象外=任意接種。埋めるのが自治体の上乗せ助成。
- 助成額は生ワクチン(1回)2,000〜4,200円、組換え(2回)1回7,000〜11,000円と別建て。
- 多くは令和9年3月31日が期限。墨田区は令和8年度で終了予定。
帯状疱疹ワクチン助成とは、予防接種費用の一部を公費で負担する仕組みであり、全国共通の「定期接種」と、市区町村が独自に上乗せする「任意接種への費用助成」の2種類に分かれる制度である。対象年齢も金額の決まり方も別物です。迷うなら使える制度を3分で診断すると早いです。
帯状疱疹ワクチンの助成はいくらもらえる?
50歳から使える任意接種の上乗せ助成は、生ワクチンで1回2,000〜4,200円、組換えワクチン(シングリックス)で1回あたり7,000〜11,000円が公費で引かれます(2026年9月4日に各自治体公式ページで照合)。組換えワクチンは2回接種なので、助成も2回分が出る自治体では合計14,000〜22,000円の負担軽減になります。

この記事は「制度そのもの」の解説ページではありません
複数の自治体の助成制度を横断して比較する一覧記事です。金額・期限・申請窓口は自治体ごとに異なるため、記事全体でひとつの上限額や締切を示すことはしていません。掲載は公式ページで原文照合できた自治体のみで、各行の「根拠資料」からお住まいの自治体の公式ページへ進めます。
次の表は、任意接種への上乗せ助成を実施していることを公式ページの原文で確認できた自治体だけを掲載しています。確認できなかった自治体は、実施していない可能性があるため意図的に載せていません。
| 自治体 | 対象年齢 | 生ワクチン(1回接種) | 組換えワクチン(2回接種) | 回数の制限 | 期限 | 根拠資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 港区(東京) | 50歳以上。ほか18〜49歳の免疫不全の方 | 2,000円 | 7,000円/回 | 生涯で1度のみ | 令和9年3月31日 | 港区公式 |
| 文京区(東京) | 接種日に50歳以上 | 3,000円 | 10,000円/回 | 定期接種対象者・接種済みの方は対象外 | 令和9年3月31日 | 文京区公式 |
| 世田谷区(東京) | 50歳以上(定期接種対象者を除く) | 4,000円 | 11,000円/回 | 生涯に1度限り | 令和9年3月31日 | 世田谷区公式 |
| 大田区(東京) | 50歳以上(定期接種対象者を除く) | 4,000円 | 11,000円/回・2回まで | 生ワクチンか組換えワクチンのどちらか一方 | 令和9年3月31日 | 大田区公式 |
| 品川区(東京) | 50歳以上かつ令和8年度末年齢が63歳以下 | 公式ページに記載なし | 10,000円/回・2回まで | 公式ページに記載なし | 令和9年3月31日 | 品川区公式 |
| 渋谷区(東京) | 50歳以上(過去に区の助成を受けていない方) | 4,000円 | 10,000円/回・2回分 | 生涯で1度のみ | 公式ページに記載なし | 渋谷区公式 |
| 墨田区(東京) | 50歳以上 | 4,000円 | 10,000円/回・2回分 | 生涯で一度限り | 令和9年3月31日(令和8年度をもって終了予定) | 墨田区公式 |
| 江戸川区(東京) | 満50歳以上65歳未満(昭和37年4月2日以降生まれ) | 4,000円 | 11,000円/回 | 公式ページに記載なし | 令和9年3月31日 | 江戸川区公式 |
| 名古屋市(愛知) | 満50歳以上で定期接種の対象でない方 | 4,200円/回 | 10,800円/回(2回で21,600円) | 定期・任意どちらかを選んで生涯に1度 | 公式ページに記載なし | 名古屋市公式 |
| 静岡市(静岡) | 50歳以上(住民票のある方) | 助成の対象外(組換えワクチンのみ) | 10,000円/回 | 生涯2回まで | 令和9年3月31日 | 静岡市公式 |
出典:上表の各自治体公式ページ(2026年9月4日に原文照合)。金額は自治体が公費で負担する助成額であり、窓口で支払う額ではありません。医療機関ごとの接種価格から助成額を引いた差額が自己負担になります。
この10自治体を並べて分かること(当サイト集計)
- 組換えワクチンの助成額は1回あたり7,000円(港区)〜11,000円(世田谷区・大田区・江戸川区)。2回接種なので、住む区が違うだけで合計8,000円の差がつきます。
- 生ワクチンは2,000円(港区)〜4,200円(名古屋市)で2.1倍の開き。組換えワクチンは手厚いのに生ワクチンは薄い港区のような組み合わせもあり、「どの区が得か」はワクチン種別を決めてからでないと判定できません。
- 静岡市は組換えワクチンのみが助成対象で、生ワクチンには助成が出ません。ワクチンを選べると思い込むと計算が狂います。
- 10自治体のうち8つが令和9年3月31日を期限と明記(記載なしは渋谷区・名古屋市の2つ)。うち墨田区は令和8年度で制度そのものが終了予定と公式に告知されています。

あわせて確認したい医療・介護の関連制度はどれ?
帯状疱疹ワクチンの助成は「50代以降の医療費・介護費を先回りして抑える」という文脈の入口にあたります。同じ文脈で使える制度を、実際に金額が動くものだけ選びました。医療・福祉カテゴリの制度一覧と東京都の制度一覧からも横断的に探せます。
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高額療養費 支給申請書の書き方と記入例そもそも申請が要るのか要らないのかの判定から。記入例つき
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50代・60代のご家族が要介護状態に近づいている場合は、要介護認定の申請書の書き方と認定調査までの流れと介護保険で最大10万円まで出る福祉用具購入費助成を先に押さえておくと、必要になってから慌てずに済みます。借りるか買うかで迷う場合は福祉用具は借りる?買う?の比較が判断材料になります。制度改正の方向を先に知りたい方は介護保険2027年改正の論点先取りもどうぞ。
同じ「自治体ごとに助成額が違う」型の制度としては、品川区の高齢者補聴器購入費助成(最大72,450円・所得制限なし)や、世田谷区の子ども医療費助成、江東区の子ども医療費助成も同じ考え方で読み解けます。
確認対象・制度の位置づけ
対象地域(全国)
- 目的
- 医療・福祉
- 対象地域
- 全国
- 対象者
- 定期接種(B類)の対象年齢の方と、50歳以上で自治体独自の任意接種上乗せ助成を検討する方
- 確認した過去制度の金額
- —
対象年度と制度の状態は一次情報をご確認ください。
50歳でも助成は使える?定期接種とは何が違う?
50歳でも使えますが、それは定期接種ではなく、自治体独自の任意接種上乗せ助成としてです。定期接種の対象は原則65歳を迎える方と経過措置年齢の方だけで、厚生労働省は「2025年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になりました」と明記しています(厚生労働省|帯状疱疹ワクチン)。
| 比較軸 | 定期接種(B類疾病) | 任意接種への上乗せ助成 | 根拠資料 |
|---|---|---|---|
| 根拠 | 予防接種法(2025年度から対象) | 市区町村の独自事業(法律上の義務ではない) | 厚生労働省 |
| 対象年齢 | 65歳を迎える方/60〜64歳で対象となる方 | おおむね50歳以上(定期接種対象者は除外) | 厚生労働省 |
| 経過措置 | 2025〜2029年度、年度内に70・75・80・85・90・95・100歳になる方 | 該当なし | 厚生労働省 |
| 全国で使えるか | 使える(全市区町村が実施) | 実施している自治体のみ | 上表の各自治体公式 |
| 金額の決まり方 | 自治体が自己負担額を設定 | 自治体が助成額を設定 | 上表の各自治体公式 |

「定期接種化された」という見出しだけを見て、全年齢が公費対象になったと受け取る方が非常に多いです。定期接種の対象年齢と、自治体独自の任意接種助成の対象年齢はまったく別の線引きだと考えてください。
私は52歳です。定期接種にはまだ早いということですが、住んでいる自治体によっては何も助成がないこともあるのでしょうか。
そのとおりです。上の表に載せた10自治体は公式ページで実施を確認できたものですが、任意接種への助成を行っていない自治体もあります。判定の順番は「①今年度の定期接種対象年齢か → ②違うなら住んでいる自治体に任意接種助成があるか → ③あるなら生ワクチンと組換えワクチンのどちらが対象か」の3ステップです。医療費まわりの負担を通しで見直すなら、2026年8月改定で自己負担限度額が上がった高額療養費制度もあわせて確認しておくと、年間の医療費の見通しが立てやすくなります。
生ワクチンと組換えワクチンで助成はどう違う?
生ワクチンは皮下に1回、組換えワクチン(シングリックス)は2か月以上の間隔をあけて2回筋肉内に接種します(厚生労働省)。助成もこの回数に連動するため、組換えワクチンは「助成額×2回」が公費でまかなわれ、総額では生ワクチンより手厚くなる自治体がほとんどです。
生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)
- 接種回数:皮下に1回(厚生労働省)
- 上乗せ助成額:2,000円(港区)〜4,200円(名古屋市)
- 助成の総額:助成額そのまま(1回分)
- 静岡市のように助成対象外としている自治体がある
組換えワクチン(シングリックス)
- 接種回数:2か月以上あけて2回、筋肉内(厚生労働省)
- 上乗せ助成額:7,000円(港区)〜11,000円(世田谷区ほか)/回
- 助成の総額:14,000〜22,000円(2回分が出る自治体の場合)
- 大田区は生か組換えのどちらか一方にしか助成が出ない
「助成額が大きい=安く済む」とは限りません
助成額は自治体が公費で負担する額であって、窓口で支払う額ではありません。実際の自己負担=医療機関の接種価格から助成額を引いた差額です。組換えワクチンは接種価格自体が1回2万円前後と高いため、助成が11,000円/回でも2回で2万円前後の持ち出しが残ることがあります。下のシミュレーターで、ご自身の条件で計算してください。
定期接種の自己負担額は自治体でどれだけ違う?
定期接種でも自己負担はゼロではなく、生ワクチンで無料〜5,040円、組換えワクチンで無料〜1回18,000円と自治体によって差があります。組換えワクチン2回分の合計で見ると、京都市の36,000円と静岡市の16,480円では2.18倍の開きがあります(2026年9月4日照合)。
| 自治体 | 生ワクチン(1回) | 組換えワクチン(1回/2回合計) | 実施期間 | 根拠資料 |
|---|---|---|---|---|
| 港区(東京) | 無料(港区民のみ) | 無料(港区民のみ) | 令和8年度 | 港区公式 |
| 大田区(東京) | 4,000円 | 11,000円/22,000円 | 令和8年度 | 大田区公式 |
| 大阪市(大阪) | 4,500円 | 11,000円/22,000円 | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日 | 大阪市公式 |
| 京都市(京都) | 4,000円 | 18,000円/36,000円 | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日 | 京都市公式 |
| 静岡市(静岡) | 5,040円 | 8,240円/16,480円 | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日 | 静岡市公式 |
京都市は「生活保護等受給者の方は生活保護等受給証明書を接種日に医療機関に提出することにより無料となります」と明記しており、非課税世帯・生活保護世帯向けの免除規定は多くの自治体にあります。高額療養費の窓口・医療事務向け実務ガイドでも同様の減免の考え方を整理しています。

あなたの自治体で助成が使えるか確認する
まず対象になるかを4条件で判定し、次に実際の持ち出し額を計算してください。判定は4つすべてを満たす場合のみ対象です(任意接種助成はいずれの条件も必須要件のため)。

助成額が11,000円と書いてあったので、2回打っても持ち出しは数千円だと思っていました。計算したら2万円を超えるのですが、間違っていますか。
間違っていません。組換えワクチンは接種価格そのものが1回2万円前後と高く、助成11,000円を引いても1回1万円前後が残ります。それが2回分です。「助成額」と「自己負担額」を取り違えるのが、この制度でいちばん多い誤解です。
3分で自分が使える制度を診断する 医療・福祉の制度一覧から探す
助成でつまずきやすいのはどこ?
公式ページを読んだ人でも取りこぼしやすい論点を、実際の自治体の記載に沿って整理します。
- 先に予診票・申請書を取り寄せる。多くの自治体が接種前の手続きを求めており、接種後に申請しても遡って助成されない場合があります。
- 助成の対象ワクチンを確認する。静岡市は組換えワクチンのみ、大田区は生か組換えのどちらか一方です。
- 医療機関に接種価格を電話で確認する。任意接種は自由診療のため、同じ区内でも価格が変わります。
- 期限内に接種を終える。組換えワクチンは2か月以上あけて2回なので、期限直前に1回目を打つと2回目が期限を過ぎます。
組換えワクチンは「2回目の期限切れ」に注意
助成期限が令和9年3月31日の自治体で、2027年2月に1回目を接種すると、2回目は2か月以上あけるため4月以降になり助成の対象外になり得ます。逆算すると、遅くとも2027年1月中には1回目を終えておく必要があります。墨田区のように令和8年度で制度終了を予告している自治体では、さらに前倒しが必要です。
65歳になる年度です。任意接種の上乗せ助成と定期接種、両方使えますか。
使えません。世田谷区・大田区・名古屋市などは対象を「定期接種対象者を除く」と定めており、名古屋市は「定期・任意どちらかを選んで生涯に1度」と明記しています。定期接種の対象年度に入ったら、任意接種助成の申請はできないのが原則です。
引っ越したら、転居先でもう一度助成を受けられますか。
受けられない可能性が高いです。文京区は「過去に他自治体を含む助成を受けて接種完了した方」を対象外と定めています。生涯1度という制限は自治体をまたいで判定されることがあるため、転居前に接種済みなら転居先の窓口に申告してください。
50歳になったばかりです。今すぐ打つべきか、65歳の定期接種まで待つべきですか。
費用だけで比べるなら自治体次第です。港区は定期接種が区民無料なので待つほうが安く、静岡市は定期接種でも組換え2回で16,480円かかるため任意接種助成(10,000円×2回)との差は小さくなります。ご自身の自治体の両方の金額を上の2つの表で見比べてください。
助成額は医療費控除の対象になりますか。
対象外です。国税庁は「疾病の予防のための費用は、医療費控除の対象とはなりません」と明記しており(国税庁|予防接種の費用)、帯状疱疹ワクチンの接種費用も治療ではなく予防にあたるため、自己負担分を含めて医療費控除には使えません。公費助成を受けた分はそもそも自己負担していないため、いずれにしても控除の対象にはなりません。
上の表に自分の自治体がありません。助成はないということですか。
断定はできません。本記事は公式ページの原文で実施を確認できた自治体だけを掲載しているため、未掲載イコール未実施ではありません。「お住まいの自治体名+帯状疱疹ワクチン+任意接種+助成」で公式サイトを検索し、見つからない場合のみ保健所・保健センターに電話で確認してください。
経過措置の年齢を逃すとどうなりますか。
次の定期接種の機会は来ません。経過措置は2025〜2029年度に年度内で70・75・80・85・90・95・100歳になる方が対象で、該当年度を過ぎると5歳先の年齢まで対象になりません。該当年度のうちに接種を終えてください。
世帯全体で使える制度を確認したい方は世帯の条件から使える制度を診断するのが最短です。
最終更新:2026年9月4日
出典
- 厚生労働省|帯状疱疹ワクチン(定期接種の対象年齢・経過措置・ワクチンの種類と接種回数)
- 港区|帯状疱疹ワクチン予防接種(2026年6月16日更新)
- 文京区|【任意接種】帯状疱疹予防接種費用助成(8年度)(2026年3月23日更新)
- 世田谷区|帯状疱疹予防接種(2026年8月3日更新)
- 大田区|帯状疱疹ワクチン接種(2026年8月17日更新)
- 品川区|帯状疱疹ワクチン予防接種費用の一部助成(令和8年4月1日更新)
- 渋谷区|帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成(2026年8月19日更新)
- 墨田区|帯状疱疹ワクチンの任意接種の一部費用助成(2026年7月1日更新)
- 江戸川区|帯状疱疹予防接種費用の一部助成(2026年4月9日更新)
- 名古屋市|帯状疱疹予防接種の費用助成(2026年9月3日更新)
- 静岡市|帯状疱疹ワクチン接種(2026年8月5日更新)
- 京都市|高齢者帯状疱疹ワクチンの定期の予防接種について(2026年4月1日更新)
- 大阪市|帯状疱疹ワクチン接種について(2026年6月26日更新)
- 国税庁|予防接種の費用(医療費控除の対象可否)
制度情報の確認
制度の事実確認まとめ
過去制度と現在の状態を分けて確認してください。
- 対象地域
- 全国
- 対象者
- 定期接種(B類)の対象年齢の方と、50歳以上…
- 確認した過去制度の金額
- —
- 現在の位置づけ
- 通年募集 / 詳細は事務局へ
| 現在の位置づけ | 通年募集 / 詳細は事務局へ |
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