募集中 中小企業支援

個人事業主・フリーランスが使える2026年度補助金・免除制度

個人事業主 / フリーランス / 一人親方(開業届を提出し事業所得で確定申告している者)

申請締切まで あと 141

この記事の結論

対象者個人事業主 / フリーランス / 一人親方(開業届を提出し事業所得で…
補助額・給付額最大250万円(持続化補助金<一般型・通常枠>でインボイス特例と賃金引上げ特例を併用した場合)(補助率 小規模事業者持続化補助金<一般型・通常枠>は補助率2/3以内(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は3/4以内)、補助上限50万円(インボイス特例で+50万円、賃金引上げ特例で+150万円、両方で+200万円)。国民年金保険料の免除は全額・4分の3・半額・4分の1の4区分(令和8年度の納付額は月0円/4,480円/8,960円/13,440円)。国民健康保険料は均等割の7割・5割・2割軽減。)
申請時期募集中(締切まで141日)
まずやること公式ページで最新情報・対象条件を確認
補助金の概要 対象・上限額・申請期限・関連制度を確認

個人事業主 / フリーランス / 一人親方(開業届を提出し事業所得で…

対象地域
全国
対象者
個人事業主 / フリーランス / 一人親方(開業届を提出…
補助上限
最大250万円(持続化補助金<一般型・通常枠>でインボイス特例と賃金引上げ特例を併用した場合)
補助率・給付条件
小規模事業者持続化補助金<一般型・通常枠>は補助率2/3以内(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は3/4以内)、補助上限50万円(インボイス特例で+50万円、賃金引上げ特例で+150万円、両方で+200万円)。国民年金保険料の免除は全額・4分の3・半額・4分の1の4区分(令和8年度の納付額は月0円/4,480円/8,960円/13,440円)。国民健康保険料は均等割の7割・5割・2割軽減。
公募期間
2026年12月15日締切(予定)
実施機関
中小企業庁 経営支援部 小規模企業振興課/日本年金機構/国税庁
申請方法
オンライン申請
必要書類
個人事業の開業・廃業等届出書(控え)、直近1期分の確…
  • 最大250万円(持続化補助金<一般型・通常枠>でインボイス特例と賃金引上げ特例を併用した場合)まで補助される制度です
  • 中小企業庁 経営支援部 小規模企業振興課/日本年金機構/国税庁が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン申請に対応
  • 採択率の実績は約48%

詳細解説

補助金の情報を調べても、書いてあるのは「中小企業・小規模事業者向け」ばかり。ひとりでやっている自分が本当に対象なのか、最後まで読んでも分からない。2026年度も、その迷いは解消されていない。事業者向けの補助金には、個人事業主が正面から申請できるものと、要件のたった一行で門前払いになるものが混在しているからだ。たとえば2026年8月31日に受付が始まる新事業進出・ものづくり商業サービス補助金は、応募時点で常時使用する従業員が0名の事業者を対象外と明記している。従業員を雇っていない一人親方は、制度上そもそも申請できない。一方で小規模事業者持続化補助金は、開業届を出して確定申告をしている個人事業主であれば対象に入る。さらに個人事業主には、事業者向けではないもうひとつの支援——国民年金保険料の免除、産前産後期間の免除、2026年10月に始まる育児期間の免除、国民健康保険料の軽減——が用意されている。この記事は2026年7月27日時点の一次情報だけを使い、「自分が対象になるのか、ならないのか」という判定軸で個人事業主・フリーランス向けの制度を整理する。

この記事の要点(TL;DR)

個人事業主が2026年度に押さえるべき5点

  1. 事業者向け補助金の可否は「従業員数」と「確定申告書の控え」で決まる。新事業進出・ものづくり商業サービス補助金は従業員0名なら対象外
  2. 小規模事業者持続化補助金<一般型・通常枠>第20回は、2026年11月5日から12月15日17時まで受付。様式4の発行依頼は12月4日が締切で、ここが実質の期限になる。
  3. デジタル化・AI導入補助金2026の1次締切は2026年8月25日17時。2次以降の日程は2026年7月27日時点で未公表。
  4. 国民年金保険料は令和8年度で月17,920円。全額免除の所得基準は(扶養親族等の数+1)×35万円+32万円で、通れば年215,040円の支出が消える。
  5. 2026年10月1日から育児期間の国民年金保険料免除が始まる。所得要件なし、実母は産前産後免除に続けて9カ月(通算最大13カ月)。

自分がどの制度の射程に入るかを先に知りたい人は、3分で使える補助金を絞り込める補助金診断で条件を入力してから、以下の判定軸を読むと迷いが減る。

個人事業主の支援は「事業者向け」と「暮らし向け」の二階建て

個人事業主向けの支援制度とは、事業への投資を後押しする補助金と、事業主本人の社会保険料負担を下げる免除・軽減の二系統からなる支援の総称である。法人と違い、個人事業主はこの二階建ての両方を同時に使える立場にある。ここを分けて考えないと、「補助金は落ちたから何もなかった」という取りこぼしが起きる。

17,920円令和8年度の国民年金保険料(月額)
48.1%持続化補助金 一般型 第18回の採択率(8,330件/17,318件)
84万円小規模企業共済の年間掛金上限(全額が所得控除)

一階の「事業者向け補助金」で共通して求められるのが、開業届と直近の確定申告書(控え)だ。これは事業実態の証明であり、事実上の入場券になっている。開業して間もない人や、白色申告で帳簿が整っていない人が申請段階でつまずくのは、審査の内容以前にこの入場券が用意できないからだ。二階の「暮らし向け制度」は逆で、所得が低いほど手厚くなる。売上が伸びない年ほど二階の価値が上がる設計になっている。

なお2026年10月には社会保険の適用範囲の見直しも動く。配偶者を扶養に入れている、あるいは自身が短時間で雇用も受けている個人事業主は、社会保険106万円の壁撤廃で変わる加入要件を先に確認しておくと、世帯単位の手取り計算を間違えずに済む。

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向いている人

  • 補助金の申請で確定申告書の控えや決算書を求められ、いまの帳簿では出せない人
  • 青色申告特別控除65万円を狙って複式簿記とe-Tax申告を両立させたい人
  • 採択後の実績報告で、補助対象経費だけを抜き出して提出する必要がある人

向いていない人

  • すでに顧問税理士が記帳から申告まで一括で担当している人
  • 事業所得がなく、給与のみで年末調整だけ受けている人

補助金の申請書と実績報告は、どちらも「帳簿と証憑がそろっていること」を前提に組み立てられている。銀行口座やクレジットカードを連携して日々の取引を自動で仕訳しておけば、事業計画に添付する決算書も、交付決定後の経費明細も、同じデータからそのまま出力できる。初めての確定申告でも入力画面の順に進めれば青色申告決算書が完成する。

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事業者向け補助金:個人事業主が申請できるもの・できないもの

ここが最も誤解の多いところだ。「中小企業向け」と書いてあっても個人事業主を含む制度は多い。逆に、個人事業主を排除する条文が入っていなくても、従業員数の下限や必要書類で実質的に締め出される制度がある。2026年7月27日時点で公表されている公募情報をもとに、主要5制度を切り分けた。

制度名個人事業主の可否従業員数の要件開業・申告に関する要件2026年度の受付
小規模事業者持続化補助金<一般型・通常枠>申請できる商業・サービス業は常時使用する従業員5人以下、製造業その他は20人以下開業届と直近の確定申告書(控え)、商工会・商工会議所発行の事業支援計画書(様式4)第20回:2026年11月5日〜12月15日17時
小規模事業者持続化補助金<創業型>申請できる一般型と同じ小規模事業者の枠産業競争力強化法の「特定創業支援等事業」の証明書が必須第3回は受付済み。第4回は2026年7月27日時点で未公表
デジタル化・AI導入補助金2026申請できる従業員0名でも可。中小企業・小規模事業者等の枠内GビズIDプライムアカウント、直近の確定申告書(控え)1次締切:2026年8月25日17時
中小企業省力化投資補助金(一般型)申請できる(設備投資が前提)従業員数の区分で補助上限が変わる事業計画と賃上げに関する表明、GビズIDプライム第7回:2026年7月1日〜7月31日17時
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金従業員0名なら申請できない応募時点で常時使用する従業員1名以上事業計画、賃上げ表明、みなし大企業でないこと第1回:2026年8月31日〜9月30日18時

一人親方が最初に確認すべき一行

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金は、応募申請時点で常時使用する従業員数が0名の事業者を対象外としている。補助上限が最大9,000万円と大きいため狙いたくなるが、家族以外の従業員がいない個人事業主は、事業計画の中身に関係なく形式審査で落ちる。制度の詳細は新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の枠別上限と加点要件で確認したうえで、応募先を切り替えたほうがよい。

ソフトウェアやAIツールの導入で生産性を上げたい個人事業主にとって、最も現実的な入口はデジタル化・AI導入補助金2026だ。従業員が0名でも申請でき、1次締切は2026年8月25日17時、交付決定は2026年10月7日、事業実施期間は2027年3月31日17時までと公表されている。枠は通常枠・インボイス枠(インボイス対応類型/電子取引類型)・セキュリティ対策推進枠・複数者連携デジタル化・AI導入枠の5つで、導入するITツールの登録状況によって選べる枠が変わる。枠ごとの違いはデジタル化・AI導入補助金2026の枠別要件と対象ツールと、DX・IT導入補助金まとめ2026の全体マップを突き合わせるのが早い。

設備投資の規模が大きい場合は中小企業省力化投資補助金の一般型とカタログ注文型の使い分けも候補になる。一般型は個別の現場に合わせた設備導入・システム構築を対象に最大1億円、カタログ注文型は登録済みの汎用製品から選ぶ方式で最大1,500万円。第7回の一般型は2026年7月1日から7月31日17時まで受付中である。

個人事業主だから使える「事業者向けでない」制度

ここからが二階部分だ。会社員は給与から天引きされる社会保険料に手を出せないが、国民年金第1号被保険者である個人事業主は、申請すれば保険料そのものを止められる。補助金と違って審査の競争がなく、要件に当てはまれば通る。取りこぼしの金額が最も大きいのは、この領域である。

制度対象になる人内容2026年度の要点
国民年金保険料の免除・納付猶予第1号被保険者で所得が基準以下(納付猶予は20歳以上50歳未満)全額・4分の3・半額・4分の1の4区分で保険料を免除納付期限から2年を経過していない期間(申請時点から2年1カ月前まで)まで遡って申請できる
産前産後期間の保険料免除出産日が2019年2月1日以降の第1号被保険者単胎は出産予定日または出産日の属する月の前月から4カ月間、多胎は3カ月前から6カ月間出産予定日の6カ月前から届出可能。免除期間も納付済みとして年金額に反映
育児期間の保険料免除子を養育する第1号被保険者の実父母・養父母実母は産前産後免除に続く9カ月(通算最大13カ月)、実父・養父母は養育開始月から1歳の誕生日の前月まで最大12カ月2026年10月1日施行。所得要件なしで、免除期間も年金額に反映
国民健康保険料の軽減・減免世帯の前年所得が基準以下、または廃業・休業などで所得が大きく減った世帯均等割の7割・5割・2割軽減と、自治体条例による減免令和8年度の5割軽減は被保険者1人あたり31万円、2割軽減は57万円に引き上げ
小規模企業共済常時使用する従業員が一定数以下の個人事業主・共同経営者月1,000円〜70,000円(500円単位)を積み立てる退職金制度掛金は小規模企業共済等掛金控除として全額が所得控除。年間最大84万円

国民年金保険料の免除は、区分によって将来の年金額への反映が変わる。ここを知らずに「納付猶予でいいや」と選ぶと、老後の受取額が目減りする。令和8年度の数字で整理すると次のとおりだ。

区分令和8年度の納付額(月)老齢基礎年金への反映本人の前年所得の目安
全額免除0円全額納付した場合の2分の1(扶養親族等の数+1)×35万円+32万円
4分の3免除4,480円8分の588万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
半額免除8,960円8分の6128万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
4分の1免除13,440円8分の7168万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
納付猶予0円反映されない(受給資格期間には算入)全額免除と同じ基準。20歳以上50歳未満のみ

納付猶予と全額免除は別物

納付猶予の期間は老齢基礎年金・障害基礎年金・遺族基礎年金の受給資格期間には入るが、年金額には一切反映されない。同じ「払わなくてよい」でも、全額免除なら40年分で年423,650円が残るのに対し、納付猶予は0円だ。50歳未満で所得基準を満たすなら、まず全額免除で申請できないかを確認する。免除・猶予いずれも、承認から10年以内であれば追納して満額に近づけられる。

対象者・対象事業

対象地域(全国)

目的
中小企業支援
対象地域
全国
対象者
個人事業主 / フリーランス / 一人親方(開業届を提出し事業所得で確定申告している者)
補助上限
最大250万円(持続化補助金<一般型・通常枠>でインボイス特例と賃金引上げ特例を併用した場合)
難易度
3

詳細条件・対象自治体は公募要領をご確認ください。

読者

去年は売上が落ちたので国民年金を払っていません。いまから免除の申請はできますか。未納のままだとどうなりますか。

専門家

できます。免除は納付期限から2年を経過していない期間まで遡って申請できるので、2026年7月時点なら2024年6月分あたりまでが射程に入ります。未納のまま放置すると、その期間は年金額にも受給資格期間にも入らず、途中で障害を負ったときの障害基礎年金の対象からも外れます。免除が承認されていれば障害基礎年金・遺族基礎年金の受給資格期間には算入されるので、「払えないから何もしない」が最も損です。

2026年10月に始まる育児期間の免除は、これまで会社員だけが受けられていた育児休業中の保険料免除を、自営業者・フリーランスにも広げるものだ。所得要件がなく、夫婦とも第1号被保険者なら両方が対象になる。免除中も月400円の付加保険料は納付でき、将来の受取額を増やせる。制度の全体像と申請の段取りは国民年金 育児期間保険料免除制度【2026年10月開始】の対象と手続きにまとめている。

配偶者に給与を払っている、あるいは自分自身が別に給与も受け取っている場合は、年末の手続きも変わる。改正点は年末調整2026の変更点と控除申告書の書き方で先に押さえておくと、確定申告の段階で慌てずに済む。

開業直後・売上が小さい人がつまずく点

開業1年目は、制度の存在を知っていても書類がそろわない。特に期限のある届出は、出し忘れると当年分がまるごと取り返せない。2026年7月27日時点の国税庁の手続案内に基づく期限を整理する。

手続提出期限出し忘れた場合の影響
個人事業の開業・廃業等届出書事業の開始等の事実があった日の属する年分の確定申告期限まで補助金申請で開業の事実を示す書類が出せず、事業実態の証明ができない
所得税の青色申告承認申請書原則その年の3月15日。その年1月16日以降に開業した場合は業務を開始した日から2か月以内その年は白色申告となり、青色申告特別控除も純損失の繰越控除も使えない
青色事業専従者給与に関する届出書原則その年の3月15日。1月16日以降の開業や専従者が加わった場合はその日から2か月以内配偶者や親族への給与を必要経費に算入できない
国民年金保険料の免除・納付猶予申請納付期限から2年を経過していない期間まで遡及可未納期間は年金額にも受給資格期間にも算入されない

青色申告特別控除は3段階で分かれる

65万円の控除は「複式簿記による記帳」に加えて「e-Taxによる電子申告または電子帳簿保存」が必要。複式簿記と貸借対照表・損益計算書の添付、期限内申告までなら55万円。それ以外は最高10万円にとどまる。補助金の事業計画で提出する決算書の説得力も、複式簿記かどうかで変わる。純損失の繰越控除は原則3年間で、開業初年度の赤字を翌年以降の黒字にぶつけられる点も見落とされやすい。

読者

会社員の副業で始めたばかりです。開業届は出しましたが、補助金の対象になりますか。

専門家

開業届の有無だけでは判定されません。審査で見られるのは、その活動が反復・継続・独立して行われる事業か、確定申告で事業所得として申告されているかです。雑所得で申告している副業や、趣味の延長で売上がほとんど立っていない活動は、事業性が認められず対象外になります。まずは事業所得として1期分の確定申告を通し、確定申告書の控えを用意することが最短ルートです。

事業を引き継いだ・引き継ぐ予定がある個人事業主は、開業届と併せて承継の枠組みも検討の余地がある。個人事業でも使える類型があるため、事業承継・M&Aの補助金まとめ2026の類型別要件を確認しておくと選択肢が広がる。

申請でよくある不採択・落とし穴

持続化補助金<一般型・通常枠>の第18回は、17,318件の申請に対して採択は8,330件。半数以上が不採択になっている。落ちた理由の多くは事業計画の巧拙ではなく、要件の読み違いによる形式的な失敗だ。個人事業主に特有の落とし穴を5つ挙げる。

落とし穴1:交付決定前に発注してしまう

最も差し戻しが多いのがこれだ。補助対象経費は原則として交付決定日以降に契約・発注したものに限られる。「採択の連絡が来たから」と交付決定を待たずに機械を注文すると、その経費は全額が対象外になる。採択通知と交付決定通知は別物であり、日付を必ず確認してから発注する。

落とし穴2:生活費と事業経費が混ざっている

個人事業主は自宅兼事務所や、私用と兼用の車・通信費を抱えやすい。家事按分の根拠を示せない経費を補助対象に入れると、実績報告の段階で否認される。按分率は面積・使用時間・走行距離など客観的な基準で算定し、その計算過程を残しておく。ここを曖昧にしたまま申請すると、採択されても最終的な補助額が削られる。

落とし穴3:開業年で決算書が出せない

多くの補助金が直近の確定申告書(控え)の提出を求める。開業初年度でまだ申告を終えていない場合、この書類が用意できず申請そのものができないことがある。創業間もない事業者は、持続化補助金<創業型>のように「特定創業支援等事業」の証明書を要件とする枠を選ぶほうが現実的だ。ただし証明書の取得には市区町村の窓口での手続きと一定の期間が必要で、公募締切の直前では間に合わない。

関連する補助金・助成金

落とし穴4:様式4の発行が締切に間に合わない

持続化補助金では、商工会・商工会議所が発行する事業支援計画書(様式4)が必須になる。第20回では申請締切が2026年12月15日17時なのに対し、様式4の発行受付締切は12月4日。実質的な期限は11日前だと考えておく必要がある。会員でなくても発行依頼はできるが、経営計画の相談に複数回の面談が入ることもあり、着手が遅いと不採用以前に申請できない。

落とし穴5:実績報告の証憑が足りない

採択されても、実績報告で見積書・発注書・納品書・請求書・振込明細のいずれかが欠けていると差し戻しになる。特に現金払いや個人間取引は証憑が残りにくい。銀行振込に統一し、取引の記録を会計データと突き合わせられる状態にしておけば、報告作業は一気に軽くなる。省エネ設備のように型番・仕様の記載が採択可否を左右する制度もあり、SII省エネ設備補助金のユニット記載と採択の書き方のように、書式の作法そのものが審査対象になる例もある。

読者

一度不採択になった内容で、次の回に再申請しても意味はありますか。

専門家

意味はあります。ただし同じ計画書を出し直すだけでは結果は変わりません。持続化補助金なら、販路開拓の対象顧客・その顧客に届く手段・投資後に見込む売上の三点を数値で結び直すこと。落選の原因は「やりたいこと」は書けていても「誰にいくら売れるのか」が書かれていない、という形が圧倒的に多いです。様式4の相談で指摘された点を素直に直すのが、次回の採択率を上げる最短の道です。

2026年度の申請カレンダー

日程は制度ごとにばらばらで、しかも回次ごとに変わる。2026年7月27日時点で公表されている情報だけを並べる。未公表のものは推測せず「未公表」と記載している。

制度直近の受付期間次回の見通し個人事業主の注意点
中小企業省力化投資補助金(一般型)第7回2026年7月1日〜7月31日17時2026年7月27日時点で未公表設備投資が前提。補助上限は従業員数の区分で決まる
デジタル化・AI導入補助金2026(全枠共通)1次締切 2026年8月25日17時2次以降は2026年7月27日時点で未公表交付決定は2026年10月7日、事業実施は2027年3月31日17時まで
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回2026年8月31日〜9月30日18時2026年7月27日時点で未公表従業員0名は対象外。応募前に人数要件を確認
小規模事業者持続化補助金<一般型・通常枠>第20回2026年11月5日〜12月15日17時2026年7月27日時点で未公表様式4の発行受付締切は2026年12月4日
国民年金保険料の育児期間免除2026年10月1日施行施行後は随時申請所得要件なし。子との親子関係と同一住所が要件

農業や林業を兼ねている個人事業主は、経済産業省系の補助金とは別系統の交付金が使える場合がある。対象作物や経営規模で条件が変わるため、農業の補助金・交付金まとめ2026の対象要件を先に見て、系統を取り違えないようにしたい。

必要書類チェックリスト

事業者向け補助金に共通して求められる書類を並べた。申請の前に、手元にあるものから順にチェックしていくと不足が見える。

確定申告書の控えは「受付の証明」が要る

紙で提出した場合は税務署の収受日付印、e-Taxの場合は受信通知(メール詳細)が必要になる制度が多い。控えを取っていない、印がないという理由で差し戻される例が実際にある。e-Taxで申告しているなら、受信通知のPDFを申告後すぐに保存しておくこと。

併用できる制度・関連する支援

補助金は原則として同一経費への重複受給ができないが、対象経費が異なれば併用できる。二階部分の免除・軽減は、補助金の採択有無に関係なく使える。

DX・IT導入補助金まとめ2026個人事業主が使えるIT系補助金を横断比較。枠選びの起点に
デジタル化・AI導入補助金2026従業員0名でも申請可/1次締切 2026年8月25日17時/受付中
中小企業省力化投資補助金一般型は最大1億円、カタログ注文型は最大1,500万円/第7回受付中
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金最大9,000万円/従業員0名は対象外/第1回は2026年8月31日開始
国民年金 育児期間保険料免除制度【2026年10月開始】所得要件なし/最大12〜13カ月免除/年金額にも反映
社会保険106万円の壁撤廃配偶者や短時間勤務がある世帯の加入要件の変化を整理
年末調整2026の変更点給与も受け取る個人事業主が確定申告前に押さえる改正点
事業承継・M&Aの補助金まとめ2026個人事業の承継でも使える類型と必要書類を類型別に整理
農業の補助金・交付金まとめ2026兼業農家・新規就農の個人事業主向け。経産省系とは別系統
SII省エネ設備補助金設備の型番・ユニット記載が採択を左右する制度の書き方

よくある質問

開業届を出していないと、補助金はまったく申請できませんか。

制度によりますが、事業実態の確認方法として開業届の控えと確定申告書の控えを求めるものが大半です。開業届は事業の開始等の事実があった日の属する年分の確定申告期限までに提出することとされているため、まだ出していない場合はすぐに提出し、あわせて事業所得での確定申告を1期分通しておくのが確実です。

従業員がいない一人親方でも使える事業者向け補助金はありますか。

あります。デジタル化・AI導入補助金2026は従業員0名でも申請でき、小規模事業者持続化補助金も従業員数の上限(商業・サービス業5人以下、製造業その他20人以下)を満たせば対象です。対象外がはっきりしているのは新事業進出・ものづくり商業サービス補助金で、こちらは応募時点で従業員1名以上が必要です。

国民年金の免除を受けると、将来の年金はどれくらい減りますか。

全額免除の期間は、全額納付した場合の2分の1が老齢基礎年金に反映されます。4分の3免除は8分の5、半額免除は8分の6、4分の1免除は8分の7です。納付猶予だけは年金額に反映されず、受給資格期間への算入のみになります。いずれも承認から10年以内なら追納でき、追納すれば満額に近づけられます。

2026年10月から始まる育児期間の免除は、父親も対象ですか。

対象です。国民年金第1号被保険者の実父母・養父母が対象で、子との親子関係が続いていること、子と同一住所であることが要件になります。実父・養父母は子を養育し始めた月から1歳の誕生日の前月まで最大12カ月、実母は産前産後免除に引き続く9カ月で通算最大13カ月です。所得要件はありません。

売上が急に落ちたとき、国民健康保険料は下げられますか。

前年より所得が大きく減った世帯を対象に、市区町村の条例に基づく減免が用意されています。廃業・休業・営業不振などで加入者の所得総額が前年比で3割以上減る見込みであれば申請対象になる自治体が多く、これとは別に前年所得が基準以下の世帯には均等割の7割・5割・2割軽減が自動的に適用されます。基準や手続きは自治体ごとに異なるため、市区町村の国民健康保険窓口で確認してください。

いま動くならこの順番で

制度が多すぎて手が止まるなら、次の順で片づけると無駄がない。第一に、期限が固定されていて審査のない二階部分(国民年金の免除申請、国民健康保険料の減免相談)を先に処理する。ここは落ちる心配がなく、通れば即座に月単位のキャッシュが浮く。第二に、確定申告書の控えと開業届の控えをそろえ、事業者向け補助金の入場券を作る。第三に、締切が近い順に応募先を決める。2026年8月25日のデジタル化・AI導入補助金、8月31日開始の新事業進出・ものづくり商業サービス補助金、11月5日開始の持続化補助金という並びだ。

どの制度が自分の条件に当てはまるか分からない場合は、業種・従業員数・開業年を入力するだけで候補が出る補助金診断で対象制度を3分で絞り込むのが早い。制度そのものの背景や改正の流れを追いたい人は補助金の解説コラム、公募中の一覧を横断で見たい人は補助金・給付金の記事一覧から探せる。

出典

最終更新:2026年7月27日

補助金の概要

要点

対象・申請情報まとめ

詳細条件は公募要領で確認してください。

対象地域
全国
対象者
個人事業主 / フリーランス / 一人親方(…
補助上限
最大250万円(持続化補助金<一般型・通常枠>でインボイス特例と賃金引上げ特例を併用した場合)
公募期間
2026年12月15日締切(予定) 締切まで 141日
実施機関
中小企業庁 経営支援部 小規模企業振興課/日本年金機構/国税庁
主要スケジュール
締切日 2026年12月15日 全スケジュール ›
申請方法
オンライン申請 公式申請ページへ
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  • 最大250万円(持続化補助金<一般型・通常枠>でインボイス特例と賃金引上げ特例を併用した場合)まで補助される制度です
  • 中小企業庁 経営支援部 小規模企業振興課/日本年金機構/国税庁が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン申請に対応
  • 採択率の実績は約48%
POINT!

この補助金のポイント

  • 最大250万円(持続化補助金<一般型・通常枠>でインボイス特例と賃金引上げ特例を併用した場合)まで補助される制度です
  • 中小企業庁 経営支援部 小規模企業振興課/日本年金機構/国税庁が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン申請に対応
  • 採択率の実績は約48%
補助対象経費 機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費、旅費、新商品開発費、借料、委託・外注費(小… 詳細を見る ›
公募期間 2026年12月15日締切(予定) 締切まで 141日
実施機関中小企業庁 経営支援部 小規模企業振興課/日本年金機構/国税庁
採択率48% ※過去公募実績
主要スケジュール
  1. 締切日2026年12月15日
全スケジュール ›
申請方法 オンライン申請 公式申請ページへ
必要書類 個人事業の開業・廃業等届出書(控え)、直近1期分の確定申告書(控え・収受日付印ま… 詳細を見る ›
公募要領
SUMMARY

この補助金のまとめ

  • 最大250万円(持続化補助金<一般型・通常枠>でインボイス特例と賃金引上げ特例を併用した場合)まで補助される制度です
  • 中小企業庁 経営支援部 小規模企業振興課/日本年金機構/国税庁が公募する公的支援制度
  • 申請方法はオンライン申請に対応
  • 採択率の実績は約48%
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公開日: 最終更新日: 出典: 中小企業庁 経営支援部 小規模企業振興課/日本年金機構/国税庁

本記事は一般的な情報提供を目的としています。補助額・対象要件・募集状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公募要領・公式情報をご確認ください。