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東京都のチャイルドシート・ベビーカー補助金は出る?23区全調査

東京都内に住民登録がある子育て世帯・妊娠中の世帯(チャイルドシート・ベビーカー・抱っこひも等の育児用品の購入を検討している方)

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この記事について:東京都内(23区および多摩地域の市町村)で子どもを育てている、または出産を控えている世帯向けに、令和8年度(2026年度)の「チャイルドシート・ベビーカー・抱っこひもの購入にお金が出るのか」を扱います。結論から書くと、東京都に統一の購入補助はなく、23区で購入費そのものを助成しているのは葛飾区(費用の2分の1・上限1万5千円、ただしチャイルドシートは対象外)の1区だけです。ただし残る22区が無支援というわけではありません。育児用品の購入や交換に充てられる区独自のギフト・商品券は、23区すべてが用意しています。額は第1子6万円分が中心で、最高は渋谷区の10万円分、千代田区・台東区・葛飾区は出生順位を問わず6万円分と設計が分かれ、同じ区の中にサービス専用で物品に使えない券が併存する点も取り違えのもとです。本記事は23区すべてについて、購入補助の有無・代替制度の名称と金額・物品購入の可否・根拠ページを一覧にしました。数値と制度の有無は、すべて東京都および各区の公式ページ(lg.jp/tokyo.jp)で確認しています(最終確認日:2026年8月14日)。

東京都でチャイルドシート・ベビーカーの購入補助金は出るのか?

東京都に統一のチャイルドシート・ベビーカー購入補助はなく、23区のうち購入費を直接助成しているのは葛飾区のベビーカー購入等費用助成事業(上限1万5千円)だけです。しかもその葛飾区でさえ、チャイルドシートは対象外です。残る22区は、2026年8月14日時点で区の公式ページ上に購入費補助の公表を確認できませんでした。代わりに使えるのは、都内全域が対象の「妊婦のための支援給付」と東京都の育児用品ギフト、そして区のバースデーサポート、さらに江東区・目黒区のチャイルドシートレンタルあっせんです(出典:葛飾区「ベビーカー購入等費用助成事業」令和8年8月4日更新)。

1区購入費を直接助成している区(23区中)
0区チャイルドシート購入費を助成している区
2区レンタルあっせんを行っている区

検索されている「チャイルドシート補助金 東京都」という言葉から想像されるのは、都が窓口になって購入費の半額を出してくれる制度でしょう。しかし実際には、チャイルドシートの購入助成は栃木県真岡市や鳥取県境港市のように、地方の市町村が独自に行っている制度で、東京都と23区はこの方式を採っていません。東京都の子育て支援は「品目を指定した購入補助」ではなく、「使いみちを世帯が選べるギフト・給付」に寄せられているためです。この設計の違いを知らないまま区役所に問い合わせて空振りになる例が多いので、まず自分の区がどちらの型かを確認してください。全国ではチャイルドシート購入費を最大3.6万円まで助成する自治体があり、第2子・第3子以降に上乗せする多子世帯加算を設けている市町村もあります。東京都がこの方式を採っていない、というのがまず押さえどころです。

製品選びを先に済ませておくのも有効です。チャイルドシートの安全基準はR44からR129へ移行が進んでおり、R129とR44の違いと対応機種の見分け方を知らずに買うと、転居先の自治体で助成対象外になったり、買い直しが必要になったりします。都内で受け取れる給付そのものについては、東京都018サポート(0歳から18歳まで月5千円)子育て応援手当2万円の振込時期と対象年齢が区を問わず対象になるため、育児用品の予算を組む前に確認しておくと計算が合いやすくなります。

次の逆引きツールは、住んでいる区と子どもの出生順位を選ぶと、その区が育児用品の購入・交換に使えると公表している区独自支援の額を表示します。あわせて、都内であれば区にかかわらず受け取れる給付額と、葛飾区だけにある購入費助成の上限も同時に計算します。23区すべてに値を入れてあるため「—」は出ません。額は同じ6万円でも、受け取れる時期が出生時・1歳時・1歳6か月児健診時・2歳時に分かれ、アンケートに回答しないと受け取れない区が大半である点が実務上の落とし穴です。

出産を控えた読者

東京都のほうが地方より子育て支援は手厚いはずですよね。なぜチャイルドシートの購入補助だけ、東京にはないのですか。

専門家

支援の総額はむしろ東京のほうが大きく、方式が違うだけです。地方の市町村は「チャイルドシート購入費の2分の1・上限1万円」のように品目を絞って交通安全部局が出しますが、東京都と23区は妊婦のための支援給付や赤ちゃんファースト、バースデーサポートのように使いみちを世帯が選べる第1子6万円分規模のギフトに集約しています。つまり東京では「チャイルドシート補助金」を探すのではなく、受け取ったギフトの交換先としてチャイルドシートやベビーカーを選ぶ、という順番になります。

自分の世帯がどの給付に該当するかを制度名から逆算するのは手間がかかります。住んでいる自治体と世帯の状況を入力するだけで対象になりうる制度を絞り込める補助金・給付金の3分診断を使うと、育児用品以外の住宅・保育・医療費の支援もまとめて洗い出せます。

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23区のどこなら出るのか?全区の購入補助と代替制度の一覧

23区で育児用品の購入費そのものが出るのは葛飾区の1区のみで、助成額は費用の2分の1・上限1万5千円、しかもチャイルドシートは対象外です。残る22区は購入費補助を公表しておらず、受け皿になるのは育児用品と交換できる区独自ギフトで、額は第1子6万円分が中心、最高は渋谷区の10万円分で、中央区にはこれとは別に区内共通買物・食事券5万円分の新生児誕生祝品もあります。以下は23区すべての公式ページを2026年8月14日に確認して作った一覧です。「購入補助」欄は、公式が明確に否定している場合と、走査しても項目が見当たらない場合を書き分けています。前者に当たるのは葛飾区のチャイルドシートだけで、区のFAQに「葛飾区ではチャイルドシートの貸出や購入費助成等はおこなっていません。」と明記されています(出典:葛飾区FAQ)。それ以外の区は、子育て支援一覧と交通安全担当のページを走査しても該当項目が見つからなかったという意味の「一覧に記載なし(2026年8月時点)」で、制度が存在しないことを断定するものではありません。推測で金額を埋めた欄はありません。

自治体購入補助代わりに使える制度金額使いみちの制限根拠資料
葛飾区あり(ベビーカー・抱っこひも等)ベビーカー購入等費用助成事業+1歳児子育て応援券助成は費用の2分の1・上限1万5千円/児童。応援券は6万円分チャイルドシートは公式に対象外と明記。購入は新品のみ葛飾区 助成葛飾区 応援券
千代田区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(2歳時・デジタルギフト)一律6万円相当(出生順位による差の記載なし)子育て用品やサービスに交換。アンケート回答が必要千代田区 公式
中央区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(2歳時)+新生児誕生祝品(区内共通買物・食事券)バースデーは第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円相当/誕生祝品は一律5万円分(通常3万円分+追加支援2万円分)祝品は区内の中小小売店舗でのみ利用可・1歳の誕生日前日までに申請。換金や交換は不可中央区 バースデー中央区 誕生祝品
港区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(2歳時・電子クーポン)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円相当「育児商品を複数選べます」と明記。アンケート回答が必要港区 公式
新宿区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳6か月児健診時・電子カタログ)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分1歳6か月児健診の受診と受診票アンケートへの回答が前提新宿区 公式
文京区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳時・デジタルギフト)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分2歳になる前々日まで申請可。ラインナップから商品を選択文京区 公式
台東区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(2歳時・こども商品券)一律6万円分(出生順位による差の記載なし)こども商品券。区ページに使途を限定する記載はなし台東区 公式
墨田区一覧に記載なし(2026年8月時点)墨田区バースデーサポート事業(1歳時・デジタルギフト)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分子育てに関連するギフトを選択。アンケート回答が申請を兼ねる墨田区 公式
江東区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳時)+チャイルドシートレンタルあっせんギフトは第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分/あっせんは通常料金の12〜20パーセント引きあっせんは購入補助でも無料貸出でもない有料レンタルの割引江東区 ギフト江東区 あっせん
品川区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳時・交換ポイント)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分(1ポイント1円相当)カタログからの交換制。令和7年4月以降生まれの額は区ページに未掲載品川区 公式
目黒区一覧に記載なし(2026年8月時点)ファーストバースデーサポート(1歳時)+チャイルドシート・ジュニアシートのレンタルあっせんギフトは第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分/1歳児未満用シートは6か月6,725円(税込)からギフトは「育児用品」を選べると明記。あっせんは有料レンタルの割引目黒区 ギフト目黒区 あっせん
大田区一覧に記載なし(2026年8月時点)ファーストバースデーサポート(1歳時・Amazonギフトカード)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分相当Amazonギフトカードのため用途は広い。令和7年1月1日以降出生が対象大田区 公式
世田谷区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳時・QUOカードPay)/別枠でせたがや子育て利用券ギフトは第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分/利用券は1セット1万円分ギフトは子育て関連商品の取扱店限定で購入可。利用券のほうは物品購入に使えない世田谷区 ギフト世田谷区 利用券
渋谷区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳時・Amazonギフトカード)1歳の誕生日が令和8年4月1日から令和9年3月31日なら10万円分/令和6年4月1日から令和8年3月31日なら6万円分育児用品などに利用可。区公式LINEでのアンケート回答が条件渋谷区 公式
中野区一覧に記載なし(2026年8月時点)ファーストバースデーサポート(1歳時・電子ギフトカード)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円相当子育て用品・生活必需品・家事支援家電等。申込は1回限り中野区 公式
杉並区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(2歳時・子育て用品の電子ギフトカード)/別枠で子育て応援券ギフトは第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円相当/応援券は0歳児3万円分ほかギフトは子育て用品に使用可。応援券のほうは物品購入が対象外杉並区 ギフト杉並区 応援券
豊島区一覧に記載なし(2026年8月時点)1歳のバースデーサポート+としま出産サポートクーポンバースデーは第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円/クーポンは5万円相当育児・家事関連商品のWEBカタログ。「子育てエール」登録が必須豊島区 バースデー豊島区 クーポン
北区一覧に記載なし(2026年8月時点)みんなでお祝い輝きバースデー(1歳時)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分WEBカタログギフト。交換対象品目は区公式ページ本文に記載なし北区 公式
荒川区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳6か月児歯科健診が起点・2歳を迎える家庭)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円「育児用品など利用できるウェブカタログギフト」と明記。再交付なし荒川区 公式
板橋区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳時・デジタルギフト)/別枠ですくすくカードギフトは第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分/すくすくカードは利用券6枚ギフトは商品購入の決済に利用可。すくすくカードはサービス専用板橋区 ギフト板橋区 すくすくカード
練馬区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳時・電子ギフト)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円相当玩具・絵本・衣類・紙おむつ・家電等。ベビーカー等の掲載可否は記載なし練馬区 公式
足立区一覧に記載なし(2026年8月時点)ファーストバースデーサポート(1歳時・こども商品券)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分こども服・おもちゃ等との交換、タクシー乗車にも使用可足立区 公式
江戸川区一覧に記載なし(2026年8月時点)バースデーサポート(1歳時・Webカタログギフト)第1子6万円・第2子7万円・第3子以降8万円分子ども用品等と交換。申請は2歳になる日の前日まで江戸川区 公式
東京都(全域)なし妊婦のための支援給付+赤ちゃんファースト/赤ちゃんファースト+妊婦給付認定後5万円+妊娠しているこどもの人数×5万円/赤ちゃんファースト+は子ども1人あたり3万円相当ギフトは専用サイトのカタログから選択。赤ちゃんファースト本体の金額は都ページ本文に記載なし東京都 公式

※2026年8月14日に各区の公式ページで確認した内容です。「一覧に記載なし」は、その区の子育て支援一覧・交通安全担当ページを走査しても項目を見つけられなかったことを示すもので、制度が存在しないことを断定するものではありません。金額は各区が公表している額面で、交換できる個別品目(ベビーカー・チャイルドシート等)まで公式ページ本文に書いている区は多くありません。金額・対象年齢・期限は年度途中でも変更されるため、申請前に必ず各区の公式ページで最新の内容をご確認ください。

世田谷・杉並・板橋は「使える券」と「使えない券」が同じ区に2種類ある

この3区でよく起きる取り違えは、区の制度が1つだと思い込むことです。実際は物品購入に使えるバースデーサポートのギフトと、サービス専用で物品に使えない利用券が別々に配られています。世田谷区のせたがや子育て利用券(1セット1万円)は「利用券は、物品購入、入会金、年会費、承認を受けていないタクシー会社などでは使用できません」と明記されたサービス券ですが、同じ区のバースデーサポートは第1子6万円分の東京都子育て支援専用QUOカードPayで、子育て関連商品の取扱店で使えます。杉並区も子育て応援券は「おむつやミルクなどの物品購入は対象ではありません」と明記される一方、2歳時のバースデーサポートは子育て用品の電子ギフトカードです。板橋区のすくすくカードはサービス利用券ですが、1歳時のバースデーサポートは商品購入の決済に使える電子クーポンです。「うちの区の券は物品に使えない」と早合点して、使えるほうのギフトを取り逃さないでください。

確認対象・制度の位置づけ

対象地域(東京都)

目的
子育て・教育
対象地域
東京都
対象者
東京都内に住民登録がある子育て世帯・妊娠中の世帯(チャイルドシート・ベビーカー・抱っこひも等の育児用品の購入を検討している方)
確認した過去制度の金額

対象年度と制度の状態は一次情報をご確認ください。

育児用品の補助が薄い区でも、月額で効く支援は別にあります。金額の差が最も大きいのは保育料で、目黒区の認可外保育施設保育料助成(月最大8万円)江東区の認可外保育の保護者負担軽減補助(最大月8万円)のように、1年で見ればベビーカー数台分の差になります。育児用品の1万5千円を探すより先に、こちらの対象になるかを確認したほうが金額のインパクトは大きくなります。区と都の制度をまとめて見たい場合は東京都の補助金・助成金一覧から絞り込めます。

物価高対策の給付金にも子育て世帯への加算が設けられており、こちらは区ごとに受付時期が違います。千代田区の子育て加算つき給付金品川区の給付金と対象者大田区の給付金の受付状況江東区の商品券の発送時期のように、同じ23区でも進み方がそろっていません。物価高対応子育て応援手当の自治体別の申請期限は過ぎると受け取れないため、区の窓口に問い合わせるときは育児用品の件とまとめて聞くのが効率的です。東京都の区市町村別の給付金受付状況で自分の区の最新の動きを先に押さえておいてください。

2人目を出産予定の読者

表の「一覧に記載なし」が多いのが気になります。載っていないだけで、実は購入補助があるということはないのでしょうか。

専門家

可能性はあります。区の公式サイトは制度ごとにページが分かれており、交通安全担当の部署が出しているチャイルドシート関連の案内が子育てページから辿れないことがあるためです。実際に江東区のレンタルあっせんは「くらし・地域」の交通安全ページにあり、子育てページからは見つかりません。確実なのは、区の代表電話で「チャイルドシートの貸出か購入助成はありますか」と交通安全担当と子育て担当の両方に確認することです。葛飾区のようにFAQで「チャイルドシートの貸出や購入費助成等はおこなっていません」と明記している区もあり、そこまで書いてあれば問い合わせは不要です。

23区のどこなら出るのか?全区の購入補助と代替制度の一覧を整理した図解

葛飾区のベビーカー等助成は、いくら戻ってきて誰が対象なのか?

葛飾区の助成額は購入・レンタル費用の2分の1(100円未満切り捨て)で、上限は対象児童1人あたり1万5千円です。対象品目はベビーカー本体・抱っこ(おんぶ)紐・ベビースリング・ヒップシートの4種類で、チャイルドシートは含まれません。申請期限は対象児童の3歳の誕生日の前日まで(必着)、令和7年4月1日以降に購入またはレンタルを開始したものが対象です(出典:葛飾区「ベビーカー購入等費用助成事業」令和8年8月4日更新)。

項目内容根拠資料
正式名称ベビーカー購入等費用助成事業(旧事業名:多胎児用ベビーカー購入等費用助成事業)葛飾区 公式
対象品目ベビーカー本体(単胎児・多胎児用は問わない)/抱っこ(おんぶ)紐/ベビースリング/ヒップシート葛飾区 公式
対象外チャイルドシート/中古品/レインカバー等の付属品/送料等の付帯費用・ポイント利用分葛飾区 FAQ
助成額購入・レンタル費用の2分の1(100円未満切り捨て)・上限は対象児童1人あたり1万5千円葛飾区 公式
対象開始日令和7年4月1日以降に購入またはレンタルを開始したもの葛飾区 公式
申請期限対象児童の3歳の誕生日の前日まで(必着)葛飾区 公式
申請回数対象児童1人あたり1回のみ(複数品目は1回にまとめて申請)葛飾区 公式
購入場所区内・区外の店舗いずれも対象。インターネット購入・レンタルも対象葛飾区 公式
申請方法オンライン申請フォーム、または子育て応援課子育て応援係へ郵送葛飾区 公式
振込時期申請受付後おおむね1〜2か月後葛飾区 公式

この制度で最も見落とされやすいのが、レンタルも助成対象になる点です。ベビーカーを購入せず半年だけレンタルする世帯でも、レンタル費用の2分の1が戻ります。またレンタル期間に3歳以上の期間が含まれる場合は、3歳の誕生日の前日を含む月までの月数で按分した額が助成対象額になります。一方で、購入の場合は新品に限られ、リサイクルショップやフリマサイトで買った製品は対象外です。中古で安く済ませるより、新品を買って助成を受けたほうが実質負担が小さくなる価格帯があるので、購入前に計算しておく価値があります。

もう一つの注意点は、令和5・6年度に旧制度(多胎児用ベビーカー購入等費用助成事業)で助成を受けた世帯の扱いです。この場合、3万円から既に助成を受けた額を引いた額が令和8年度に助成を受けられる金額となり、すでに3万円の助成を受けている場合は対象外になります。ただし、既に助成を受けた多胎児以外の対象児童がいる場合は、その児童分は新たに助成対象となります。判断がつかないときは区のコールセンター(0120-193-133)で確認してください。

葛飾区はこの助成を「子ども2人乗せ自転車・ベビーカー購入等費用助成事業」という一体の事業として運営しており、子ども乗せ電動アシスト自転車の購入補助(葛飾区は最大5万円)が別枠で用意されています。ベビーカーと自転車は別の申請なので、どちらも条件を満たすなら両方申請できます。自転車に子どもを乗せる場合はヘルメットの着用が努力義務になっているため、自転車ヘルメット購入費補助の近隣区比較もあわせて確認しておくと無駄がありません。

葛飾区でもチャイルドシートは1円も出ない

葛飾区のFAQには「葛飾区ではチャイルドシートの貸出や購入費助成等はおこなっていません。」と明記されています。ベビーカー助成があることを知って「チャイルドシートも出るだろう」と考えて購入すると、確実に空振りになります。葛飾区でチャイルドシート費用を抑えたい場合は、都の赤ちゃんファーストのギフトカードを充てるか、レンタルを検討してください。

図解:葛飾区のベビーカー等助成は、いくら戻ってきて誰が対象なのか?

東京都の「赤ちゃんファースト」でベビー用品はどこまでもらえるのか?

東京都の出産・子育て応援事業(赤ちゃんファースト)は、育児用品や子育て支援サービス等を選べるギフトカードで、令和7年4月1日以降に生まれ、出生日時点で都内に住所がある子が対象です。これに上乗せされる「赤ちゃんファースト+(プラス)」は子ども1人あたり3万円相当で、令和8年1月1日から令和9年3月31日までに生まれた子が対象になります。なお赤ちゃんファースト本体の金額は、都の事業ページ本文には記載がありません(本記事では確認できない数値は書きません)。これとは別に国の「妊婦のための支援給付」があり、妊婦給付認定後に5万円、妊娠しているこどもの人数の届出後にその人数×5万円が支給されます(出典:東京都福祉局「東京都出産・子育て応援事業」)。

制度金額対象期限(令和7年度対象者)根拠資料
妊婦のための支援給付(1回目)妊婦1人あたり5万円妊婦給付認定を受けた方区市町村ごとに設定東京都 公式
妊婦のための支援給付(2回目)妊娠しているこどもの人数×5万円妊娠しているこどもの人数の届出をした方区市町村ごとに設定東京都 公式
赤ちゃんファースト育児用品・子育て支援サービス等を選べるギフトカード(金額は都ページ本文に記載なし)令和7年4月1日以降に生まれ、出生時に都内在住の子申請 令和8年9月15日/初回登録 令和9年1月31日/商品申込 令和9年2月28日東京都 公式
赤ちゃんファースト+子ども1人あたり3万円相当令和8年1月1日から令和9年3月31日に生まれ、出生日時点で都内在住の子本体の出生年度別の期限に従う(+単独の期限設定はなし)東京都 公式

関連する補助金・助成金

※令和8年度に生まれた子が対象の回は、申請期限が令和9年9月15日、初回登録期限が令和10年1月31日と案内されています。商品カタログはログインが必要な専用サイト上にあるため、ベビーカー・チャイルドシート・抱っこひもの個別の掲載可否は、2026年8月14日時点で公式ページの本文からは確認できませんでした。交換したい品目が決まっている場合は、登録後にカタログ内で検索して確認してください。

期限の設計が独特なので注意が必要です。申請期限(令和8年9月15日)と初回登録期限(令和9年1月31日)と商品申込の最終期限(令和9年2月28日)が三段構えになっており、しかも商品の申込期間は初回登録から6か月間です。つまり登録を先延ばしにすると、選べる期間そのものが短くなります。育児用品は生まれてすぐに必要になるものが多いので、出産後の届出とあわせて早めに登録を済ませておくのが実務上の最適解です。

登録が遅いほど選べる期間が短くなる

赤ちゃんファーストで最も多い取りこぼしは、期限切れではなく「初回登録を後回しにした結果、商品申込期間の6か月が最終期限に食われる」ケースです。令和7年度対象者の場合、初回登録期限は令和9年1月31日ですが、商品申込の最終期限は令和9年2月28日。1月末に登録すると、本来6か月ある申込期間が1か月しか残りません。申請が済んだらその日のうちに初回登録まで進めてください。

  1. 妊娠の届出をして面談を受け、妊婦のための支援給付の1回目(5万円)を申請する。
  2. 出産後に出生の届出と面談を行い、2回目(子ども1人あたり5万円)を申請する。
  3. 赤ちゃんファーストの案内が届いたら、申請期限(令和7年度対象者は令和8年9月15日)までに申請する。
  4. 専用サイトで初回登録を行う(令和7年度対象者は令和9年1月31日まで)。ここから商品申込期間の6か月が始まる。
  5. カタログでベビーカー・チャイルドシート・抱っこひも等を検索し、必要な品目から順に申し込む。
  6. 自分の区にバースデーサポートがある場合は、1歳または2歳のタイミングで届く案内のアンケートに回答する(未回答だと受け取れない)。

都の給付と区のギフトは、受け取れる時期が「妊娠時・出産時・1歳時・2歳時」とばらけています。妊婦のための支援給付の詳しい申請手順や、東京都の区市町村別の給付金受付状況とあわせて、いつ何を申請するかを一覧にしておくと取りこぼしを防げます。出産費用そのものについては出産費用の無償化がいつから始まるかの議論も進んでいるため、時期によって自己負担が変わります。

図解:東京都の「赤ちゃんファースト」でベビー用品はどこまでもらえるのか?

江東区・目黒区のレンタルあっせんは、買うより安いのか?

江東区は通常レンタル料金の12〜20パーセント引き、目黒区は1歳児未満用チャイルドシートが6か月6,725円(税込)から、その他は通常料金の12パーセント引きです。いずれも購入補助でも無料貸出でもなく、区が提携するレンタル業者の割引を受けられる「あっせん」です。両区とも申込先は株式会社愛育ベビーで、区役所に申請書を出す必要はありません(出典:江東区「チャイルドシートレンタルのあっせん」2026年4月1日更新、目黒区「チャイルドシートのレンタルあっせん」2026年4月1日更新)。

比較項目江東区のあっせん目黒区のあっせん根拠資料
対象者江東区在住であればどなたでも目黒区民江東区目黒区
割引率・料金通常料金の12〜20パーセント引き1歳児未満用は6か月6,725円(税込)から/その他は通常料金の12パーセント引き江東区目黒区
対象品目チャイルドシートチャイルドシート・ジュニアシート江東区目黒区
申込先株式会社愛育ベビーへ電話(「江東区のあっせんをうけて」と伝える)株式会社愛育ベビーへ直接またはWebフォーム(「目黒区あっせん」と入力)江東区目黒区
付帯サービス専門業者が自宅を訪問し、取り付けと使用方法を説明。車種に合わせた選定相談も可能公式ページ本文では確認できず江東区
所管部署土木部 地域交通課 交通係土木管理課江東区目黒区

あっせんが購入より有利になるかは、使う期間で決まります。チャイルドシートは新生児用・幼児用・学童用と成長に応じて3回買い替えるのが一般的で、それぞれの使用期間は1〜3年程度です。乳児期の数か月だけ必要な新生児専用シートは、購入すると1台で2万円台になることが多く、目黒区の6か月6,725円というレンタル価格と比べると差が大きくなります。逆に、6歳まで使えるロングユースモデルを1台で通す想定なら、購入のほうが総額は下がります。江東区のあっせんは専門業者が自宅で取り付けまで行う点に価値があり、誤装着による事故リスクを下げられるという金額に表れない利点があります。都外へ転居して購入助成のある自治体に移る可能性があるなら、申請で落ちる理由と申請書の書き方を先に読んでおくと、領収書の取り方を最初から間違えずに済みます。

レンタルと購入の分かれ目は「使う期間が1年を超えるか」

目安として、使用期間が1年を超えるなら購入、半年程度で役目を終えるならレンタルが有利になりやすい価格帯です。新生児専用の乳児用シートは使用期間が最も短く、レンタル向きの典型です。逆に6歳まで使えるロングユースモデルを1台で通すなら購入が安くなります。葛飾区の場合はレンタル費用も助成対象なので、レンタルを選んでも2分の1(上限1万5千円)が戻る点が他区との違いです。

江東区在住の読者

子育て支援のページを探しても、あっせん制度が見つかりませんでした。どこを見ればよかったのでしょうか。

専門家

あっせんを持つ2区とも、所管が子育て部局ではないからです。江東区は土木部 地域交通課 交通係、目黒区は土木管理課で、どちらも土木・交通安全の部局が持っています。チャイルドシートが道路交通法の着用義務に紐づく制度だからです。ややこしいのは、サイト上の分類は区によってばらばらな点です。江東区は「くらし・地域」の交通安全の下に置き、目黒区は「子育て・教育」の育児支援サービスの下に置いていますが、実際の問い合わせ先はどちらも土木部局です。子育てページで見つからないときは「交通安全」「交通対策」を、逆に子育てページで見つかっても電話口では土木部局につながることを見込んでおいてください。

図解:江東区・目黒区のレンタルあっせんは、買うより安いのか?

購入補助が無い区の家庭は、どこを確認すればよいのか?

葛飾区以外の22区は購入費補助を公表していませんが、確認の手順を踏めば取りこぼしを最小化できます。区役所への問い合わせを1回で終わらせるための順序は次のとおりです。

  1. 区の公式サイトで「チャイルドシート」を全文検索する。粗大ごみの料金表しかヒットしない場合、その区に制度がある可能性は低い。
  2. ヒットしない場合は「交通安全」「交通対策」のカテゴリを開く。江東区のようにこの階層にレンタルあっせんが置かれていることがある。
  3. 次に「バースデーサポート」「ファーストバースデー」「出産祝品」で検索し、育児用品と交換できるギフトの有無・金額・対象年齢・アンケート回答の要否を確認する。
  4. そのギフトが「物品購入可」か「サービス専用」かを必ず読む。世田谷区・杉並区・板橋区は物品に使えるバースデーサポートとサービス専用の券が別々に配られており、券のほうだけを見て「使えない」と判断すると取りこぼす。
  5. 東京都の赤ちゃんファーストに申請済みかを確認し、未登録なら初回登録を先に済ませる(登録から6か月が商品申込期間)。令和8年1月1日以降に生まれた子は3万円相当の赤ちゃんファースト+も上乗せされる。
  6. それでも不明なら、区の代表電話で交通安全担当と子育て担当の両方に確認する。片方だけでは「ありません」と回答されることがある。

問い合わせは「交通安全担当」と「子育て担当」の両方へ

チャイルドシートは道路交通法の着用義務に紐づく制度のため、多くの自治体で交通安全担当が所管しています。一方でベビーカー・抱っこひもは子育て担当です。子育て窓口だけに聞くと「ありません」と回答され、実際には交通安全担当がレンタルあっせんを持っていた、という取りこぼしが起きます。1回の電話で両方に確認してください。

都外への転居を検討している場合は、事情が変わります。実際に購入助成を受けた世帯の申請の進め方の体験談を読むと、領収書の宛名や保証書のコピーなど、東京では不要だった準備が必要になることが分かります。

あわせて確認したい東京都・23区の子育て支援

育児用品の次に金額が大きいのは、保育料・医療費・預かりサービスです。ベビー用品の補助が薄い区でも、こちらは手厚いことが多いので、必ずセットで確認してください。

東京都 ベビーシッター一時預かり利用支援令和8年度の補助単価と申請方法。育児の負担軽減に直結
江戸川区 ベビーシッター補助金50時間分が無料。電子申請に対応
東京都 無痛分娩助成金上限10万円。出産前に申請条件を確認する
渋谷区 ハッピーマザー出産助成金最大10万円。バースデーサポートとは別枠
子育て・生活支援の補助金アーカイブ条件で絞り込んで探せる一覧ページ
東京都の補助金・助成金一覧都と区市町村の制度をまとめて確認

ここまでに挙げた制度は、受け取れる時期も窓口も別々です。どれが自分の世帯に当てはまるか分からない場合は、条件を入力するだけで対象制度を絞り込める診断ページから確認するのが最短です。

出典

制度情報の確認

要点

制度の事実確認まとめ

過去制度と現在の状態を分けて確認してください。

対象地域
東京都
対象者
東京都内に住民登録がある子育て世帯・妊娠中の…
確認した過去制度の金額
現在の位置づけ
受付期間は公式情報をご確認ください
現在の位置づけ 受付期間は公式情報をご確認ください
2026年8月14日時点で、東京都に統一のチャイルドシート購入補助はありません。23区すべての公式ページを確認しましたが、チャイルドシートの購入費を助成している区もありませんでした。葛飾区はFAQで「チャイルドシートの貸出や購入費助成等はおこなっていません」と明記しています。江東区と目黒区は購入補助ではなく、レンタル業者のあっせん(割引)を行っています。
葛飾区の「ベビーカー購入等費用助成事業」だけです。購入・レンタル費用の2分の1(100円未満切り捨て)で、上限は対象児童1人あたり1万5千円。対象品目はベビーカー本体・抱っこ(おんぶ)紐・ベビースリング・ヒップシートで、チャイルドシートは対象外です。
対象児童の3歳の誕生日の前日まで(必着)です。令和7年4月1日以降に購入またはレンタルを開始したものが対象で、申請は対象児童1人あたり1回のみ。複数品目を申請する場合は1回にまとめて申請する必要があります。
東京都の赤ちゃんファーストは育児用品や子育て支援サービス等を選べるギフトカードで、令和8年1月1日から令和9年3月31日までに生まれた子には3万円相当の赤ちゃんファースト+が上乗せされます。ただし商品カタログはログインが必要な専用サイト上にあるため、個別品目の掲載可否は2026年8月14日時点で公式ページの本文からは確認できませんでした。登録後にカタログ内で検索してご確認ください。
券の種類によります。せたがや子育て利用券と杉並区の子育て応援券は物品購入に使えず、杉並区の公式ページには「おむつやミルクなどの物品購入は対象ではありません」と明記されています。ただし同じ区のバースデーサポートは別制度で、世田谷区は1歳時に第1子6万円分の東京都子育て支援専用QUOカードPay、杉並区は2歳時に第1子6万円相当の子育て用品の電子ギフトカードが配られ、こちらは物品購入に使えます。板橋区も同様に、すくすくカードはサービス専用ですがバースデーサポートは商品購入の決済に使えます。
渋谷区です。1歳の誕生日が令和8年4月1日から令和9年3月31日の間に来る子には、育児用品などに利用できるAmazonギフトカードが10万円分交付されます(令和6年4月1日から令和8年3月31日に1歳を迎えた子は6万円分)。他の多くの区は第1子6万円分・第2子7万円分・第3子以降8万円分で、千代田区と台東区は出生順位にかかわらず6万円分、中央区は区内共通買物・食事券5万円分です。

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編集・監修: (中小企業診断士)

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本記事は公表資料の確認結果を整理したものです。新制度の決定を示すものではないため、最新の一次情報をご確認ください。