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この記事の結論
対象者保育所・認定こども園・地域型保育施設・企業主導型保育施設に在籍してい…
補助額・給付額月最大14,000円相当の公費負担(0歳児が月10時間利用した場合の試算)(補助率 公定価格は0歳児1時間1,700円、1・2歳児1時間1,400円。保護者が支払う利用料の標準は1時間300円で、差額は公費が負担する。財源の負担割合は支援納付金1/2・国1/4・都道府県1/8・市町村1/8。障害児加算600円、医療的ケア児加算2,500円、要支援家庭こども加算600円、初回対応加算(0歳児1,700円・1・2歳児1,400円/回)、生活困窮家庭等負担軽減加算(生活保護世帯300円上限、市町村民税所得割合算額77,101円未満の世帯・要支援家庭200円上限)、賃借料加算200円、特別地域加算300円、保護者支援面談加算1,400円/回。)
申請時期募集中(締切まで247日)
まずやること公式ページで最新情報・対象条件を確認
補助金の概要 対象・上限額・申請期限・関連制度を確認
保育所・認定こども園・地域型保育施設・企業主導型保育施設に在籍してい…
- 対象地域
- 全国
- 対象者
- 保育所・認定こども園・地域型保育施設・企業主導型保育施設…
- 補助上限
- 月最大14,000円相当の公費負担(0歳児が月10時間利用した場合の試算)
- 補助率・給付条件
- 公定価格は0歳児1時間1,700円、1・2歳児1時間1,400円。保護者が支払う利用料の標準は1時間300円で、差額は公費が負担する。財源の負担割合は支援納付金1/2・国1/4・都道府県1/8・市町村1/8。障害児加算600円、医療的ケア児加算2,500円、要支援家庭こども加算600円、初回対応加算(0歳児1,700円・1・2歳児1,400円/回)、生活困窮家庭等負担軽減加算(生活保護世帯300円上限、市町村民税所得割合算額77,101円未満の世帯・要支援家庭200円上限)、賃借料加算200円、特別地域加算300円、保護者支援面談加算1,400円/回。
- 公募期間
- 2027年3月31日締切(予定)
- 実施機関
- こども家庭庁 成育局 保育政策課
- 申請方法
- オンライン申請
- 必要書類
- 乳児等支援給付認定の申請書(自治体の様式またはオンラ…
- 公募要領
- 公募要領(公式)
- 最大月最大14,000円相当の公費負担(0歳児が月10時間利用した場合の試算)まで補助される制度です
- こども家庭庁 成育局 保育政策課が公募する公的支援制度
- 申請方法はオンライン申請に対応
- 採択率の実績は約100%
詳細解説
「保育園には通わせていない。でも週に1回でいいから、この子を数時間だけ誰かに見てもらいたい」。その願いに、親の就労を問わずに応える給付が2026年4月から全国で始まった。こども誰でも通園制度である。対象は保育所等に通っていない生後6か月から満3歳未満のこどもで、国が定めた枠は月10時間、保護者が払う利用料の標準は1時間あたり300円。事業所には0歳児1時間1,700円、1・2歳児1時間1,400円の公定価格が支払われ、その差額を公費が負担する。
ただ、この記事にたどり着いた人が本当に知りたいのは「うちの市区町村ではいくらで、月に何時間使えるのか」だろう。京都市は月12時間、品川区は月30時間、渋谷区は最大月64時間と、上乗せの幅は自治体でまるで違う。神戸市は市内137施設まで拡大した一方、大阪市は令和8年6月時点で32施設にとどまる。本記事は、国が全国共通で決めた部分と自治体ごとに変わる部分を切り分け、実在する8自治体の実額を並べたうえで、予約が取れない・対象外になる典型的なつまずきまで具体的に整理する。
この記事の要点(TL;DR)
30秒でわかるこども誰でも通園制度
- 2026年4月(令和8年4月1日)から全国の全市町村で本格実施。子ども・子育て支援法上の「乳児等のための支援給付」という給付になった。
- 対象は保育所等に在籍していない生後6か月〜満3歳未満のこども。親の就労要件は問わない。
- 国の利用可能枠はこども1人あたり月10時間。最低利用時間は1時間で、以降は30分単位。
- 保護者の利用料の標準は1時間300円。ほかに給食費・おやつ代などの実費がかかる場合がある。
- 申込は市区町村への認定申請 →「つうえんポータル」で施設検索と事前面談予約 → 面談 → 利用予約の順。認定に2〜3週間かかる自治体もある。
0〜2歳の子育て世帯は、この制度以外にも受け取れる給付が同時並行で動いている。取りこぼしがないか、まずは3分の無料診断で自分が使える子育て支援制度を洗い出すところから始めると効率がよい。とくに2026年度は子ども・子育て支援金2026の負担額と給付の増額分が家計に直接効いてくる年でもある。
制度の全体像と金額
こども誰でも通園制度とは、保育所等に通っていない生後6か月から満3歳未満のこどもが、保護者の就労要件を問わず、月一定時間までの枠内で時間単位に通園できる、子ども・子育て支援法上の新しい給付である。2024年6月に成立した子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律で創設され、2025年度(令和7年度)に地域子ども・子育て支援事業として制度化、2026年度(令和8年度)から給付へ移行した。正式な事業名は乳児等通園支援事業という。
月10時間国が定める利用可能枠(こども1人あたり)
1時間300円保護者が支払う利用料の標準額
0歳6か月〜満3歳未満対象年齢(就労要件なし)
金額の構造を家計目線で言い換えると、こういうことになる。0歳児が月10時間フルに使った場合、事業所に入る公定価格は1,700円×10時間=17,000円。保護者の負担は300円×10時間=3,000円なので、差額の14,000円が公費でまかなわれている計算だ。1・2歳児なら1,400円×10時間=14,000円のうち、11,000円が公費負担にあたる。認可外の一時預かりに同じ10時間を預ければ1万円前後かかることを考えると、家計への効果は小さくない。
1,700円公定価格・0歳児(1時間あたり)
1,400円公定価格・1・2歳児(1時間あたり)
349億円令和8年度予算額(前年度126億円)
財源は支援納付金2分の1、国4分の1、都道府県8分の1、市町村8分の1で分担する。令和8年度予算は349億円で、令和7年度の126億円から約2.8倍に増えた。全市町村での実施を前提にした予算規模になっている点が、試行段階との決定的な違いである。育児期の家計支援としては、国民年金の育児期間保険料免除制度(2026年10月開始)と時期が重なるため、あわせて確認しておきたい。
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向いている人
- 月10時間の通園だけでは物足りず、家庭でも月齢に合った遊びを用意したい人
- 0〜2歳の成長が速く、買ったおもちゃがすぐ「合わなくなる」と感じている人
- おもちゃが増えて収納が限界に来ている家庭
向いていない人
- おもちゃは長く使うものを1つずつ買い足したい人
- レンタル品の扱いに気を使いたくない人
月齢と発達に合わせたおもちゃが定額で届き、遊ばなくなったら返却できる。0〜2歳は数か月単位で興味が変わるため、都度買い替えるより費用を抑えやすい。通園で外の刺激を受けた分を、家庭での遊びにつなげたい時期に向く。
利用料と月の上限時間は自治体でここまで違う
国が決めているのは「月10時間まで」「利用料の標準は1時間300円」という枠組みまでで、実際にいくら払い、何時間使えるかは市区町村が決める。市町村の判断で月10時間を超えて実施することが認められているためで、都市部を中心に大幅な上乗せが起きている。逆に、令和8・9年度は経過措置として、月10時間での実施が難しい市町村は条例で3時間〜10時間未満の範囲に設定することもできる。つまり「全国どこでも月10時間」ではない。
| 自治体 | 月の利用可能時間 | 保護者の利用料(1時間) | 実施施設数・申込の特徴 |
|---|---|---|---|
| 渋谷区(東京) | 最大月64時間(3歳の誕生日前日以降は月54時間) | 300円程度/都内在住者は原則無料 | 22施設。電子申請で認定後、施設へ申込。区立は選考あり |
| 品川区(東京) | 月30時間 | 300円/区内在住児が区内施設を使う場合は無料 | 59施設。予約システムで申込 |
| 京都市 | 月12時間(国の10時間に市が2時間を上乗せ) | 施設ごとに設定。減免は生活保護世帯300円上限・住民税所得割合算額77,101円未満200円上限 | 京都市スマート申請フォーム。利用決定までおおむね2週間 |
| 神戸市 | 月10時間 | 300円(減免対象世帯は100円または0円) | 137施設(2026年7月時点。4月の44施設から大幅増)。e-KOBEで認定申請 |
| 横浜市 | 月10時間 | 300円程度(施設により異なる) | 36か所。認定申請→アカウント発行→初回面談→利用予約 |
| さいたま市 | 月10時間 | 300円程度 | つうえんポータルから申請。認定に約2〜3週間 |
| 大阪市 | 月10時間 | 施設へ問い合わせ(給食費・おやつ代は別途実費) | 令和8年6月時点で民間26・公立6の計32施設 |
| 新座市(埼玉) | 月10時間(翌月への繰り越し不可) | 250〜300円。給食費150〜400円、おやつ代50〜100円が別途 | 市内16施設(令和8年5月時点)。予約は利用日の30日前から |
| 福岡市(「福岡市型」) | 週1回の定期利用という独自の建て付け | 300円。住民税非課税世帯60円、所得限度額以下90円、生活保護世帯は無料 | 全7区に50施設以上。利用希望施設へ直接申込(1人1施設) |
表の読み方で失敗しないために
上乗せ枠は「国の給付」ではなく自治体の独自事業として積まれていることが多い。渋谷区が「国の月10時間の枠に加えて区独自の枠を上乗せ」と明記しているのはその典型で、上乗せ分は転出すれば消える。引っ越し予定がある家庭は、転出先の上限時間を先に確認しておきたい。
利用料が「無料」に見える自治体も、給食費・おやつ代・雑費は実費徴収が原則である。新座市のように給食費150〜400円、おやつ代50〜100円と明示している自治体もあれば、施設ごとに任せている自治体もある。地域による給付の差という点では、大阪府の子育て補助金・給付金7制度一覧や、不妊治療・不育症への自治体上乗せ助成の全国比較と同じ構図だと理解しておくと見通しがよい。
対象になる人・ならない人
判定はシンプルに見えて、境界にいる家庭ほど間違えやすい。ポイントは「年齢」と「在籍の有無」の2つだけである。
対象になる
- 生後6か月から満3歳未満(3歳の誕生日の前々日まで)のこども
- 保育所・認定こども園・地域型保育施設に在籍していないこども
- 認可外保育施設に通っているこども
- 親が働いていない家庭、育休中の家庭、求職中の家庭
- 障害のあるこども、医療的ケアを必要とするこども(加算あり)
対象にならない
- 保育所・認定こども園・小規模保育などに在籍中のこども(在園児は対象外)
- 企業主導型保育施設に通っているこども
- 生後6か月未満のこども
- 満3歳に達したこども(3歳の誕生日の前々日を過ぎた時点で枠が終わる)
見落としやすい「認可外はOK・企業主導型はNG」
こども家庭庁の手引は、認可外保育施設に通う0歳6か月〜満3歳未満は対象となる一方、企業主導型保育施設に通うこどもは対象外と明記している。どちらも「認可保育所ではない」ため同じ扱いだと思い込みやすい部分で、申請後に取り消されるケースが出やすい。
読読者
いま育休中で、上の子は保育園に通っています。下の子(8か月)は家庭保育なのですが、この場合は使えますか。
専専門家
使えます。判定はこども1人ごとで、保護者の就労状況も問いません。上の子が在園していることは下の子の判定に影響しません。逆に、下の子が認可保育所に入所した瞬間に下の子の枠は終了します。きょうだいで同時に利用したい場合も、認定・予約はそれぞれ別に行う必要があります。
対象者・対象事業
対象地域(全国)
- 目的
- 子育て・生活支援
- 対象地域
- 全国
- 対象者
- 保育所・認定こども園・地域型保育施設・企業主導型保育施設に在籍していない生後6か月〜満3歳未満のこどもと、その保護者。保護者の就労要件は問わない。認可外保育施設に通うこどもは対象、企業主導型保育施設に通うこどもは対象外。
- 補助上限
- 月最大14,000円相当の公費負担(0歳児が月10時間利用した場合の試算)
- 難易度
- 2
詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。
育休中の家庭は、出生後休業支援給付金・育児時短就業給付金の受給条件と時期が重なることが多い。給付の受給中でも、こども誰でも通園制度の利用は制限されない。
一時預かり・幼稚園の預かり保育との違い
「一時預かりと何が違うのか」は最も多い疑問である。こども家庭庁の手引は違いを2点に整理している。第一に目的で、一時預かり事業が保護者の立場からの必要性に対応するのに対し、こども誰でも通園制度はこどもの育ちを応援することが主目的だ。第二に建て付けで、一時預かりは「事業」、こども誰でも通園制度は「給付」である。給付であるため、こどもに一定の権利性が生じ、全国どの市町村でも共通で実施される。
| 比較軸 | こども誰でも通園制度 | 一時預かり事業 | 幼稚園の預かり保育 |
|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 0歳6か月〜満3歳未満(未就園児) | おおむね0歳〜就学前(自治体により差) | 原則3〜5歳(在園児) |
| 就労要件 | 問わない | 問わない(保護者側の事由が前提) | 無償化を受けるには保育の必要性の認定が必要 |
| 主な目的 | こどもの育ちの応援(通園) | 保護者の一時的な必要への対応(預かり) | 教育時間の前後の預かり |
| 制度の建て付け | 給付(乳児等のための支援給付) | 事業(地域子ども・子育て支援事業) | 施設型給付+預かり保育の無償化 |
| 費用の目安 | 1時間300円が標準+実費 | 自治体・施設ごとに設定(時間制・日額制) | 日数×450円と利用料の小さい方が月1.13万円まで無償 |
使い分けの実務的な線引き
手引は「保護者の都合のみで、一時的に用事先近辺の事業所に預ける」利用は制度本来の趣旨に沿わないとし、その場合はまず一時預かり事業を検討するよう促している。用事のための預け先を探しているなら一時預かり、こどもに家庭以外の経験をさせたいならこども誰でも通園制度、というのが実務上の分岐点になる。
なお、リトミック教室・英語教室・スイミングなど習い事に類する内容を、この制度の枠に当てはめて提供することは適切でないとされている。「安く習い事に通わせられる制度」ではない点は押さえておきたい。3歳以降の教育費については、学校給食費無償化2026年度の対象地域まで視野に入れて家計を組むと無理が少ない。
試行的事業から本格実施で何が変わったか
2023〜2025年度に行われた試行的事業を経験した家庭ほど、変更点の把握が重要になる。単価も、実施自治体数も、法的な位置づけも変わった。
| 年度 | 法的な位置づけ | 実施自治体 | 事業所への単価(こども1人1時間あたり) |
|---|---|---|---|
| 令和6年度(2024) | 本格実施を見据えた試行的事業 | 118自治体 | 850円(年齢一律) |
| 令和7年度(2025) | 地域子ども・子育て支援事業として制度化 | 252自治体(自治体の判断で実施) | 0歳児1,300円/1歳児1,100円/2歳児900円 |
| 令和8年度(2026) | 子ども・子育て支援法に基づく給付(乳児等のための支援給付) | 全市町村(実施割合100%) | 0歳児1,700円/1・2歳児1,400円 |
本格実施にあたっては加算も大幅に整理された。障害児加算600円、医療的ケア児加算2,500円、要支援家庭こども加算600円が充実したうえ、初回対応加算(0歳児1,700円・1・2歳児1,400円/回)、生活困窮家庭等負担軽減加算(生活保護世帯300円上限、市町村民税所得割合算額77,101円未満の世帯・要支援家庭200円上限)、賃借料加算200円、特別地域加算300円、保護者支援面談加算1,400円/回が新設された。保護者の目線では、減免の財源が制度に組み込まれた点と、面談が加算対象になったことで面談の質が担保されやすくなった点が大きい。
保育者の要件も変わった
令和8年度以降、保育士以外がこの制度に従事するには、子育て支援員研修の地域保育コースに新設されたこども誰でも通園制度の専用コースの修了が要件になる(令和8年度は経過措置あり)。人員配置は一時預かり事業に準拠し、従事者の2分の1以上が保育士であることが求められる。
物価対応の一時金と違い、この制度は恒久的な給付として設計されている。単発の給付を追う場合は物価高対応子育て応援手当2026の申請方法を、ひとり親世帯なら児童扶養手当2026の金額と支給日を別途確認しておきたい。
申請でよくある不採択・落とし穴
この制度は要件を満たせば認定される仕組みで、競争的な審査による不採択はない。それでも「使えると思っていたのに使えなかった」という失敗は確実に起きる。原因は認定の可否ではなく、枠・予約・対象範囲の3か所に集中している。
よくある落とし穴7選
- 在園児は対象外:認可保育所や認定こども園に入所が決まった時点で枠は終わる。4月入所が決まった年度は、3月までで利用が切れる前提で計画する。
- 企業主導型保育施設の利用者は差し戻し:認可外はOKでも企業主導型はNG。ここを取り違えた申請は認定段階で戻される。
- 月上限の使い切り:新座市のように翌月への繰り越しができない自治体が多い。月末にまとめて使おうとすると予約枠が埋まっていて失敗する。
- 認定に2〜3週間かかる:さいたま市は約2〜3週間、京都市はおおむね2週間。「来週使いたい」は基本的に間に合わない。
- 事前面談を終えないと予約できない:面談は原則対面。里帰り出産など対面が困難な場合を除きオンライン不可なので、面談枠の確保が実質的なボトルネックになる。
- キャンセル規定で時間が減る:利用当日の午前0時以降のキャンセルは利用したものとみなされ、利用可能時間から減算される。子どもの発熱が朝に判明した場合、その分の枠は戻らない(事業所都合のキャンセルは減算されない)。
- 定員と先着:余裕活用型は在園児の定員が埋まると受入枠自体が縮む。人気施設は予約開始と同時に埋まるため、複数施設を面談済みにしておくのが現実的な対策になる。
とくに6番目のキャンセル規定は注意点として繰り返し確認したい。0〜2歳は発熱が多く、朝になって預けられないと判明することが珍しくない。月10時間しかない枠で1回2時間の予約を落とすと、その月の2割が消える計算になる。市町村や事業所が定めるチケットキャンセルポリシーと利用料キャンセルポリシーは、事前面談の際に必ず内容を確認して同意する運用になっているので、面談の場で「何時までのキャンセルなら減算されないか」を口頭で確かめておくとよい。
慣らし利用を織り込む
手引は、慣れるまで時間のかかるこどもへの対応として「親子通園」を挙げつつ、親子通園を利用の条件にすることは適当でないとしている。最初の1〜2回は短時間で様子を見る前提で枠を配分すると、初回で泣き続けて時間だけ消えるというNG事例を避けやすい。
申請の流れと期限
つうえんポータル(こども誰でも通園制度総合支援システム)を使う流れが原則である。愛称は「つうポ」。国が設計・開発し、令和7年度から運用されている。
- 乳児等支援給付認定の申請:市区町村の窓口、マイナポータル、つうえんポータル、各市町村のオンラインサービスなど、自治体が指定する方法で申請する。
- 市区町村が審査・認定:資格を確認したうえで認定する。認定までの目安は2〜3週間。
- ログインIDと認定証の発行:市区町村が登録すると、メールでログインIDが届き、ログインすると認定証を画面で確認できる。紙の認定証は送られてこない。
- こどもの情報を登録:アレルギー情報、既往歴、緊急連絡先などをつうえんポータルに入力する。
- 施設を検索し、事前面談を申し込む:地域や条件で施設を検索し、地図上で候補を確認したうえで面談枠を予約する。
- 事前面談を受ける(原則対面):こどもの心身の状況、重要事項の説明、利用料とキャンセルポリシーの確認を行う。30分以上の実施が加算要件になっている。
- 利用予約:面談が終わった施設について予約できるようになる。最低利用時間は1時間、以降は30分単位。つうえんポータル上の時間枠は毎時0分と30分のみ。
- 利用当日:前日にリマインドメールが自動送信される。登降園時に二次元バーコードを読み取ると時刻が記録され、利用後に利用料を支払う。
- 初回利用後の事後面談:こどもの様子のフィードバックを受ける(10分以上)。前回の利用から半年以上空いた場合も同様の対応が行われる。
読読者
住んでいる市に空きがなかったら、隣の市の施設を使うことはできますか。
専専門家
広域利用は想定されています。住民票のある市町村と、施設所在地の市町村の双方がつうえんポータルを導入している場合、予約情報や残り利用時間がオンラインで共有され、事業所は住民票のある市町村(認定市町村)へ請求します。ただし上乗せ枠は自治体独自の事業なので、他市の施設で上乗せ分まで使えるとは限りません。里帰り出産できょうだい児が利用するようなケースは、この広域利用と柔軟利用の組み合わせで対応することになります。
里帰り出産に関連する給付を調べている人は、出産費用無償化はいつから始まるかの最新情報と、海外での出産に該当する場合は海外出産でも受け取れる出産育児一時金の手続きもあわせて確認しておくと漏れがない。
必要書類チェックリスト
提出物は自治体ごとに違うが、共通して求められる項目はほぼ決まっている。申請前に手元で確認してほしい。
減免を使えるかどうかは先に確認する
生活困窮家庭等負担軽減加算により、生活保護世帯は1時間300円を上限に、市町村民税所得割合算額77,101円未満の世帯や要支援家庭は200円を上限に、事業所が利用料を減額した分が加算で補填される。神戸市のように「減免対象世帯は100円または0円」と明示している自治体もある。減免は自動適用ではなく申告が前提なので、課税証明の準備を忘れないこと。
併用できる制度・関連する支援
こども誰でも通園制度は他の給付と併給調整されない。0〜2歳期に使える給付を横に並べ、抜けがないか確認しておきたい。
子ども・子育て支援金2026この制度の財源にもなる支援納付金の負担額と給付の増額分/受付中
出生後休業支援給付金・育児時短就業給付金育休中・時短勤務中の収入を補う雇用保険の給付/受付中
国民年金 育児期間保険料免除制度2026年10月開始。自営業・フリーランスの育児期の保険料が免除/開始前
物価高対応子育て応援手当2026こども1人あたりの一時金。申請期限のある自治体が多い/受付中
児童扶養手当2026ひとり親世帯向け。金額と支給日、所得制限の早見表/受付中
学校給食費無償化2026年度就学後の固定費を左右する。対象地域と開始時期の一覧/受付中
地域別の上乗せまで含めて調べるなら、補助金・助成金の一覧から自分の自治体の制度を絞り込む方法が早い。第2子以降を検討している家庭は、不妊治療・不育症の自治体上乗せ助成もこの時期に確認しておくと選択肢が広がる。
よくある質問
月10時間を使い切ったら、それ以上は預けられませんか。
国の給付としては月10時間が上限です。ただし市町村の判断で10時間を超えて実施することが認められており、京都市は月12時間、品川区は月30時間、渋谷区は最大月64時間の枠を設けています。上限を超えた分は、一時預かり事業の利用を検討することになります。
1回何時間から預けられますか。1時間だけの利用は可能ですか。
最低利用時間は1時間で、以降は30分単位で利用できます。つうえんポータル上の時間枠は毎時0分と30分のみ設定されるため、8時00分や8時30分といった開始時刻になります。1回の利用を午前・午後に区切り、それぞれ2〜4時間の枠を設ける施設が多くみられます。
認可外保育施設に週2回通っています。併用できますか。
併用できます。認可外保育施設に通う0歳6か月〜満3歳未満のこどもは対象に含まれます。一方、企業主導型保育施設に通っているこどもは対象外です。認可保育所・認定こども園・地域型保育施設に在籍している場合も対象外になります。
きょうだいを同じ日に一緒に預けることはできますか。
それぞれが対象年齢で認定を受けていれば可能ですが、枠はこども1人ごとに管理されます。施設側の受入可能人数にも左右されるため、同じ時間帯に2人分の空きがあるかを予約時に確認してください。上の子が保育所に在籍している場合、上の子はこの制度の対象になりません。
当日の朝に発熱してキャンセルした場合、その時間は戻りますか。
利用当日の午前0時以降のキャンセルは利用したものとみなされ、利用可能時間から減算される取り扱いです。市町村が定めるチケットキャンセルポリシーによるため、事前面談で必ず確認してください。なお、職員の急病など事業所都合でのキャンセルの場合は減算されません。
利用が決まったらやるべきこと
認定が下りたら、最初の1か月で次の3つを済ませておくと、その後の枠を無駄にしにくい。
最初の1か月でやること
- 面談済みの施設を2か所以上つくる。予約が取れなかったときの逃げ道になる。
- キャンセル期限を家族で共有する。何時までに連絡すれば減算されないかをメモしておく。
- 毎月の使い方を先に決める。繰り越しできない自治体が多いため、月初に2回分を予約する運用が現実的。
そして、0〜2歳期に受け取れる給付はこの制度だけではない。児童手当、自治体独自の出産・子育て応援給付金、保育料の減免、医療費助成が同時に走っているため、3分の無料診断で受け取り漏れの給付を洗い出すことをおすすめする。世帯の状況を数問答えるだけで、対象になりうる制度が一覧で表示される。
制度の詳細や自治体ごとの上限時間は、居住地の市区町村の保育担当課に確認するのが最も確実である。子ども・子育て支援金2026の負担と給付の全体像とあわせて読むと、この制度がどの財源で成り立っているかまで理解できる。
出典
- こども家庭庁「こども誰でも通園制度について」(2026年7月27日閲覧)
- こども家庭庁「こども誰でも通園制度の実施に関する手引(令和8年3月改訂版)」
- こども家庭庁 成育局保育政策課「『こども誰でも通園制度』について〜基礎資料集〜」
- こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化 概要」
- こども誰でも通園制度総合支援システム(つうえんポータル)
- 神戸市「神戸市こども誰でも通園制度」
- 京都市「令和8年度 こども誰でも通園制度(乳児等通園支援事業)について」
- さいたま市「令和8年度こども誰でも通園制度の利用について」
- 横浜市「こども誰でも通園制度(乳児等通園支援事業)について」
- 大阪市「大阪市こども誰でも通園制度について」
- 新座市「令和8年度新座市こども誰でも通園制度」
- 福岡市「『福岡市型』こども誰でも通園制度について」
- 渋谷区「令和8年度こども誰でも通園制度(乳児等通園支援事業)」
- 品川区「【令和8年度】乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)について」
最終更新:2026年7月27日(制度の根拠:子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律/令和6年6月公布、令和8年4月1日 給付化)
補助金の概要
要点
対象・申請情報まとめ
詳細条件は公募要領で確認してください。
- 対象地域
- 全国
- 対象者
- 保育所・認定こども園・地域型保育施設・企業主…
- 補助上限
- 月最大14,000円相当の公費負担(0歳児が月10時間利用した場合の試算)
- 公募期間
- 2027年3月31日締切(予定) 締切まで 247日
- 実施機関
- こども家庭庁 成育局 保育政策課
- 主要スケジュール
- 締切日 2027年3月31日 全スケジュール ›
- 申請方法
- オンライン申請 公式申請ページへ
- 必要書類
- 乳児等支援給付認定の申請書(自治体の… 詳細を見る ›
- 公募要領
- PDF 公募要領(公式)
- 最大月最大14,000円相当の公費負担(0歳児が月10時間利用した場合の試算)まで補助される制度です
- こども家庭庁 成育局 保育政策課が公募する公的支援制度
- 申請方法はオンライン申請に対応
- 採択率の実績は約100%
POINT!
この補助金のポイント
- 最大月最大14,000円相当の公費負担(0歳児が月10時間利用した場合の試算)まで補助される制度です
- こども家庭庁 成育局 保育政策課が公募する公的支援制度
- 申請方法はオンライン申請に対応
- 採択率の実績は約100%
| 補助対象経費 | 事業所での通園(保育)に係る費用が給付の対象。保護者は利用料(標準1時間300円)を事業所に支払う。… 詳細を見る › |
|---|---|
| 公募期間 | 2027年3月31日締切(予定) 締切まで 247日 |
| 実施機関 | こども家庭庁 成育局 保育政策課 |
| 採択率 | 100% ※過去公募実績 |
| 主要スケジュール |
|
| 申請方法 | オンライン申請 公式申請ページへ |
| 必要書類 | 乳児等支援給付認定の申請書(自治体の様式またはオンライン申請)、こどもの生年月日… 詳細を見る › |
| 公募要領 |
SUMMARY
この補助金のまとめ
- 最大月最大14,000円相当の公費負担(0歳児が月10時間利用した場合の試算)まで補助される制度です
- こども家庭庁 成育局 保育政策課が公募する公的支援制度
- 申請方法はオンライン申請に対応
- 採択率の実績は約100%
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編集: 補助金図鑑 編集部
中小企業診断士・社会保険労務士 監修体制
本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。

