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東京23区在住・在勤で、賃貸住宅の家賃負担を軽減する制度を探している…
本記事にはプロモーションを含みます。
東京23区には「家賃助成」という言葉で呼ばれる制度が数多くありますが、その実態は区によって大きく異なります。この記事では23区すべてを公式サイトで一件ずつ調べ、月額上限・対象世帯・支給期間・住み替え費用支援の4項目を客観的に配点化してランキング化しました。調査対象は東京都・国土交通省・厚生労働省・各区公式サイトのみで、民間ポータルサイトの情報は一切使っていません。確認できなかったセルは推測で埋めず「未確認」と明記しています。対象読者は東京23区への転居・住み替えを検討している子育て世帯・ひとり親世帯・単身高齢者世帯です。最終確認日は2026年8月18日、令和8年度の制度が基準です。
千代田区が1位。理由は「居住安定支援家賃助成」が月額上限57,000円・最長5年・礼金や仲介手数料の助成まで含む、23区で唯一の全部乗せ型だからです。2位は世田谷区、3位は品川区でした。一方で中央区・墨田区・江東区・練馬区・足立区・葛飾区の6区は、区独自の家賃助成も転居費用の一時金助成も確認できませんでした。
先に断っておくと、家賃助成が「ある」区に住んでも自動的にもらえるわけではありません。多くの制度は抽選制または先着順で、募集期間も年1回程度に限られています。この記事の後半で、実際に確認できた抽選倍率や募集期間、審査で不採択になりやすいポイントまで具体的に紹介します。まずはかんたん診断で、あなたの世帯が対象になりやすい制度のタイプを確認してみてください。

「支援が手厚い区」を客観的に決めるため、以下5つの指標だけを使い、100点満点で配点しました。「雰囲気が子育てしやすい」といった主観的な指標や、弊サイトの記事掲載件数は一切使っていません。
| 指標 | 配点 | 採点基準 |
|---|---|---|
| ①家賃助成(月額)の実施有無 | 30点 | 区独自の月額家賃直接助成があれば30点、なければ0点 |
| ②月額上限額 | 25点 | 5万円以上=25点/4万円台=20点/3万円台=15点/2万円台=10点/1万円台=5点/なし=0点 |
| ③対象世帯の広さ | 20点 | 子育て・新婚若年・単身高齢・ひとり親・学生の5区分のうち該当数×4点 |
| ④支給期間 | 15点 | 10年以上=15点/6〜9年=12点/5年=10点/3〜4年=7点/1〜2年=4点/一時金のみ・不明=0点 |
| ⑤住み替え・転居費用支援 | 10点 | 礼金・仲介手数料・引越費用等の助成があれば10点、なければ0点 |
なお「住居確保給付金」(離職・減収した人向けの全国一律制度)はどの区でも同じ内容で使えるため、区の実力を測る指標からは除外しています。この記事で「あり/なし」と判定しているのは、あくまで区が独自に上乗せしている制度です。
ちなみに、家賃助成があっても住み替え時の固定費すべてが下がるわけではありません。賃貸借契約を結ぶ際に不動産会社から勧められる火災保険(家財保険)は、区の助成とは無関係に自分で契約先を選べる数少ない部分です。複数社の見積もりを比べるだけで年間保険料が下がることもあります。
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令和8年度時点で確認できた内容です。「対象世帯」は子育て・新婚若年・単身高齢・ひとり親・学生のうち該当するものだけを表示しています。新婚・若年夫婦向け、学生向けの家賃助成は23区のどこにも見つかりませんでした。これも今回の調査でわかった重要な事実です。豊島区・目黒区のように子育て世帯向けと高齢者向けで別々の制度を持つ区は、表内に両方の金額・期間を併記しています。また江戸川区の制度は、公式ページに「転居前後の家賃差額が月額20,000円以内であること」という対象になるための条件は明記されていましたが、実際に助成される金額そのものは公開されていなかったため「未確認」としました。条件と助成額を混同しないよう注意してください。
| 順位 | 区 | 家賃助成(月額) | 月額上限 | 対象世帯 | 支給期間 | 転居費用支援 | 抽選/先着 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 千代田区 | あり | 57,000円 | 単身高齢・ひとり親 | 最長5年 | あり | 未確認 | 公式 |
| 2 | 世田谷区 | あり | 40,000円 | ひとり親 | 最長10年 | あり | 先着 | 公式 |
| 3 | 品川区 | あり(大家補助型) | 40,000円 | 単身高齢・ひとり親 | 最長20年 | 未確認 | 抽選 | 公式 |
| 4 | 荒川区 | あり | 40,000円 | 単身高齢 | 未確認 | あり | 未確認 | 公式 |
| 5 | 豊島区 | あり(2制度) | 30,000円(子育て)/15,000円(高齢) | 子育て・単身高齢 | 5年(子育て)/7年(高齢) | 未確認 | 先着(子育て) | 公式 |
| 6 | 杉並区 | あり(区営住宅落選が前提) | 実質25,000円相当 | 子育て・ひとり親 | 1年度(通算2回) | あり | 区営住宅抽選落選後・先着 | 公式 |
| 6 | 文京区 | あり | 20,000円 | 単身高齢・ひとり親 | 最長2年 | あり | 未確認 | 公式 |
| 8 | 新宿区 | あり | 30,000円 | 子育て | 最長5年 | 未確認 | 抽選(年1回) | 公式 |
| 9 | 目黒区 | あり(2制度) | 15,000〜20,000円(高齢)/20,000円(子育て) | 子育て・単身高齢 | 6年(高齢)/3年(子育て) | 未確認 | 抽選 | 公式 |
| 10 | 渋谷区 | あり(立退き限定) | 10,000円 | 単身高齢・ひとり親 | 未確認 | あり | 未確認 | 公式 |
| 11 | 江戸川区 | あり(立退き限定) | 未確認(家賃差額2万円以内が要件) | 単身高齢 | 未確認 | あり | 未確認 | 公式 |
| 12 | 港区 | なし | – | – | – | あり(一時金) | – | 公式 |
| 12 | 台東区 | なし | – | – | – | あり(一時金) | 先着 | 公式 |
| 12 | 大田区 | なし | – | – | – | あり(一時金) | – | 公式 |
| 12 | 中野区 | なし | – | – | – | あり(一時金) | 先着 | 公式 |
| 12 | 北区 | なし | – | – | – | あり(一時金) | 先着 | 公式 |
| 12 | 板橋区 | なし | – | – | – | あり(一時金) | 先着 | 公式 |
| 18 | 中央区 | なし | – | – | – | 未確認 | – | 公式 |
| 18 | 墨田区 | なし | – | – | – | 未確認 | – | 公式 |
| 18 | 江東区 | なし | – | – | – | 未確認 | – | 公式 |
| 18 | 練馬区 | なし | – | – | – | なし | – | 公式 |
| 18 | 足立区 | なし | – | – | – | なし | – | 公式 |
| 18 | 葛飾区 | なし | – | – | – | なし | – | 公式 |
表の「未確認」は、公式サイト上に該当情報の記載が見当たらなかったセルです。推測では埋めていません。同点の区は同順位で扱っています。調査時点:2026年8月18日/令和8年度制度。
千代田区の「居住安定支援家賃助成」は、単身高齢者(65歳以上)とひとり親世帯・DV被害者世帯を対象に、家賃と助成基準額57,000円のうち低い方を最長5年間助成します。加えて礼金・仲介手数料の合算額(家賃基準額または実家賃の少ない方の3か月分まで)と、火災保険料年10,000円まで支援する点が他区にない特徴です。所得要件は転居理由によって2段階(月額200,000円以下、または失職等の場合104,000円以下)に分かれています。抽選か先着かの記載は公式サイト上に見当たらず「未確認」としています。
気になる方は居住サポート住宅とは?大家が使える補助金と認定の流れもあわせて確認すると、大家側がどんな制度を使って物件を確保しているかが分かります。

世田谷区は「ひとり親世帯家賃低廉化補助事業」で月額上限40,000円・最長10年(補助総額上限480万円)と、期間の長さで千代田区を上回ります。ただし対象はひとり親世帯に限定され、令和8年度時点では公募戸数がごく少数です。世田谷区はこれとは別に「子育て・若者夫婦世帯定住応援事業」(定住応援金30万円+せたがやPay10万ポイント、一回限り)も用意しており、月額助成ではなく一時金型ですが子育て世帯・若者夫婦世帯まで対象を広げています。
品川区の「セーフティネット住宅家賃低廉化補助事業」は月額上限40,000円・最長20年(総額480万円上限)と数字だけ見ると強力ですが、お金は入居者本人ではなく貸主(大家)に補助され、その分だけ家賃が下げて設定される仕組みです。振込先が違うだけで実質的な負担軽減効果は同じですが、「区から自分の口座に振り込まれる」と誤解して申し込むと戸惑うポイントなので注意してください。所得要件は世帯月額158,000円以下、募集は抽選制です。
品川区は「家賃助成あり」なのに、なんで振り込まれないんですか?詐欺かと思いました。
確認対象・制度の位置づけ
対象地域(東京都)
対象年度と制度の状態は一次情報をご確認ください。
詐欺ではありません。「大家補助型」と呼ばれる方式で、区が大家に補助金を出す代わりに、その物件の家賃自体を安く設定してもらう仕組みです。入居者は最初から安い家賃で契約するので、結果として負担は同じように軽くなります。ただし対象物件(セーフティネット住宅として登録された物件)が限られる点は理解しておいてください。
今回の調査で最も誤解されやすいと感じたのは、「制度があること」と「実際にもらえること」の違いです。新宿区の民間賃貸住宅家賃助成は年1回・約2週間だけの募集で、令和7年度は応募多数のため抽選になりました。目黒区のファミリー世帯家賃助成は年間募集戸数が限られ、ひとり親世帯の抽選倍率は2倍という記録もあります。杉並区に至っては、家賃助成そのものの前提条件として「前年度に区営住宅の優遇抽選に申し込んで落選していること」が必要で、二重の関門になっています。
杉並区に住めば家賃助成がもらえるって聞いたんですが、本当ですか?
その理解は不正確です。杉並区の家賃助成は、区営住宅の優遇抽選に申し込んで落選した世帯だけが対象になる補完的な制度です。区営住宅の抽選に申し込んでいなければ、そもそも申請資格がありません。「住めばもらえる」制度ではなく、「別の抽選に落ちた人向けの救済策」だと考えてください。

ランキング上位だからといって、引っ越せば自動的に助成が受けられるわけではありません。ここでは公式サイトで確認できた不採用ケースと落とし穴を整理します。
落とし穴1:所得要件オーバーで不採択になる
世田谷区のひとり親世帯家賃低廉化補助は世帯月額所得214,000円以下(多子世帯は259,000円以下)が条件です。共働きや養育費・児童扶養手当を含めた総所得で基準を超えていることに気づかず申請し、審査段階で不採択となるケースが典型です。所得要件は「額面月収」ではなく「税法上の所得」で見られる点に注意してください。
落とし穴2:区内在住・在勤の要件を満たさない
多くの制度は「申込時点で区内に一定期間住んでいること」または「区内への転入予定であること」が条件です。転入前に申請できると誤解して書類を揃え、結果的に申請落ちしてしまう相談が目立ちます。募集要項の「申込資格」欄は必ず最初に確認しましょう。
落とし穴3:物件条件を満たさず審査落ちする
目黒区や豊島区の家賃助成には「家賃が一定額以下の物件であること」という上限が設定されています。上限を超える物件と契約してから申請すると対象外になるため、契約前に必ず制度の物件条件を確認する必要があります。
注意点として、抽選に外れた場合の扱いも区によって異なります。新宿区や目黒区は抽選落選者への次点繰り上げの記載がなく、翌年度に再応募する必要があります。差し戻しや再提出の対象になりやすいのは、所得証明書の年度違いと、扶養家族の人数の記載漏れです。失敗しないための最短ルートは、募集要項のチェックリストを窓口や電話で事前確認することです。
住宅の選択肢としては、家賃助成に頼らず住宅ローン控除2026|借入限度額5000万円の条件と落とし穴を使って持ち家に切り替える世帯もあります。どちらが有利かは所得や年齢によって変わるため、比較検討する価値があります。
申請してから結果が出るまでの間に、先に部屋を契約してしまってもいいですか?
おすすめしません。千代田区や台東区の転居費用支援は「転居先の賃貸借契約締結前に申込みが必要」と明記されています。先に契約してしまうと、その時点で対象外になる制度が少なくありません。契約前に必ず区の窓口へ相談し、順番を確認してから動いてください。

区ごとの要件はすべて異なりますが、23区共通で問われやすい条件を5つにまとめました。当てはまるかどうかをチェックしてみてください。
5つすべてに当てはまる場合でも、実際に助成を受けられるかは区ごとの抽選・先着の結果次第です。この記事の比較表で、あなたの状況に近い区の制度を確認してみてください。
家賃助成が「なし」または「未確認」の区に住んでいても、他の制度と組み合わせれば生活コストを下げられる場合があります。世帯の状況に応じて以下も確認してください。
光熱費や水道料金の負担を下げたい場合は電気・ガス料金支援2026|7〜9月はいくら安くなるかや水道料金の減免制度2026|全国自治体の対象者と申請先も参考にしてください。学生がいる世帯は大学生がもらえる給付金・支援制度まとめ2026もあわせてチェックしましょう(前述のとおり、学生本人向けの家賃助成は23区内では見つかりませんでした)。妊娠・出産を控えている世帯は不妊治療・不育症の自治体上乗せ助成 全国まとめや育児休業給付金 支給申請書の書き方も住み替えのタイミングと合わせて検討する価値があります。制度改正の全体像は2026年10月から変わる制度の総まとめ|年金・社会保険・税で確認できます。申請はできるだけマイナポータルで給付金をオンライン申請できるものから進めると手間が減ります。
家賃助成が「ある」区に住めば必ずもらえますか?
いいえ。多くの制度は抽選または先着順で、所得要件・区内在住要件もあります。「ある」区に住むことは前提条件のひとつに過ぎません。
家賃助成と住居確保給付金はどう違いますか?
住居確保給付金は離職・減収した人向けの全国一律制度で、23区どこでも同じ内容です。この記事で比較しているのは、それとは別に区が独自に上乗せしている制度です。
「大家補助型」と「入居者振込型」は何が違いますか?
品川区のセーフティネット住宅家賃低廉化補助のように、区が大家に補助して家賃自体を下げるタイプと、千代田区や新宿区のように入居者の口座に直接振り込むタイプがあります。負担軽減効果は同じですが、対象物件が限定される点が異なります。
家賃助成が「なし」の区に住むと損ですか?
一概には言えません。港区・台東区・大田区・中野区・北区・板橋区は月額の家賃助成はありませんが、礼金・仲介手数料などの転居費用を一時金で助成する制度は確認できました。
新婚世帯や学生向けの家賃助成はありますか?
今回23区すべてを調査しましたが、新婚・若年夫婦向け、学生向けに特化した家賃助成は確認できませんでした。該当する世帯は児童扶養手当や就学支援金など他制度の活用を検討してください。
転入日と申請日の前後関係は特に見落としやすいポイントです。台東区・千代田区のように「転居先の賃貸借契約締結前に申込みが必要」とする制度では、先に契約してしまうと対象外になります。逆に新宿区の家賃助成のように「義務教育修了前の子どもと同居していること」が条件の制度では、転入後に一定期間住んでからでないと申請できない場合もあります。区をまたいで引っ越す予定がある方は、必ず転出前・転入後どちらのタイミングで申請すべきかを、対象区の窓口に電話で確認してください。
本文中の数値・条件は2026年8月18日時点で各区公式サイトから確認したものです。所得基準や募集時期は年度ごとに変わるため、申請前には必ず最新の募集要項を確認してください。制度の詳細をさらに知りたい方はかんたん診断もあわせてご利用ください。
最終更新:2026年8月18日(令和8年度制度・各自治体公式サイトで確認)
本記事の全国的な制度の位置づけについては、以下の公的機関の情報を参照しました(各区独自の家賃助成については、比較表内の「出典」列に個別の公式ページを掲載しています)。
制度の事実確認まとめ
過去制度と現在の状態を分けて確認してください。
| 現在の位置づけ | 通年募集 / 詳細は事務局へ |
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