募集中 省エネ・脱炭素

GX地域共創補助金2026|最大250億円・9月1日締切と要件

日本国内で登記された法人(中小企業・中堅企業・大企業)

申請締切まで あと 31

この記事の結論

対象者日本国内で登記された法人(中小企業・中堅企業・大企業)
補助額・給付額最大250億円(補助率 補助率1/2以内(大企業は1/3以内)。支援強度は5区分で補助率50%・40%・30%(大企業33%・25%・20%))
申請時期募集中(締切まで31日)
まずやること公式ページで最新情報・対象条件を確認
補助金の概要 対象・上限額・申請期限・関連制度を確認

日本国内で登記された法人(中小企業・中堅企業・大企業)

対象地域
全国
対象者
日本国内で登記された法人(中小企業・中堅企業・大企業)
補助上限
最大250億円
補助率・給付条件
補助率1/2以内(大企業は1/3以内)。支援強度は5区分で補助率50%・40%・30%(大企業33%・25%・20%)
公募期間
2026年9月1日締切(予定)
実施機関
経済産業省(GX地域共創補助金事務局)
申請方法
要確認
必要書類
事務局指定の申請様式一式(事業ポータルに登録)
  • 最大250億円まで補助される制度です
  • 経済産業省(GX地域共創補助金事務局)が公募する公的支援制度

詳細解説

2026年7月17日に公募が始まったGX地域共創補助金2026(正式名称:令和8年度 脱炭素電源地域貢献型投資促進事業)は、経済産業省がGX経済移行債を財源に約2,060億円を投じる大型の設備投資支援です。補助金額の上限は最大250億円、補助率は1/2以内(大企業は1/3以内)。製造設備投資型とデータセンター設備投資型の2類型があり、補助対象経費は中堅・中小企業で10億円以上、大企業で20億円以上という高い入口が設定されています。公募締切は2026年9月1日(火)正午。GビズIDプライムの取得から事業ポータルでの応募申請まで逆算すると、準備に使える時間はもう長くありません。この記事では、支援強度5区分のどこを狙うべきか、通年使用電力の全量を新規調達するという電力要件の実務、そして審査で落ちやすい論点を、公募要領Ver.1.2の記載に沿って整理します。

まず結論:3分で分かるGX地域共創補助金2026

この記事のTL;DR

  1. 予算約2,060億円、補助金額の上限は最大250億円。財源はGX経済移行債で、脱炭素電源の立地地域への貢献をセットで求める設計です。
  2. 補助率は支援強度の5区分で50%・40%・30%(大企業は33%・25%・20%)に分かれ、区分ごとに上限が250億円・100億円・50億円と変わります。
  3. 補助対象経費の下限は大企業20億円以上、中堅・中小企業10億円以上。設備投資規模がここに届かない企業は対象外です。
  4. 電力要件が最大の関門。事業実施場所で通年使用する電力の全量を脱炭素電力にし、しかも新規かつ追加的に調達する必要があります。
  5. 締切は2026年9月1日正午。GビズIDプライム取得 → Jグランツ → 事業ポータルの三段構えで、事業ポータルへの登録完了をもって応募申請完了です。
最大250億円補助金額の上限(支援強度区分1・2)
1/2以内補助率(大企業は1/3以内)
9月1日 正午1次公募の締切(2026年)

制度の状態は 受付中 です。所管は経済産業省、執行はGX地域共創補助金事務局。公募要領はVer.1.2(2026年7月16日更新)が最新で、公式サイトから全文が確認できます。まず自社の投資計画が「補助対象経費10億円以上(大企業は20億円以上)」という下限を超えるかどうかを確認し、超えないようであれば規模の合う制度、たとえば中小企業成長加速化補助金で成長投資を支援する枠組み省力化投資補助金カタログ注文型で設備を短期導入する方法に切り替える判断を先にしてください。

読者

工場の新設を検討中です。設備投資額が20億円規模なら、うち10億円だけを補助対象経費として申請する形でも要件は満たせますか。

専門家

判定基準は投資総額ではなく補助対象経費の額です。中堅・中小企業なら補助対象経費が10億円以上、大企業なら20億円以上。土地取得費やオフィス用建物、既存設備の撤去費、事業で定常的に利用する発電設備などは補助対象外なので、総額から控除したあとの数字で下限を超えるかを先に検算してください。ここを甘く見積もると、審査以前の門前で不採択になります。

他のGX補助金と何が違うのか:制度の独自性

脱炭素関連の補助金は数多くありますが、この制度が異質なのは「電源の立地地域に貢献すること」を補助要件の中心に据えた点です。一般的な省エネ補助金は自社の排出削減量や省エネ率を評価しますが、GX地域共創補助金は「どこの都道府県の、どの種類の脱炭素電源から、どういう契約形態で電気を買うか」までを審査対象にします。これは、脱炭素電源が立地する地域に産業と雇用を呼び込むという政策目的が制度設計に直結しているためです。

財源はGX経済移行債

予算約2,060億円は製造設備投資型とデータセンター設備投資型の合計で、事業期間の総額(令和12年度までの国庫債務負担行為を含む)です。単年度の予算ではないため、1次公募で全額が消化されるわけではありません。ただし、採択件数や次回以降の公募回数は公表されていないため、「次があるはず」という前提で先送りするのはリスクの高い判断です。

もうひとつの特徴は、補助事業期間の長さです。交付決定日から2030年(令和12年)9月30日までが事業期間で、長納期の受電設備を補助対象経費に含む申請については受電設備のみ期間延長が認められます。数年がかりの工場建設やデータセンター建設を前提にした制度であり、単年度で完結する設備更新型の補助金とは設計思想が根本的に違います。地域単位の脱炭素計画づくりから入りたい自治体連携型の案件であれば、地域脱炭素計画づくり支援事業で計画策定から支援を受ける選択肢重点対策加速化事業費補助金で地域脱炭素の設備導入を進める方法のほうが実態に合う場合もあります。

この制度が向いている企業
脱炭素電源の近接地に大型工場やデータセンターを新設する計画があり、電力調達契約を一から設計できる立場にある企業。経営層が投資判断に直接関与している。

向いていない企業
既存の電力契約を切り替えるだけで済ませたい企業、補助対象経費が10億円に届かない企業、交付決定前にすでに発注してしまっている企業。

支援強度5区分:どの区分を狙うかで補助率も上限も変わる

補助率と補助金額の上限は、企業の立地場所・電源との紐づき・電源の種類・計画期間の4要素で決まる5区分制です。区分1が最も手厚く補助率50%・上限250億円、区分5が補助率30%・上限50億円。データセンター設備投資型で申請できるのは区分1〜3の3パターンのみで、区分4・5は製造設備投資型専用です。以下の内容はいずれも公募要領Ver.1.2の記載に基づきます。

区分電源との紐づき・電源の種類計画期間製造設備投資型の補助率DC設備投資型の補助率補助金額の上限根拠資料
1需要電力の50%以上を自家発電・CPPAのみで同一都道府県から調達。新設・再稼働電源のみで50%以上15年50%(大企業33%)50%(大企業33%)250億円公募要領Ver.1.2
2同上の紐づけに加え、既設電源も含めて50%以上を同一都道府県(脱炭素電力供給地域に限る)から調達10年40%(大企業25%)40%(大企業25%)250億円公募要領Ver.1.2
3脱炭素電力メニューを含めて50%以上を同一都道府県から調達。新設・再稼働・既設を問わない8年40%(大企業25%)30%(大企業20%)100億円公募要領Ver.1.2
4企業版ふるさと納税や地域共生基金等で地域貢献を実施。CPPAのみで50%以上、新設・再稼働電源のみ15年40%(大企業25%)対象外50億円公募要領Ver.1.2
5区分4の条件に加え、既設電源も含めて50%以上を同一都道府県(脱炭素電力供給地域に限る)から調達10年30%(大企業20%)対象外50億円公募要領Ver.1.2

区分選択で見落とされやすい点

区分1と区分2の違いは「既設電源を数に入れられるか」であり、そこに補助率10ポイント(大企業8ポイント)の差がついています。一方で区分1は計画期間が15年と最長です。15年にわたって新設・再稼働電源のみで需要電力の50%以上を同一都道府県から調達し続ける契約を、いま結べるのか。補助率の高さだけで区分1に飛びつくと、計画期間の長さが後から重くのしかかります。

電源の種類そのものも評価されます。洋上風力、原子力、地熱、ペロブスカイト太陽電池による太陽光は「高」評価。水力、陸上風力、バイオマス(専焼)、脱炭素火力(専焼)、CCS付火力が「中」。バイオマス及び火力(混焼)、燃料電池が「低」。そして太陽光(その他)は0点です。すでに市場化が進展しているシリコン太陽光等からの調達は加点評価されません。ここは「とりあえず再エネを買えば評価される」という思い込みが最も裏切られる箇所です。

評価電源種実務上の含意
洋上風力、原子力、地熱、太陽光(ペロブスカイト太陽電池)調達計画に組み込めれば加点。長期契約の交渉難度は高い
水力、陸上風力、バイオマス(専焼)、脱炭素火力(専焼)、CCS付火力現実的な主力。地域の既存電源との組み合わせを検討
バイオマス及び火力(混焼)、燃料電池補完的位置づけにとどめる
0点太陽光(その他)加点なし。これだけで計画を組むと評価が伸びない

補助対象者・事業要件・電力要件を分解する

要件は「誰が」「どんな事業を」「どんな電気で」の3層で構成されます。どれかひとつでも欠けると要件不備となり、採択結果の最終公表を待たずに不採択の通知が来る場合があります。

補助対象者(すべて満たすこと)

  • 令和9年度末時点で、自社としての排出目標及びコミットメントの報告を行うGXフューチャー・リーグ会員であること。ただし中小企業基本法に規定する中小企業・中堅企業・みなし大企業は、その他の温室効果ガスの排出削減のための取組の提出をもって代えることができます。
  • 日本国内において登記された法人であり、国内に事業実施場所を有すること。
  • 本事業を的確に遂行する組織・人員を有すること。
  • 円滑な遂行に必要な経営基盤と、資金等の十分な管理能力を有すること。
  • 補助対象設備等の所有者であり、処分制限期間の間、継続的に使用する者であること。電力要件を満たすため電気事業者と契約する者であること。1社で満たせない場合は複数事業者による共同申請が必要です。
  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置・指名停止措置を受けていないこと。
  • 暴力団員等に該当しないこと。

事業要件(類型A:製造設備投資型)

  1. 生産品または製造・生産プロセスにおいて技術革新性または事業革新性を有し、日本国内の産業競争力の強化に繋がる事業であること。
  2. 製造・生産設備の中でも、生産プロセスの中核となる設備に対する設備投資が含まれること。
  3. 補助対象経費が、大企業では20億円以上、中堅・中小企業では10億円以上であること。
  4. 経営層が深く関与し、機動的・継続的に経営資源を投入する組織体制が構築されていること。
  5. 民間企業のみでは投資判断が真に困難な事業であること。
  6. 自家発電用設備等で化石燃料を使用する場合、将来的な化石燃料へのロックインを回避するため、水素・アンモニア・合成メタン等の非化石エネルギーへの転換に向けた取組を技術的かつ経済的に可能な範囲で実施する計画であること。

電力要件がこの制度の心臓部

第一に、事業実施場所で通年使用する電力の全量を脱炭素電源由来の電力とし、新規に調達すること。事業所で通年使用する脱炭素電力が事業実施前年度と比較して増加する計画であることが前提で、公募開始年度の前年度までに締結した供給契約の付け替えは不可です。公募開始年度以降に新たにかつ追加的に調達された脱炭素電力であることが求められます。第二に、通年使用電力の50%超過分を同一都道府県(電源立地都道府県)から調達すること。電源立地都道府県は事業実施場所と同一の都道府県である必要はありません。

新設・再稼働電源を活用する場合、設備稼働から電力供給開始まで期間が空くことがあります。その場合は代替電源から調達して電力要件を満たす必要があります。なお本事業における「再稼働電源」とは、2026年度以降2033年度までに、2013年7月の新規制基準導入後に初めて再稼働(営業運転開始)する既設原子力発電を指します。この定義は一般用語より狭いため、社内資料の文言をそのまま流用すると齟齬が生じます。

読者

すでに再エネメニューで電力を購入しています。工場増設分だけ新規契約すれば、電力要件は満たせますか。

対象者・対象事業

対象地域(全国)

目的
省エネ・脱炭素
対象地域
全国
対象者
日本国内で登記された法人(中小企業・中堅企業・大企業)
補助上限
最大250億円
難易度
5

詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。

専門家

要件は「事業実施場所で通年使用する電力の全量」です。増設分だけでは足りません。既存分を含めた事業所全体の通年使用電力を脱炭素電力にしたうえで、その調達が前年度比で増加していること、かつ公募開始年度以降の新規・追加調達であることが必要です。既存契約の付け替えは認められないため、契約の巻き直しではなく積み増しの設計が要ります。ここを誤解したままの申請は、電力要件の不備で落とし穴にはまります。

補助対象経費と、対象外になるもの

区分内容注意点
建物等取得費事業実施に必要な建物の新設・建て替え・リフォーム等に係る費用(設計費含む)土地やオフィス用建物の取得費は対象外
設備費機械装置の購入・製造(既存設備の改修を含む)に要する経費(設計費含む)、及び建物等取得に併せて実施する附帯工事費中核設備への投資と無関係な老朽設備の更新は対象外
システム整備費ソフトウエアの購入・作成(改修含む)に要する経費(設計費含む)。取得設備の稼働に直接必要なものに限る類型Bでは建物等取得費と設備費の補助金支払額の合計が上限
共通の3条件①事業遂行に必要と明確に特定できる ②交付決定日以降、事業期間内に発注(契約)を行い支払った ③実績報告の証拠書類で金額・支払実績が確認できる3つすべてを満たさない経費は精算時に落ちる

対象外経費の代表格は、交付決定日より前に発注・購入・契約したもの、間接補助事業者の人件費(自社エンジニアリング費を含む)、既存建物・設備の撤去費・移設費、事業で定常的に利用する発電設備(太陽光、バイオマス発電、コジェネ、蓄電池等)、送配電設備及び受電設備(事業所が系統から受電して以降の設備は除く)、環境アセスメント等の調査費用、消費税、汎用性がありコンピュータ・プリンタ等目的外使用になり得るものの購入費、価格設定の適正性が明確でない中古品の購入費などです。発電設備そのものは補助対象にならない点は、脱炭素の補助金として直感に反するため特に注意してください。自社の再エネ設備導入に補助を受けたい場合は、大分県GX促進補助金で脱炭素投資に最大10億円を得る枠組み鹿児島県GX推進再エネ導入支援事業で再エネ設備の導入費を賄う制度など、都道府県レベルの制度を並行して検討するほうが現実的です。

申請でよくある不採択・落とし穴7選

ここまでの要件を踏まえ、実務で不採択や差し戻しにつながりやすい論点を7つに整理します。いずれも公募要領Ver.1.2に明記された条件から導かれるもので、推測は含めていません。

落とし穴1:交付決定前に発注してしまう

原則として交付決定後に事業開始(契約・発注)が可能です。交付決定日より前に発注・購入・契約したものは補助対象外。工期を優先して先行発注した瞬間、その経費は精算で全額落ちます。採択先公表は2026年11月中旬頃、交付申請期限は12月中旬頃という時間軸を、社内の調達スケジュールに先に落とし込んでください。

落とし穴2:既存電力契約の付け替えで済ませようとする

公募開始年度の前年度までに締結した供給契約の付け替えは認められません。公募開始年度以降に新たにかつ追加的に調達された脱炭素電力であることが要件です。既存の再エネ契約を事業実施場所に付け替えただけの計画は、電力要件の不備として扱われます。

落とし穴3:太陽光(その他)中心の調達計画

電源種の評価で太陽光(その他)は0点です。すでに市場化が進展しているシリコン太陽光等からの調達は加点評価されません。調達計画を太陽光中心で組み立てると、要件は満たしても評価が伸びず、競争的な審査で不採用になりやすくなります。

落とし穴4:補助対象経費の下限割れ

大企業20億円以上、中堅・中小企業10億円以上。対象外経費(土地、撤去費、発電設備、消費税など)を控除すると下限を割るケースがあります。総投資額ではなく補助対象経費で判定する点を、経理・調達部門と早期にすり合わせてください。

落とし穴5:面接審査に代表権者が出られない

面接審査は提案企業の代表権を有する者の参加が必須です(共同申請の場合は幹事会社の代表権者が必須、共同実施者は任意)。1申請あたり最大1時間を予定し、原則オンライン、原則として日本語での説明・質疑です。代表者のスケジュールを押さえていないだけで、書面審査を通過しても先に進めません。

落とし穴6:同一主体からの複数応募

同一の主体による応募申請が複数ある場合、採択件数は原則1件を上限とします(第三者委員会が例外を認めた場合を除く)。複数拠点で同時に申請して確率を上げる、という戦術は機能しません。社内で案件を並走させている場合は、どれを本命にするかを申請前に決める必要があります。

落とし穴7:締切後の修正・差替を当てにする

受付期間以降の提出(修正・差替・追加を含む)は受け付けられません。郵送・持参・FAX・電子メールによる提出も不可。入力内容及び資料に不備(必要書類の欠落や記入漏れ等)がある場合、審査対象とならない可能性があります。締切直前の駆け込み登録は、記入漏れという最も避けられる理由での不採択を招きます。

審査そのものは事務局内に設置される第三者委員会が実施し、書面審査と面接審査で構成されます。事業内容、脱炭素電力の利用計画、電源立地都道府県への貢献の観点から審査し、総合的に判断して採択・不採択が決まります。採択にあたっては第三者委員会の審査を実施したうえで経済産業省の承認を要します。なお、審査の経過等、審査に関する問合せには応じられません。自社の投資計画がどの制度に乗るのか整理しきれていない段階であれば、補助金診断で自社が使える設備投資支援を絞り込むところから始めると、社内合意の材料が揃います。

主な審査項目(類型A)は、適格性、成長性、重要性(経営戦略上の位置づけ・経営者の関与・日本成長戦略会議における17の戦略分野の競争力強化に資するか)、革新性、成長性・継続性(競合分析、AI・ロボット活用による労働生産性向上、原材料の安定確保、オフテイカー獲得、オープン・クローズ戦略)、脱炭素電力の利用計画、経済波及効果(電源立地都道府県での雇用創出・地場企業への受発注、国内サプライチェーンへの効果)、排出削減への貢献(Scope2削減に留まらない取組)、公的支援を行う意義(補助を前提としない場合にIRR・投資回収期間が投資判断水準に達しないか)、リスク対応、スケジュール、実施体制、資金計画(借入予定なら金融機関が融資を前向きに検討しているか)です。AI・ロボット活用が明示的に評価軸に入っているため、デジタル化・AI導入補助金2026で生産性向上の実績を積む方法を先行させ、実装実績を審査資料に書ける状態にしておくのは有効です。

申請の流れ:GビズIDから事業ポータルまで

  1. GビズIDプライムアカウントを取得する。発行に時間を要する場合があるため、最優先で着手します。
  2. Jグランツで基本情報を入力し、事業ポータル用アカウントの発行申請を行う。Jグランツで受け付けるのは、申請区分(単独/共同)・類型(製造設備/データセンター)・担当者名・担当者電話番号・担当者メールアドレスのみです。
  3. 事業ポータルのアカウントIDとURLを受領する。正常に受け付けられると、Jグランツで入力した担当者メールアドレス宛に届きます。
  4. 事業ポータルで様式の情報入力とファイルのアップロードを行い、応募申請を完了させる。事業ポータルへの登録完了をもって応募申請完了です。
  5. 書面審査・面接審査を経て、2026年11月中旬頃に採択先が公表される。その後、12月中旬頃が交付申請期限です。

スケジュール(1次公募)

2026年7月1日(水)公募要領公開/7月17日(金)公募開始/9月1日(火)正午 公募締切/11月中旬頃 採択先公表/12月中旬頃 交付申請期限。採択先公表以降は応募申請件数次第で前後する可能性があります。補助事業期間は交付決定日から2030年(令和12年)9月30日まで。

関連する補助金・助成金

なお、公募に係る説明会は製造設備投資型が2026年7月9日(木)、データセンター設備投資型が7月14日(火)にそれぞれ開催済みで、資料と動画は公式サイトで公開されています。着手が遅れた企業ほど、この録画を先に通して見るのが最短ルートです。不明点はGX地域共創補助金事務局コールセンター(03-4405-6696、受付時間9時30分〜12時/13時〜17時、土曜・日曜・祝日および年末年始を除く)またはお問い合わせフォームで確認できます。

類型A(製造設備投資型)と類型B(データセンター設備投資型)の違い

比較軸類型A:製造設備投資型類型B:データセンター設備投資型根拠資料
申請可能な支援強度区分区分1〜5のすべて区分1〜3のみ公募要領Ver.1.2
補助率(区分1)50%(大企業33%)50%(大企業33%)公募要領Ver.1.2
補助率(区分3)40%(大企業25%)30%(大企業20%)公募要領Ver.1.2
固有の技術要件生産プロセスの中核設備への投資を含むこと、技術革新性・事業革新性稼働開始から2年以内にPUE1.3以下を満たす具体的手法の検討公募要領Ver.1.2
システム整備費の扱い上限の別段の定めなし建物等取得費と設備費の補助金支払額の合計が上限公募要領Ver.1.2

類型B固有の審査ポイント

稼働開始から2年以内に少なくともPUE(電力使用効率)1.3以下を満たす具体的手法が検討されているか。未達でも、IT機器等の設備稼働率の低さに起因し、設計時PUEが1.28以下と確認できる場合は達成とみなされます。補助対象となるサーバー類は、カタログスペックにおけるFP8演算性能が0.15PFLOPS未満、かつHBM容量が32GB未満のもののみ。非常用電源(蓄電池・UPS)は必要最低限の時間とし、特殊事情がない限り最大72時間を超えないこと。加えて、日本データセンター協会(JDCC)の「データセンター地域共生ガイドライン」に準拠した地域とのコミュニケーション体制・計画が求められます。

サーバーのスペック上限は見落としやすい論点です。FP8演算性能0.15PFLOPS未満かつHBM容量32GB未満という条件は、生成AI学習用の高性能GPUサーバーを補助対象から外す方向に働きます。AI基盤の構築を主目的とした投資計画では、補助対象経費に算入できる機器の範囲を先に確定させてから資金計画を組んでください。

読者

データセンターの立地は電源のある県から離れています。この場合、電力要件は満たせないのでしょうか。

専門家

電源立地都道府県は、事業実施場所と同一の都道府県である必要はありません。要件は「通年使用電力の50%超過分を同一都道府県(電源立地都道府県)から調達すること」です。ただし区分1〜3はいずれも「需要電力の50%以上を調達する都道府県に企業が立地」していることが前提条件になっているため、区分の選択によって立地の意味が変わります。自社がどの区分に当てはまるかを、電力調達契約の形態と立地の両面から詰めてください。

必要書類・要件チェックリスト

提出物は事務局指定の申請様式一式で、事業ポータルに登録します。着手前に以下を自己点検してください。ひとつでも未達があれば、その論点から潰すのが最短です。

申請書に書けると強い要素

経営層の関与が組織図・意思決定記録のレベルで示せること、補助がない場合にIRR・投資回収期間が投資判断水準に達しないことを数字で説明できること、電源立地都道府県での雇用創出や地場企業への受発注が具体的に書けること。この3点は審査項目に明記されており、定性的な意気込みではなく資料での裏づけが問われます。

併用・比較を検討したい関連制度

補助対象経費の下限に届かない場合や、GX地域共創補助金と時間軸が合わない場合の代替・補完となる制度を挙げます。いずれも規模と目的が異なるため、投資計画のフェーズに合わせて使い分けてください。

先進的な資源循環投資促進事業GX・脱炭素の設備投資を支援。資源循環側から脱炭素投資に入る場合の受け皿
重点対策加速化事業費補助金地域脱炭素の設備導入を面で進める制度。自治体連携型の計画と相性がよい
地域脱炭素計画づくり支援事業設備投資の前段にある計画策定フェーズを支援。電源立地地域との調整の下地づくりに
GX建機導入促進補助金建設機械の電動化・脱炭素化に対応。工場建設フェーズの周辺投資として検討可能
荒川区中小企業GX経営推進支援事業補助金自治体単位のGX経営支援。国の大型制度に届かない規模の取組を後押し
小規模事業者持続化補助金 第20回サプライヤー側の小規模事業者に案内できる制度。地場企業への受発注拡大とセットで

このほか、事業再編を伴う投資であれば事業承継・M&A補助金 第15次で再編コストを軽減する制度、賃上げを織り込んだ計画であれば中小企業向け賃上げ促進税制2026で税額控除を確保する方法、通商環境の影響を受ける業種であれば米国関税措置の中小企業支援策で資金繰りと販路を守る施策が候補になります。制度単位で網羅的に見たい場合は省エネ・脱炭素の補助金一覧設備投資の補助金一覧から探すのが早いです。

よくある質問

Q. 採択率はどのくらいですか。

A. 1次公募は今回が初回であり、採択実績は公表されていません。公表されていない数値を前提に投資判断を組み立てるのは避け、要件充足と審査項目への回答品質で勝負するのが現実的です。採択先の公表は2026年11月中旬頃の予定です。

Q. 共同申請はどんなときに必要ですか。

A. 補助対象設備等の所有者であること、処分制限期間中に継続使用すること、電力要件を満たすため電気事業者と契約することを1社で満たせない場合に、複数事業者による共同申請を行います。面接審査では幹事会社の代表権者の参加が必須で、共同実施者の参加は任意です。

Q. 補助事業期間はどこまで延ばせますか。

A. 交付決定日から2030年(令和12年)9月30日までです。長納期の受電設備を補助対象経費に含む申請については、受電設備のみ期間の延長が認められます。

Q. 事業完了後に電力要件を満たせなくなったらどうなりますか。

A. 事業完了後3年間、事業実施場所における脱炭素電力の利用実績が確認されます(4年目以降は国等が確認予定)。外的要因等の特段の理由なく電力要件・立地要件が未達の場合、国等との協議の下で補助金の返還を求められる可能性があります。

Q. 申請書類はメールや郵送でも提出できますか。

A. できません。事業ポータルへの登録完了をもって応募申請完了となり、郵送・持参・FAX・電子メールによる提出は受け付けられません。受付期間以降の修正・差替・追加も不可です。

採択後にやること:交付申請から3年間の実績確認まで

採択は終点ではありません。2026年11月中旬頃の採択先公表を受けて、12月中旬頃までに交付申請を行います。交付決定が出て初めて、契約・発注が可能になります。ここを待たずに動くと、その経費は補助対象外です。

返還リスクを織り込んだ意思決定を

事業完了後3年間、脱炭素電力の利用実績が確認され、4年目以降も国等による確認が予定されています。電力要件・立地要件が未達となれば返還を求められる可能性があるため、支援強度区分に対応する計画期間(15年/10年/8年)を、電力調達契約の期間と一致させておくことが重要です。補助率の高い区分ほど計画期間が長く、コミットメントも重くなります。

3年間事業完了後に脱炭素電力の利用実績を確認する期間
2030年9月30日補助事業期間の終期(令和12年)
原則1件同一主体あたりの採択件数の上限

締切まで残された時間で最優先に着手すべきは、GビズIDプライムの取得と、電力調達契約の相手方との交渉です。書類の作文はあとから巻き返せますが、アカウント発行と契約交渉は自社の努力だけでは短縮できません。自社の投資規模や時間軸がこの制度に合わない場合でも、代替となる支援策は複数あります。

出典

最終更新:2026年7月31日

補助金の概要

要点

対象・申請情報まとめ

詳細条件は公募要領で確認してください。

対象地域
全国
対象者
日本国内で登記された法人(中小企業・中堅企業…
補助上限
最大250億円
公募期間
2026年9月1日締切(予定) 締切まで 31日
実施機関
経済産業省(GX地域共創補助金事務局)
主要スケジュール
締切日 2026年9月1日 全スケジュール ›
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  • 最大250億円まで補助される制度です
  • 経済産業省(GX地域共創補助金事務局)が公募する公的支援制度
POINT!

この補助金のポイント

  • 最大250億円まで補助される制度です
  • 経済産業省(GX地域共創補助金事務局)が公募する公的支援制度
補助対象経費 建物等取得費、設備費、システム整備費(いずれも設計費を含む) 詳細を見る ›
公募期間 2026年9月1日締切(予定) 締切まで 31日
実施機関経済産業省(GX地域共創補助金事務局)
主要スケジュール
  1. 締切日2026年9月1日
全スケジュール ›
必要書類 事務局指定の申請様式一式(事業ポータルに登録) 詳細を見る ›
公募要領
SUMMARY

この補助金のまとめ

  • 最大250億円まで補助される制度です
  • 経済産業省(GX地域共創補助金事務局)が公募する公的支援制度
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公開日: 最終更新日: 出典: 経済産業省(GX地域共創補助金事務局)

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