SII省エネ設備補助金の採択率は?93.3%と書き方のコツ

募集中 脱炭素・省エネ

まず確認すること

対象

国内で事業を営む法人・個人事業主(詳細要件は公募要領で要確認)

本文で確認

もらえる額

最大5億円(区分により異なる。電化を伴う電化・脱炭素燃転型のみ5億円、①指定設備型・⑧⑨エネルギー需要最適化型は上限1億円)

対象経費の1/5〜1/2以内(区分により異なる。①指定設備型1/3・上限1億円、②GX設備単位型メーカー強化枠1/3・上限3億円、③④GXトップ性能枠 更新1/2・新設1/5・上限3億円、⑤⑥⑦電化脱炭素燃転型 更新1/2・新設1/5・上限3億円(電化を伴う更新は上限5億円)、⑧⑨エネルギー需要最適化型 中小1/2・大企業1/3・上限1億円)

上限額は補助の上限で、実際の受給額とは異なります。

補助率とは

本文で確認

手続き

申請方法:公式の案内で確認

実施機関:一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)

本文で確認

受付の状況

募集中

2026年10月30日(金) 締切

出典:公募要領(公式) (新しいタブで開きます)

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補助金の基礎データ 公募期間・実施機関・申請方法・公募要領 — 対象と金額は上の「まず確認すること」を参照

国内で事業を営む法人・個人事業主(詳細要件は公募要領で要確認)

対象地域
全国
対象者
国内で事業を営む法人・個人事業主(詳細要件は公募要領で要…
補助上限
最大5億円(区分により異なる。電化を伴う電化・脱炭素燃転型のみ5億円、①指定設備型・⑧⑨エネルギー需要最適化型は上限1億円)
補助率・給付条件 補助率とは
対象経費の1/5〜1/2以内(区分により異なる。①指定設備型1/3・上限1億円、②GX設備単位型メーカー強化枠1/3・上限3億円、③④GXトップ性能枠 更新1/2・新設1/5・上限3億円、⑤⑥⑦電化脱炭素燃転型 更新1/2・新設1/5・上限3億円(電化を伴う更新は上限5億円)、⑧⑨エネルギー需要最適化型 中小1/2・大企業1/3・上限1億円)
公募期間
4次公募は2026年10月5日〜10月30日17:00必着(郵送のみ・持参不可)
実施機関
一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)
申請方法
公式の案内で確認
必要書類
交付申請書、事業計画書、省エネルギー計算書、複数見積…

詳細解説

最終更新: 2026-10-07 / SII公式サイト・公募要領PDF(sii.or.jp/setsubi07r/)で一次情報を確認して執筆

本記事にはプロモーションを含みます。

SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)の省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)は、高効率空調やボイラ、産業用モータなど指定設備の更新・導入費用を補助する国の制度です。補助率・上限額は区分により異なり、最大1/2以内・上限は最大5億円になる区分もあります。令和7年度補正予算1次公募((Ⅲ)設備単位型・GX設備単位型区分、2026年6月19日交付決定発表分)の採択率は93.3%でした。一方2026年10月7日時点では4次公募(2026年10月30日17:00必着)が受付中で、「今から申請できるのか」「締切までに何を準備すればよいのか」で迷う方が多い制度でもあります。本記事では公募状況の見方・採択率の中身・通る申請書の書き方を、SII公式情報に基づいて整理します。

この記事でわかること(TL;DR)

  1. 2026年10月7日時点、令和7年度補正予算の4次公募が受付中(2026年10月5日〜10月30日17:00必着・郵送のみ・持参不可)。交付決定は12月下旬の予定
  2. 1次公募の(Ⅲ)設備単位型・GX設備単位型区分の採択率は93.3%(申請1,816件→交付決定1,695件)。事業全体(編集部算出・(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)の単純合計)では93.4%(申請1,930件→交付決定1,802件)
  3. 補助率・上限額は区分により異なり、指定設備型は1/3・上限1億円、電化を伴う電化・脱炭素燃転型は1/2・上限5億円まで
  4. 採択のカギは「省エネ量の根拠計算」「対象設備の該当確認」「経費区分の整理」の3点
  5. 申請はSII補助事業ポータルで電子作成→追跡可能な方法で郵送(持参・メール不可)
93.3%(Ⅲ)設備単位型・GX設備単位型区分の採択率
5億円最大上限額(電化を伴う更新の場合)
30万円補助対象の下限額

SII省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)とは?

一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が経済産業省・資源エネルギー庁の委託を受けて運営する、工場・事業場の高効率設備への更新・導入を支援する補助金です。対象は指定設備(電気式パッケージエアコン・GHPエアコン、チリングユニット、高性能ボイラ、変圧器、電気冷蔵庫・冷凍庫、コンデンシングユニット、産業用モータ、LED照明器具など)で、省エネ率や省エネ量の要件を満たす更新に対して経費の一部が補助されます。

解解説

「省エネ補助金」を名乗る制度は自治体にもたくさんありますが、SIIの設備単位型は国(経産省所管)の制度で、上限額が数千万円〜数億円と桁が違います。工場やビル単位でまとまった設備更新をするなら、まず候補に入れるべき制度です。

問質問

自治体の省エネ家電補助金と同じノリで申請できますか?

解解説

いいえ、別物です。省エネ量の算定根拠や見積書の整合性など、審査は自治体の家電補助金より格段に技術的です。後半の「書き方3つのポイント」で具体的に説明します。

図解:SII省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)とは?

今は申請できる?2026年10月時点の公募状況

2026年10月7日時点、令和7年度補正予算の4次公募が受付中です。公募期間は2026年10月5日(月)〜10月30日(金)17:00必着で、申請書類は配送状況が確認できる手段で郵送します(直接の持参は不可)。交付決定は12月下旬の予定です。1次〜3次公募は終了しています。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
公募回次受付期間状況根拠資料
1次公募2026年3月30日〜4月27日17:00必着終了(交付決定2026年6月19日)SII公募情報(1次)(新しいタブで開きます)
2次公募2026年6月1日〜7月9日17:00必着終了(交付決定2026年9月9日)SII公募情報(2次)(新しいタブで開きます)
3次公募2026年8月20日〜9月28日17:00必着終了(交付決定は11月下旬の予定)SII公募情報(3次)(新しいタブで開きます)
4次公募2026年10月5日〜10月30日17:00必着受付中(交付決定は12月下旬の予定)SII公募情報(4次)(新しいタブで開きます)

4次公募は10月30日17:00必着 3次公募は交付決定待ち(11月下旬の予定)

申請には補助事業ポータルのアカウント登録が必要です。1次〜3次公募までに取得したアカウントは、4次公募でも使用できます(SII公式)。

設備単位型と同時期に公募される工場・事業場型を含む同事業の最新公募状況や、省エネ系制度の全体像を先に押さえたい方は省エネ・脱炭素補助金まとめ【2026年版】もあわせてご覧ください。

2次・3次公募に申請済みの方へ

2次公募の交付決定は2026年9月9日に行われ、3次公募の交付決定は11月下旬の予定です(SII公式)。結果が出るまでは、実績報告に必要な証憑(見積書・契約書・工事写真等)を整理しておくと、交付決定後の手続きがスムーズです。補助金は完了後の精算払いが基本のため、設備費用を一時的に立て替える資金繰りの準備も必要になります。

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次回の申請を待つ間に、自分の事業がそもそもどの補助金の対象になるか整理したい方は補助金診断で対象制度を3分診断してみてください。設備投資系の補助金は全国に複数あり、設備投資補助金まとめ【2026年版】で選択肢を横断比較できます。

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対象設備と補助率・上限額(区分別・9パターン)

設備単位型は1つの制度の中に複数の「区分」があり、更新か新設か・電化を伴うか・企業規模によって補助率と上限額が変わります。下の①〜⑨は後述のシミュレーターの選択肢番号と対応しています。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。

対象者・対象事業

対象地域(全国)

目的
脱炭素・省エネ
対象地域
全国
対象者
国内で事業を営む法人・個人事業主(詳細要件は公募要領で要確認)
補助上限
最大5億円(区分により異なる。電化を伴う電化・脱炭素燃転型のみ5億円、①指定設備型・⑧⑨エネルギー需要最適化型は上限1億円)
申請の手間
4(5段階中2)

詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。

区分補助率上限額下限額根拠
①指定設備型(従来枠)対象経費の1/3以内1億円/事業全体30万円公募要領PDF(新しいタブで開きます)
②GX設備単位型(メーカー強化枠)対象経費の1/3以内3億円/事業全体30万円公募要領PDF(新しいタブで開きます)
③GXトップ性能枠・更新1/2以内3億円/事業全体30万円公募要領PDF(新しいタブで開きます)
④GXトップ性能枠・新設1/5以内3億円/事業全体30万円公募要領PDF(新しいタブで開きます)
⑤電化・脱炭素燃転型・更新改造(電化を伴わない)1/2以内3億円/事業全体30万円公募要領PDF(新しいタブで開きます)
⑥電化・脱炭素燃転型・更新改造(電化を伴う)1/2以内5億円/事業全体30万円公募要領PDF(新しいタブで開きます)
⑦電化・脱炭素燃転型・新設1/5以内3億円/事業全体30万円公募要領PDF(新しいタブで開きます)
⑧エネルギー需要最適化型・中小企業1/2以内1億円/事業全体30万円公募要領PDF(新しいタブで開きます)
⑨エネルギー需要最適化型・大企業1/3以内1億円/事業全体30万円公募要領PDF(新しいタブで開きます)

見落としやすい3つの注意点

①電化・脱炭素燃転型の新設(⑦)は上限3億円で、5億円になるのは電化を伴う更新・改造(⑥)のみです。②電化・脱炭素燃転型(⑤⑥⑦)の工事費は、中小企業者等、または水素燃料の利用を目的として既存設備を改造する事業に限られます。③複数区分を併用申請する場合、上限額は区分ごとの上限額の合計で考えます(例:①+⑧なら1億円+1億円)。

補助対象経費の範囲にも注意が必要です。①指定設備型・②GX設備単位型(メーカー強化枠)・③④GXトップ性能枠は、対象経費が設備費(本体価格)のみで、設計費・工事費・据付費は対象外です。⑤⑥⑦電化・脱炭素燃転型は設備費に加えて工事費(中小企業者等、または水素燃料利用のための改造事業に限る)も対象になります。⑧⑨エネルギー需要最適化型は設計費・設備費・工事費が対象です(いずれも公募要領で最終確認してください)。

対象設備は、電気式パッケージエアコン・GHPエアコン、チリングユニット、高性能ボイラ、変圧器、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、コンデンシングユニット、産業用モータ、LED照明器具、ユーティリティ設備、生産設備など。詳細な型番・性能要件はSIIの指定設備一覧検索(新しいタブで開きます)で確認できます。同じくGX関連の設備投資ではGX地域共創補助金、都道府県単独の大型設備投資支援では島根県の企業立地促進助成金も選択肢になります。新規事業展開を伴う設備投資なら新事業進出・ものづくり商業サービス補助金、製造業のデジタル化・省力化投資には岡谷市の設備投資補助金のような小規模な自治体制度も候補になります。

「工場・事業場型」との違いは?

SIIは同じ省エネ・非化石転換補助金の中に「設備単位型」と「工場・事業場型」という別枠を持っており、混同しやすいので注意が必要です。

設備単位型(本記事)

エアコンやボイラなど個別設備の入れ替え1件から申請できる。指定設備一覧に載っている機器の更新・導入が対象。

工場・事業場型

複数設備を組み合わせた工場全体・事業場全体の省エネ計画が対象。より大規模で審査期間も長い。

本記事は設備単位型に絞って解説しています。工場全体の生産ライン刷新など大規模な計画を検討している場合は、工場・事業場型の公募状況もあわせて確認してください。同事業の最新の日程は省エネルギー投資促進支援事業費補助金の最新公募状況にまとめています。個別設備の更新なら設備単位型、工場全体の刷新なら工場・事業場型、というのがおおまかな使い分けの目安です。

図解:「工場・事業場型」との違いは?

あなたの設備投資はいくら補助される?試算シミュレーター

下表の①〜⑨に対応する区分番号を選び、その区分で対象になる経費(①〜④は設備費のみ、⑤⑥⑦は設備費+工事費〈中小企業者等または水素燃料利用の改造事業に限る〉、⑧⑨は設計費+設備費+工事費)の合計額を入力すると、補助率と上限額を踏まえた補助金の見込み額を試算できます。工事費込みの総額を入力すると過大な見込み額が出るため注意してください。補助対象経費が下限額の30万円に満たない場合は対象外のため、試算結果は0円と表示されます。

区分早見表:①1/3・上限1億円/②1/3・上限3億円/③1/2・上限3億円(更新)/④1/5・上限3億円(新設)/⑤1/2・上限3億円(電化なし)/⑥1/2・上限5億円(電化あり)/⑦1/5・上限3億円(新設)/⑧中小1/2・上限1億円/⑨大企業1/3・上限1億円

チェック:あなたの計画は対象になりそう?

4次公募(10月30日17:00必着)に申請する前に、以下の項目をセルフチェックしてみてください。すべて該当すれば、対象になる可能性が高いといえます。

該当しない項目があった場合は、対象を広げて補助金診断であなたの事業に合う制度を再検索することをおすすめします。製造業向けには宮城県の食品製造業向け省エネ補助金や島根県のものづくり脱炭素助成金のような都道府県単独の設備投資支援もあります。国の制度は競争率が読みにくい一方、都道府県単独の制度は規模が小さい分、要件を満たせば採択されやすい傾向もあるため、両方を並行して検討する事業者も少なくありません。

脱炭素・省エネ カテゴリの記事一覧国・都道府県・市区町村の省エネ関連補助金をまとめて見る

図解:チェック:あなたの計画は対象になりそう?

区分別に分解する:採択率93.3%の中身

SIIが2026年6月19日に公表した1次公募の交付決定資料(採択結果報告書PDF)を区分別に読むと、採択率は一律ではありません。区分によって92.3%〜100.0%まで幅があります。

93.3%(Ⅲ)設備単位型・GX設備単位型区分
92.3%(Ⅱ)電化・脱炭素燃転型
100.0%(Ⅲ)+(Ⅳ)エネルギー需要最適化型
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
区分申請件数交付決定件数採択率
(Ⅲ)設備単位型・GX設備単位型1,816件1,695件93.3%
(Ⅱ)電化・脱炭素燃転型91件84件92.3%
(Ⅲ)+(Ⅳ)エネルギー需要最適化型23件23件100.0%
事業全体(編集部算出・単純合計)1,930件1,802件93.4%

SIIの採択結果報告書には、(Ⅲ)設備単位型・GX設備単位型区分の設備区分別(対象機器の種類別)の採択率も掲載されています。区分によって63.6%〜100.0%まで幅があり、一律ではありません。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
設備区分申請件数交付決定件数採択率
業務用給湯器11件7件63.6%
産業用モータ69件53件76.8%
変圧器30件25件83.3%
冷凍冷蔵設備71件65件91.5%
高性能ボイラ88件81件92.0%
その他SII認定機器14件13件92.9%
高効率空調867件812件93.7%
低炭素工業炉21件20件95.2%
プラスチック加工機械109件104件95.4%
工作機械380件365件96.1%
印刷機械60件58件96.7%
プレス機械77件75件97.4%
制御機能付きLED照明80件78件97.5%
ダイカストマシン7件7件100.0%

全体の採択率93.3%だけを見て安心はできません。業務用給湯器(63.6%)・産業用モータ(76.8%)・変圧器(83.3%)は全体より10〜30ポイント低く、これらの設備を検討している場合は特に「採択されやすい申請書の書き方」の3点を丁寧に詰める必要があります(申請5件未満の高効率コージェネレーション〈2件中0件採択〉は母数が小さいため参考値として本表から除外)。

※表は採択率の低い順に並べています。※SII公表資料の脚注によれば、複数種類の設備を1件の申請でまとめて導入する場合、申請件数は設備区分ごとにカウントされます。そのためSII公表の設備区分別合計は1,886件で、区分別に分解する前の(Ⅲ)区分の申請件数1,816件とは一致しません(本表は参考値として除外した高効率コージェネレーション2件を含まないため、本表14行の合計は1,884件です)。同じ申請が複数の設備区分にまたがってカウントされているためで、矛盾ではありません。

SII公表の平均値(新設事業を除く)では、(Ⅲ)設備単位型・GX設備単位型区分は平均省エネ率37.2%・平均省エネ量11.4kl・経費当たり省エネ量5.3kl/千万円、(Ⅱ)電化・脱炭素燃転型は平均省エネ率8.2%・平均省エネ量18.9kl・経費当たり省エネ量6.7kl/千万円、(Ⅲ)+(Ⅳ)エネルギー需要最適化型は平均省エネ率38.0%・平均省エネ量1.6kl・経費当たり省エネ量0.5kl/千万円でした。

表が画面に収まらない場合は、横にスクロールして確認できます。
指標数値時点根拠資料
(Ⅲ)区分 申請件数1,816件2026年6月19日公表SII採択結果報告書(PDF)(新しいタブで開きます)
(Ⅲ)区分 交付決定件数1,695件同上同上
(Ⅲ)区分 採択率93.3%同上同上
(Ⅲ)区分 平均省エネ量(新設事業を除く)11.4kl同上同上

なお2次公募の交付決定案件一覧は2026年9月9日にSIIが公開していますが、この表の採択率は1次公募の採択結果報告書(2026年6月19日公表)に基づく数字です。3次公募の交付決定は11月下旬の予定です。省エネ・脱炭素補助金まとめ【2026年版】では他の省エネ系制度の採択動向もあわせて確認できます。

採択されやすい申請書の書き方3つのポイント

採択率93.3%という数字だけを見ると簡単そうに見えますが、(Ⅲ)区分だけでも121件が交付決定に至っていません。採択率の高さだけを見て「出せば通る」と考えるのは早計です。以下の3点を優先して詰めてください。

  1. 省エネ量の根拠計算を先に固める。SIIが提供する省エネ計算プログラム(sii.or.jp/setsubi07r/keisan/)を使い、更新前後のエネルギー使用量の差分を数値で示します。感覚値ではなく、稼働時間・負荷率まで含めた計算根拠が求められます。
  2. 対象設備・型番の該当確認を見積り前に済ませる。指定設備一覧検索で型番が対象に含まれているかを確認してから見積りを取ります。対象外設備を含めた見積りは、経費区分の整理でつまずく原因になります。
  3. 経費の適正性(複数見積り・型番一致)を書類間で揃える。見積書・カタログ・省エネ計算書に記載された型番や数量が一致しているかを提出前にチェックします。書類間の数値の食い違いは、審査で最も指摘されやすいポイントです。
解解説

特に多いのが「型番はA、省エネ計算はB」という書類間のズレです。見積り担当と申請書作成担当が別だと起きやすいので、提出直前に全書類を横並びで照合してください。都道府県単独の制度でも、滋賀県の省エネ・再エネ補助金の不採択5つの原因と対策は書類不備のパターンが似ているので参考になります。

問質問

実績報告のときに慌てないためには、何を早めに準備しておけばいいですか?

解解説

工事写真(着工前・施工中・完了後)と、支払いの証憑(請求書・振込明細)です。交付決定後にまとめて撮るのではなく、着工前の写真だけは必ず先に撮っておいてください。

採択されやすい申請書の書き方3つのポイントを整理した図解

まとめ:次の一手

10月30日4次公募の締切(17:00必着・郵送のみ)
12月下旬4次公募の交付決定の予定

2026年10月7日時点でSII設備単位型は4次公募が受付中です。これから申請するなら、締切(10月30日17:00必着・郵送のみ)から逆算して、省エネ量計算と見積り取得、補助事業ポータルでの申請書作成を進めてください。2次・3次公募に申請済みなら、交付決定(3次は11月下旬の予定)を待ちつつ実績報告の準備を進めておくと動きやすくなります。

採択率93.3%((Ⅲ)区分)という数字は「準備さえ整えば通りやすい」ことの裏返しでもあります。公募が始まってから動き出すのではなく、公募期間に間に合うよう設備の選定・見積り・省エネ量の試算を先に済ませておくことが、実質的な対策になります。実績報告の経理体制を整えたい場合はDX・IT導入補助金まとめ【2026年版】も参考になります。

まずは自社の投資額でどの程度の補助が見込めるか、上のシミュレーターで区分ごとに試算し、対象になりそうか上のチェックリストで確認しておきましょう。省エネ設備以外にも活用できる制度がないか気になる方は、下の補助金診断で幅広く洗い出すこともできます。

3分で自分に合う補助金を診断する SII公式サイトで最新の公募情報を確認する(新しいタブで開きます)

最終更新:2026年10月7日

出典

提出方法を選ぶ

申請書類を電子メールに添付して提出します。送付先・期限は公式案内をご確認ください。

※ 制度の所管:一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)。提出先(窓口)と最新の受付方法は公式資料でご確認ください。

補助金の概要

補助対象経費 ①〜④は指定設備(高効率空調、産業用ボイラ、変圧器、産業用モータ、LED照明器具、冷凍冷蔵設備等)の… 詳細を見る ›
公募期間 4次公募は2026年10月5日〜10月30日17:00必着(郵送のみ・持参不可) 締切 2026年10月30日(金)
実施機関一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)
主要スケジュール
  1. 申請期間4次公募は2026年10月5日〜10月30日17:00必着(郵送のみ・持参不可)
  2. 申請受付締切2026年10月30日
申請手順と注意点 ›
申請方法 公式の案内で確認 公式申請ページへ (新しいタブで開きます)
必要書類 交付申請書、事業計画書、省エネルギー計算書、複数見積書等(詳細は公募要領を参照) 詳細を見る ›
公募要領

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横にスクロールできます。

SUMMARY

この補助金のまとめ

  • 補助上限:最大5億円(区分により異なる。電化を伴う電化・脱炭素燃転型のみ5億円、①指定設備型・⑧⑨エネルギー需要最適化型は上限1億円)
  • 実施機関:一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)
2026年10月7日時点で、令和7年度補正予算の4次公募が受付中です。公募期間は2026年10月5日(月)〜10月30日(金)17:00必着で、申請書類は配送状況が確認できる手段で郵送します(直接の持参は不可)。交付決定は12月下旬の予定です。1次〜3次公募は終了しています(SII公式)。
令和7年度補正予算1次公募(2026年6月19日交付決定発表分、出典:SII公表の採択結果報告書)の実績は区分により異なり、(Ⅲ)設備単位型・GX設備単位型区分が申請1,816件に対し交付決定1,695件で93.3%、(Ⅱ)電化・脱炭素燃転型が92.3%、(Ⅲ)+(Ⅳ)エネルギー需要最適化型が100.0%でした。これら3区分を編集部で単純合計すると、事業全体では申請1,930件に対し交付決定1,802件、採択率93.4%になります(この合計値自体はSII公表資料には記載されていません)。
区分により異なります。指定設備型(従来枠)は対象経費の1/3以内・上限1億円、GXトップ性能枠は更新1/2以内・新設1/5以内で上限3億円、電化・脱炭素燃転型は電化を伴う更新の場合に上限5億円まで拡大します(下限額はいずれも30万円)。(2次公募用の公募要領に基づく内容です。4次公募の公募要領で変更がないかは、申請前に確認してください。)
SIIの補助事業ポータルで交付申請書類を電子作成した上で、追跡可能な方法で郵送する必要があります(直接持参・メール不可)。

編集・監修: (中小企業診断士)

一次情報を確認する編集体制(編集方針・検証方法 | 掲載情報について連絡する)

公開日: 記事更新日: 出典: 一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII) (新しいタブで開きます)

本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。