受付終了 人材育成・雇用

人材確保等支援助成金【令和8年度】賃上げ加算新設・全7コース徹底解説

【2025年最新】人材確保等支援助成金は、職場環境改善で人材確保を目指す事業主向けの制度です。

この記事の結論

対象者人材の確保・定着に取り組む事業主(コースにより対象が異なる。中小企業…
補助額・給付額最大1,000万円(中小企業団体助成コース)(補助率 雇用管理制度・雇用環境整備助成コースは制度導入40万円(賃上げ加算時50万円)上限80万〜100万円、業務負担軽減機器導入は経費1/2〜75/100・上限150万〜225万円。テレワークコースは制度導入20万円+目標達成10万円(賃金5%増で15万円)。外国人労働者就労環境整備助成コースは1制度20万円・上限80万円。中小企業団体助成コースは経費の2/3・上限600万〜1,000万円(令和7年度時点の確認情報))
申請時期通年(コースにより受付期間あり、公式サイトで要確認)
まずやること公式ページで最新情報・対象条件を確認
補助金の概要 対象・上限額・申請期限・関連制度を確認

人材の確保・定着に取り組む事業主(コースにより対象が異なる。中小企業…

対象地域
全国
対象者
人材の確保・定着に取り組む事業主(コースにより対象が異な…
補助上限
最大1,000万円(中小企業団体助成コース)
補助率・給付条件
雇用管理制度・雇用環境整備助成コースは制度導入40万円(賃上げ加算時50万円)上限80万〜100万円、業務負担軽減機器導入は経費1/2〜75/100・上限150万〜225万円。テレワークコースは制度導入20万円+目標達成10万円(賃金5%増で15万円)。外国人労働者就労環境整備助成コースは1制度20万円・上限80万円。中小企業団体助成コースは経費の2/3・上限600万〜1,000万円(令和7年度時点の確認情報)
公募期間
通年受付(取り組み開始前の計画届提出が必要。コースにより年度ごとの募集状況が異なる)
実施機関
厚生労働省
申請方法
オンライン・郵送併用
必要書類
コースにより異なりますが、一般的に以下の書類が必要で…
  • 最大1,000万円(中小企業団体助成コース)まで補助される制度です
  • 厚生労働省が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン・郵送併用に対応
  • 専門家への無料相談に対応しています

詳細解説

重要ポイント(結論)

令和8年度は「雇用管理制度・雇用環境整備助成コース」と「テレワークコース」に賃上げ加算が新設・拡充され、要件を満たす制度導入だけで最大100万円を受給できます。

人材確保等支援助成金は7つのコースから自社の課題に合うものを選べる厚生労働省の助成金です。令和8年4月8日版の公表資料で、賃金規定・人事評価制度等の導入で対象労働者の賃金を3%・5%・7%以上引き上げると加算が上乗せされる仕組みが明記されました。

制度概要

人材確保等支援助成金は、魅力ある職場づくりを通じて人材の確保・定着を目指す事業主を支援する制度です。労働環境の向上や雇用管理の改善に関する取り組みを行った場合に、その経費の一部が助成されます。競争的に採択枠を争う補助金とは異なり、要件に該当し、取り組み前に計画届を提出して労働局の認定を受けることが受給の基本条件です。

令和8年度時点で用意されているのは、雇用管理制度・雇用環境整備助成コース、中小企業団体助成コース、建設キャリアアップシステム等活用促進コース、若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業コース(建設分野)、作業員宿舎等設置助成コース(建設分野)、外国人労働者就労環境整備助成コース、テレワークコースの7コースです。うち雇用管理制度・雇用環境整備助成コースとテレワークコースは、令和8年度版の公表資料で賃上げ加算の要件・金額が明記されています。

専門家

この助成金は先着順で予算が尽きたら終わり、というものではありません。要件該当と計画届の事前認定が受給の条件です。ただし中小企業団体助成コースなど一部コースは年度ごとの予算・受付状況があるため、募集要項の確認は必要です。

読者

採択率が低くて狙って通すのが難しい制度なのかと思っていました。違うんですね?

はい、審査で選ばれる補助金と違い、計画届の内容が要件を満たしていれば原則として認定されます。ポイントは「採択されるかどうか」ではなく、「計画通りに実施し、離職率などの目標を達成できるか」です。

TL;DR — 5秒でわかるまとめ

  1. 令和8年度は雇用管理制度・雇用環境整備助成コーステレワークコースに賃上げ加算が明記された
  2. 雇用管理制度・雇用環境整備助成コースは制度導入40万円が賃上げ加算(7%以上)で50万円に、上限は80万〜100万円
  3. テレワークコースは制度導入20万円+目標達成10万円が、賃金5%以上増で目標達成分15万円(合計最大35万円)に
  4. 受給は「採択されるか」ではなく「計画届の事前認定+要件達成」で決まる
  5. 建設分野3コース・外国人労働者コースは令和8年度の金額改定が本稿執筆時点で未確認の項目を含む
7コース選べる支援メニュー
3%・5%・7%賃上げ加算の判定ライン
1pt以上離職率低下の基本要件
人材確保等支援助成金賃上げ加算新設・全7コース徹底解説の解説図解1

コース別の対象者と助成額(令和8年度)

令和8年度 人材確保等支援助成金の賃上げ加算による助成額の新旧比較グラフ
図1:雇用管理制度・雇用環境整備助成コースの基本額と賃上げ加算適用後の助成額比較

令和8年4月8日版の公表資料では、雇用管理制度・雇用環境整備助成コースの制度導入助成について、賃金規定・人事評価・健康づくり制度は基本40万円が賃上げ加算適用で50万円、職場活性化制度は基本20万円が25万円に上乗せされることが明記されています。複数制度を組み合わせた場合の上限額は80万〜100万円です。業務負担軽減機器等の導入は対象経費の1/2〜75/100(要件により変動)、上限150万〜225万円です。

対象者・対象事業

対象地域(全国)

目的
人材育成・雇用
対象地域
全国
対象者
人材の確保・定着に取り組む事業主(コースにより対象が異なる。中小企業団体助成コースは事業協同組合等、建設分野3コースは建設業の事業主)
補助上限
最大1,000万円(中小企業団体助成コース)
難易度
中級

詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。

コース名主な対象・取り組み助成額(令和8年度)
雇用管理制度・雇用環境整備助成コース賃金規定・人事評価等の制度導入、業務負担軽減機器の導入制度導入40万円(賃上げ加算時50万円)上限80万〜100万円/機器導入は経費1/2〜75/100・上限150万〜225万円
テレワークコーステレワーク制度の新規導入・対象拡大制度導入20万円+目標達成10万円(賃金5%以上増で15万円)合計最大35万円
外国人労働者就労環境整備助成コース雇用労務責任者の選任、就業規則の多言語化等1制度20万円、上限80万円
中小企業団体助成コース事業協同組合等による構成中小企業者の人材確保・定着支援事業経費の2/3、上限600万〜1,000万円(組合規模別・令和7年度時点の確認情報)
建設キャリアアップシステム等活用促進コースCCUSを活用した技能者の処遇改善賃金5%以上増で対象技能者1人あたり16万円(公表資料ベース、令和8年度の改定は未確認)
若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業コース建設現場見学会・研修等の実施(建設分野)事業経費の3/5(公表資料ベース、令和8年度の改定は未確認)
作業員宿舎等設置助成コース女性専用の更衣室・トイレ等の設置(建設分野)経費の3/5(公表資料ベース、令和8年度の改定は未確認)

外国人労働者就労環境整備助成コースは、公表資料を確認した範囲では賃上げ加算の記載がありません。加算があるのは現時点で雇用管理制度・雇用環境整備助成コースとテレワークコースの2つです。

雇用管理制度・雇用環境整備助成コース、テレワークコース、外国人労働者就労環境整備助成コース、中小企業団体助成コースの4つが対象です。「離職率を下げたい」「柔軟な働き方を導入したい」「外国人材の定着を進めたい」「組合として傘下企業の人材確保を支援したい」など、課題に合わせて選びます。

建設キャリアアップシステム等活用促進コース、若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業コース、作業員宿舎等設置助成コースの3つの専門コースが用意されています。技能者の処遇改善か、若手・女性の入職促進か、現場環境の整備かで使い分けます。

申請・手続きの流れ

人材確保等支援助成金 計画届提出から支給決定までのフロー図
図2:計画届の提出から支給決定までの流れ(雇用管理制度・雇用環境整備助成コースの例)

コースにより細部は異なりますが、共通する流れは次の通りです。取り組みを始める前に計画届の認定を受けることが最重要のルールです。

  1. 計画の作成・提出実施したい取り組み内容をまとめた「計画届」を作成し、管轄の労働局に提出します。
  2. 計画の認定労働局が計画内容を審査し、認定通知が届きます。認定前に取り組みを始めると対象外になります。
  3. 計画の実施認定された計画に基づいて、制度導入・機器導入・研修などを実施します。
  4. 目標達成状況の確認離職率の低下やテレワーク実施回数など、コースごとに定められた目標の達成状況を記録します。
  5. 支給申請計画期間・評価期間の終了後、定められた期間内(多くのコースで2か月以内)に支給申請書を提出します。
  6. 審査・支給決定労働局の審査を経て支給が決定されると、指定口座に助成金が振り込まれます。
  7. 賃上げ加算の別途確認対象コースは、賃上げ実施の証拠書類(賃金台帳等)をあわせて確認し、加算額を含めた支給額が決まります。
Q

テレワークコースで目標達成助成の要件(離職率等)を満たせなかった場合、先に受け取った制度導入助成分も返還になりますか?

A

テレワークコースは制度導入助成と目標達成助成が別々の段階で審査・支給される立て付けです。目標達成助成の要件を満たせなくても、先に支給された制度導入助成分の返還を一律に求める記載は公表資料からは確認できませんでした。ただしコースによって扱いが異なる可能性があるため、詳細は最新の支給要領または管轄の労働局に確認してください。

いくらもらえる?助成額シミュレーション

公表されている助成額をもとに、モデルケースで試算します。実際の受給額は事業所の要件充足状況や審査結果により異なります。

ケース1:雇用管理制度・雇用環境整備助成コース

賃金規定制度と人事評価制度の2制度を導入し、離職率を計画前より1ポイント改善。あわせて対象労働者の賃金を7%以上引き上げた場合、通常は1制度40万円×2=80万円のところ、賃上げ加算適用で1制度50万円×2=100万円となり、上限額の範囲内で最大100万円を受給できます。

ケース2:テレワークコース

テレワーク制度を新規導入(制度導入助成20万円)し、評価期間終了時に離職率等の目標を達成(目標達成助成10万円)。あわせて対象労働者の賃金を評価期間中に5%以上引き上げると、目標達成助成が15万円に上乗せされ、合計35万円を受給できます。

あなたは対象?かんたん診断

対象判定チェック





関連する補助金・助成金

申請でよくある失敗・対象外になる落とし穴

人材確保等支援助成金は要件該当と計画届の認定で受給できる制度ですが、順序や計算方法を誤って対象外になる失敗が少なくありません。代表的な落とし穴を4つ紹介します。

  1. 計画届の認定前に取り組みを始めてしまう「もう制度は決まっているから」と認定前に就業規則を改定・施行すると、その取り組みは対象外になります。必ず認定通知を受け取ってから実施してください。
  2. 離職率の計算方法を見落とす離職率は「期間中の雇用保険一般被保険者の資格喪失者数÷期間初日の被保険者数×100」で計算します。自己都合・会社都合を問わず全員がカウントされるため、想定より離職率が高く算出され目標未達になるケースがやりがちな失敗です。
  3. 賃上げ加算の対象労働者を誤って算入する加算判定の対象になる労働者の範囲を勘違いすると、加算不採用や支給額の減額につながります。対象範囲はコースごとの支給要領で必ず確認しましょう。
  4. 支給申請の期限管理を見落とす計画期間・評価期間の終了後、多くのコースで2か月以内という申請期限があります。期限を過ぎると対象外になるため、認定時点でスケジュールを手帳等に登録しておくことが重要です。
人材確保等支援助成金賃上げ加算新設・全7コース徹底解説の解説図解2

他制度との比較

雇用管理制度・雇用環境整備助成コースとテレワークコースの賃上げ加算による上乗せ額比較グラフ
図3:コース別・賃上げ加算による上乗せ額の比較(雇用管理制度等コース/テレワークコース/外国人労働者コース)

人材確保等支援助成金は「職場づくり」に着目した助成金です。近い目的を持つ他の助成金と目的・受給の考え方を比較すると、使い分けがはっきりします。

制度名主な目的・取り組み受給の考え方
人材確保等支援助成金雇用管理制度導入・テレワーク導入等7つの取り組み要件該当+計画届の事前認定で受給(競争的な採択枠ではない)
業務改善助成金事業場内最低賃金の引き上げ+生産性向上設備投資交付決定後の設備導入が条件、令和8年度の上限額は600万円
キャリアアップ助成金非正規雇用労働者の正社員化・処遇改善転換・改善の実績(雇用期間・賃金支払い等)に応じて申請
人材開発支援助成金従業員への職業訓練(Off-JT・OJT)の実施訓練時間・受講者数に応じて経費と訓練期間中の賃金の一部を助成

あわせて確認したい関連制度

受給・手続き後にやること

  • 証拠書類の保管就業規則・賃金台帳・研修記録・領収書等を一定期間(目安5年間)保管し、労働局の調査に備えます。
  • 導入した制度・設備の運用継続助成対象となった制度の廃止や、引き上げた賃金の引き下げは不正受給とみなされる場合があります。運用を継続し、就業規則にも反映してください。
  • 次コース・次年度の計画検討複数コースを組み合わせられる場合があるため、次に取り組む課題(外国人材の定着、建設現場の処遇改善等)と次年度の賃上げ加算要件を早めに確認しておきましょう。

最終更新:2026年7月12日/本記事は令和8年度の厚生労働省公表資料にもとづく解説です。中小企業団体助成コースと建設分野3コースの金額は確認できた最新版が令和7年度時点のものであり、令和8年度の改定有無は本稿執筆時点で未確認です。申請前に必ず最新の公式情報をご確認ください。

出典

補助金の概要

要点

対象・申請情報まとめ

詳細条件は公募要領で確認してください。

対象地域
全国
対象者
人材の確保・定着に取り組む事業主(コースによ…
補助上限
最大1,000万円(中小企業団体助成コース)
公募期間
通年受付(取り組み開始前の計画届提出が必要。コースにより年度ごとの募集状況が異なる)
実施機関
厚生労働省
主要スケジュール
申請期間 通年受付(取り組み開始前の計画届提出が必要。コースにより年度ごとの募集状況が異なる) 全スケジュール ›
申請方法
オンライン・郵送併用
必要書類
コースにより異なりますが、一般的に以… 詳細を見る ›
  • 最大1,000万円(中小企業団体助成コース)まで補助される制度です
  • 厚生労働省が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン・郵送併用に対応
  • 専門家への無料相談に対応しています
POINT!

この補助金のポイント

  • 最大1,000万円(中小企業団体助成コース)まで補助される制度です
  • 厚生労働省が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン・郵送併用に対応
  • 専門家への無料相談に対応しています
補助対象経費 コースによって対象経費は大きく異なります。 ・雇用管理制度の導入費用(コンサルティング費用、研修費用… 詳細を見る ›
公募期間 通年受付(取り組み開始前の計画届提出が必要。コースにより年度ごとの募集状況が異なる)
実施機関厚生労働省
主要スケジュール
  1. 申請期間通年受付(取り組み開始前の計画届提出が必要。コースにより年度ごとの募集状況が異なる)
  2. 締切通年(コースにより受付期間あり、公式サイトで要確認)
全スケジュール ›
申請方法 オンライン・郵送併用
必要書類 コースにより異なりますが、一般的に以下の書類が必要です。 ・雇用管理制度等整備計… 詳細を見る ›
公募要領
SUMMARY

この補助金のまとめ

  • 最大1,000万円(中小企業団体助成コース)まで補助される制度です
  • 厚生労働省が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン・郵送併用に対応
  • 専門家への無料相談に対応しています
申請を検討中ですか?専門家がご状況に合わせて無料でサポートします。 無料で相談する

自社に合った補助金をプロと一緒に探しませんか?

専門家が無料でサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせフォーム

編集:

中小企業診断士・社会保険労務士 監修体制

公開日: 最終更新日: 出典: 厚生労働省

本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。