医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業|都道府県別の受付状況【10月】

制度解説 医療・福祉

この制度の基本情報

この記事は制度の解説です。申請の受付はこのページからはできません。

対象

令和8年4月1日時点でベースアップ評価料を届け出ている病院(保険医療機関コードが発行され、令和8年4月1日から申請時点までに診療報酬請求の実績がある病院に限る。

診療所は対象外)

本文の「補助の対象と金額は?制度の要点を一覧で」へ

関連する金額・費用

最大8,000万円(1施設あたり)

国2/3+都道府県1/3=4/5、自己負担1/5

補助率とは

手続き

確認方法:郵送申請

担当の機関:厚生労働省(実施主体は各都道府県)

本文の「選定のあと、交付申請までどう進む?」へ

制度の状況

制度の解説(申請の受付はありません)

計画書の受付は、2026年10月8日時点で県ページを確認できた東京都・大阪府・千葉県・兵庫県・神奈川県・福岡県・広島県・和歌山県で終了。交付申請は県ごとに異なります(本文を参照)

出典:根拠資料(公式) (新しいタブで開きます)

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助成の対象外だったとき、集音器という選択肢を知っておく (新しいタブで開きます)

助成の対象外だったとき、集音器という選択肢を知っておく (新しいタブで開きます)

補聴器の助成は「医師の意見書が必要」「住民税非課税世帯のみ」など要件が厳しく、対象外になる方が少なくありません。医療機器である補聴器とは別に、集音器は要件なしで購入できます。まず聞こえの程度を試したい段階の選択肢です。

  • 医師の意見書や申請が不要
  • 最大35倍の集音
  • 補聴器より低価格帯
集音器を見る (新しいタブで開きます)
制度の基礎データ 時期・担当の機関・根拠資料 — 対象と金額は上の「この制度の基本情報」を参照

令和8年4月1日時点でベースアップ評価料を届け出ている病院(保険医療機関コードが発行され…

対象地域
全国
対象者
令和8年4月1日時点でベースアップ評価料を届け出ている病…
関連する金額・費用
最大8,000万円(1施設あたり)
費用・支援の条件 補助率とは
国2/3+都道府県1/3=4/5、自己負担1/5
時期
計画書の受付は、2026年10月8日時点で県ページを確認できた東京都・大阪府・千葉県・兵庫県・神奈川県・福岡県・広島県・和歌山県で終了。交付申請は県ごとに異なります(本文を参照)
担当の機関
厚生労働省(実施主体は各都道府県)
必要書類
業務効率化計画(定量目標明記)、業務効率化推進委員会…

詳細解説

本記事にはプロモーションを含みます。

医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業は、病院が業務効率化計画を県に出す段階が終わり、確認できた範囲では神奈川県・大阪府で国が選んだ病院の交付申請に入っています。2026年10月8日時点で県の公式ページを確認できた東京都・大阪府・千葉県・兵庫県・神奈川県・福岡県・広島県・和歌山県では、計画書の受付期間がいずれも過ぎています(最後は福岡県の7月21日)。神奈川県は2026年9月10日に採択病院を決めて交付申請の受付を始め、大阪府は9月25日に受付を始めて締切は2026年10月23日(金)です。補助は1施設あたり上限8,000万円(対象経費の5分の4まで)で、対象は令和8年4月1日時点でベースアップ評価料を届け出ている病院です。大分県・茨城県・佐賀県・愛知県・宮崎県は、本事業の公式ページを確認できていません。

この記事の結論(2026年10月8日時点)

  1. 計画書の受付期間は、確認できた8都府県のすべてで過ぎています(東京都7月3日、大阪府・千葉県・和歌山県7月10日、兵庫県・広島県7月13日、神奈川県7月17日、福岡県7月21日)。
  2. 補助を受ける病院は、都道府県の意見をふまえて国(厚生労働大臣)が選びます。県ページには、神奈川県が9月10日に採択病院を決定、和歌山県が9月3日に病院へ内示を行った、と載っています。
  3. 交付申請は、大阪府が9月25日に受付を開始して10月23日(金)が締切、神奈川県が9月10日に受付を開始しています。
  4. 補助額は令和8年度中に生じる対象経費の5分の4まで、1施設あたり上限8,000万円です。原則、内示以降に実施した導入費用が補助の対象です。
  5. 令和9年度の概算要求に関連する新しい区分が載っていますが、要求の段階です。実施要綱は、令和9年度以降に生じる利用料等への支援は行えないとしています。

補助の対象と金額は?制度の要点を一覧で

正式な事業名は「令和8年度(令和7年度からの繰越分)医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業」です。実施主体は都道府県で、病院は県に申請し、補助の対象になる病院は国が選びます。福岡県のように、県が独自の事業名(医療勤務環境DX支援事業)を付けている例もあります。

8,000万円1施設あたりの補助上限額
4/5対象経費に対する補助の割合
10月23日大阪府の交付申請の締切(2026年・金)
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
項目内容根拠
対象の病院病院に限られます。保険医療機関コードが発行されていて、令和8年4月1日から申請時点までに診療報酬請求の実績があり、令和8年4月1日時点でベースアップ評価料を届け出ている病院です。医科・歯科の診療所は対象外です。厚生労働省 実施要綱(新しいタブで開きます)、大阪府(新しいタブで開きます)
ベースアップ評価料の範囲外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)、歯科外来・在宅ベースアップ評価料、入院ベースアップ評価料(医科)、入院ベースアップ評価料(歯科)、訪問看護ベースアップ評価料のいずれかです。厚生労働省 実施要綱(新しいタブで開きます)
補助額令和8年度中に生じる業務効率化に必要な経費の5分の4が上限です。補助額(経費の5分の4)のうち、国が3分の2、都道府県が3分の1を負担すると実施要綱に書かれています。1施設あたりの補助上限額は8,000万円(80,000千円)です。厚生労働省 実施要綱(新しいタブで開きます)
基準額東京都・大阪府・千葉県のページには、補助基準額が1病院あたり1億円、補助率が4/5(補助上限額8,000万円)と載っています。1億円の5分の4が8,000万円です(算術)。東京都(新しいタブで開きます)、大阪府(新しいタブで開きます)、千葉県(新しいタブで開きます)
対象になる経費ICT機器等の導入と、付随する費用です。スマートフォン、業務用インカム、患者の見守り支援機器、生成AIを活用した業務支援サービス(AI問診・文書自動作成支援など)、薬剤・検体搬送ロボット、薬剤自動分包機などが例に挙がっています。設置・訓練・効果測定・関連設備の改修(Wi-Fi環境や電子カルテ等とのシステム連携を含む)も対象です。厚生労働省 実施要綱(新しいタブで開きます)
対象外の経費電子カルテの導入・更新費用、単なるPCの入れ替え費用、導入するICT機器等の運用・保守費用などのランニングコスト、休憩室や院内保育所などの施設整備費用です。令和9年度以降に生じる利用料等も対象になりません。神奈川県(新しいタブで開きます)、厚生労働省 実施要綱(新しいタブで開きます)
計画の期間業務効率化計画は最大3年間を対象に作成します。ただし、2年目・3年目の取組に関する経費の補助が保証されるものではありません。厚生労働省 実施要綱(新しいタブで開きます)
選ばれる病院の数大阪府・兵庫県のページには、令和8年3月の意向調査で国の予算額を大幅に上回る意向が示されたため、補助の対象になる病院は相当程度限られる、と書かれています。福岡県は、全国的に予算額を大幅に上回る取組意向が示されたと案内し、東京都と神奈川県は、予算に限りがあるため多くの病院は補助の対象にできないと案内しています。県の案内では、東京都が25〜30病院程度、福岡県が20〜30病院程度、神奈川県が20病院程度に選定・絞り込まれる予定・見込み・想定です。大阪府(新しいタブで開きます)、兵庫県(新しいタブで開きます)、東京都(新しいタブで開きます)、福岡県(新しいタブで開きます)、神奈川県(新しいタブで開きます)

申請書類の中心になる業務効率化計画の書き方と、前提になるベースアップ評価料の届出は、それぞれ別の記事で詳しく解説しています。

業務効率化計画の書き方(病院向け記入例)業務効率化計画書の書き方と、評価基準15項目の見方がわかる記事
ベースアップ評価料の届出方法(令和8年6月改定)医療機関のベースアップ評価料の届出と、都道府県の補助金の関係がわかる記事
福岡県 医療機関等の賃上げ・物価上昇支援福岡県の医療機関等向け支援事業の経過がわかる記事
福岡県 医療機関等の物価高騰支援金 申請書の書き方福岡県の医療機関等向け支援金の申請書の記入例
千葉県 職場環境整備等支援事業の申請ガイド千葉県の職場環境整備等支援事業の申請書の書き方と書類
デジタル化・AI導入補助金ITツールの導入を支援する国の補助金の解説

都道府県ごとの受付期間と、いまの状況は?

計画書の提出先・受付期間・提出方法は、都道府県ごとに別々に決まっています。次の表は、各県の公式ページに書かれている内容を、2026年10月8日時点でまとめたものです。県ページに記載がない事項は「確認できず」と書いています。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
都道府県計画書の受付2026年10月8日時点で県ページから分かること根拠
東京都6月4日(木)〜7月3日(金)受付期間は過ぎています。提出様式と提出先は都内の病院へのメール案内でした。県ページの更新日は6月16日で、選定結果や交付申請の掲載は確認できません。選定は25〜30病院程度の予定とされています。東京都保健医療局(新しいタブで開きます)
大阪府6月12日(金)〜7月10日(金)計画書の提出は、令和8年3月の意向調査に回答した病院が対象でした。交付申請は9月25日に受付を開始し、締切は10月23日(金)です。大阪府行政オンラインシステムで申請します。大阪府(新しいタブで開きます)
千葉県7月10日(金)必着「業務効率化計画の受付は終了しました」と県ページに書かれています。大多数の病院は補助の対象とできない見込みとも案内されています。千葉県(新しいタブで開きます)
兵庫県6月19日(金)〜7月13日(月)7月13日に業務効率化計画の受付を終了したと県ページに書かれています。県ページの更新日は7月14日です。兵庫県(新しいタブで開きます)
神奈川県7月3日(金)〜7月17日(金)17時9月10日に採択病院を決定し、個別に通知しました。同日、交付申請書の受付を開始しています。神奈川県では20病院程度に絞られる想定と案内されています。神奈川県(新しいタブで開きます)
福岡県7月21日(火)まで(メール提出)受付は終了しています。県ページの「今後のスケジュール(予定)」には、9月15日に提出した全病院へ選定結果(採択・不採択)を通知し、9月下旬頃に交付申請の受付を始める、と書かれています。通知が実施されたかどうかは、県ページの記載からは確認できません。福岡県(新しいタブで開きます)
広島県7月13日(月)必着(県の電子申請)県ページの掲載日は7月3日で、提出期限は過ぎています。選定結果や交付申請の掲載は確認できません。広島県(新しいタブで開きます)
和歌山県7月10日(金)必着ページの題名に「募集は終了しました」と付いています。9月3日の更新で「病院に対して伝達(内示)を行いました」と書かれ、県の交付要綱も掲載されています。和歌山県(新しいタブで開きます)
愛知県確認できず県のページを開けず、受付期間も現在の状況も確認できていません。—
宮崎県確認できず以前の案内に載っていた県ページが見つからず(ページなしの表示)、受付期間も現在の状況も確認できていません。—
大分県・茨城県・佐賀県確認できず本事業の県ページを確認できていません。詳しくは次の見出しで説明します。—

表にない都道府県は、本記事では状況を確認できていません。「確認できず」は、受付がなかったという意味ではありません。

大阪府と福岡県で、計画書を出せる病院の条件が違う

大阪府は、令和8年3月の意向調査に回答していない病院は対象外と案内しています。一方、福岡県は、意向調査に回答していない病院でも計画書を提出できるとしていました。同じ事業でも、提出できる病院の条件は県の運用で変わります。

福岡県が優先対象として国に意見するとしている病院

福岡県は、国から、県の配分額の1.5倍から2倍程度の範囲内で申請病院の優先付けをするよう求められているとして、次の指定病院を優先対象として国へ意見するとしています。地域医療支援病院、紹介受診重点医療機関、特定機能病院、がん診療連携拠点病院等、認知症(疾患)医療センター、救命救急センター(小児含む)、災害拠点病院(精神含む)、感染症指定医療機関、へき地医療拠点病院、周産期母子医療センターです。県の意見で優先対象になっても、国に採択されるとは限りません。優先対象でない病院の申請が制限されるわけでもなく、国の選考で優先対象以外の病院が選ばれることもあると、県ページに書かれています。

大分県・茨城県・佐賀県の締切は?

大分県・茨城県・佐賀県の締切は、2026年10月8日時点で、公式ページから確認できていません。この3県は本事業の県ページを確認できていないため、受付期間も、受付が終わったかどうかも、ここには書けません。検索すると大分県と茨城県には「生産性向上・職場環境整備等支援事業」という名前の近いページが見つかりますが、本事業とは名称が異なる事業です。

厚生労働省のページには「本事業の詳細や申請方法については、このページまたは都道府県HPをご確認ください。」と書かれています。この3県の病院は、県の医療政策を担当する課に、本事業(医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業)の計画書の受付状況と、交付申請の案内を直接確認するのが確実です。名前の近い別の事業と取り違えないよう、事業名を伝えて確認してください。

確認対象・制度の位置づけ

対象地域(全国)

目的
医療・福祉
対象地域
全国
対象者
令和8年4月1日時点でベースアップ評価料を届け出ている病院(保険医療機関コードが発行され、令和8年4月1日から申請時点までに診療報酬請求の実績がある病院に限る。診療所は対象外)
関連する金額・費用
最大8,000万円(1施設あたり)

対象年度と制度の状態は一次情報をご確認ください。

選定のあと、交付申請までどう進む?

厚生労働省のページに載っている「現時点のスケジュール(予定)」は次のとおりです。このページに更新日の表示はなく、8月26日頃の選定も予定として載っています。

  1. 6月頃:各都道府県で病院からの申請受付を開始する。
  2. 7月27日頃:各都道府県から国へ申請する(申請した病院の計画書等を厚生労働省へ提出)。
  3. 8月26日頃:厚生労働省で補助対象の病院を選定する。
  4. 8月末〜9月初頭:都道府県を通じて補助対象の病院に伝達(内示)する。その後、病院で事業を始め、後日、病院から都道府県に交付申請する。

実際の進み方は県によって違います。県ページで確認できたのは次のとおりです。和歌山県は9月3日に病院へ内示を行いました。神奈川県は9月10日に採択病院を決めて交付申請の受付を始めました。大阪府は9月25日に交付申請の受付を始め、締切は10月23日(金)です。福岡県は、9月15日に選定結果を通知し、9月下旬頃に交付申請を始める予定としています。

解解説

厚生労働省は、原則として、補助対象の病院の決定(内示)以降に実施したICT機器の導入費用等が補助対象になると案内しています。東京都のページも「内示以降、契約が可能」としています。

問質問

内示の前に機器を発注してしまった場合は、補助の対象になりますか。

解解説

公式の案内は「原則」としているため、内示前の契約や支払いが対象になるかは個別に判断されます。発注の前に、県の担当課へ確認してください。

いくらまで補助される?受給額シミュレーター

補助額は、対象になる経費の5分の4で、1施設あたり8,000万円が上限です。対象経費が1億円に届くと上限に達し、それを超えた分は補助されません(算術)。たとえば対象経費が6,000万円なら補助額は4,800万円で、残りの1,200万円が病院の負担です。対象経費が1億2,000万円でも補助額は8,000万円までで、残りの4,000万円が病院の負担になります。

電子カルテの導入・更新費用や運用・保守費用など、対象外の経費が含まれていると計算が狂います。次の計算では、対象外の経費を別の欄に入れて差し引いてください。

補助額シミュレーター

病院の状況別に、いま何をすればいい?

2026年10月8日時点の公式情報にもとづき、病院の状況ごとに、いま確認することを表にまとめました。

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病院の状況いま確認すること根拠
計画書を出して、採択(内示)の通知を受けた県の交付要綱と交付申請の案内を確認し、締切までに交付申請します。大阪府は10月23日(金)が締切、神奈川県は9月10日に受付を開始しています。導入費用は、原則、内示以降に実施した分が対象です。大阪府(新しいタブで開きます)、神奈川県(新しいタブで開きます)、厚生労働省(新しいタブで開きます)
計画書を出したが、まだ通知が来ていない県の案内を確認します。福岡県は、9月15日に選定結果を通知する予定と県ページに書いています。通知が届いていなければ、県の担当課に問い合わせます。福岡県(新しいタブで開きます)
通知で不採択だった補助を受けるのは国が選んだ病院だけで、提出した病院がすべて補助の対象になるわけではないと、厚生労働省のQ&Aに書かれています。次の機会は「不採択や未応募の病院の次の一手は?」で整理しています。厚生労働省 Q&A(第2版)(新しいタブで開きます)
計画書を出していない・出せなかった確認できた8都府県では、計画書の受付期間が過ぎています。追加募集の掲載は各県ページにありません。所在地の県ページで最新の案内を確認します。上の都道府県別の表
令和8年4月1日時点でベースアップ評価料を届け出ていない実施要綱の要件を満たしません。届出の方法は別記事で確認できます。厚生労働省 実施要綱(新しいタブで開きます)
診療所など、病院ではない施設対象は病院に限られます。大阪府は、医科診療所や歯科診療所等は対象外と案内しています。大阪府(新しいタブで開きます)

自院が要件を満たしているかは、次の確認で点検できます。

対象の要件の自己点検

対象外になる経費と、つまずきやすい点は?

補助の対象かどうかで迷いやすい点を、公式の記載にそって整理します。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
迷いやすい点公式の扱い根拠
電子カルテ電子カルテの導入費用や更新費用そのものは対象になりません。バイタルの自動入力機器などの導入で電子カルテとのシステム連携が必要な場合は、その連携のためのシステム改修費用は対象になります。厚生労働省 Q&A(第2版)(新しいタブで開きます)
ソフトウェア・サービスの利用料利用料等の支払いがなければ運用できない場合は、令和8年度中(令和8年4月1日から令和9年3月31日までに生じる最大12か月分)の利用料等が対象です。令和9年度以降に生じる分への支援は行えません。厚生労働省 実施要綱(新しいタブで開きます)
令和7年度中に導入した機器令和7年度中に導入した機器等は補助対象になりません。厚生労働省 Q&A(第2版)(新しいタブで開きます)
ランニングコストの確保運用・保守費用は補助対象外で、計画書に確保の方針を書く必要があります。業務効率化で生じる節減分で直ちに賄えなくても、病院の運営費から捻出できることが担保され、持続可能であればよいとされています。厚生労働省 Q&A(第2版)(新しいタブで開きます)
外部の専門家の支援訓練費用や効果測定費用も付随する費用として対象で、外部の専門家の支援を受けることもできます。ただし、導入するICT機器等の費用と比べて過大にならない範囲にとどめます。厚生労働省 Q&A(第2版)(新しいタブで開きます)
対象にならない開設主体ハンセン病療養所、防衛医科大学校病院、自衛隊病院、宮内庁病院、医療刑務所、国立障害者リハビリテーションセンター病院は対象外です。厚生労働省 Q&A(第2版)(新しいタブで開きます)

審査で見られる15項目は?

国の評価基準は、13項目をA〜Dで評価し、④⑤は必須(○)の確認のみの様式です。15項目の中身は、次のとおりです。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
番号評価の観点区分
①本事業の背景・目的を適切に理解しているかA〜D評価
②補助を受けて業務効率化に取り組むのに十分な体制があるかA〜D評価
③これまで独自に院内の業務効率化・勤務環境改善に取り組んできた実績があるかA〜D評価
④本年4月1日時点でベースアップ評価料を届け出ているか必須
⑤都道府県が、地域医療に一定の貢献をしていること、地域医療構想の推進に協力していることを確認しているか必須
⑥業務上の課題や非効率な点を、具体的かつ定量的に把握できているかA〜D評価
⑦その課題を解決するのに、的確で十分な効果のある取組内容かA〜D評価
⑧取組を今後定着させ、拡大・発展させる具体的な方針があるかA〜D評価
⑨病院全体の業務効率化・勤務環境改善への波及効果が相当程度あるかA〜D評価
⑩業務効率化委員会の体制や運営が、病院全体でPDCAに取り組めるだけの具体的で妥当な内容かA〜D評価
⑪具体的で定量的な効率化目標が、意欲的で、達成可能とする合理的な根拠があるかA〜D評価
⑫業務手順の見直しの内容が、具体的で効果的かA〜D評価
⑬タスク・シフト/シェアの取組が具体的で、ICT機器等の導入と関連づけて総合的に進める内容かA〜D評価
⑭ICT機器等のランニングコストの確保策が、具体的で妥当かA〜D評価
⑮厚生労働大臣に業務効率化に関するデータを提出するのに十分な体制があるかA〜D評価

出典は厚生労働省の「国による評価基準」です。計画書の書き方は、実施要綱に次のとおり定められています。院長・副院長等の管理者が委員長になる業務効率化推進委員会を設けます(既存の委員会の活用も可)。対象部門は、医師、調剤、看護、その他コメディカル、事務、その他のバックアップ部門のいずれか、またはすべてです。目標は「対前年同月比●%以上」のように、定量的に測定・評価できるものにします。委員長が管理者であることは必須ですが、そのほかの委員構成や開催頻度に指定はないと、Q&Aに書かれています。

採択されたあと、病院に求められることは?

  • 計画の進捗の報告:1年目の計画終了時、2・3年目の計画の途中、3年目の計画終了時に、都道府県知事を通じて厚生労働大臣に報告書を出し、評価を受けます。
  • データの提出:進捗の報告とは別に、厚生労働大臣が定める業務効率化に関するデータを出します。導入の前後で、対応する業務に要する時間、関係職員の総労働時間・超過勤務時間、インシデント件数などを求めることが想定されています。
  • 補助金の返還:評価で成果が認められなかった場合は、補助金の返還を求められることがあります。災害の発生等でやむを得ないと認められる場合は除かれます。申請内容を偽るなど不正の手段で受け取った場合は、全額の返還を求められます。
  • 公表:病院名、取組内容、成果は厚生労働省から公表されます。導入した機器の具体的な製品名や価格などの情報の提出を求められることもあります。

不採択や未応募の病院の次の一手は?令和9年度の見通し

令和9年度に同じ形で実施されるかは、2026年10月8日時点で決まっていません。実施要綱は、令和9年度以降に生じる利用料等への支援は行えないとしており、令和8年度の事業が自動的に続くわけではありません。

厚生労働省が公表した医政局の令和9年度概算要求の概要には、地域医療介護総合確保基金の対象事業として、新区分「医療分野における業務効率化・勤務環境改善に関する事業」が載っています。ICT機器等の導入によって業務効率化・職場環境改善に資する取組を行い、生産性向上を図る病院に必要な経費を支援する、という内容です。ただし、これは予算が成立する前の要求の段階です。対象、上限額、補助率、時期は、現時点で公式に決まっていません。

同じ概要には、令和8年5月29日に成立した健康保険法等の一部を改正する法律で、業務効率化・勤務環境改善に積極的・計画的に取り組む病院を厚生労働大臣が認定できる仕組みが設けられた、という記載もあります。この認定に関する調査・支援事業として408百万円が新規の要求に載っています。これも要求段階で、今回の補助とは別の制度です。

次の機会を待つあいだにできるのは、業務効率化計画の元になる課題の洗い出しや、定量目標の置き方の整理です。ほかに使える制度を探すときは、補助金・助成金の無料診断で、所在地や施設の条件から候補を絞れます。

交付申請の前に確認することは?

採択(内示)の通知を受けた病院向けの確認です。県ごとに交付要綱と様式が別なので、最終的には県の案内に従ってください。

交付申請の前の自己点検

よくある質問

Q1.医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業とは何ですか?

ICT機器等の導入によって業務効率化・職場環境改善に取り組み、生産性向上を図る病院に、必要な経費を支援する国の事業です。令和8年4月1日時点でベースアップ評価料を届け出ている病院などが対象で、補助額は対象経費の5分の4まで、1施設あたり上限8,000万円です。申請は都道府県を通じて行い、補助の対象になる病院は国が選びます。

Q2.計画書の受付は、いまも続いている県がありますか?

2026年10月8日時点で県の公式ページを確認できた東京都・大阪府・千葉県・兵庫県・神奈川県・福岡県・広島県・和歌山県では、受付期間が過ぎています。愛知県・宮崎県・大分県・茨城県・佐賀県は、本事業の県ページを確認できていないため、状況を書けません。

Q3.交付申請の締切はいつですか?

確認できたのは大阪府で、2026年10月23日(金)です。神奈川県は9月10日に交付申請書の受付を始めていますが、県ページに締切の記載はありません。福岡県は9月下旬頃に受付を始める予定とされています。ほかの県は、県の案内で確認してください。

Q4.診療所や薬局でも申請できますか?

申請できません。実施要綱の対象は、保険医療機関コードが発行されていて、令和8年4月1日から申請時点までに診療報酬請求の実績がある病院に限られます。大阪府のページも、医科診療所や歯科診療所等は対象外としています。

Q5.内示の前に買った機器は補助の対象になりますか?

厚生労働省は、原則として、補助対象の病院の決定(内示)以降に実施したICT機器の導入費用等が補助対象になると案内しています。内示前の契約や支払いが対象になるかは、個別の事情によるため、発注の前に県の担当課へ確認してください。

Q6.令和9年度も同じ補助はありますか?

2026年10月8日時点で決まっていません。令和9年度の概算要求に、地域医療介護総合確保基金の新区分として関連する項目が載っていますが、要求の段階で、対象や上限額は決まっていません。

最終更新:2026年10月8日(令和8年度の公式情報にもとづく)

出典

制度情報の確認

時期 計画書の受付は、2026年10月8日時点で県ページを確認できた東京都・大阪府・千葉県・兵庫県・神奈川県・福岡県・広島県・和歌山県で終了。交付申請は県ごとに異なります(本文を参照)
担当の機関厚生労働省(実施主体は各都道府県)
主要スケジュール
  1. 確認した現況計画書の受付は、2026年10月8日時点で県ページを確認できた東京都・大阪府・千葉県・兵庫県・神奈川県・福岡県・広島県・和歌山県で終了。交付申請は県ごとに異なります(本文を参照)
申請手順と注意点 ›
情報の確認方法 郵送申請
必要書類 業務効率化計画(定量目標明記)、業務効率化推進委員会の設置関連書類(管理者を委員… 詳細を見る ›
根拠資料

編集・監修: (中小企業診断士)

一次情報を確認する編集体制(編集方針・検証方法 | 掲載情報について連絡する)

公開日: 記事更新日: 出典: 厚生労働省(実施主体は各都道府県) (新しいタブで開きます)

本記事は公表資料の確認結果を整理したものです。新制度の決定を示すものではないため、最新の一次情報をご確認ください。